愛より重くて恋より軽い

未来の私が読んで楽しいやつ

2021年現場まとめその1

2021年、全然作品数見れてないという感覚であるにも関わらずブログはそこそこ書いており、マシュマロも色々もらって楽しかったインターネット生活でした。来年もお気軽にどうぞ。
ツイートログをこれでもかと引っ張ってきたらめちゃめちゃ長くなったし、終わる気配が全然見えないので取り急ぎ分割しました。来年も元気にツイ廃です。





【1月】
舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-

いや~~~~~~~~冬だねぇ ステアラだねぇ 関東荒野めちゃくちゃ栄えててもうオラたちの知ってる市場前じゃないヅラ

ステアラくんに新年のご挨拶をしにいったら、駅前からめちゃくちゃ整備されてて慄いた。有楽町線を降りて出口の光景からもうすべてが違う。ここは一体。おれたちの関東荒野はどこ。エモエモな気持ちを抱えて歩く豊洲~ステアラ間最高に楽しかった。綺麗になったな、お前……

いのうえさん以外の演出によるぐるぐる劇場。思ったより回らんなという印象だった一幕から、個々の殺陣シーン連発の二幕で震えた。何故ならアンサンブルが全員出ずっぱりで動く&セット移動していて、過労死が出る……という恐怖を覚えたからです。完走できてよかった。
刀剣、ゲームの方もほぼ音を出してやったことがないのでキャラクターの声優をそこまで把握してなかったんだけど、松田清光はふっつーに松田だったし、銀劇とか紀伊國屋で観てる時と変わらない芝居をステアラ規模でも出来るやつは強いな~って思いました(こなみ)
世紀の大発明、阿吽ちやんという中身がよくよく知ってるおじさんたちの萌えキャラ、永遠にSNS二次創作を楽しんで抱っこ抱っこしてたし、今からでもスイングディフォルメキーホルダー出してほしい。それぞれカタカナとひらがなで喋る阿吽ちや。



熱海殺人事件 ラストレジェンド ~旋律のダブルスタンバイ~(4)
スペシャル・チャレンジ公演各1。

乾杯をトチる伝兵衛と富山でジャスコ買ってる熊田と狂犬度合いがケタ違いの水野とDV大山

このツイートだけで15日が荒井・細貝・愛原・松村回だって分かるの優秀すぎるな。富山で買ったジャスコとりんごのおさげとハーレーダビットソンみな子。この日は私がみな子の犬になった記念日です。

「あの一番は~」って独白にアイちゃんが「金ちゃん、海綺麗ね」って被せるとこ、大山が想像してた反応or『待ち伏せしてない』と同じ見栄の虚偽供述だと思って見てきたんだけど、新内さんのアイちゃんだとなんかほんとはあれくらいのトーンで拒否ったのに、大山の中で激情が育ったかなみたいに見えたね

これは後々の熱海解釈度合いが上がった気付き。正直1年に2回も熱海やられると記憶がぼんやりしてるんだよな………みな子の「キュンでぇす!」で毎回元気になってた。



NICE WORK IF YOU CAN GET IT

責任ある大人で妻帯者が教育目的とかいってこういうことをする男に対して、なかのひと(れーちゃん)が一番「あほんだら〜〜〜〜〜〜!!!!」って憤慨してたのほんとおもろい

すごい、すごい楽しくて、幸せだった………同じ禁酒法時代の話なのにハッピーエンドになる花組ぢから……
私は華ちゃんのふっくらほっぺを「雪見だいふくちゃん♡」と呼んで愛でていたんだけど、ビリーのすべてが可愛くて愛おしくて未だにずっとナイワを抱きしめている。
最高れーはなの最高ハッピーらぶらぶ最高作品。



f f f-フォルティッシッシモ-~歓喜に歌え!~/シルクロード~盗賊と宝石~(2)

ベートーヴェンの投げたパンがちょうどドレスの真下に転がってきちゃって「😠?😠?」って左右きょろきょろ回りながらパン探してた運命ちゃんかわよ

ロケット前の銀橋渡りソロ終えてばちこんウインクきめてくるきいちゃん、ほうきとちりとりの使い方に不慣れでごみをあっちこっちへ飛ばしていった運命ちゃんと同じとは思えんアツさだった

