『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》感想
＞＞＞＞＞旧知＜＜＜＜＜
って感じだったので、旧知のオタクは全員ナゴジュクステ観てほしいし、旧知大ブームになれ！！！！！！！！！！
【公演情報】
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》
原作 EVIL LINE RECORDS
演出 植木 豪
脚本 亀田真二郎
ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”
波羅夷 空却： 廣野 凌大
四十物 十四： 加藤 大悟
天国 獄： 青柳 塁斗
シンジュク・ディビジョン“麻天狼”
神宮寺 寂雷： 鮎川 太陽
伊弉冉 一二三： 荒木 宏文
観音坂 独歩： 井出 卓也
ディビジョン・ダンス・バトル"D.D.B"
RYO gash! SHINSUKE GeN KIMUTAKU SNACK RyuICHI SOUTA
【公演日程】
2022年12月1日（木）～12月18日（日）
品川プリンスホテル ステラボール
https://hypnosismic-stage.com/BATvsM/
井手コウジ神の最新超大作こと『Bright&Dark』が原作ドラパの凝縮版すぎて、この曲やるだけでステ終わっちゃわない？？？？これ聴くだけで原作未履修のオタクたちに「出てくるやつら、全員言ってることが無茶苦茶だな」ってバレちゃわない？？？？という心配が杞憂になって良かった。
「対話が必要」と言いながら人の話を聞く気がないせんせーと、完全な威力業務妨害かましてるのに人を『因業』と形容する空劫、まずは双方ともに鏡を見ろ。
原作ドラパ通ってるおれたちはステを見てめちゃくちゃびっくりしたんですけど、原作はステ後半の『せんせーと！ひとやの！仲直り大作戦！！！』パートは存在してないんですよね。ひとやが勝手に呼び出して、勝手にキレて、せんせーが悩みながら重い腰上げたら「倒す敵はお前じゃねえ(Light＆Shadow)」でした。
そういう意味では実質半分以上""ない""話をやってるので、ナゴジュクは平常運転の方のヒプステとしてカウントする感じ。
ナゴジュクの評価は元気いっぱいな保育園児のひろの空劫を愛せるか否かで決まると言っても過言ではない、と思ってるんだけど、さすがにステ事由で可哀想なところがあったので補足しておくと、空劫がジュクに喧嘩を売りに行く理由の一端には『前回の優勝ディビジョン』という理由があった(はず)(多分)なので、そこをボカしてるステだとマジで『未成年者が威力業務妨害でしょっ引かれかける案件』なのちょっと可哀想だったね。まぁ、あの、その理由を差し引いても明らかに空劫が悪いんだけど……ｗ
せんせーの優しさは『持つ者の傲慢』であるという指摘以外、旧知は大体せんせーの言ってることの方が『正しい』ので、基本的に旧知の喧嘩ほどくだらないものはないし、お互いに人間として愛しい生き物ではあるが、相互干渉すると絶望的な悪循環を生み出す旧知のことが好きです。
恐らく今後二度とこの物量を浴びることはないのではないか、というくらい満漢全席の旧知がお出しされるステすごい。ステ発で旧知にハマるオタクの誕生を心待ちにしております。
私は旧知の相互不理解が永遠に解消されないところがおままごとみたいで可愛いな～って思ってるんだけど、結局せんせーは獄にすべてを詳らかにはしないし、せんせーが指す「決着つけなければいけない相手」は獄じゃないんだよなぁ………………っていうところが一番大好きですね！！！！！！
＜初日＞
せんせーの左耳上のかけてる髪を編み込みで作ってる部分、完全に表側に出てたんだけどあれOK出てんの！？！？！？！バッサバッサするから許可されたか！？！？！？！？インスタのリールでよくあるヘアアレンジ集みたいだったけど！？！？！？！？(一房ずつ巻き込んで捻るやつ)
秒でビジュアルの話から始めてしまったが、2ndDRB前のせんせーって『怒』の感情がほぼないので、かなり好きなタイプの太陽の『哀』芝居をいっぱい吸えて良かったなぁ。
あと、これは太陽の悪いところ()だと思うんだけど、寂雷コンプ大爆発中の獄に対してずーっと可愛い顔して困ってるので、そういうところが獄は我慢ならねぇんじゃないかな～～～～～～～～～って思うヨ。客観的事実の『可愛い』じゃなく、主観的仕草としての『可愛い』なんだよな、アレ……ｗ
カチコミ空劫、マチネは椅子の上に土足で乗ってたけど、ソワレはテーブルの上にしゃがみこんでおり、大変治安が悪くてよろしい。空劫を物理だっこする十四くんもよかったですね。今回のナゴヤのこどもたちはずーっと元気でかわいい。
