愛より重くて恋より軽い

未来の私が読んで楽しいやつ

ぼちぼち長いことおたくやってるけど初めて女の子推してます(元乃木坂46 能條愛未ちゃん)

乃木坂46の女優さんって最近増えてるけど、能條愛未ちゃんって誰?っていう人向けになったらいいなぁと思う私が能條さんに出会ってから今日までの話をしまくりたいだけの記事。
映像作品メインではなく、グランドミュージカルメインでもないという、乃木坂OGの誰とも同じじゃない路線を進んでる能條さんですが、2019年は1月から10月まで毎月本番の舞台に立ってました。
歴代の推し(若手俳優)でもここまで働いてたことなかったので、目が回ってしぬかとおもった。すっごい売れてる若手俳優推してるおたくすごいな。
そんな能條さんのお話、乃木坂在籍時も大半舞台作品の話でちょこっと握手会の思い出なんかも入ったりします。

ちなみに2020年6月現在、能條さんの情報は本人のインスタが一番早くて確実です。












少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~』/「魂の形がウテナ

mishu-h.hatenablog.jp
2018年3月。能條さんとの出会いの作品であり、私の人生においてとっても大切な作品の舞台化。

原作のめちゃくちゃ重いオタクだから初日の第一印象をはっきり覚えてるんですよ。「魂の形がウテナだ」って思ったの。あれから未だにうまくアウトプットできてないんですけど、2.5作品でよく見る「声がそっくり」とかじゃなく、キャラクターを表現するために持ち合わせている性質に川上さんの演じるウテナと同じものを感じて、イクニことアニメ監督の幾原さんが選んだのかな?って直感的に思うくらいウテナだった。ウテナだったんだよぉ……

高潔で真っ直ぐで凛としていて、かと思ったらお調子者でカッコ悪くて、思い込みが激しくて。良いところも悪いところもひっくるめて天上ウテナという人を愛おしく想うからこそ、それをお芝居で全部出してきてくれたことがあまりにも嬉しくて、開幕一発目のナンバーで泣き始めたオタクがおれだ。ちなみに2回目の観劇はもっと泣いてて、初見の友達が隣でドン引きしてました。事前に「めちゃくちゃ泣くから」って言ったよ私は!!!!!!*1

能條さん本人が2019年末に「当時はいい評価をいただいていたけど、いま映像で見返すと全然ダメで。『アイドルにしては上手』ということだったんだなと気付きました」*2と語っていて、その向上心が好き~~~~~~~~~~~~~~となった作品。確かに今の方が歌もお芝居も殺陣も断然上手いんですけど、あの日あの瞬間にシブゲキで出会った衝撃を私は一生忘れない。

実はウテナの前に乃木坂版の「墓場、女子高生」で一度能條さんを見てたんです。伊藤万理華ちゃんの印象がすごく強かったのと、Gロッソ後方席なのにオペラ持っていくの忘れたので全然覚えてなくて、後から出演作調べて気付いたんですけど。墓女が普通にお芝居として見られたので、乃木坂46という看板に対してそんなに悪い印象を持ってなかったというのもあって、本当に縁って不思議だなぁと思う。

musical-utena.com



はじめての握手会/「顔が可愛いめっちゃ可愛い無理全然予定通り話せん」

2018年6月。エンタメオタク、人生で初の握手会。

AKBの子をゆるーく推してた時期が少しだけあったので、コンサート行ってCD複数買いして総選挙投票して、っていうのは経験あったんだけど、握手会は行ったことがなかったです。アイドルの子に実際に会ってなにか伝える、ってことが全然想像できなかったから。ところがこれも不思議なご縁で、まったく別作品で仲良くなった友達がもともと乃木坂に推しがいて「そんなにウテナ良かったなら、絶対握手会で感想伝えてあげた方がいいですよ!」と熱弁されたのでした。

舞台の感想なら伝え慣れてるし、身近になんでも気軽に聞ける経験者がいるなら安心だし、ちょっと行ってみようかなって参加したのが6月。前日にセラミュ初日も観てたし、他のメンバーに比べて女の子多いですよ~って聞いてたので割と気楽に行った。はずだった。んだけど!wwwwww

