愛より重くて恋より軽い

未来の私が読んで楽しいやつ

2022年上半期現場まとめ

昨年末、どんだけ書いても終わらなかったから「毎月か半期ごとでまとめ書きたい」と言っていたような記憶がありますが、とっくに下半期入ってんだよなあ。












【1月】

柿喰う客『空鉄砲』

2022年現場初めに選んでよかった空鉄砲!!!!!!
も~~~~~~~~~めちゃくちゃ今この瞬間に見たい芝居だった!!!!!いろんな人の現場初めを眺めながら、私はどこで2022年最初の観劇をしようかな~なんて呑気に考えつつ突発で予定入れたんだけど、結果的に空鉄砲は観ながらじわじわと泣きたくなってしまって、「ああ、今の私が見たくて感情を動かされたかったのはこういう作品なんだよなぁ」ってめちゃめちゃ満たされた。ヴェラキッカ初日前にねじ込んでよかったw


ちょっと真面目に言うとアフトで「大人の柿がやりたい」って玲央さんがやしきさんに言って出来た作品、って話が出たときは客席がひっそり首傾げてたけど、確かにいつもの柿なら突き抜ける・突き抜けられる台詞回しを敢えてやらない3人の姿でもあったなと思った。ふにゃふにゃ言語で言うと中屋敷にBL舞台をやらせるためにえらい大人たち(仮)が一生懸命BLを履修させたら、新進気鋭のBL作家中屋敷爆誕しておりました。
「嫌いです。嫌い。大嫌い。」はつまり「愛してる。」ってことだよ、というBL王道構文を使って指し示すことが『父子の継承』という概念や確執だったり、「あんたには後を追ってもらわなくちゃ」ってセリフから求められてるものが『文学性のある人生』だったり、ほんとやしきさんさぁ…………という気持ちが過ぎる速さより興奮する速度の方が早い。えらい。
空鉄砲が終始ありとあらゆるBL構文を別のBL概念と接続する魔改造ウロボロス構成だったことこそが、やしきさんのBL履修が物語の分解まで至っているという証左であって大変満足しました。


そして介凪・御幸・夏来の三者間に走る相関が『父と子』『兄と弟』であるというのに、公演パンフレットの挨拶で「女」「出産」というワードが出てくるやしきさんの業深さ。
『紅葉館の殺人』が売れなかったのは宣伝に金をかけなかったから、ということはつまりそれが作家・網代木冬の本来の実力ということじゃん。みゆきさんに性を教えた父であり、新作の宣伝よりも介凪の育児を優先した父の価値に繋がるということじゃん。
それなのに網代木冬の最期について語っていく本編はその未ヒット作に帰結していく、ということに私はめちゃめちゃ文学性を感じてしまって。でも紅葉館が内包しているのは『弾倉ゆめ』であるので、この文学性は『網代木冬』の人生には存在しないものなんだよなぁ。

しかもみゆきが欲しかったのは『網代木冬という父の愛』、介凪が欲しかったのは『弾倉ゆめという父の愛』で、お互いが欲しいものをお互いが持っているからこそ愛憎を抱えていて、尚且つ2人の愛憎こそが夏来にとって欲しかったもの、という構造なので、夏来からしたら弟はいないって言われてる上に擬似兄弟の愛憎を見せつけられておりたまったもんじゃないですね。
この愛憎が勝ち負けであったか?というのはさておき、どちらの『父』の象徴でもあった空鉄砲を網代木冬という作家人生の文学性のために介凪が手放したからこそ、御幸も弾倉ゆめの生きる希望であり夢であった後追いをしたわけで、でも結局瓜二つの『父』を手に入れてるから勝ったのは介凪なんですよね!!!!!!!!!!!!!!

