愛より重くて恋より軽い

未来の私が読んで楽しいやつ

2021年現場まとめその2

来年は半期ごとか毎月でまとめ書こうという目標を立てました。
その1(上期)はこっち。
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【7月】
Bon Appetit!-ボナペティ!-
bpm本公演久しぶりだねぇ。お料理教室で巻き起こるどたばたコメディって感じのお話。
どう見てもその筋の人にしか見えないんだけど実は刑事、っていう役どころの創さんファンの友達と行ったので大体口頭で感想喋ってしまったんだよな…w
創さん本人の人の好さというか、優しさみたいなものがにじみ出てて愛嬌というか愛くるしさあって好きだったんだよなぁ。お料理がテーマなだけあって、結構演じる人のさじ加減によってキャラクターの印象が変わるだろうな~って思ったので、ダメなところとか不器用なところがありつつも可愛い人だ!って印象強かったのは創さんだからこそだなと。

あといい加減自分のアイドルとファン論的なものをキャラクターに喋らせるのやめような!こっちも合わないなと思ってそこ避けてるんだからさぁ!w



deadman japan tour2021 道化の案山子
ツーマンでめちゃめちゃ好きが大爆発してしまい、一般発売で買い足したワンマン~

starfuckers,Inc.(NIN)
盲目の羽と星を手に
raizon d’etre
please god
溺れる魚
25
blood
family
monster tree
ドリスからの手紙
体温
色別の亡い空虚
additional cause for sorrow
follow the night light
dim quiet
Kafka
moniz
alice
受刑者の日記
quo vadis
re:make

簡易更衣室くらいのサイズのフレームにラップぐるぐるに張って、その中に入ったまこさまが歌いながらラップびりびりしたり腕がにょきっと生えたりしてた。

紫とか緑とかブラックライトが当たってる時のまこさまは、目とか掌とかウィダーが光ったりして人外みを発揮していたんだけど、白熱灯とかピンスポが当たった瞬間そこにいるのがどうしたって人間で、そのコントラストに何度も心臓が跳ねた。板の上に立ってるだけで表現。
おめめとウィダーは緑、掌はオレンジに光ってたんだけど、ウィダーを耳から耳まで口裂け女のようにべったり塗って、その顔が前後にゆらゆら揺れてる蟻塚すごかった。ピンスポ当たっても掌の蛍光色がなんとなく反応してて、マイク持つ手がほんのり血色良く見えてたから尚更人間って感じがしたんだろうなぁ。たなごころ、と呼びたくなるおてて。

最後の一音がドラムだけだったかマイクかベースの音鳴ってたか見えなかったんだけど、めちゃくちゃ爆音で『終演』って感じの終わり方だったのも好きだったなぁ。



Zoo-Z the STAGE -コンクリート・ジャングル-(3)
久々にオリジナル作品で中身がしっかりしてて面白い作品見たのでほくほくした結果、元気にチケットを足したし「なんであの時千穐楽入らなかったんだろう…」って後悔する未来の自分が見えたので元々の予定蹴って千穐楽まで入ってしまった。
予想外のチケ買い足しが起きた、という点においては今年のNo1だったかもしれない…
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ゼンカイジャーショーシリーズ第2弾「ゼンカイジャーVSゴーカイジャー
ポスターのマベちゃん見た瞬間、気が狂って初日のチケットを買っていた。朝起きられないことに定評のあるこの私がGロッソ11時回に飛び込むという気の狂い方。
すっごい久々にマベちゃんが見れてちょっぴり涙ぐんでしまったんだけど、それよりもヒーローショー自体が久々だったからゼンカイジャー揃った時点ですでに泣いてしまった。あの雰囲気が好きなんだよなぁ。



饗宴「ONLY SILVER FISH」(2)
やっぱり銀魚めちゃくちゃ好き。かつて見た松田マシューの時の「振り返ってよ」はエミリーに対しての言葉だったと記憶してたんだけど、高橋マシューの場合は『まだ見ぬ自分を愛してくれるはずの誰か』に対して懇願しているように聞こえてびっくりした。
ついでに全てのセリフをめちゃくちゃ鮮明に覚えてる自分にもびっくりした。もう3年半も経ってるってマジ?
あの時はちゅりがセシルだったことを途中で思い出して、凄まじいエモに襲われてしまった………高橋マシューとちゅりエミリーのバランス好きだったからオッケーなんだけど、これ松田マシューだったら「振り返った…」ってなってたかもしれない。

ロイ見ながら、玉ちゃんの時ってこういう顔してたかな、?ってずーっと振り返ってるんだけど答えが出ないんだよね。それくらい今回の青木ロイはめちゃくちゃ素直なやつで、逆に真意はどこにあったんだろう?ってラストシーンの長い脚を見つめながら考えてしまった。やっぱマシュー・エミリー・ロイで話の印象が変わる。

17日夜公演を初見にしたのは、私の大好きな徳さんを見るためと言っても過言じゃないんだけど、夜鷹と金魚行けてなかったので金髪になってたの知らなくて発狂しそうになった。ケビンとしてはめちゃくちゃ良かったけど、私は清楚な黒髪徳さんを推すよ!w

おかわりの21日夜公演は久々に犬顔せいじろ見れてエモくなってしまった………あと舞バサを通った人間だけが目の前で展開されるお遊びを膝に受けてしまった………(たけのこにょっき)
あとお船にマイクが実装されてたんですけど、西田組はマイクとかなくても地声でめちゃくちゃ聞こえる人達なので、せいじろも例に漏れず声デカすぎてオモロになってしまった。



ヒプノシスマイク 『DIVISION LEADER’S CROSS TALK

<太陽衣装メモ>
膝下丈のジャケットに七分丈フレアパンツのセットアップ。インナーは丸首のカットソー。ほぼカットソー素材だった。
アクセサリーはパールとチェーンの2連ネックレス、シルバーのバングル。
濃い紫に明るい水色のラインが丈口・踝のところとその2本繋ぐように縦に1本入ってる靴下と、ソールがベージュの黒いオックスフォード靴。

