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『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Rep LIVE side F.P》感想

札幌密航のつもりだったんだけどごめん我慢できないから言うわ!!!!!!!!!!安井謙太郎は芝居が上手い!!!!!!!!!!!!!!!(あたりまえ体操)





【公演情報】
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Rep LIVE side F.P》

原作 EVIL LINE RECORDS
演出 植木 豪
脚本 亀田真二郎
音楽監督 KEN THE 390
テーマソング 井手コウジ

シブヤ・ディビジョン“Fling Posse
飴村乱数:安井謙太郎
夢野幻太郎:坂田隆一郎
有栖川帝統:滝澤諒

ディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”
Toyotaka、RYO、gash!、SHINSUKE、HILOMU、Dolton、KENTA、GeN、KIMUTAKU

【公演日程】
2022年7月23日(土)
北海道・Zepp Sapporo

2022年7月29日(金)~7月31日(日)
東京・Zepp Haneda(TOKYO)

2022年8月2日(火)~8月3日(水)
愛知・Zepp Nagoya

https://hypnosismic-stage.com/replive/





<札幌>
D4というか有馬くん見たさに初上陸した札幌、とにかく何を食べても美味しかったし、湿度が存在しない最高の夏でした。No.1珍事は手持ちのリングライトを全部ぶち込んでるポーチをカバンの側面に押し込んだばかりに、手荷物検査で「確認できないものがあるので……」って開けられたことですね!!!X線検査画像に映り込む大量のリングライト!!!(日記)


『ポッセ』を意識してるからこそ終始2人との距離感を測ってる乱数、色々あって遠く札幌の地で初お披露目される幻太郎、感無量すぎて終盤ぱやぱやの帝統、というデコボコ珍道中はじまりはじまり~って感じがめちゃめちゃ可愛かったよシブヤin札幌!

振りの間違い方とふんわり感を見る限り、たぶん安井はほとんど稽古期間が取れてないんだろうなって思ったんだけど、逆に言えば3人の距離感も完成度も来週にはめちゃくちゃ上がってるだろうと思うので、これは見てよかった初日だったなってにこにこ反芻しました。
Delightで間違いなく勝手に()ハモリ入れてきたところにも爆沸きしたんだけど、結局RepLIVEは2.5ぢから<<<ライブぢからっていうのを見せつけてきた後に『葛藤』で「いや、芝居もできますけど?」を提示してくる乱数ってめっちゃ乱数~~~~~~性格悪い~~~~~~解釈一致すぎるので羽田足します~~~~


せこ乱数と安井乱数はそもそものスタート地点がシブヤ/TDDと異なる2人なので、そりゃ出発地点の方が時系列に則ってるからキャラ確立しやすいのは当たり前なんだけど、それにしたってtrack5から続いてきた乱数すぎて、TDDギャ人格は泣きながら「どうせせんせーがらむちにノンデリなこと言ったんでしょ!!!!!ポコスカ」と喚く。
信じられるか?これ『葛藤』って1曲(未満)の感想なんだぜ?

そもそもtrack4のあの乱数ソロのタイトルが『葛藤』だということをおたくのレポで初めて把握したレベルなんですけど、せこらむは普通に節つけて歌ってたじゃん。あれを、全編、完全に芝居全振りでやられて、しかも、めっちゃ、track5から地続きの乱数で、その後に『乱数がポッセに出逢えてよかった』って思うような新曲までお出しされて、もうTDDギャは札幌初上陸して情緒がめちゃくちゃになりました。これ見るためだけに札幌来たって言える。

せこ乱数は「好き」が転じて「嫌い」(ただし寂雷から投げられた言葉の意味を理解していない)の『葛藤』だったけど、安井乱数は「好き」だけど「矜持」を傷付けられたことは許さない(ただし当人もカウンターとなる答えを未だ得ていない)の『葛藤』だったので、やすあゆは100%せんせーが悪いって断言できる。せんせーが悪い。


BoP衣装は細かいところ見れなかったんだけど、せこの時に大きいリボン結びだった首元が、安井用に2回リボン結び?みたいな小さめ&ジャボっぽい前へのボリューム増になってたのが可愛かった~~~細かいところは色々調整されてると思うけど、とにかくあのふんわりシルエットの上半身から伸びてる細くて長い脚がアンバランスで、改めてあの衣装はせこのために作られたオーダーメイドだったんだな~って噛み締めたし、安井乱数のために作られるならどんなシルエットになったんだろうって想像もできて面白かった。そもそも身長からして違うからね。