という関係性の話だなぁって頭の中でこねくり回しながら観てたら、ラストに唐突にぶちこまれたあの楽曲で完全に感情を持っていかれてしまって泣きそうになってしまったんですけども。
あの演出めちゃくちゃ熱海というか、つか作品手法だよねという話はいつメンとしました。歌って凄いよね。歌詞にもフレーズにも感情が宿ってるので、登場人物の心情描写や情景描写フルカットしても成立するんだもん。あと、選曲の懐かしさに『あの時代のドラマ』感を錯覚してしまったりして、やしきさんはこの辺りを含めた演出が本当に上手い。


乱痴気のみ配信で見たんだけど、穂先くんの御幸は玲央さん以上に『息子』属性が明瞭なので、ゆめさんの言葉を語る=本痴気夏来が見せる網代木冬の声がすることで、尚更そこに欲して届かない『父』の姿があるように思えましたね。
玲央さんの御幸が「色んな人に気があると思わせぶり」って言われてたのすごい分かるし、それに対して穂先くんの御幸が「俺だけのモノ」って感じなのすごくない?????????俺が、俺だけが見出したはずなのに、どこかで誰かがこの価値に気付いてしまうかもしれないという仮定の恐怖に怯えてしまう感覚。「他の誰かが見出すかも」というのは仮定にすぎない、ただ豊かな想像力が発展した杞憂なのだけど、玲央さんの御幸はストレートに見た者すべてを狂わせるから最初から相手の頭をおかしくする刺激を内包しててすごい。刺激物。


ミュージカル『ヴェラキッカ』

一幕終わりの時点での感想「みやちゃんが6着を6回衣装替えするんだがwwwwww」
なにせあらすじから推測できるレベルのこういう話になるんじゃないかな~というところまでしか到達しなかったため、どうすんだよこの後…………っていう緊張感で客席の呼吸が静かになっていくのが面白かった。TRUMPシリーズの客、大体末満さんを信頼しすぎて信用してない。
最終的には「みやちゃんの退団公演………………だったのか…………(非実在世界線)」となりました。話の内容的にもみりおちゃんの退団公演『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』思い出したし、あの期間中のみやちゃんファンは皆白い服着てたと思う(退団公演千穐楽における該当ファンの装い)

当時のお気持ちは大体ふせったーにいるんだけど、私は今作をやさしい話だとは(相変わらず)思わなかったし、精々「黑世界で見た『人の心』みたいなものを見様見真似でやっているんだなぁ…」と思いましたwあと、「だから繭期の吸血種はすべからくクランに入るというシステムを血盟議会が徹底しないからこういうことになるんやろ!!!!!!!!!!!!!!!!」とキレた。教育is大事。




鮎川太陽31st BirthdayEvent ~チョップドチョコレートがすき~

各種コンテンツ見ながらダンスしてる姿に対して、「記憶の中の太陽より上手い」って言ってた件のアンサーがもらえたことが一番インパクトあって、ヒプステ大阪公演のチケットが1枚もとれなかった腹いせに弾丸遠征キメてよかったなと思いましたw

私の大好きな『若俳によって語られるやしきさんシリーズ』なんだけど、神永くんがやしきさんを「早口」と評したことに対して太陽が「頭で考えてることと口が追いついてない」って言ったのがじわじわ面白くて。私はやしきさんのことを「頭の中で無作為に考えてることがそのまま言葉で出力されてる」側面があるっていう微妙に違う感覚で見てるので、かつての黒ステの稽古とかどうなってたんだろうなってちょっと興味が沸いた。

大阪イベ1部の神永くん回見どころ(仮)はまほステ北組(というかたろちゃん)の楽屋・アドリブエピソードと尾木プロエピソード、2部のみやこ回は……なんか……めっちゃ喋ってた…………TDDせんせーの役作りの話とか鮎川家の店長(犬)の話などがあったと記憶してます。あとは色々事前に考えてたチェキのポーズが上手いこといかなかったので、100均駆け込んで助っ人調達したりしてからビフテキ重とたこ焼きとタルト食べて帰った。