(後から配信確認したらインナーシャツ丸首じゃなくて普通に立襟あった😌首から下ばっかり見てたので…)
椅子の座面高さが合ってなかったため、インナーのウエストより下がくっしゃくしゃだったのがじわかった。膝の高さと肘掛けの高さが拳1つ分しか変わらなかったので仕方ない。速水御大の方を向いたり前向いたりしてるうちにパンツの裾が上がってきちゃって、ちょこちょこ引っ張って直しましてた。

正面から撮ってるカメラ越しと、肉眼で斜め下から見上げてる顔では大分顔立ちの印象が違って見えたり。「原作第一主義」と「声優の2番煎じ」の差が本人の中で明確に認識できてることと、役作りの過程で分析してきたものの話をしてる目がしっかり見れたのが現地参加で一番の収穫だったかなぁと思います。
ステで白衣やウィッグ踏まないようにしてる工夫の説明をする時、おもむろに立ち上がって白衣でやるようにジャケットの前を合わせたらほんと長すぎて上から下まで視線3往復くらいさせちゃった。ハケの時にアーチ状になってるセットをくぐらないといけなかったんだけど、完全に腰折ってて最敬礼どころか90度礼状態。
後ろのスクリーンに配信に乗ってるのと同じ映像が流れてたんだけど、寂雷せんせのマイクの問題(画像で隠れてる部分はどんなデザインでしょう?)の時に隠し部分がグレーで見づらかった?っぽくてモニターまで2.5歩で向かっていく太陽こわかった。そのモニター、速水御大の正面辺りだったからそこそこ距離あったはずなんだがなぁ。

速水御大の神宮寺寂雷観があまりにもあまりにもおたくの心に深く刺さりすぎて、お洋服全然覚えられなかった………お笑い大好きな御大が好きだ………お話しされる相手の方を向く方なので、ずーっとカミナリの方向いてたのが可愛らしかった………御大、たぶんオダイバ以来の謁見でしたね………

まぁあとは放送見てもらえばいいと思うけど、ほんとずーっとゴキゲンなご様子の速水御大と御大の前でお行儀良くしてるのと通常営業を行ったり来たりしてる太陽の神宮寺寂雷トーク楽しかったです。呼吸をするように真顔でボケ回答書く様がそっくりだった。



桜蘭記/Dream Chaser
ウエクミ、既存演出の意味合いを外すことなく拡張するのがめちゃくちゃ上手い人だな、って改めて思った桜蘭記。ラストにあの出陣式の場面持ってきて華やかに終えるの天才でしょ。

ドリチェは……初見2階で見てたので「あれ………は、ちなつ!!!」「これ……も、ちなつ!!!」「これは!!!ありちゃん!!!!」みたいになっており、大混乱だった。誰が2番手だったんだ…
メインのお衣装がゴールド地であることに対して、敢えて水色のアイシャドウ塗ってる金髪ツーブロのありちゃん最高だった。伏し目になると2階席でもありちゃんだけすぐ分かる。



ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~

面白いけど!!!面白かったけど!!!これは赤坂ACT規模でやる作風じゃないんよ!!!wwwww

一幕の終わり方があまりにもあまりにもすぎて「これ赤坂ACT規模でやる作風じゃないんよ!!!」ってなったけど、トータルで見ると観劇前のイメージほどエログロ下ネタアングラ!って感じじゃなかったので、福原さんの手腕だな…………って唸った。
事前に見た人の感想から「ねずみの三銃士っぽい感じかな?」って思ってて、それこそ一幕の終わりは完全に古田新太の好きなやつ!!!って感じだったんだけど、楽曲もテンポ感もそこはかとなくポップで、善人が出てこない代わりにどいつもこいつも完全に悪役と断罪できない塩梅がズルいなって思ったw
我々は人生に張り合いを求めた結果、日夜エンタメシャブを求めて徘徊してるから、六角さん演じる長沼のことを悪人とは言い切れないし、諸星親子みたいにズル賢いやつは絶対改心も更正もしないし、その頭の回転故に捕まったって関係なく生き延びるんだよ、っていう生命力の説得力がすごいんですよマジでw
生理現象→欲求→生理現象+欲求の性欲に商材が移ってくの、めちゃくちゃ理にかなってるんだよなぁ。

あの一見何かがどうにかなったように見えるオチ、すっごい上手にオブラートで包んでるところが福原さんだなって思ったけど、同時にあのオチでなんとなくどうにかなったんだなと思うこと自体が「あの人たちが悪いのではなく、あの人たちの頭が悪いのです」ってことなんだよなと思った。諸星親子に対する怒りとか、やっちまえー!みたいな感情を巧みにガス抜きして本質に向かっていたはずの軌道を逸らされた、って感じ。
このガス抜きのやり方自体は色々あるけど、衛生という作品と諸星親子が巧みなのは、この感情の捌け口を自分たち以外に向かせないところだよね。例えば小子の受け継いだ暴力性をもっとフューチャーしたら、衛生の感想は『咲妃みゆちゃんに騙されて踏みつけられたい』みたいになるじゃん!そうはさせてくれないのよ!w
「あの人たちが悪いのではなく、あの人たちの頭が悪いのです」という、ともさかりえがポップに放った言葉の重みが意地悪だし、脳死を妨げるので人の感想を聞くほどジワジワ効いてくるオチだなと思う。「馬鹿を憎んで人を憎まず」という分別の良さは立派だけど、その「馬鹿」を猛烈に憎んで恨むことが現実にはあるじゃないですか。ねぇ。

咲妃みゆちゃんの評判がめちゃくちゃ良くて、私は彼女の歌の上手さもお芝居の上手さも知ってるから、そうでしょ~!!って勝手に思ってたんだけどマジで凄かった。どんなにアングラで重い設定付与してもあの透明で清らかな佇まいでいられることも、その印象を自らぶち壊す狡猾・恫喝の血筋の気配もパワー。
宝塚の娘役、というロールを持った咲妃みゆちゃんしか見たことなかったし、良くも悪くもこのロールは永遠についてくるものだから退団後もそういう役割が多くなる中、こういう役どころが回ってきて120%の力で客席を殴ってくれるの幸せだな、って思った。し、こういう役どころもっともっと見たい。