間近で見る私服素顔の能條さん、とにかく顔がめちゃくちゃ可愛いし細いし白いし最高に可愛かった。しかもそのビジュアルで、ふにゃふにゃ~って笑う。今ならよく分かるんだけど、基本的に板の上にいる時はしっかり気を張ってるだけで、普段は糸が切れてふにゃふにゃしてるのがデフォルトの能條さん。芯がしっかりしてる人だけど、分かりやすく人見知りして、分かりやすく心開くタイプ笑

大した話は全然しなかったけど、ウテナの時より痩せたねって話したこととサービス精神旺盛なこと、あととにかく顔が可愛いってことだけ覚えてる。可愛いんだよ……めちゃくちゃ可愛い………



はじめてのお手紙/「もう一度出会いたいから、諦めないで」

2018年6月。なぜかウテナ期間に書かなかった手紙をセラミュで書いていく。

ファンになった時期を言うと「え!?あの時に!?」って言われまくる。まぁ色々ありますよね。私の感想は「能條さんは仕事を全うしてくれていたので特にコメントなし」です。実際に今でも気にする人はいると思うけど、正直ウテナの話がタブー化するのだけは絶対嫌だって気持ちの方が強かった。だって本当にすごくいい作品だったから。重い作品オタクは手紙に難しいのかもしれないけど、能條さんのウテナにもう一度出会いたいから、諦めないでほしいって書きました。
mishu-h.hatenablog.jp
これの書き出しが敢えて映画からのセリフ引用だったのは、そういう気持ち。



『ラヴ戦争』/「度胸と嗅覚だけで乃木坂のバラエティ班やってんの!?」

2018年7月。ホリケン演劇の会、「演者たちが堀内の頭の中にある物語を芝居で忠実に表現する」という但し書きだけでヤバさが伝わってくるやつ。

握手会行くにあたり能條さんの人となりを知ろうとして検索すると、高確率で引っかかるのが乃木坂の番組でバラエティ班として笑いとってる姿。能條さんのお芝居が好きだなぁと思ってたからぶっちゃけふーん、って感じで見てたので、一発ギャグやったりモノマネする能條さんを観たのはこれがほぼ初めて。

能條さん自体がめちゃくちゃ面白い人というわけじゃないんだなって思ったのがすごく印象的で、アドリブパートでネタ振られた時の瞬発力とか間の取り方、度胸を見て「この人、もしかして笑いのセンスじゃない力でバラエティ班やってる!?!?」ってびっくりした。AKBは頭の回転が速くて笑いのセンスがある子がバラエティ班やってる印象だったから余計に。お芝居のセンスをそのままバラエティ班業に流用するとか、そんな、器用なことできるタイプに見えなかったんだけどぉ…?(カテコでお母さまにふにゃふにゃ笑顔でお手振りするの見つつ)この人もしかして、あまりにも底知れないのでは………と思った時期。

www.watanabepro.co.jp




乃木坂46版ミュージカル美少女戦士セーラームーン』/「能條さんを推します」

mishu-h.hatenablog.jp
2018年9月。忘れもしない台風直撃の千穐楽公演。

2チーム体制に加えて6月に銀劇、9月に赤坂ACTという変則スケジュールで行われた乃木セラミュ。台風による計画運休が決まってて、終演後どうやって帰るかを考えつつ臨んだ千穐楽ようやく私は能條さんを推すことを決めたのです。ここまでの握手会とか舞台は全部「観に行った舞台でちょっと気になる役者見つけたから、いくつか現場行ってみよう」くらいの気持ちだったんだよ。ほんとだよ。皆も気になる俳優のツイッターフォローしたり、次の作品観に行ったりするでしょ!w

能條さんが女優志望ということは早い段階で知ってたけど、しょーーーーーーーじき良くも悪くも未知数というか大体のことが平均ちょい上でできるかわりに、役者として独り立ちするには完全に決定打に欠けると思ってた。ウテナは作品そのものへの思い入れが強かったし、私も本人が言ってた通り『アイドルにしては』という枕詞をつけて見てたんだと思う。だからこの千穐楽公演、ジュピターに変身して歌うソロパートで「ああ、この人はミュージカルの人になるんだ」って思ったことがウテナ初日並に衝撃的だった。

誤解を恐れずに言えば、歌が上手いだけじゃ話にならないと思ってた。これは今も思ってる。たとえばセラミュで同じチームだった樋口さんだって外仕事で舞台出てるし、歌も上手い。乃木坂の中だけに限っても同じくらいのポテンシャルがあって、同じような進路目指してる子がいる中で、能條さんにしかないものって何だろうなって思ってた。
でもあの日、能條さんは突然変異を見せてくれた。 公演中に座組の中で影響を受けたとか、劇場が変わって感覚が変わったとか、そういう筋道が立てられるようなものじゃなく、千穐楽でいきなり化けた。成長とか覚醒とかいう生易しいものではなく、突然変異。なにこれ。