生田初ショー、退団者はもちろんだけど次のトップコンビへの引き継ぎ式であり近い未来を体感させる予行練習でもあってかけ湯みたいだな…………って思った

だいもんは相変わらず元気に死んでいた()けど、ご時世柄オケ録音で公演していたことを逆手に取って、運命ちゃんがタクトを振ったり、ベートーヴェンのタクトに合わせるオーケストラ達が入ってたり、オケピ多用しまくってた演出がめちゃめちゃ好きでした。



ポーの一族(3)
能條さんの話は大体こっちに書いてる。
mishu-h.hatenablog.jp
花組ポーのキャスティングが大好きだったので色々思うところはあったものの、結果的に「エドガーの物語」という面がすごく強くなってたなという印象。
大阪はfffとマチソワ打席組んでたので、大劇場から駅までマラソンしてる人がたくさんいて謎の一体感を噛み締めてた…w



GHOST WRITER
1月って割とまだまだ人手も少なくて、コロナ禍!って感じだったはずなんだけど、そんな時でも元気に22時終演予定の海賊船。あの時間に放り出された六本木、東京から人消えたかなってくらいの荒廃都市感あってめっちゃ面白かったな。

今回西田作品なのにちっちゃくて動ける男の見本市か……………………?って感じですごい 右見ても左見ても動けるちっちゃい子がいて、しかも全員顔がかわいい

カーテンコール、ちゃんといたよ。ずっと良子さんとまさしの間に立ってた。

荒波に反発して出航した大荒れの船、かずーちくんさんがあのポジション入ることで生まれる文脈に思いを馳せたり、ぶっちぎり狂気のしょへぴが一瞬松田に見えたり、さまざまな人の想いを乗せて進んでいくおれたちの船!って感じがして、改めて好きだなって思った。



『5 years after』ver.3~J-T-N~
<水川啓人>
20歳:陳内将 25歳:長江崚行 30歳:武子直輝

本編60分ずーっと「長江崚行………芝居が上手い…………知ってた……」ってなってた。いつもです。

2.5作品でしょっちゅうお世話になってるのでお芝居が上手いことは知ってたけど、ストレートプレイっていうフラットな場に置くとさらにその芝居の精度が上がる長江くん。本編は3章構成になっていて、それぞれの担当年齢がメインじゃない章では他役をやってるんだけど、各々の瞬発力とか演じ分けの引き出しが如実に出てる中、手数の多さと精度の高さを両立している男。キャリア長いのもあるけど、この若さでこの芝居の上手さで、ってもうやらせたい作品や役が無限に思いつくが????このタイプ久々に見たし、その事実に興奮しすぎて変なところでずーっと荒ぶってた。長江、紀伊國屋に来てくれ。

武子くんはどういう役でも本人が主軸にあるというか、役と本人が並んで手を繋いでる印象。等身大、というのはちょっと違う気もするけど、その無理しない感じが見てても心地良くて、この配役だと大暴れする2人を見てバランスとった結果なのかな、と思うとなるほどバランサー。

ちゃんじんは他の作風に比べてあんまりコメディ得意じゃないよね、という話は皇天馬くんになる前から感じてたので、話的にも序章にあたる20歳役なのか~って思ったんだけど、水川はちゃんじんの中にその要素が全くないゼロベースから生まれてる感じが珍しくて面白かった。2人との雰囲気がすごく良くて、いい相乗効果生み出してるんだな~と。
あとアフトで開口一番に「今日の水川はずっと優しかったよね」って言い出したあたり、ほんと人の芝居をよく見て、よく感じてる人なんだなあって改めてびっくり。長江くんの瞬発力も遺憾無く発揮されてたし、武子くんのバランス見ながら唐突にぶっ放される飛び道具感も面白かったし、アフトにかなり金出せた。アフトまで含めて公演として作られてるの面白かった。





【2月】
ポーの一族(3)

歌に芝居乗せるの自体は上手いな~と思ってたけど、ますます良くなってるし、みりおちゃんのエドガーもお芝居のニュアンス変わってる箇所あるからそれを受けてフランクとのやりとりの印象変わってるのもすごい好き