おれたちの明は「歌とは!!!!ハートだ!!!!」って感じで1曲歌うところがめちゃくちゃ良いし、本当に哀愁とか貧困とかそういうものを背負わせた時の輝きが最高でな………ああ、また今日も石田明という才能が世間に見つかっている…………みたいな郷愁さえあった。お前は明のなんなんだ。





【8月】
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3 -ホワイトチャペルの亡霊-(2)
銀劇で得ていた極上の音圧体験がステラでできるとは到底期待してなかったけど、改めてしょーごくんの歌声は弦を声帯というハンマーで叩くピアノだし、平野の歌声は弦の音を体で増幅するヴァイオリンなので、モリミュは徹頭徹尾オーケストラのようにキャストを編成してるんだよなぁと思ったOp3。
今回の新キャストで言うと、玲くんがヴァイオリン寄り、輝馬がどっちもできるおかげでカンパニーとしての音圧間違いなく上がってるんですよ。奏音ちゃんがいない分、高音に入るのが輝馬・せしるちゃんでちょっと厚みの出るところが変わったのもある。最終章はねもっちゃんも入って全員で銀劇に帰ってきてくれ。

モリミュにおけるしょーごくん、リアム自体があんまりやらない役なのもあって見たことない表情や芝居をするんですよね。『孤独の部屋』の美しさがあまりにも幼くて、今後の展開知ってること差し引いても鈴木勝吾という役者ではなく、ウィリアムの心情を想ってグッときてしまった。
あと新技は『歌声で太刀筋を表現する』だったな…………リアムの仕込み杖は細身の剣なので太刀筋に重さが出ることはほぼないんだけど、そこでのナンバーの締め方がめちゃくちゃ『一閃』だったんですよ。ナンバーを並べるだけでほぼ本編とイコールになるザ・ミュージカル構成の強みが超出てる。
しょーごくんの音圧と声量のヤバさを体験したことない人に配信とか円盤で伝わるのか分からないけど、カウチに全身寝転んで縁に頭預けた状態でようやく歌えると言われてる若手俳優と同じ声量になります。どうなってんだ。

モリミュ観るたびに平野良は芝居が上手い………という当たり前の事実を噛み締めてるんだけど、あんだけ歌いまくっててユニゾン響かせても平野シャーロックはお芝居の人なんだよな。Op3は割とリアムに転がされてる時間長いので、展開知ってても「リアム!」の一声にヒュッとなった。芝居が上手い…



ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 7th LIVE《SUMMIT OF DIVISIONS》Day1

皆さん!!!!!!!!!!!ご覧になりましたか!!!!!!!!!!!速水さんがあのロングコートを『手で翻して』はためかせたのを!!!!!!!!!!!!!!!!!

Light&Shadowで「そんなもんはそこにねぇ 見える景色自分次第」の後にナゴヤに背を向けたところの話です。あの!!!!!!常に相手を見据える速水御大が!!!!!!!!!!!!!!!

バトル曲ってお互いの価値観や主義主張を戦わせてるんだけど、ここで背を向けたことがめちゃくちゃ、めちゃくちゃ冷たい無言の否定に見えて、やっぱバトってる時の神宮寺寂雷先生は最高………………………………ってスタンドで崩れ落ちた。

Light&Shadowのラスサビヤバすぎなかった??????????あの圧で放たれる「ディフェンディングチャンピオン」にシビれすぎて泣いた

TOMOSHIBIも「この3人で勝利を掴むから」のラストフレーズでどんどん音圧がすごくなっていって、どちらも王者としての言葉なんだよね。声優陣がいつだって穏和な麻天狼が、他でもないライブで王者としての姿を見せてくれたことが、私はほんとにほんとに嬉しかったなぁ。

パピヨンはいつも通りふわふわ麻天狼だったから余計にそう感じたのかな( ◜◡◝ )ライブはノリ良く踊れてなんぼ派なので、シンジュクは楽曲的にもしっとりするの仕方ないよな〜って思ってたけど、昨日一番私の心を震わせてくれたのは間違いなく麻天狼だったよ。
なにせもう有観客2回飛んじゃってるので忘れがちだが、ヒプマイの面白いところって声優陣のラップに「ライブ感」が生まれ続けてるところだし、それは配信で伝わるものと伝わらないものがあるんだね。シンジュクが後者だったことに気付けて本当によかった。ずーっと一人でジュクの女やっててよかった笑

あとsurvival of the illest、ずーっとシブヤがDBBのダンス真似っこしててかわいいやつらだった 6ディビもいると目が足りなすぎる

本当にひさびさの有観客ライブ楽しかった!!!!!!リングライトの海も、生の音圧も、全部全部楽しかった!!!!!



桜蘭記/Dream Chaser
2回目。改めて見ると珠城りょうのショーとしては100点満点つけてもなお余りあるんだよなぁドリームチェイサー!!!!瀬名さんの頃をなんとなく思い出す質実な楽曲、今の月組が得意とするマスゲーム的団体振り付け、黒燕尾からデュエット、男役群舞を経てソロで締める変則構成。これまでの色んな作品を思い出す。
中詰で感じる異聞帯月組()、ちなありと3人なこともあるけど楽曲の力もかなり大きいなって今日気付いた。最近の宝塚ショーで勢いのある飛び道具的な華やかさよりオーソドックスな歴史あるショー、って印象あるけど、よくよく見ると色々変則的な部分がたまきちの月組!って感じするんだよなぁ。



銀ちゃんの恋

蒲田行進曲聞くとすごい顔をしてしまう(私vs銀ちゃん2021)