本格朗読文學劇 極上文學『ジキルとハイド』

樋口ジキル×梅津ハイド回。私自身は走れメロス以来の極上文學だったんだけど、文学作品って役者の力量が顕著に出る演目なのでうめつのドン勝だった。といってもうめつのお芝居で勝ってないとこは見たことがないんですけどw
うめつジキルも見たかったな~とは思ってたんだけど、聞きかじった感想的にはうめつの芝居をよく見てる人向けがジキル、うめつの芝居をあまり見たことない人向けがハイドって感じの印象を受けたので、私はハイド見れてよかったかなと思う。まだあの綺麗な顔で飛び道具的な芝居してるうめつに新鮮な面白味を感じてる時期。終演後の袖アナでひぐちうめつペアの台本が途中から入れ替わってたって話をされたのがめっちゃオモロでした。

カテコの様子がずっと胡乱うめつ:2回目カテコは本当は具現師メンツだけが出る流れだったのかな?後列のメイン組がわちゃっとした感じの中、うめつだけぺこっとお辞儀してはける→BGMがついてる3回目カテコでひぐち「本日は誠に!」うめつ・ごとう「「ありがとうございました」」みたいな謎の構成になってて、ひぐちに肩ぽんぽんされる。
やっぱ機会があれば定点観測しておきたい生き物すぎるぞうめつ。


ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.5

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【2月】

7ORDER LIVE TOUR2021-2022「Date with.......」

track5ありがとうのお礼参り現場その1。YouTubeとか散々見てたし、曲も聴いてたんだけどライブ現場は初めましてでした。
初めて見たながつがデカダンのマリウスなので、ボリュームふわふわワンレンでショルキー弾いてる姿最高でしたね……ずーっとそのままでいてくれ………

ありがたくもアリーナの見やすい席もらってたから大体見やすかったんだけど、MONSTER踊るんじゃん!!!!!ってなった瞬間はスタンドまで移動したい欲が爆発したので、後日ダンプラ動画あがったのとても助かりました。
ながつの上半身というか、肩周りから胸辺りの可動域やっぱすごくない????物理的に長い手足の捌き方って、物理速度を上げるとか曲げて距離短縮するとか色んなパターン見てきたんだけど、ながつの場合は多分この可動域を『回す』パターンで、でもそれって動くべき物理距離伸びてることにならん?????なんで?????ってずっと首傾げてた。物理速度が速いということも分解していけば可動域の広さという解釈も出来るけど(みゅーととかはまさにこれ)動ける人体の仕組み、全然分からん。

楽しかったな~って記憶はあるんだけど、ダンス見てる時とバンド見てる時だと頭の使ってる部分が異なるので集中しきれないままふわっと楽しいな~って感じだった笑


ミュージカル『天使について~堕落天使編~』

らんぺの推しこと、りくくん出演のミュージカル!メンツが大変愉快なことになっており、勝吾くん石井さん回とりくくん石井さん回見ました。

りくくんの歌とダンススキルの高さは当然知ってたけど、それをお芝居として出力することにはまだまだ慣れてなくて、結果的に歌・ダンス・芝居の表現が全部違う方向を見てるがっちゃがちゃ加減がすっごい面白かった!お芝居もしっかり素質があるだけに、絶対に今しか見れないこのちぐはぐっぷりが最高!www
先に勝吾くん回を見てたので、特にヴァレンティノは時折勝吾くんを感じる瞬間もあったんだけど、それ自体も短い稽古期間の中で色々と学習した結果なんだろうなって思ったし、この先しっかり稽古期間とって役作りする時間を与えてもらった作品で大化けする瞬間を見せてほしいなって思った。できれば公演中の確変で頼むw
相変わらずダンスは細やかな振りさえも魅せる力に溢れてるしとにかく体幹が良いので、ジャコモに求められてた幼さからは若干乖離はしてたけど見てて気持ちよかった。ヴァレンティノの魅力としても説得力があって、りくくん回の天使の「綺麗」はここに説得力が集約されてるんだなって思ったかな。私はりくくんのダンス好きなので。