今日の千葉ちゃんアランがすごく年相応の悪戯好きな男の子だったから、エドガーも幼さが際立ってて、これまで観た回で一番2人の間に生まれた友情を感じられたし、今回のみりおちゃんエドガーがこのアランを連れていきたがる理由をすんなり飲み込めたのがすごいよかった。現時点でのベスト公演。(2/3)

東京来たら千葉ちゃんの歌もお芝居もぐんぐん成長してて、これが舞台よ!!!!!!!!とめっっっっっっちゃ大興奮した。
声量増してるのもそうだけど、音域的に出しづらいところをお芝居として表現するのがどんどん上手くなってて。やっぱり素体として芝居が上手い人なんだな、って毎回しみじみ実感する。



GHOST WRITER
千穐楽、久々にぺっかぺか笑顔で「出ちゃった~(にこにこ)」が見れて満足。鉄仮面から金髪漏れてんのよw



ミュージカルマリー・アントワネット
実は甲斐くん見たの初めてで!想像の5倍くらい上手でびっくりした。
カテコでお花様が昆ちゃんと手を繋いで出てきたことに萌えてしまった。かわいい。



アナスタシア
すっごい久々に劇場で宙組観た。やっぱコーラスの厚みがすごいんだよなぁ……
正直人事発表のことが頭を占めてて、全然フラットに見れてなかった気がする。ディズニー感のある物語で、しっかり一本物観たな〜って味わいでした。



ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4-
本当に………本当に軽い気持ちで新旧辞めジュ対決観に行っただけだったんです……
mishu-h.hatenablog.jp





【3月】
ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2 replay-

track2のMVPはりょーちんだし、超爆音響もりょーちんの声量に合わせられててクッソ笑った

りょーちんだけがずっと100点満点声量だし100点満点お芝居だしラップも歌も煽りもりょーちんしか勝たん

以上です()
いや、track4見たその足で買いに行った円盤をめちゃめちゃ見てたので……wでもreplayは演出も違ってたし、何かしら見れる状態で残してほしいな。

ド頭のBlast Wolfで階段座ってる振りの膝下と、カテコのドンパスを0かぶりで見れたので満足はしてるけど、再演とはいえこんな短い稽古期間で公演やるもんじゃねぇとおもいました。皆知ってたと思うけど。あとはラストのドンパスで頭が溶けたので、途中から舞い広がるウィッグと白衣の軌道をなぞってた。なんなんだその手足は。なんかもう途中から腹立ってきちゃったもんな……………………なんだその長い手足は…………………

せんせの髪って耳にかけてる部分が短いのに後ろに流れてる、という不思議作画で、てっきりあそこだけ束にして流してるんだと思ってたんだけど、現地でまじまじと見る限りあの毛束はそのまま後頭部に三つ編みっていうか編み込みになってる???感じがした。カットじゃなくてその方法で毛量減らしたのかな???ちょうど腰のタックくらいの高さと、インナーカラーに切り替わる高さの2段にがっつりレイヤーが入れてあるんだけど、あまりにも入れすぎて寂雷せんせ出てきた瞬間の後ろ髪が面相筆みたいだった。



Yellow/新感線 月影花之丞大逆転
中島かずきの劇団と役者愛をばしばしに浴びてバターになったおれたちは、ぼんやりと「やっぱり観客を興奮で殺す気で書いてるんだな……」ってしみじみしちゃった。創作の中の話だと思うじゃん?生の芝居は本当に興奮で血行が良くなるし、ワンチャン脳梗塞で死ぬ。ソースは客席の我々。

月影はかずきのお芝居とか役者に対する愛情が溢れていて、なによりあんなに外部でも仕事をしてる人なのに中島かずきにとっての舞台とはつまり『劇団』である」っていうお話なところがすごくすごく好きだった。最後が公園で終わるのもそういうことだし、舞台の上に過去はない、もそういうこと。
コロナ禍において演劇を筆頭に演劇が置かれた状況に対しての表明、というカテゴリーだと2020年の獣道一直線を思い出すんだけど、クドカンは本人が役者の側面も持ってる人じゃん?月影はかずきが脚本を書く人だからこそ、演者や演出家に夢を託してる感じがあって、なおかつ新感線への愛を唄うんだなぁって思った。

その果てに「素晴らしい芝居で興奮状態に陥った結果、血管が破裂して死ぬ」とかいう設定を出してくるところが最高。
髑髏城とかゴエロクとか確かにそうなんだけど、普通にBGMが髑髏城だったところでもうわけわかんなくなったし、捨vs捨なのに殺陣が鳥髑髏で気が狂ってしまったんですよね。情報過多!