本当に、とても、すごく、銀ちゃんの恋という作品が苦手だったんですけど。2021年、とうとう和解に成功しました!!!
これはマイティーの力でもあるし、私自身がつか作品の文脈理解したからでもあるけど、今の花組の雰囲気的に荒唐無稽でプライドが高くて小心者の可愛げがあるスター像、を明るくコメディタッチで描けるパワーがあるからだろうなと思う。棺桶ぶち破って出てくる銀ちゃんを「カッコいいー!」と言える土壌。
ただ、あまりにも花組とつか作品の過剰さの相性が良すぎて、照れ隠しの軽口も全部笑いになってたのはじわじわ来たw想像以上に良かったマイティーの銀ちゃんには可愛げがあったし、カッコ良すぎるあまりコンプレックスとか矮小さが持ち前の陽の気で全部吹っ飛んじゃってたんだよね。笑いどころじゃないところも笑いどころになるマイティ―の強さ。

ヤスの力加減も大事で、一幕ラストから階段落ちに至るまで、観客はヤスのこと好きになるじゃん。もちろんその間銀ちゃんの孤独とか哀愁とかもあるんだけど、どうしたってヤス…!となる。そこであのオチが来た時に、誰よりキラキラした顔で出てくるヤスを見て一緒に銀ちゃん!!!って思わせられるかどうかが大事。
その点においてのつかさヤス、配役が出る前からヤスはつかさしかおらん!!!!!と思ってたので、悪いわけがない。子犬的な可愛げではなく、ちゃんと大部屋でうだつが上がらないけど優しい男としての可愛げがめちゃくちゃある。なので相対的に「銀ちゃんに恋してるけどヤスに情を持ってる小夏」という説得力が増すんですなぁ。

美咲ちゃんの小夏はやっぱりなんと言っても本人が若いので歳食った女優感は薄いんだけど、銀ちゃんとヤスに抱いたそれぞれの感情に揺れてる様とか、銀ちゃんにきゃんきゃん噛み付く感じの若い頃の感性から嫁になって母になる感性の変化にグッときた。あととにかくずーっと可愛い。
橘が誰なのか、実はパンフ開くまで把握してなかったんだけどwホッティーだったんですよ。そんなお前。恋しかない。つか作品的な面白さを求めるならもうちょいつかさと期が近い子だと良かった気もするけど、宝塚でそういうのは無くて良いかな、と思うのでもうただただ恋です。

潤色演出の石田先生がつかさんと交流があったことをパンフコメントで知ったんだけど、久々に見た銀ちゃんの恋には「幕末純情伝」「熱海殺人事件」「飛龍伝」のセリフオマージュが入ってて、これはおれの紀伊國屋パワーが火を吹いている……!!!!!!!って謎の興奮があったw
熱海を履修してると、銀ちゃんが火をつけた煙草が美味いのは高いライターだからではない、って分かるんですよ。心が変えるものだからね、って。そういう細かな一つ一つの積み重ねがあってこその銀ちゃんとヤスの関係性だし、スターの銀ちゃんなんだよなあ。

あと影アナで「三代目倉岡銀四郎」って言ってたのグッときちゃったなあ。マイティーは舌が回るからつか作品っぽいセリフ回しもしてて、宝塚ナイズされすぎてない感じが余計に好きだった。



フォーティンブラス
これはちょっと能條さんまとめの方に詳しく書く予定。

銀ちゃんの恋と連勤だったので、亡霊のハムレットが語る言葉も終盤の「みんなを笑顔に」も、構図としてはスターさんの言葉を大部屋が借りてるんだよね。それこそヤスの階段落ち直前みたいに。でもあの場のスターさんは大部屋には大部屋の生き様がある!と頬を張ってはくれないし、まして大部屋がスターに成り代わることもない。

脇役でもセリフが無くてもたとえ死んでいようとも、舞台の神様なんてモノを感じ取るような狂人が演劇を支えてるんだ!!!ってどうして言ってくれないんだろう、と思った。あんなに燦然と輝くスターさんがいて、その言葉を借りることしか出来なくて、それに乗っかり続けて生きて死ぬことを大部屋同士で分かち合うことの意味ってなに?
それが伝わりきらないうちはお客さんにとって脇役は脇役のまま、誰も知らないところで生きて死んでくだけだよ。スター制度の話を逆手に取った話、という意味ではシェイクスピアの悲劇としてハムレット選んできたのかもだけど、分かんないな~って印象だった。

あとはとりあえず他の誰でもなくみかこが一番大暴れしてて、これはもうみかこの下克上物語なんよ!!!!!となっていた紀伊國屋大戦でした。そしてひろたかくんがずっとえっち。



ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -Battle Of Pride-(2)

あまりにも髪と布の対空時間が長すぎてなんかもうすごいことになってたし、どぽが図らずも右にズレてくれていた そして帰りも客席ファンサが過ぎてどぽに帰り道を促されていた 要介護がすぎる

あまりにもあまりにもすぎて「羽衣……………天女………………」って脳がゆんゆわになったし半分泣いてた

あのせんせーに女神性はないよ(突然正気に戻る)

インナーをガン見してたんだけど、襟カフスがゴールドでベストの中から見える位置のタイピンがシルバー。
ソワレは前方だったので逆にセンステで踊ってるせんせーの後ろ姿をガン見してたし、花道歩いてる時は腰横のドレープが入ってる部分のタックをガン見していた。結構な幅で4段も入ってるの正気じゃない。

階段昇る時は白衣の紐部分持ってて、降りる時は右裾ちょこっと引っ張り上げてるのを確認して超興奮したんですよね。せんせーのこと立派な35歳男性だと思ってるけど、その仕草に反射的にプリンセスじゃん………となった。

シンクロ率100%はすでに別のジャンルなんよ…………………と客席も思っているし、どぽは後ろ向くしたかのくんにもじわじわ響いてたのがウケた ジュク、ボケたがりしかおらんのよ

Blast Wolfのソロパート、どぽギリギリまで階段上いて慌てて降りていったと思ったら左右のDDBに90度お辞儀して「お疲れ様です!よろしくお願いします!」って挨拶してた かわいい