シブヤの乱数はかわいい乱数♡だと思ってるおたくだけど、それが確立しきってない部分にちらほらと安井謙太郎が見え隠れしてることが逆にめちゃくちゃ『生きてる』感あって感慨深かったですね。あと単純に慣れないことを頑張ってることが伝わってくる安井って味わい深い。
そう、安井乱数はシブヤになっても白井乱数になること諦めてなかったんだよね。さすがにあの高さは出ないけど、節回しがめっちゃ白井だな~~~って感じる部分が多くて、なかなか忙しいスケジュールの中でやってることを考えたらやっぱり根本的に芝居が上手くてセンスあるんだよな~と再認識しました。


新げんたろの坂田くん、MixTapeの稽古してたとはいえやっぱりライブってコンテンツ形態として別物なので、どういう立ち振る舞いをしてればいいかで頭いっぱいいっぱいなのがこれでもかと伝わってきてwww安井とたきりょも早々にアドリブで絡みに行くと困らせることを察してたのがじわじわ来た。自発的な絡みを待てあげられるチームっていいね。
というわけで自分達のパートじゃない時の絡みは乱数・帝統が多めだったんだけど、たきりょはたきりょでBoPからやってたライブのシブヤを引っ張ってく、って立ち位置を安井も一緒にやってくれることに気づいたのか、終わりの方で唐突にスイッチ切れてカテコMCで使いものになってなかったのが最高に面白かったwwww

坂田くん、MCではかなりさくさく喋ってたから慣れてきたら心強い存在になるんだろうな~って思ったけど、坂田くんの挨拶が終わったと思って口開いたたきりょの「ぁ」みたいな一言にも「なんですか?」って反応したりとか、とにかく神経張ってる感がすごくて…www立ち位置の役割分担が終わりきってないシブヤの可愛さを堪能できるのは札幌公演だけ!(たぶん)

ド緊張坂田くん・電池切れたきりょに加えて喋らないD4という、板の上のすべての人間の面倒を見ないといけなくなった安井を「ひさびさに総監督業してた」って連れが言ってたの面白かったwww
本人も『シブヤの乱数』として初めてのライブで探ってるところが沢山あっただろうに、往年の面倒見るポジまで発生したらそりゃ去り際に「D4まとめるのむずい~~~><」って泣き言も出るよwww
TDDメンツとのアフトで見られたような関係性とも全然違ってて面白かったので、各ディビゲスト回でももうちょっとあわあわしててほしいね。札幌まで来たおたくのために谷ヶ崎・有馬に「2人の声も聞きたいんだけどどう~?」って振ったのに、答えてもらえなかった安井乱数の受難。


でもな~~~~有馬くんがお辞儀の後に『ありがとな』って客席に向けて言ってたのちゃんと見ちゃったんだよな~~~~~~~私が入ったのはソワレだったので、安定のソワレ侑くんではありましたが、いとよの暴露通り『空いた穴を埋めること』にめちゃくちゃ神経を尖らせてたダンス見れたの最高だった。チケ代ペイ余裕。

SORも脱獄も時空院パートは3人でやるのかな~っていうのは想像してたけど、まさか立ち位置を変更して有馬くんがセンターになるとは夢にも思わなかったんですよね。個人パートは相変わらずだったけど、3人パートの時の空間を埋めようとする気持ちがめちゃくちゃ伝わってきて、仕事ができる男っぷり摂取しまくった。
SORの時空院パートをミスって谷ヶ崎に逆ギレした後、燐童パートで後ろ下がった時にDDBとすれ違いながら一瞬ふにゃって侑くんの顔が見えたのも超興奮したし、KSBでも見ることのできなかったライブ感ある侑くんとても良かったです。

札幌有馬くんめも。
SOR「Dominator」は目元指さしてから客席に向ける『見てるぞ』ポーズ、JB改め脱獄の「武器を捨てろ」は上手側向いておめめ隠して舌出し、「生ぬるい平穏~」はやっぱり腰に手当ててくれなかった。ソワレ。





<羽田>
スペースで感想をぶち撒けてしまい、あんまりツイートが残ってなかったんだけど、羽田足してほんと良かった~~~~~~~予想はしてたものの、札幌のシブヤはめちゃくちゃ緊張してたんだなって改めて実感するくらい3人とものびのびしてた。
自分のパート以外もダンスが完全に入りきってるので端っこで一緒に踊ってる安井、乱数のリリックに合わせてDDBをエアよしよしする余裕がある坂田くん、まさかのスロット大当たりで大喜び噛み締めるたきりょと、かなり円盤に収めといてほしい回でした。