本人に握手会で聞いても「うん、ちょっと変えてみた」くらいの反応しか返ってこなくて、でもそれって心境の変化を語るのは気恥ずかしい、とか謙遜のニュアンスでもなくて、この人は理屈が通用しない世界に生きてるんだなって思った。幕間に慌ててレターセットに感想書いたけど、今でもあの時の衝撃について話そうと思うとすごく前のめりになっちゃう。それくらいの衝撃で、私は能條愛未ちゃんを推すに至ったのです。

sailormoon-official.com



乃木坂卒業と最期の握手会/「2日後に翌月の舞台出演発表があることを、我々はまだ知らない」

2018年12月。推すって決めた半月後に卒業発表、2ヶ月後の握手会をもって卒業。

私、結局一度も生でアイドルやってる能條さんを見たことないんです。握手会行ったり生誕祭にお花出したりはしたけど、コンサートは過去の映像見せてもらったり色んなエピソード聞いただけで、実際に見たことない。この辺が「能條さん」って呼んでる理由なんですけど、かといって全然後悔もしてない。そこにしかない良さとか輝きがあったんだろうな、って思うけど、舞台に立ってる時しか見られない能條さんの良さや輝きも同じようにあって、私はそこが好きになったからいいかなって。友達と一緒に全国回ってた世界があったかもしれない、って思うとそこはちょっとだけ惜しいことしたなって思う笑

でも卒業発表について触れた時に本人に言われたことや、最後の握手会レーンで泣いてる人たちを見てたら、私は私にできるやり方で『これからの能條さん』を応援していこうって思った。アイドルとして舞台仕事することと、女優として舞台仕事することは全然違うから。アイドルの能條さんを推してた人が、同じように女優の能條さんを推すのは全然当たり前じゃない。だからこそ私はアイドルの能條さんを惜しむことはできないけど、女優の能條さんに期待することはできる。

大丈夫だよ。これから先どんな劇場にだって立てるし、どんな作品にだって出られるよ。
それだけの期待をしていい人だ、っていう確信が自分の中にあったから言えたことだなって今でも思う。さすがに翌月会えるとは思ってなかったけど!w



『GIRLS REVUE』/「わたくしごとですが、推しの宝石になりました」

2019年1月。女優としての初仕事。

とはいえメイン出演者は乃木坂でも仲のいい子たちばかりで、卒業公演的な側面も?って話にはなってたけど私は、アイドルを卒業した子に「アイドルはやめられない」って歌わせる演出のセンスを信じたくなくて、これは卒業前から決まってた仕事だったな、と思うことにしましたw

往年の歌謡曲を織り交ぜたレビュー形式だったので、色んな役どころが見られたことで能條さんのポテンシャルが垣間見えたのが印象的だった。というかよくよく考えたら、みっちり稽古期間を設けて役作りに挑むような経験がほぼない状態でも、持ち前の嗅覚で突然変異を起こすような人なので、歌もお芝居も正解を学ぶ機会があればすごい速さでステップアップしていくんだろうなって思った。
そういう意味でも、これまで経験したことのない構成をレビューショー経験の豊富な悠未ひろさんと、しかも男役までご一緒させていただけたことはすごく貴重だったなぁって感じる。

ところで、劇中に観客を宝石に見立ててランダムに話しかけるシーンがあって、間近でお芝居観られるな~と呑気に思ってたら声かけられてびっくりした話はそろそろ時効なので言います( ◜◡◝ )心臓止まるから、伝兵衛シートみたいに固定位置にしといてくれ!w

www.girlsrevue.com



『ミュージカル HARUTO』/「帝劇で共演してくれ」

mishu-h.hatenablog.jp
2019年3月。ミュージカル!初ヒロイン!情報局当落後の出演発表!