せこあゆりょ、ドンパス終わってメインステ帰ってくる時いっつも目合わせてにこにこしてんだよ

情緒大乱れのBoP。あのライブ衣装で踊ってるところを全景で映像に収めてくれるまで大騒ぎしてやる。





【9月】
「ALIVESTAGE」Episode 5「月野百鬼夜行綺譚 天獄 -君死にたまふことなかれ-」
現地着いてからツキステと繋がってるというのを知るレベルの未履修っぷりだったんだけど、回り回ってツキステを配信で見てたことが事前履修に繋がっていて、始と隼の名前が出てきただけでキャラの立ち位置を把握させるの上手いな~と思った。逆に見てないと苦労してた説はあるけど。
原作者が脚本もやるパターン、ツキステからやってるから流石にライター側の技量も成長してるんだな………と配信を脳裏に思い浮かべるなどしました。

ズズステで透留くんを演じてた石川くんの圧倒的″光″感最高だな~と思ってたんだけど、イブステを見て「なるほどムービックでやってる他作品でこういう役やってるから、当て書き的にああいう役どころだったんだ!」って納得した( 'ω' )もふもふ犬神仕草、セリフがないとこでもやってて可愛かったw
ライブパートの方では一番手足の伸びと重心移動が上手だったのが石川くんだったので、コンテンポラリーダンスの経験とかレッスン受けてるのかな?って思ったら、むしろそんなこと全然なくてイブステ関連でしかやってないって聞いてびっくりした。実身長以上に大きく見えて、気持ちいいダンスだったんだよね。成長したんです!って力説するおたく達かわいかったw

身体の使い方を注視することが増えたおかげか、お芝居もダンスも一番好きだなって思ったの迦具土神だったんですよね( ◜◡◝ )ライブパート最後の曲に出てきてGロの一番上のところで踊ってるところを、ペンラ半自動で振りながらずーーーーーーっと見てた。めちゃくちゃ良かった。肩の力を抜いて腕ぷらぷらさせたり、アンサンブルに延々ちょっかい出したりと自由なのに、体幹がしっかりしててどんな体勢でも身体のバランスが崩れないの最高じゃない?殺陣とかダンスというより、多分身体性とキャラクターの一致が刺さったんだろうなと思う。後日談のうきうき観光ターンも可愛かった。



哀しみのコルドバ/Cool Beast!!
「初恋」と「運命」の話というれーちゃんの超得意分野の話をしているのに、そこにあのキラキラとした光が見つからなくて、コルドバだからなのか他の要因なのかどっち………ってなってる間に終わってしまった。たぶんもう一作くらい見ないと判断がつかないけど、初日映像から感じたれーちゃんの包容力というかお兄さん感の正体はこれだな、という気持ちにはなった。

こうして「初恋」の思い出と共にれーちゃんも大人になっていくのか………という一抹の淋しさを感じてたら、あすかちゃん発のもふもふで♡描くのをお気に召してずーっとやり続けた挙句、組長さんのご紹介を阻害していたれーちゃんは完全にぼんぼん御曹司れーちゃんで笑ったwほんとそういうとこだぞ!www



狐晴明九尾狩

ラン・フーリンくん 推定8ちゃい

印結んでるむかいりのまねっこしたり(できてない)、しっぽ入れにむしり取ったしっぽしまったり、晴明にどうやって謝ればいいか分からなくて下手花道でもだもだしてたり、とにかくおさないいのちだったのがほんと予想外でしたね。ビジュアル見て15~18才くらいだと思ってたんだよこっちは

直近の履修傾向に影響を受け、お化粧ではなく足元ばっかり見ていたことが判明し、お化粧班のくせに初日全然レポできなくて超怒られました()
予想外のゆっさんが来たため、倫也晴明はこういう感じなんだ~とふんわり見ており、結末で客席も「知恵比べ」に巻き込まれてたんだなぁってぼんやり感慨に耽ってた。かずき脚本のすべてを諦めない姿勢が好きだ。

いい意味で予想裏切られて良かったのは断然タオ役の吉岡里帆!沙霧タイプなので新感線おたくも皆好きそう~って感じでしたね。結構しっとりめのシーンで盛大にセリフ間違えた時に、「それがなにか???」って顔してしれっと言い直したあのパワー。おたくは皆好きなやつ。
あとは皆が待ってたリベンジむかいり。ランくんがタオ姉ちゃんとニコイチじゃなかったの意外だったけど、あれはあのキャラのむかいりに8ちゃいの相手をさせたかったんだろうな~っていう感じに見えました。むかいりをクールビューティー悪役キリッにしたくなかったんだろうなって。



RUST RAIN FISH(6)
これも能條さん関連現場としてカウントしてるので別でも書きます。
とりあえずWHITE見るつもりで新宿まで行って、カバンにチケットが入ってなかったのはおれだ。





【10月】
RUST RAIN FISH(3)
千穐楽での村田中おめでたい報告が本当にうれしくてうれしくて爆泣きしてしまった。
久々にセンターブロックに座ってようやく「役柄に合わせてなんか入れてるのかな?」って思ってたのでほんとにびっくりした。
皆の子でもあるからね!!!預かってね!!!って言われたの超爆笑したし、今回のチームBLACKは本当にいつメン揃いだったので、この猛者たちに抱っこされて育っていく元旦生まれのお子さんを想像して楽しくなってしまう。



鮎川太陽 芸能20周年記念イベント
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大体こっちに書いたんだけど、きみさーさんと気配斬りやったりでかい猫になったり超愉快なイベントでしたねw個人イベ系久しぶりでレポどれくらい書いていいのか分からなくてメモがあんまり残ってないので、次回はちゃんと残しとこうと思います。



マドモアゼル・モーツァルト(3)

寝食を忘れて没頭するモーツァルトの姿にみりおちゃんの姿を重ねてしまったなあ。もちろん産みの苦しみは沢山経験してると思うけど、体の奥底から溢れて止まらない″お芝居″を何度も何度も見せてもらったもんなぁと感慨深くなったし、ありえない世界線シリーズの退団公演みさえあった………()

モーツァルトに振り回され続ける、っていうところまで含めてコンスタンツェの気持ちはずっとモーツァルトの方を向いてるから、フランツ辛抱強くありがとうな……………という気持ちだし、そこはしょーごくんなので胆力ありますよ大丈夫です!!!という勝手な信頼

華ちゃんが退団後も舞台に立っているという事実を噛み締めながらブリリアの音響を呪いまくっていた。ありえない世界線シリーズはドリチェ見て生まれた話です。
表情がくるくる変わるコンスタンツェは華ちゃんにぴったりでめちゃくちゃ可愛かったし、何度涙を流す瞬間が来てもそこに至るまでの一連の感情が滑らかだから、何度でも新鮮にグッときちゃったな。
初回観た日は袖にはけていく時に何度も何度もみりおちゃんを振り返ってる姿が可愛かったんだけど、徐々にそれが無くなっていく姿をフォロワーさんが「娘役ではなく役者になられていく」って表現していてすごくエモを感じてしまったなぁ。



狐晴明九尾狩

尻尾9本になったとこから殺陣の速度上がったのウケる。ランくんお芝居するために大衆演劇見たのかな?