【4月】
ミュージカル「スリル・ミー」(2)
情報解禁された瞬間から絶対にヤバヤバになるという確証の下で行ったら、ほんと期待通りやばかった松山。本人たちのスキルバランスがそっくりそのまま彼と私のパワーバランスになっててやばかった松山。これまで見たペアの中でぶっちぎりで小さい頃から一緒だった感があるし、こいつと一緒だったからこうなった感がすごいんだわ松山。LOVE。

山崎彼はこれまで見た中でぶっちぎりの破滅願望美女すぎて気が狂ったし、広大私は最初からずっと「そう」である顔をしてた。山崎彼も広大私が「そういう存在」だと分かっていながら破滅願望故にわざと離れたりしてゲームを楽しんでたんだな、というように見えて、ほんとに広大私の供述通りの関係性だった。お芝居の時はずっと広大私が主導権を握ってるんだけど、歌の時だけは芝居としての表現力で山崎彼が上回ってて、こんなに美しい破滅願望の『神』の隣で育ったら、本人の素質があったとはいえ「そう」なりますわ…………………という大納得感があった。

山崎彼はいつだって広大私が制御不能になりかける度に恐れのような感情を見せていて、どう考えたっていつかこういう日が来ることを予感できてたはずなんだよ。それでも「私」の元に帰ってきたのはやっぱ破滅願望なんじゃないのかなと思いました。
「彼」には「私」の本当の姿が見えていなかったから99年が恐ろしいものに映る、というこれまで見てきたパターンに松山は見えなくて。片鱗はずっと見えてたのに、『君が必要だ』から離れなかったんだもん仕方ないじゃん……………ってなるんですけど………
自分自身を取引材料にするところも破滅願望から来てるなと思ったし、「次は親父のオフィスにしよう」から押し倒されるとこなんだけど、腕組んだような形のまま床に倒れてからゆっくり両腕広げた姿が(きっと広大私には「許容」に見えただろうけど)「生贄」「供物」だなと思えて、とにかく破滅願望美女としての造詣が強い。
スポーツカーの時の彼はきっと多くの友達や女の子の前で見せる顔をしてるんだろうな、というのはどのペア見ても共通で思うことなんだけど、山崎彼は特にすっごいいいんだよあそこ。無邪気な男の子の顔してて。それなのに広大私の前でああいう顔してることこそが、「彼」にも「私」が必要な理由じゃん…………?って思わせられる。


100歩譲ってもまぁちょっと陰キャの気があるかな?くらいの程度で、普通に最初から「天才」で「超人」でまともな倫理観の持ち主なんですよね広大私。それ前提で、一連の所業が全部山崎彼を試してるように見える。「彼」以上に「彼」のことを超人だと信じてるからこそ、わざと事態を悪化させてそれを克服する様を一番近くで見ていたい、という欲。山崎彼もそれを分かってて、それなのに自分の破滅願望にふらふら寄ってくることもまた「スリル」じゃん、って思ってそうで、大輝のDV力がすごい。

あまりにも要所要所でバッチバチにキマった目で訴えてくるので、広大私が「そう」なのはすぐ理解できるんだけど、その中でも釈放の時の指を解いていく時間の緊張感が頂点だったの異様だった。マッチ箱を握り込んだあの手で「彼」を繋ぎ止めてたんだ、っていう事実を雄弁に目で語ってくる「私」。
初回観劇回で最初に「彼」が去り際にマッチ箱を放り投げていく時、マッチ箱が滑りすぎてほんと板ギリギリで止まったんですよ。それを拾い上げて「僕ただ一人だって、分かってるだろう」と歌いながらぎゅっと握り込んだ手が、そのまま手錠をかけられた手になったので、あの手の中にはずっとあのマッチ箱があったと思ってる。