リセは能條さん初のヒロインらしいヒロイン役でした。前作の恋ヴァで同じ乃木坂の樋口さんがヒロイン役やってたことから、乃木坂で声がかかって他メンバーのスケジュールとか加味した結果、白羽の矢が立ったのかな?という想像。前述した通り乃木坂の中ではバラエティ班だったので、なかなか回ってこない役どころだったんだろうなと思う。

とはいえ、芸能界での指針がアニーのオーディションを受けたことから始まっている以上、ミュージカル作品のヒロインは絶対経験しておくべきもので、しかもそれが能條さんの夢である帝劇の舞台に既に立ったことのある京本大我くん主演!!!!!たとえ前作の評価がどんなにヤバくても期待してしまう!!!!!www

グループでのイメージやキャラで愛されているからこそ、アイドルの延長でお芝居をするような中途半端さなんて微塵もないことを認めてほしい、ちゃんとその仕事ぶりを評価してほしい、って欲求が私にはずーっとあって。これはなにも能條さんに限らず、舞台班やってるアイドル/元アイドルの推しを持つと少なかれ通る道なのかなと思う。広くファン以外の人にも観てもらえる機会って、とにかく喉から手が出るほど欲しい。
そういう観点においても大我くんの素質と実力は本物な上に、極めて近しいロールモデルにもなり得ていて、能條さんが帝劇に立つ女優になった暁には肩を並べて共演してほしいと思える存在でした。京本担が能條さんを絶賛してくれてハッピーな毎日だったけど、当の本人たちはお互い人見知りしまくって稽古場で危機感さえ覚えたという想像以上にプロ根性で成立してた現場。

www.musical-lovevampire.com



『吼える』/「オタクの大好物:推しが死ぬ役」

2019年5月。詳細は省くが長台詞は悪。

難病を患っていて耳が聞こえない真心(まこ)という役で、手話や吃音での台詞がメイン。命や生き方をテーマにした物語で、個人的には死生観が合わなかったなぁという作品。見出しの通り死んでしまう役だったんですけど、ここで印象的だったのがあんなに嗅覚とか感性で役と向き合う能條さんは、いかにもそれっぽい雰囲気で観客を泣かせに来ないんだなという点。

身も蓋もないことを言うと、私は「人が死んで悲しいのは当たり前」と思うタイプなので、死んじゃう!死んじゃった!つらい!で観客を泣かせるのってそこまで難しくないと思うんですよ。でも真心は自傷行為を繰り返してる片鱗を感じさせないほどいつでも笑っていて、かと思えばほんの一瞬の仕草や表情にだけ薄ら暗いものを滲ませる。大人数が行き交う舞台上で、そういう見逃してしまいそうなほど小さな違和感を散りばめて、最後にその伏線をしっかり回収していく。
真心にとって死ぬことは悲観的な選択ではない、という主題とは真逆の捉え方さえ感じさせてくれるところが面白くて、つくづく能條さんは役を憑依させるタイプじゃなく役と向かい合って対話し続けるタイプだなぁと思いました。



『さよなら、people』/「大楽から2週間足らずで初日」

2019年5月。コントユニット「大人のカフェ」第12回公演のゲスト。

吼える大楽が5/12、こちらの初日が5/25。2日間4公演とはいえ予想以上にがっつり出番も台詞もあって、能條さんがバラエティ班として活用してきた嗅覚フル稼動。未だにプロフィールの特技欄が「セリフ覚え」なのはダテじゃない。一見バラバラなシチュエーションのショートコントが最終的に一本に繋がる、という構成でボケもツッコミもなんでもやる。

この辺りから徐々に能條さんの嗅覚×お芝居の可能性が広がり始めたなって思います。乃木坂で経験してきたことから伺える度胸と潔さを思えば求められればまだまだ出来るんだけど、制作サイドから見ると元乃木坂の子が!?っていうギャップが生じやすいんだろうなと。そのラインがまた絶妙で、バラエティ班的なところまで振り切れすぎないコメディの上手い女優という路線にちょうどいい。長期的な目で観たときにあまりにも仕事に恵まれている推し、目頭が熱くなる。



少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~』/「いつかまた、絶対に会おうね」

2019年7月。重いオタク、見事フラグを回収する。

もう一度出会いたい、と願いを込めたウテナに会えたんです。しかも過去一度も舞台化されたことのない黒薔薇編!世界を革命する力はあったんだよ………

お芝居も歌も殺陣も、全部が全部成長した能條さんのウテナを観るのがとにかく毎日幸せで、この奇跡に感謝してもしきれなくて、ダイマめっちゃした。私が100人に分身できたら100席埋められるけど現実問題それは出来ないし、なによりもとにかくたくさんの人に私の好きな作品を、好きな人を見てほしくて仕方なかった。
mishu-h.hatenablog.jp
私の私による私のためのダイマです。