一幕でこの速さ出してるなら二幕への準備運動だなって感じなので、久々にあの痺れるような感覚味わえるのでは わくわく

首ぐるん、手ぶらぶら、スタート切る時の短くフッと吐く息のフルコンボでもうゆっ殺陣始まる前から震えてた

5年ぶりくらいにゆっさんの仕事にわくわく出来て幸せでした。

赤眉赤ダブルライン眉山の下に白シャドウ、目尻つけまつげの上にぱっきりブルーシャドウ重ね。ライビュの日ほど唇ぷるぷるしてないから女形っぽさは薄めかな。6〜12ちゃいくらいをふらふらしてるっていうか、情緒の安定しなさが幼児。

ランのお耳の細工さ〜、しょぼん……ってなる一連のシーンだけ青いテグスが胸当ての真ん中辺りにぶら下がってたからやっぱ後付け方式なのかな。テグス中央あたりにちょっと太めに布?テープ?巻いてあって、それを手探りで見つけて引っ張ってる感じだった。

お化粧と細工めも。

町民になったさとみあまりにも蛇腹御前すぎないか問題なんだけどさぁ、あれ町民じゃなくてそのまま『人に紛れてる妖』なんじゃないかって今日気付いたんだよね。悪兵太たちがなだれ込んできたところとかも、おててを双眼鏡にしてじーっと見てからササッと商人たちより先に消えていくからさ。
着物も蛇腹を広げたような柄に見えたから、もしかしたら妖チームはあそこでそれぞれのモチーフ着物を着てるのかも。
ちなみにほっぺメイクは町民が●→蛇腹御前が❤でした。かわいい。

私は劇団員だとさとみ推し!



RE-INCARNATION RE-CITAL

resolveの「離れてもこの道だけは」から「まだ見ぬ天へ続く」までずーーーーっと断金のあのシーンで、あまりにもあまりにも過ぎてめちゃくちゃ泣いてしまった

RE-COLLECT自体が匈奴組に思い入れまくってるので曲流れるだけで泣いちゃうんだけど、ほんと今回映像とのかけ合わせ強すぎた スペゼロで見た記憶も混ざって頭がぐちゃぐちゃになってしまった 心臓に悪い

銀座のお船、とうとうライブまでやるの巻。





【11月】
CITY HUNTER-盗まれたXYZ-/Fire Fever!

さきちゃん、脚が長いのは当然として歌も踊りもずーっと冴羽獠なので、宝塚ナイズされてるからカッコいいみたいなことではなく、文句無しに冴羽獠としてリアコすぎるんだよな…………

あがちんの海坊主さぁ、踊るシーンもずーっと海坊主なのよ……………腕の開き方とか歩き方だけじゃなく、ツーステップもちょっとドシドシしてるの……………………すき……………とにかく芝居が細かい……………

まずはシティハンター自体が古い作品なので、賛否があるだろう当時の価値観をそのままやったこと自体は良かったなって思った。それを失くすならシティハンターじゃなくていいじゃん、ってなってたと思うので。でもさぁ、各時系列からエピソード持ってきまくった結果、香の一人称ブレブレなのはどうにかしてほしかったんですよwww
兄の仇討ちのために裏稼業に足を踏み入れるにあたり、香本人が『弟』を名乗ってたから一人称が「俺」だったのが初期設定で、この仇討ちが終わった後は香自身として獠のパートナーを続けるから一人称が「私」になるんですよ。ヨシマサにはそういうところを整えてほしいって言ってるわけよおれたちは!wwwww

あとは本筋が忙しい割に新宿を形作る組子たちは自由度が高いので、色んなところで色んなお芝居してるのを観るのがめちゃくちゃ楽しかった!槇村が見えてる人と見えてない人がちゃんと決まってるのも面白かったし、ラストだけ冴子にも槇村見えてるのなかなか胸熱でしたね。



本日も休診(2)
これも能條さん現場まとめ行き。向こうに追記終わったらリンク貼っておく(めも)



劇団ドラマティカACT1/西遊記悠久奇譚(2)
はじめての立川。本当に遠くてやばい。
噂通りただのアリーナ箱でしかないので、オールフラットの1階席はもちろんやばいんだけど、サイド席も完全に舞台を横から見てる形になるので、ちょっと前のめりになっただけでめちゃくちゃ斜め後ろの人の視界妨げることになる。こんな箱で芝居やるな!!!