53歳の広大私は冒頭どことなく成河私を彷彿とさせたんだけど、話が進んでいくと山崎彼がいなければ「私」は「私」でない、という印象がどんどん強くなっていったのが面白かったし、これまでのペアだと本人たちの心中を表しているように聞こえてたタイプライターは、広大私より山崎彼の方がタイプ音軽やかなのが印象的だった。広大私の力強い打鍵音はそのまま「天才」「超人」の度合いを表してるように聞こえて、あの力強い音が広大私が最初から超人である証左だなぁと思った。


期待通り、期待以上のパワーで掴みかかってくる松山最高だったし、走りこんでくる時にセットに引っかかったロープを高速で解いて定位置で思いっきり叩きつける山崎彼めっちゃ面白かった笑。
大輝はわりと緊張しがちというか、初日とかにああいうミスをすることが多い印象なんだけど、なにせ若さが躍動しているのでオールオッケー。どっかで柱殴るとこもちょっとミスってた気がするので、「まぁまぁ落ち着いて………(かわいい人だな…)」感が増す一方でした。

『分からない』がなかったのが怖かったんだよな松山。倫理観がしっかりしてるのに突然破滅願望に乗ってくる「私」の姿にスリルを感じる「彼」のことも、主導権を握っているように振る舞いながら自身を損なおうとし続ける「彼」の美しさに「私」が惹かれることも。分かりやすいとかじゃないけど、分かるペアだなって思った。



亡国のワルツ
今日のチケット代はあうるすぽっと規模で廣瀬友祐を見たい、という1点だったので、そこについては大満足でした。一人だけ衣装替えアリなのが完全にただのご褒美と化していた。

うーん、最近の毛利さん脚本どれも引っかからないのでどうかなーと思ってチケット取ったけど、やっぱり引っかからなかったな。前ちゃんの役が感情というか思考がめちゃくちゃすぎて、実は頭いじられてるとかそういうオチが出てくるのかな…………?と思ってたらそんなことはなにもなくて、なんで??????????となっただけでした。

ちなみに下手寄りの席に座ってたんだけど、カテコの目の前3人が多和田・北原・荒井だったので紀伊國屋を幻視しました。



エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート(2)
<09月組
いきててよかった…………………(09月エリザにみどりちゃんシシィととしちゃんルキーニ、そしてゆうひルド)
09月エリザ、公演当時始発で当日券に並んで足した記憶があるし、この公演の時にはもうゆうひさんは月組にいなかったの、で自分の観劇歴が結構長くなってることに気づくなどしました。

あさこトートの歌い方がちょっとしゃくり多めで、心なしかおさトートみを感じてたんだけど、最後のダンスで踊り始めた瞬間客席の空気が揺れたのがすごかった。まさかガラコンで踊ってもらえると思ってなかったので、サルのおもちゃのように拍手をする小娘。

としちゃん楽しそうだったし、たそは頼りになるし、きりやんの誠実さが愛おしいし、ゆうひさんのルドルフ…………ルド…………うっ…………(散り散りになる情緒)越乃マックスを愛しすぎてるおたくなので、パパ~~~~~~~~~!!!!って心ぴょんぴょんし続けちゃったね。

今日の私はエリザベートガラコンに来たつもりだったんだけど、パリ空ガラコンだった………………(??????????)

エッフェルさんに話を振られた時点で呼吸止まるくらい笑いを殺してたのに、ジョルジュがボンボン♪歌い出しておれは……………おれは……………………


<02花組
お、おさトートすごすぎ。
映像でしか見たことのなかったおさトートが目の前に……!!!!ってだけでも大分感動だったんだけど、ダントツで声量が凄まじいし、おささんの男役声と歌い上げの高音が心地良すぎて、ああ男でも女でもない″死″だなぁ…………………って改めて噛み締めちゃった。みどりシシィに触れる手の優しさが好きだ。
今日たしかコスチュームverじゃなかったんだけどおさトートめちゃくちゃトートで、黒髪のトートアリだな〜〜〜〜〜って感じだったよ!!!