年末のインスタライブで本人も振り返ってたけど、映像だと殺陣の速さってなかなか伝わらなくて。でも千穐楽公演の最後の決闘は、演出の助けを必要とせず一人で戦い抜くことができる能條さんを予感させてくれるほど、速度が段違いだった。
大好きが溢れすぎて止まらなくて、結局重いオタクは千穐楽の手紙にいつかまた、絶対に会おうねって書きました。3作目があれば、多分それでウテナ完結までいくはずなんです。絶対会う。なにがなんでも会う。

musical-utena.com



『上にいきたくないデパート』/「この嗅覚で、どこまでいける?」

2019年8月。メンヘラ、というより妄想癖強めのヘビメタバンド追っかけ美容部員の成島ちゃんバンギャあるある。

とにかく個性派揃いのキャストに半分くらい当て書きされてた印象の脚本で、キャラ盛られてる感のある成島ちゃんが霞むレベル。これまでになかった同タイプの役者が揃った場合どうするのかという課題を新たに感じた作品で、同じ元アイドルということもあって矢島舞美ちゃんと一緒に語られてる印象が強かったけど、多分カテゴリー的に同じだったのは和合真一くんです。個性×芝居力という点で抜きん出てるわごちゃん、同じ美容部員役だったことを差し引いても存在感の出し方が絶妙すぎる。

若手俳優なら割とよくある話のカテゴリー被りが起こりにくいのは、この世代の女優さんとして能條さんが恵まれてることなんだと思う。若手俳優ほどよくある話レベルで仕事の枠が広くない、という点は女優さんに共通した悩みでもあるけど。この課題、いくつか方法はあるけどまだ解決できてないと個人的には思っていて、今後どこかで打開策を見つけた瞬間の能條さんが見られたらいいなぁ。夢は広がる一方。

www.mmj-pro.co.jp



『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』/「同じくらいの年代の女優さんが自社に沢山いる事務所主催のミュージカル!!!!」

2019年9月。アミューズとe+主催の世界初演ミュージカルに出演。

能條さんは卒業後も乃木坂LLCという乃木坂の現メンバー+OGの一部が在籍している事務所所属で、東宝系作品にも参加したことがなくて、でもプリンシパルキャストって、これはもう絶対オーディションで勝ち取ってきたな……………………とクレジット位置見ながら思う次第。しかも同年代の女優さんめっちゃいるアミューズですよ。真相は知らないけど、ミュージカル系のオーディション受けててそこで目に留めてもらったのは間違いない。はず。

フローリアは引っ込み思案だけど静かに意志の強さを見せる感じが真心と似たタイプで、ありとあらゆる経験を糧にしてることが分かったし、なにより能條さんのハスキーな中低音はこの規模感のカンパニーでもしっかり存在感があった。ステップアップしていく様が見られるのは楽しい。

能條さんの歌が好きで、推すと決めたあの日に「ミュージカルの人になるんだなぁ」と思いつつも、本人の夢である帝劇は決して終の住処ではない(©メタルマクベスという気持ちは卒業後も増す一方で。可能性がめちゃくちゃある人なんだもん、それだけじゃもったいないよ、って思っちゃう。だからこそ2.5やストレートプレイ、コント作品もやった後でミュージカルをしっかり押さえてきた能條さんには勝てないな〜〜〜〜って思った。どの作品も学べることは尽きないし、あと単純に追ってる側も全然飽きない。勝てないなぁ。

musical-fg.com



KERA CROSS『グッド・バイ』/「女優としてはまだ1才」

mishu-h.hatenablog.jp
2020年1月。なんとしても参加したいと思ってオーディションで勝ち取った青木保子役。

作品自体がほんとに面白くて、たとえ能條さんが出てなくても観てよかったと思える作品で、そういう作品への出演を能條さんが希望していたこと自体が大袈裟に言えば救いだった。青木保子役、初演は町田マリーさんだったんです。目指してる方向性が大正解すぎる。

努力とか野心とかを見せたがらない白鳥タイプの能條さんなので、なかなか今後の展望とか知れる機会が少なくて。それもあってなおさら私は好き勝手に夢とか課題とか散々考えて遊んでるんですけどね。だから、こういう方角を目指してるよ、って教えてもらえるだけでも十分だったのに、勝手に思い描いてたものとの答え合わせまでしてもらえて、私は恵まれてるなぁと現在進行形で感じてます。