さて中身の話。まずそもそも芝居も歌もめちゃくちゃ上手くなって安井が帰ってきてたことに感動した。実は観る前からループ構成の話だってこと自体は知ってたんだけど、三蔵がこの5人での旅を終わらせたくないという想いで一行を殺す→悟空を解放する冒頭へ戻る、の流れで完全に三蔵の表情を追っちゃった。「あなたたちが愛おしい。この時間が愛おしい。だから終わらせたくない」っていうあの主張、あまりにも日々樹渉でありおたくの総意すぎて、伊勢さん脚本でやられるこの話嫌いなはずがない~~~~~とバグってしまい なぜか この後の大楽チケットが手元にあった

告知出た時、まつがく凪砂マジで!?!?って思ってたけど、よくよく考えなくてもBSPがダンスと殺陣を売ってたので、むしろなるほどこの方向で凪砂の強さ出してくんだな~っていうのが納得。ドラマティカ自体があんステ比かなり歌える・滑舌の良いキャストが集まってたので生歌でも全然違和感ないし、動けるから殺陣も映えるので、EDENのキャスティング的にも今後はこういう方向で「強さ」を表現していくんだろうなぁという路線が見えてよかった。あと本人のふわふわ感が非常に凪砂にマッチしてて絶妙な適材適所感があったw

ドラマティカACT1初期配役
悟空:渉
三蔵:宗
悟浄:凪砂
八戒:北斗
玉龍:夏目

ゲーム側に実装されたドラマティカのカードストで明らかになった内容なんだけど、この意外性がない配役を持ってきたほっけちゃんに「なんとなくそれっぽいで選んでません?」って言う日々樹渉、本当に信頼しかない。



舞台魔法使いの約束第二章
観に行くって決まってから急ぎ足でメインストーリー読み終えたら、その2日後くらいに無料開放きて笑ってしまったw全部読むまでにそこそこユーザーランク上げなきゃいけない割に、都志見脚本だから話が展開し始めるのが遅くてびっくりしてたら、舞台がかなり忠実になぞる脚本で大変なことになってましたね。

わざわざ魔法使いたちほぼ全員集めるシーンを新規で作って、退去寸前に祭壇に飛びつくのをムルからアーサーに変更したりするくらいなら幕間エピ入れるとか、そもそもこの2章でやる内容精査できたのでは?って思ったかな。ゲーム中だとこのメインストーリーが実質すべてのストーリー(イベント・カード・親愛)の序章になってるので、進みの遅さと引き換えにあの人数いるキャラクターの出番・関係性を示すアクションをかなり細かくバランスが取られてるので、よりにもよってそこに踏み込んでいくのはかなり無茶かなと。

脚本改変自体は悪いことじゃないんだけど、ムル→アーサーの改変はただただアーサーが足手まとい系ヒロインみたいになっちゃってて可哀想だった。そりゃアーサーがそういう局面になったらオズは助けてくれるけど、そもそも今すぐ退去しないと帰れないっていう状況で見つけた物に気を引かれて飛び込んでくのはムルだから自然だった行動で、かなり違和感のある改変だったなと思う。
愛憎パートの改変とかは結構良かったのにね。あそこだけシャイロックの情報量が多すぎて頭おかしくなりそうだったwゲームだとムルに欠片を返さないことで「愛憎」を端的に描く象徴的なシーンだったと思ってるんだけど、ステのシャイロックは顔に出てくる感情が全部愛憎ごちゃ混ぜで、あそこで敢えて「自分をどう思っているか」尋ねて返すことで心臓燃えるよりしんどそうだった。


私のだいすきなかみながくんの顔がハイパーーーーーーーキュートすぎて、噂のコートのひどさは視界に入ってきませんでした()ほんとマジで毎秒かみながくんの顔がかわいい。オーエンのために7キロ痩せたって知って、動いた時にその痩せ方がどう出るかめちゃくちゃ不安だったけど、肌ぴちぴちで唇ぷるぷるで笑っても無表情になってもずっとずっとかわいかった。ほんのりと違和感ない血色帯びた唇がつやつやなことも、笑った時に頬がきゅっと上がっても肌つるつるなことも、とにかくすべてがハイパーキュート。

曲終わりに首こてん、って傾げたところとカテコで首だけで下げて挨拶してるところがもう、もう、超かわいくてですね??????あんなかわいい顔が動いててもずっと同じかわいさを保っているのはすごいことだよ??????
メインテーマの『紋章』って歌詞のところで、各々が自分の体の紋章位置に触れてたんだけど、オーエンの場合は一瞬ぺろって舌出してて、それがめちゃくちゃ短い時間なんだけどめちゃくちゃ粘膜で、秒でテンションが振り切れてしまった。

余力ある人は見てほしいんだけど、ミスラとノーヴァで明確に変えてる部分として、歩いてる時の腕の動きがあるんだよね。手をわざと白衣に引っかけてはためかせてるのはミスラの時だけだし、腕が後ろにいく時に肩落とすのもミスラの時だけ。お芝居はもちろんだけど、所作かなり作り込んでた。

オーエンとミスラの立ち位置が分かれるたびにどっち見るかめちゃくちゃ選択を迫られる羽目になったんだけど、白衣翻してる時と踊ってる時はさすがにミスラ見てました。
あしながおじさん(物理)のミスラ、ホタテと肉の食べ方にめちゃくちゃ執念の気配があり、ああ~これがワニからきてるんだろうな~と思うなどしました。太陽のお芝居としてはノーヴァがミスラとしての枠かなりギリギリを攻めてる感じがして良かったかな。尺と全体の出番に関わるとはいえ、3章に持ち越しなのはもったいないな~と思った。ギリギリまで本人が演じるかなぁ。

わごフィ、ちゃんとフィガロなのに踊り出すと和合真一が出てくるので笑いこらえるのに必死だった

ほんと数多のおたくたちを狂わせているフィガロ・ガルシアそのものだったんだけど、踊り始めると「ぐちゃっ………ぐちゃっ……」って謎の崩れ方してて最高にかわいいわごちゃんだった。一生ダンス上手にならないでほしい。ミチルに呼ばれて爆速で振り返るあの瞬発力はいずこ。
お芝居も上手だし、歌もそこそこいけるし、本人にメイクやらせればもっと顔も綺麗になるし、なのにダンスだけが下手。リズム感とかじゃなく踊りに対する何かが足りてない。最高。わごちゃん大好き。



修羅雪姫
事前予想では大体あずみでしょ、って思ってたんだけど実際のところ「当分松井以外でやりたくない」と言ってた新幕末のジェネリックだったので、一周回って玲奈への義理堅さを感じた。

新幕末亡霊「これは恨みではありません、人の世のケジメなのです!」

ベースはあずみちゃんvs以蔵さんドリームマッチだったし、途中途中に美女丸ちゃんとうきはの亡霊もいた気がしたんだけど、なにせ主旋律が新幕末なので勝手に「お命頂戴!」って合いの手入れたりもして遊んでた。