一方の勝吾くんは流石だったな~~~楽曲的にも脚本的にも韓国ミュって感じの話だな~って印象で、ヴァレンティノ・ルカ・ジャコモ・ダヴィンチの4人全部に相関があるから、ややこしい話の構成がさらにややこしくなってるって初見感想だったんだけど、じつはこれ勝吾くんが勝手に()矢印書き足してたんですよ!wwwww
「天使に会えたら手のひらにキスする(意訳)(ウロ)」って歌詞が途中であったんだけど、勝吾くんのジャコモは最期に絵画に描かれたヴァレンティノに会って、それを差し出してくれたダヴィンチの手のひらにキスをしたんですよ。勝吾くんのジャコモだけが!!!!!!!
ちょっとかなり仔細の記憶が曖昧なんだけど、とにかく歌詞の内容引用してきたのが勝吾くんだけだったことが別日にりくくん回見たことで判明してひっくり返ってしまった。そういうところだぞ鈴木勝吾。
勝吾くんが小さくてかわいい子?って役どころなの久々に見た気がしたんだけど、予想通りヴァレンティノになった瞬間声の出力が全開になったのでこちらは満面の笑みを浮かべてしまいました。神様のスペオキなのに無自覚な感じがとても良かったし、勝吾ヴァレンティノはほんとに神様のこと嫌ってる感じがまた好かれるとこなんだろうなってにやにやした。


ルカ/ダヴィンチはどちらも石井さん回だったんだけど、冒頭30分くらいずーっと石井さんが歌って踊ってたので石井さんの一人芝居だったか………?ってなってたw
キャラ付けが両極端の2役なのでどっちの石井さんも見られるのおいしかったし、全くもって普通に天使で間違いないビジュアルしてる分、コミカルな感じで差し引きしようとしてるのがじわじわ面白かった。

自由劇場って初めて行ったんだけど、四季劇場でこんな音響悪いことある…?勝吾くんと石井さんの超滑舌いいコンビで歌詞が聞き取れないとかありえんでしょ…?と思ってたら、後日しっかり調整されてて最初からちゃんとPA仕事してくれ~~~~~~~~!!!!!となった。でも音響調整差し引いても石井さんとりくくんの声のハモリ気持ちよかったんだよなぁ。石井さんがカテコで「りく、ミュージカルをやれ!」って言った気持ちすごいよく分かったし、お芝居の細かいアクセントとかをりくくん用に合わせてコミカル強めにしてたりしてるのとかも、石井さんは根っからのミュージカル好きだな~と再認識しました。





【3月】

Venus of TOKYO

結局全然感想もなにも書いてなかったのでついでに概念めも。
1年限定公演かつ実際に公演できたのは6月からだったこともあり、謎解き要素の変遷がゆっくりだったので、一過性走行型おたくの私はたまーに季節イベ行くくらいの感じでした。

基本的に入った日は双葉ちゃんの奴隷の少女 or きんたさんの贋作家を追ってたんだけど、本当に片手で数えられるほどしかなかったこの2人の組み合わせがとにかく好きで仕方なかった。個々のダンスが好きなのはもちろんのこと、表情や仕草でのお芝居がとてつもなく雄弁な2人が、自由時間の終盤にピアノ前の空間で美しい兄と妹のシンメトリーを見せてくれる時間がとにかく大好きだった。基本シフトがかぶらない2人だったのでそれぞれを単体で見ることの方が多かったんだけど、欲しいものは2人が揃った時にしかなくて、双葉ちゃんがまたDAZZLE公演に出演して、きんたさんと並んでくれる日を待ってます。