女優としてはようやく1才になった能條さんの世界が、また一つ広がっていく予感に溢れまくっていた作品で、かつ間違いなく今後の女優人生のターニングポイントになる作品。でもそういうことを差し引いて、絶対ハッピーエンド主義者じゃない私でさえハッピー最高!で帰れる作品なので心からオススメしたい。CS衛星劇場とかで放送してます。

www.keracross.com



『ひりひりとひとり』/「はじめての公演中止」

2020年6月。告知から1ヶ月経たないうちにコロナ禍で中止になってしまった幻の作品。

告知が4/22、中止発表が5/20でオフィシャル先行の当落がすべて「落選」で届きます、と予告されていてもだいぶ心折れた経験…wお芝居大好きな鈴木勝吾くんとの共演ということでめちゃくちゃテンション上がって全公演ぶち込んでたのになぁ。
能條さんのインスタを見ている限りではリモートで顔合わせ・読み合わせ・稽古をやっていたようで、本当にギリギリまで上演できるよう動いてくれている人達がいたんだなぁと思うと涙が出る。

ひとりの俳優をめぐる物語。
ひとは向き合う、自分に、他人に、世界に。
ひとは向き合う、過去に、未来に、今に。
たくさんのひとりが、ひりひりと今日を重ねていく。世界はまだ見ぬ明日へ。

工藤春男は、父の家庭内暴力、それを苦に家出する母といった、
愛情に恵まれない家庭に育った。
思春期には、烈しい統合失調の症状とともに暮らしていたが、
家を出て演劇の世界に飛び込んだ頃から、心は落ち着きを見せ、持ち前の表現力や独創性が評価されはじめていた。

いつものように稽古をして、いつものように仲間と時を過ごしていた春男のもとに、
実家で父が孤独死したという報せがはいる。
父という、自分の記憶からすでに消していた存在の死に、心乱れる春男。
思春期に自分で生み出した珍妙な別人格二人が現れ、克服したはずの吃音まで戻ってくる。
同じ劇団の女優であり、恋人でもある伊達夏子、親友の玉木賢は、
様変わりしてしまった春男を心配して、心を尽くす。

春男はやがて、二人とともに、生まれ育った街への旅に出る。
どこか遠いところで幻聴のように鳴り続ける音楽とともに。
それは三人それぞれが、自分と向き合う旅でもあった……。

六人の俳優と一人の音楽家がポップに絡み合い、
ひりひりとした物語を軽妙な笑いと、軽やかな身体、豊かな音楽とともに語っていく。

公式サイトにはあらすじの雰囲気からは想像できなかったニュアンスのビジュアルが中止発表のタイミングで解禁されてます。これすっごい好きで、いつか同じメンバーで上演してほしい作品。

www.s-ist-stage.com



『トムとディックとハリー』/

2020年7月。先行販売→払い戻し→再販売の洗礼。

公演自体は3/28解禁でお友達と「これワンチャン能條さん来るのでは!?」ってきゃっきゃしてたら、4/13にほんとに追加キャストとして発表されて「私だけ2周遅れのエイプリルフールかまされてません???」ってなった作品。
人のいい長男(江田剛くん)の『魅力的で、明るく、はつらつとしている』*3妻リンダというポジションで三兄弟たちとどう絡むのかも楽しみだし、自粛期間中に配信やっていた柿喰う客見まくっていつか柿に出てくれ~~~~~~~という念を送りまくっていたので中屋敷さん演出なのがもう、いやほんとに、この人すごくない?私をワクワクさせる天才じゃん?
公演前なので初日観たら追記しようと思ってます。とにかく楽しみすぎて死んでしまう。

stage.parco.jp





目指す女優の方向性とか、事務所に残るメリットとか、アイドル時代のキャラのジレンマとか、色んなことを考えずにはいられない能條さんだけど。結局のところ卒業後の仕事を見る限りポイントは外さないまま適度にハラハラさせてくれる人だし、このわくわく感が応援したい!って気持ちの原動力になってるんだと思います( ◜◡◝ )今後もちょこちょこ更新していく予定。


marshmallow-qa.com

*1:友達「想像の3倍くらい泣いてた」

*2:EX大衆2019年12月号

EX (イーエックス) 大衆 2019年12月号 [雑誌]

EX (イーエックス) 大衆 2019年12月号 [雑誌]

  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: 雑誌

*3:公式