シブヤ新曲めっちゃいいんだよなぁ。曲調は全然違うんだけど、ステにおけるStellaポジション曲って感じがするし、あれ聴くと乱数が決めた2人があの2人でよかったな、って思える。シブヤの乱数はセンターであってシンメ不在、ってところまで含めてシブヤ曲だなって。

Delightに続いてChampion in da Houseのサビも完全にハモリパート分け確定してたんだけど、札幌でもやってた?全然気付かなかったあれも、新生シブヤの歌唱力と声の相性の良さが武器になってる証明ですっごい良い。


スロット当たって大喜び帝統に「なにか食べたいものあるか?」って聞かれてケーキ!って答えたら「何千個欲しい?」って返ってきて、「そんなにいらないよ…?」って怯える乱数、ストレートにかわいい生き物でした!!!!!!帝統も幻太郎もTDDメンツとはちょっと異なる人種だからこその戸惑ってる感!!!!!!!!
というか今日の帝統自体がめちゃくちゃ不思議テンションだったのかもしれない。どっかの曲の幻太郎パートでDDB引き連れてぴょんぴょん飛びながら迫ってくる帝統、それにどう反応したらいいのか困ってる幻太郎というとってもきゃわきゃわ構図が見えた。


Fight 4の幻太郎パート、初出の時からずーっと「アリスと中也のよう」をワンセットで解釈してたんだけど、坂田くんが明示的に「アリス(帝統)と中也(乱数)のよう」って2人を示したのを見て、周回遅れで天啓を得た気分になったんだよね。坂田まぼの解釈いいぞいいぞ。
あと、完全単独回のアンコールでしかやらない2回目のディビ曲サビで、DDBとびょんびょん跳ねてノリ狂ってた安井も本当に愉快でwwwあれくらい自由に楽しんでくれてるとライブだな!!!!!って感じがするので、個人的にはやっぱりある程度なかのひとが出てきても許してほしいなと思った。





<名古屋(配信)>
札幌→羽田→名古屋で驚くほど3人の親密度が高まってることにより、距離感がバグってずーっとむぎゅむぎゅ固まってるシブヤはかわいい。コントで帝統をダメにするソファに座ってる時の乱数・幻太郎の距離感近すぎだし、ライブ全編に渡って帝統と幻太郎のいちゃいちゃが凄すぎて「これが顧客が本当に求めていたもの!!!!!!!」という気持ちと「この人たち本当に札幌で見たのと同じか……?」という気持ちのせめぎ合い。


羽田楽の配信で見た『葛藤』もそうだったんだけど、毎公演解釈というかニュアンス変えてくるの最高か???特に大楽の名古屋は、直前に寂雷から投げかけられた言葉に対しての心境だからボルテージが徐々に上がっていく、っていう味付けになってて文脈を理解してるか~~~~そうか~~~~って唸った。
RepLIVE通してなんだけど、かわいいモードの乱数を理解したことによってtrack5曲である『本当の仲間』の精度が上がってるのすごくない??????TDDの前でそんなにかわいこぶってくれなかったじゃん!!!!!!!ってくらいかわいい乱数お出しされてしまった。いよいよ可愛い芸に対しての照れが消失しましたね。


札幌・羽田とたきりょの電池切れ問題があったんだけど、さすがに大楽はいけるやろ~と思ったらラストのサビ手前で一回切れちゃったwww気合いで持ち直したけど、もうカテコでは全然ダメだったwwww坂田くんもふわふわになってしまい、結局最後まで安井が面倒見てたのめちゃくちゃこのシブヤの完成形って感じがして好きだったなぁ…w

DDBに無茶振りしまくる安井に影響受けたのか、たきりょと坂田くんもめちゃくちゃしてたり、本当にこのシリーズを通して距離が縮まっていく過程がパフォーマンスで見られて楽しかったなぁ。





このブログ書いてる頃にはとっくに円盤が発売されているわけですが、3人での座談会でパフォーマンス向上というか作りこみ辺りの話が出てきて、そこで単純な仲の良さだけじゃなくパフォーマーとしての方向性の相性とかが見えてさらに面白い副読本状態だったの、最後まで完璧なシブヤのスタートでしたね。
多分次に見られるのはシブハマ公演だと思うので楽しみだ~~~~~

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