あさこルキーニ、天職すぎて困る。
あさこトートが令和になっても最後のダンスを踊ってくれたことは永遠に心に刻むけど、それはそれとしてルキーニが天職すぎるんだこの人は。
バートイシュルでフランツがシシィを誘うところ、ガラコンはルキーニがシシィの背中を押してフランツの前までいかせるんだけど、あさこルキーニのみどりシシィへの絡み方がすごかった。その距離感はもう彼氏なんよ。花男〜ッ

09月で見たとしちゃんルキーニもずーっと楽しそうにあさこトートを見てたけど、あれはわんわんお!じゃん?あさこルキーニがおさトートといて楽しそうなのは、こう、なんていうか、分かるな?って感じするんだよごめんなイケコ。*1つまり、おさあさは神。

ゆみこルドはずーっと目がうるうるしてて、わんこ…………わんこ…………となるなどしていた。おさトートと声の相性抜群なので本当にすごい。「闇が広がる」って宝塚も東宝も本公演からディナーショーまでありとあらゆるところで歌われてるけど、声の相性という一点においておさゆみこを超える組み合わせに未だ出会ったことがないです私は。

みどりちゃんのシシィは幼女っぽさがない代わりにずーっと少女のような瑞々しさを持ったまま、歳を重ねるとそこに母性が足されていく様が好き。″死に魅入られた人″だからこそ歳をとらないんだろうか………?みたいな気持ちにもなる。
02花エリザ、すっごい少女漫画なんだよなぁ。甘ったるい感じじゃなく、古き良き少女漫画としての黄泉の帝王とエリザベートの物語だなって思う。18月エリザ(本公演)は宝塚なのに東宝っぽい「もう1人のエリザベートとしてのトート」だったのが好きだったんだけど、その対極にある02花もめちゃくちゃ好き。

総括するとやっぱ02花エリザ凄すぎるんだわキャスティングが。私は月組が親なので09月ガラコンの胸いっぱい加減が格別だったけど、それを加味してもやっぱりすごすぎる。





【5月】
ミュージカル「スリル・ミー」
4月後半の公演中止により失った機会を諦められず、群馬まで行ったのはおれたちだ!



滅多滅多(2)
配信で乱痴気も。

やしきさんがノスタルジーとして描くもののうち、琴線に触れるのが高校生以下なのは私の感性ジャッジに過ぎないんだけど、やっぱめちゃくちゃ良いんだよな……………………あのビカビカ照明に見劣りしないくらい生命が煌めいてる………………

本痴気るこちゃんと乱痴気るこちゃんの良さ、役者個人の特性もさることながら『小学5年生』の奥行きを表現しててすごい好き。さちちゃんみたいな子もいれば、夏ちゃんみたいな子もいる。それが小学5年生。

「ほんとに腹が減ってるやつは腹減ってるなんて言わないんだよ」
これ柿もそうだし、つか作品にも通じる話だなあと思う

あと途中でこねくり回してた解釈。

少なくともかるま→真白→ムラサキカガミは確定かな~と思ったのが今日。この場合、真白=かるまだけど、他キャラも全員同じように=で結ばれるわけでもないかなぁ。というか、どっかでオトナとコドモの時系列がねじ曲がってる気がする。
がいやくんと八田先生はビジュアル寄せの≒かなぁ、るこちゃんは校長先生とこっくりさんとして繋がるのかなぁ、とか色々考えつつ2回目見てた。たぶん近似値で結びつけられない人たちもいて、成長すると人は変わるっていう怖さも含んでるのかな?って思ったりするから、あんまり全員を繋ぎきらない方がいいのかなとかも考えてる。
でも乱痴気配役が村松かるまだったのはそういうことじゃん!?って神妙な顔してたら加藤ふくのちゃんに刺されて死んだ(日記)

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フェイクスピア
脚本の緻密さとかはさすが野田秀樹~って感じしたんだけど、私はお話としてあんまり刺さらなかったかなぁ。
身毒丸に心をわしづかみされたタイプのおたくなので、白石加代子を生で観てる…!!っていう興奮がすごかった。



アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!
CoolBeastやばかった。生で花組を浴びてる感が強すぎて、手拍子すればするほどアドレナリンが過剰に出て溺れるかと思った。
トップの雰囲気が組全体の雰囲気に影響する、ってよくある話なんだけど、れーちゃんの凄まじい生命力の爆発があちこちの組子で起きてて、これで半分しかいないって正気か????全員揃ったら圧で死人出るのでは????という気持ちになりました。サンキューダイスケ。

これは私のヘキによる解釈ですが、艶花の華ちゃんがどんなに可愛くて可憐でも「あなたが気付かせた恋があなた無しで育っていく」は間違いなくれーちゃん視点じゃん!!!!!!!!!!!!!ってブチギレた。先に配信で見てるのに、現地でも新鮮にキレながら泣いた。
「悲しい花つける前に小さな芽を摘んでほしい」と続く歌詞は≪艶花≫から出るフレーズではないかな、というのと野獣からこの「花」という表現が出てくることこそが、艶花と惹かれ合った証であるという解釈です。ね、ダイスケ!(イマジナリーダイスケ)

信頼と安定のダイスケショーなので間違いないだろうなって思うんだけど、今回あすかちゃんが裏センターにいるのやばくない???花組の王子様あすかちゃんがオラつく時の表情、今の組子の誰とも似てなくて座ってるのに膝から崩れ落ちそうになった。
人事にヤキモキすることはめちゃくちゃあるけど、今後花組がどういう変遷を辿ったとしてもおれたちの未来にはあすかちゃんがいるので…………という圧倒的安心感。





【6月】
新・熱海殺人事件(5)
初日・スペシャル各1以外は全部RED。
あたまのおかしいおたくがずっと中江と濱田にキレていた。
mishu-h.hatenablog.jp



ほんものの魔法使い
おおモプシー!!!!!!!!!!!!!ピアノのみならずパーカッションもできる君は天才。ピピピピッ!って足掻いてるとことか、すごい細かい仕草の一つ一つが超犬。
児童文学の世界に心をふわふわにされつつ、全力で犬萌えして帰ってきた。



死刑台のメロディ
超早番持ってたのでどんなに延期されても絶対行くって決めてたdeadmancali≠gariのツーマン~~~

cali≠gari セトリ


トカゲのロミオ
トレーションデモンス
暗中浪漫
色悪
そして誰もいなくなった

  • MC-

エロトピア
鐘鳴器
ケセ
淫靡まるでカオスな
マッキーナ

deadman セトリ

向日葵
25
please god
monster tree
ドリスからの手紙
additional cause for sorrow
blood
受刑者の日記
quo vadais
re:make

アンコール
死刑台のメロディ

カリガリ久々すぎてMCがめちゃくちゃ丸くなってる!!!!って皆揃って震えてたんだけど、全編通して石井の末っ子力が爆発していた。
金の石井と銀の眞呼さま、2人とも内臓が入ってるか不明なくらい薄い体に黒シャツ着て双子ちゃんみたいで可愛かったですね。



NORA
DAZZLEは多節棍、BLUE TOKYOは竹刀。どっちが良いとかいうことではなく、そういう風に発達していくんだなあという感慨深さがあった。

「<貢献度>という数値で管理される世界において流行する配信停止になった曰く付きのゲーム」という、文字や言語で説明するとハイハイ厨二ってなるような設定を『そういうものだ』と思わせるだけのパフォーマンス力がDAZZLEにはあって、それこそがDAZZLEの凄いところだし面白いところだと思うんだよなぁ。与えられた二択の選択肢に対して、ペンライトの色で客席が答えてそれが本編の展開に影響する、っていうゲーム形式ももちろん面白いんだけどね。

一番好きだったのはクラブのシーンかな!DAZZLEであんまり見ない印象の四つ打ちだったから目新しさがあったのもそうだけど、キンタさんの身体に四つ打ちのリズムがしっかり息づいてる姿を初めて見られて、しかもそれが超気持ちよかったんだよなぁ。あれはその前の選択(赤い毛足の長いファーコートと、黒い和服風羽織りのどっちを着る?っていう選択肢)も含めて最高。





上半期分、全然ブログ書いてないので長いと思ったら下半期はもっと長いのであった。続きます。
marshmallow-qa.com

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