お噂はかねがねの砂を噛むりゅきたんが金と米の話し始めた辺りが一番興奮したので、紀伊國屋界隈のたのしいあやとりを隣で見てた甲斐があったな………という謎の感慨深さがありましたね。立ってるところをすべて0番にするのも相当凄いけど、正しい0番で床這いつくばってる時の満点っぷりも凄かったので改めてカムバック熱望すぎる。





【12月】
SK∞ The Stage 第一章
二章に分けないで休憩あり3時間弱くらいでよかったのでは、というのは皆言ってると思うんだけど、企画時期的に劇場はよ閉めろって言われたりしてた頃の弊害なのかな~と思うと仕方ない気持ちもあり。
帰り道でオタクが「アニメ見たのに何もわからなかった」って言ってて、マジでその通りだなって感じだった。あのーそのーアニメ見てた時の「なんなんだこれは……」という感情が同じくらいの速度感で劇場に流れてたw

たきりょランガは実際に見てみると想像以上にいいランガで好きだったんだけど、あの体幹の良さが随所に出てたところが一番よかった。二章だとあの表情がくるくる変わるランガになってくれるの楽しみだな~
他の記事読んでる人は分かると思うけど、予想に違わず私はチェリギャなのでSNSサビ残二次創作を美味しくいただいておりました。



DisGOONie "Sailing" Vol.10 anniersary ship「MOTHERLAND 始皇帝暗殺」(2)
3時間35分で終わる気があちらにはないし、こちらも終わると思っていないんだが、そう言わないといけないことがこの世にはあるのだよなぁ()
こんなに群像劇なのに話自体はめちゃくちゃ単純な構図で、でもめちゃくちゃ面白くて、西田大輔天才か………………?って改めて思っちゃった。いつもは一幕結構ゆっくりで準備運動って感じあったりするけど、今回は普通に体感1.2時間程度にしっかり話進んでたのに、二幕のスピード感がさらにすごかった。えっ、まだまだ話続くじゃん!!!!!すご!!!!!!でもちゃんと(?)4時間で終わった!!!!!
いや、ほんとたしかに4時間あっただけど、4時間で収まるボリュームの話じゃないし、なのに端折ったな~って感じもないので、やはり天才かと………

真ん中に立つ瀬戸くんを大変心配していたのですが、腹から声が出ててえらいな……となった。なんせシンメ位置にいるのが松田なので。始皇帝が松田じゃ勝てないんよ。vs合従軍のスローモーションシーンが松田vs谷口で、互いの形相がそれはそれは凄まじかったので客席の「お前が前線出たらそりゃ勝つだろ!!!!!!」って思ってるところに待ったをかける人材として適任すぎて最高だった。船のおじさんたちは若手に道を譲る気ゼロなところがいい。

西田現場は再演とかでない限り初日に入るんだけど、今回は絶対に抑えておきたい回があったのでそちら優先。そう、ながつゲスト回である!!!!!!!!!!!!!!
DECADANCEで観てから「初めての西田作品とは思えない。才能がありすぎる。絶対また出てほしいどころか、ありとあらゆる作品に出てほしい」と各所で散々言ってたながつがゲストで来てくれたよ~~~~~~~~~~~嬉しい~~~~~~~~~~~~~~

先にゲスト出演が決まってた萩ちゃんは、いつメンたちから西田→谷口→鈴木のおしゃべり哲学野郎ラインの流れで名前が挙がってたのでw都合がつけばまた出てくれるんだろうなと勝手に思ってたけど、ながつも何卒お頼み申します~と騒いでいた身としてはありがたい限りです。秦軍の麃公・ながつと韓軍の鍾離眜・萩ちゃんってだけでもめちゃめちゃ良かったのに、もうちょっと殺陣シーン観たいな~出ないかな~と思った矢先に「韓は秦に多くを奪われた。一つくらいもらってもいいだろう」って萩ちゃんがながつを討ち取るの天才だった。西田一生ついてく。また皆さんと一緒にやれるように頑張ります!ってカテコ挨拶に手のひらはち切れそうなほど拍手したし、全然次回作とかで来てくれていいんだよながつ。

東京千穐楽明治座の一番えらい人を板の上にあげたり、カテコで出てきたと思ったら「Tシャツ売ってるんで!あと200枚売らないとディスグーニー潰れます!」って宣言して終演後物販が長蛇の列になったり、明治座さんには海賊たちが大変お世話になりました……エアウィーヴ最高だったからスぺゼロに導入されるまでまた呼んでください………



舞台あいつが上手で下手が僕で
巷で噂の『青砥の奇祭』に気付いたら足を運んでいたし、まさかのこれが年内最後の現場になったwww
うめつはこわかったし、田中は大きくてかわいいし、最後の最後でしょーさんのダンスに骨抜きにされて死んでしまった。しょーさんかっこいい~~~~~~

初めて生で観るうめつ、マジで多重人格か?ってくらい感情の乱高下がシームレス過ぎてすごい。未来人なので、って言われて納得できるレベル感なのかもよく分からないあの様子のおかしさ。しかもそれがキャパ1300レベルの客席ほぼ一番後ろから見てても、オペラ無しで伝わる声と身体表現だけでやってくるのがすごい。未知の生き物。そんなうめつ劇場に負けないテンポと圧のちゃんじんツッコミがつよいので、アマゲンはダントツの面白さだった。
フォロワーがたくさん死んでたスーパートキタイム、トキのおたくじゃない私でさえ「なんだこれは…」って思うレベルで時浦と片山さんのバックボーンストーリーが見えすぎる時間あったね。すごかったね。勝手に時浦古参おたくの気分にされた。あいつ、片山さんとは色々あったからさぁ……()





88 + VoT5回。配信はもう数えられてないし、履歴が追えないので無視します。
無くなった現場ももちろんあって、100seasons AND ENDLESS「swallow period」についてはいつか絶対にやってほしいと切に願って2021年のまとめとします。

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