れーおじが郷本だったのは芝居面の強化、って話はDHBBのブログでしたと思うんだけど、いでたく独歩はマジでラップスキル強化(対空劫戦でのバランス)を重視してのことでしたね。おさなな芸もキレモードもすべて力技でねじ込んできており、ひろのと一緒にえらい人に怒られそう枠すぎて一生愉快だった。
マチネで客降りする階段のとこで戻りの獄と降りる先生・独歩がかちあった時、ｽｯ……🫱と獄に道を譲る独歩。草臥れたリーマン以外のなにものでもないいでたく独歩。
配信聴いた瞬間から思ったけど、Bright&Darkがめっちゃ難しい曲だからこそ、いでたくのスキルが際立つな～と生で聴いて改めて感じた。
カテコ挨拶で「配信をご覧の皆さん」ってせんせーが言った瞬間、会場の全員が思った「（昼は配信………ねぇんだよなあ…………）」をツッコんでくれるひろのの存在に本当に感謝です。
「カメラがあったのでつい……」
「紛らわしいよなあ」
「カメラさんのリハーサルだったんですね」
「夜も同じMCやれよ！」
ってひろのに介護されてて、完全に一種のじじまごが爆誕していた。リハーサル、って言ったってことは、カメラの存在だけじゃなく撮影してるランプ点滅まで見てたってことなんだよなぁ…………(杵柄を表すろくろ)
＜12/6マチネ＞
空劫に「こんな平日の昼間から来てるお前ら(意訳)」と呼ばれる会員限定公演。ほんとそれな。
暴れ回るひろのを可愛がるナゴジュクは板の上も同様なんだけど、なんか今日ディビ曲の時にふと気付いたらひろのが床をころころ転がってて、獄が後ろに下がって避けてくれてたのじわかった。なぜ転がってる。
既にいでたくが延々とDDBのオモチャにされており、かっぽれのような謎接待ダンス後にソロパートはちゃめちゃ踊り出すのウケちゃった。みやこ独歩の3倍くらいキレやすいいでたく独歩、なんなら一二三より躁鬱感が強い。
この回の記憶がふわふわなんだけど、せんせーのスマホがiPhoneXっぽかったのは確認しました。
あとはライブパートは大体客席を優しく見てるせんせーが、Light&Darkラストの「叫べ声尽きるまで」でめちゃくちゃ喧嘩モードになってるあの見得切りを客席へかましてくれた瞬間に満足して終わった。ステにもDEATH RESPECTほしかったよ～～～～
＜12/15マチネ＞
ひろののお芝居めっちゃ良くなってるなって話をしようと思ってたのに、最後の最後で台詞のタイミングをミスったことに本人が笑っちゃって台無しになったよ！！！ｗｗｗ
そこまで盛大なミスじゃなかったんだけど、獄の台詞にかぶせちゃった瞬間だれより先にひろのが笑っちゃったからアウトだったねぇ。
その代わりと言ってはなんだけど、ライブパートのディビ曲間奏で無限バク転かましてくれたのかわよでしたね。1回ずつだけど全部で何回？6回くらい？マジで猿回しの猿くらい回ってた。
先週あたりまで見てた回では、おじさんたちに諭されても空劫の終始噛み付く姿勢は変わらなかったんだけど、今日の「拙僧は間違ったことなんざ言ってねぇぞ」が静かなマジトーンで、その後もソロ入るまであの狂犬がナリを潜めてるのがめちゃくちゃ内省を感じてよかった。十四との電話も少しニュアンスが変わってたね。
空劫のキャラクター感って分かりやすいし、ひろの自身との親和性も高いと思うんだけど、ザ・キャラクターって感じに振り切らないタイプの芝居を2.5でもできる役者好きだな～としみじみ実感した。
あと、とうとう「パンとスープ」という捕まった通り魔(仮)らしい飯を食わされている空劫。これならリベンジ吹っかけてもセーフですね。
今回のせんせーって終始『哀』全面なんだけど、今日はもう最初に獄と再会した時点で思い出を懐かしむフェーズがなくなって、別離の痛みを抱え続けてる方へ早々にシフトしてたので、ラストのタイマンで涙流すの割と分かりやすいよなぁと思った。
これは私がステラボール憎しで言ってるわけではなく太陽の芝居がキャラクターに振り切ってることが大きいんだけど、基本的に芝居のサイズ感がTDCだなって思う。これは本人自身のデカさはあまり関係なくて、3バルからでもオペラ無しで見映えするように調整されてる、という感覚。
小さい箱で意図無しでデカい芝居してもOKなのは2.5ならではかなって思うけど、ヒプと植木のステージ構成・演出的にもデカい箱の方がしっくりくるし、そもそも板の上で対面してる時に一生後頭部だけ見てるのクソストレスなんだよなぁ。ギリギリスピーカー正面座っててもこれなの、普通に腹立つので、やはりステラボールが憎いです！！！！！
いでたく独歩を見てるとみやこ独歩を思い出す理由を考えてたんだけど、『悪いやつじゃないんだけど、深く親交あるのは一二三くらいだろうな』って異様な説得力がいでたくにはあるんだよね。
でも、それが私の中の独歩解釈と変なコンフリクトを起こすので、反動で可愛いみやこを思い出すんだと思う。
いでたくは……可愛げはあるけど、可愛いと言い切れないおじさん感があるので…………みやこ独歩を両手挙げて「かわいい！！！！！！！！」と言っていたおれには口が裂けても同じ言葉を言えん……………ｗｗｗｗ
この辺りのニュアンス感の違いが、DDBからおもちゃのように遊ばれてるとことかに出てると思う。あれはさぁ、悪い言葉選びするとホモソの中で好かれるタイプの可愛げじゃん。そりゃハゲ課長にも粘着されるよ。
今日はせんせーDayだったので「私の画像、DLできましたか？」って聞いてくれたとこまではよかったけど、「印刷してプリントアウトしてもいいですよ」は普通に怒られるやつじゃないかなと思うなどしました。あと印刷とプリントアウトでかぶってるんよｗ
Delight前の煽りはアマンダ(？？？？)
「どうもみなさん……アマンダです………盛り上がってくれてますか？十四くん、ボクと一緒にお風呂入るのだけはやめて＞＜(十四にひったくられる)ﾊｯｯｯｯｯ……そのぬいぐるみ………念がつえぇぞ…！！！！！！」
一二三と独歩がセンターで向き合うところで、おもむろに『おちゃらかほい』みたいな手遊びを独歩が始めたんだけど一二三はやってくれなくて、やる予定だったのにワザとやってもらえなかった？っぽい？感じだったけど、今回のおさなな本当になかのひとたちがしっかり出てるおじさんなんだよなぁ…ｗ
客降りから帰ってくる空劫から(多分)隠れようとして壁と向き合って擬態してたらカンチョーかまされた独歩を可哀想に……と思ってたんだけど、Bright&Darkでずーっとハンドサインを謎の指揮者風に振っており、せんせーに真似っこさせたり下手サイドで一二三に謎の行動を強要してたりしてて、割と本人も自由なのでまぁいいかという気持ちになった。
なお、せんせーは独歩と一緒に謎振りしてくれたけど、独歩が自分のパート歌いにセンター行った瞬間いつも通りの振り方に戻っていたのであった。
＜12/18マチネ＞
今日のせんせーは仲直り大作戦の最中も頑なに獄から顔を背けていて、まるでせんせーの方が駄々こねてるみたいだね。
15日に『芝居のサイズがTDC仕様』って話をしたんだけど、そもそも太陽の2.5芝居自体がキャラクター振り＋ディフォルメ入れるタイプなので、せんせーの『哀』は公演期間序盤の繊細さが消えた、というよりディフォルメで作りこむ方向に変えたって感じがしたかな。
バーで「なぜ医者の道を諦めたんだ？」って尋ねるときの無神経さというか、医者以外の夢ができたのだろうという前提でそのキッカケを尋ねているような純粋さが神宮寺寂雷だなぁと思ってたので、あの辺りからすでに『哀』が入ってきてるのは確かに分かりやすくはあるけど～という気持ち。
太陽のせんせーといまいち和解しきれない所以は毎回こういうとこなんだけど、裏を返せば2.5における役作りは公演期間中の変化であっても本人のスタンス通りなんだよね。そこのブレなさはいいなと思う。なおさらtrack5の変化の仕方はイレギュラーだったよなあってしみじみしちゃうが。
ディフォルメ入ってるお芝居の話で言うと、大悟くんも似たタイプかなと思うんだけど、今日のマイ・ヒーロー良かったなあと思った。『明確な悪意のあるイジメ』という演出に対して、『十四は「輪に入れない自分に過失がある」って意識がある』という歌詞がついてるのがどうも不整合だなって感じてたんだけど、その辺りは感情として両立するよって芝居で説明つけてくれたの好きだなぁ。
Delightで起こったこと
・独歩の謎スイングに本気で困惑する一二三
・客降りのタイミングでステージ上に居残りさせられ、ナゴヤに囲まれた挙句社員証で胸を切られて倒れる独歩(？？？？？？)
・もう全然キメに間に合っておらず、ステージ上セットの段差1～2段目から見覚えのあるパルクールで立ち位置に戻るせんせー(とステージのヘリでポーズを決める独歩)
立ち位置の踊り場部分に右手をかけ、身体を反転させながら飛び乗って(この辺で曲終わってる)スッと立つせんせーというか太陽、あまりにも別の人が見えてしまって脳が破壊された。くがせんぱい………
Bright&Dark下手では、2番のせんせーパートでどこかで覚えてきたケチャし始める独歩と、悪ノリして一緒にやり始める客席が爆誕してました。
独歩ソロパートはDDBが土下座で花道作ってて、その間をさらに頭低い土下座のままジリジリ前に出てくる独歩でした。アドリブというより無茶ぶりである。
多分配信にはほぼ映ってなかったと思うんだけど、とうとう壁席の真正面の壁に中央ともビジョンとも異なるプロジェクション映像が投影されるようになったんですよね。
なにが映ってようがそこは壁なので、その前に座ってるおれたちは見ないのですが。
芝居形式のステージを見る箱としてのステラボール大嫌いすぎるから、早くTDCに帰りたい。でっけーステージでぴかぴかしてるせんせーが好きだ………