何度見てもきんたさんやっぱり好きなんだよなぁ。顔伏せてて表情が半分しか見えてなくても驚くほど雄弁で、色んな感情が目まぐるしく現れるし、時にはその感情に贋作家自身が溺れていっぱいいっぱいになってる時の息継ぎの瞬間が好きで、普通なら目が合わせられないような近距離でも目が離せなくなってた。
VoT入るとキャストが誰でも贋作家か奴隷の少女ばっかり追ってたので、見たことないものがなくて新鮮味に欠けるといえば正直そうだった回もあったんだけど、きんたさんを追ってる時だけは溢れ出る感情を拾い集めるのに私も必死で、最後の方になると大体頭パンクしてた。あんなに雄弁なのに、多弁であるから拾っても拾っても抱えきれなくて。そうなってる瞬間が一番「ああ、お芝居というものが好きだなあ」って思うし、だからこそ拾い集めたいなって思う。

もう時効なのであれだけど、チュートリアル贋作家部屋でちょうど壁ドンするところに立ってた回があって、左右に視線動かしながらめちゃめちゃ近いところで表情見れたのすごい嬉しかったんだよなあ。SHERTERの時に初めてきんたさんの表現に興奮したのも、真正面から踊ってる時の表情見た瞬間だったから、ちょっぴり感慨深い気持ちがあった。動線覚えてるところとかはもちろん見やすい位置に動くこと意識してたけど、意識してない時に偶発的に起こるラッキーがやっぱ楽しいなと思ったりするのでした。


舞台「COLOR CROW-蒼霧之翼-」

公演の情報解禁が出た瞬間から当日までメサイア遺族の人格が胃を可哀想な状態にしながら観に行ったカラクロは、奇しくもクリエ版メサイアの始まりの地であるシアターサンモールで、ああここで初めてあのチャーチの鐘の音を聞いたんだよなぁ、って開演前から気が遠くなってました。(ここまで一息)

お芝居いいな~と思ったのは杉江くんで、過去出演作調べたらラキド出てきて「君がベルナルドか!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ってすげー声出ちゃった。最近コンスタントに見てる2.5がヒプしかないのであれだけど、なんか定期的に見る作品とかに来てほしいタイプの人だな~と思った。

アクションはまぁ湯浅くんがダントツでしたね!!!!!!メサ亡霊的にはしっかり役を持ってて、尚且つ裕也さんと並んでるのがエモ過ぎたんだけど、サイズ感的にこれくらいじゃないとサンモールは小さいんだよな~って難しさを感じた。日本人の平均身長が上がっていくと相対的に若い俳優が出るような作品は、セット組んだりアクションするなら小さい劇場でやるの難しくなってくのではないのかな~


その他に色々言いたいことはあったけど、とにかく脚本か演出どちらかは本職の人を連れてこよう…………コニーがどこ座って確認したのか知らないけど、ちょうどサンモールのド真ん中あたりの席で目潰し照明を食らいまくったのが結構しんどかったので、普通に勉強し直してきてほしい。頼む。さすがにあの多用はキツイ。

やりたいことも目指してるものもよーーーーーーーーく分かるからこそ、今後も舞台展開する気があるなら初回からクラファンしてまで映画作らずにその分のマンパワーを舞台に回さないといけなかったんじゃないかと思う。それは脚本に監修を入れるとか、舞台自体の予算とか、役者とか。話自体は覚悟してたほどメサじゃなかったけど、情報解禁から実際見るまで完全にあのイメージのまま進行してしまっただけに、余計にフラットに見てしまったとこあったなと思う。


本能バースト演劇「sweet pool」

端的な結論

先に言っておくと圭登くんも砂川くんも宇野くんも超よかったし、さちちゃんは最高かわいい姉さんだったし、カテコにやしきさんのヘキが大爆発していたので各ルートのカテコダンスだけ見てもらえば大体分かります()


sweet poolという作品自体はオメガバース的な概念の流行よりも古いものなので、そもそもの展開だったり哲雄の行動だったりに現在の倫理観と照らし合せるとアウトな部分があったりすることは否定しない。しないけどそれでもスイプは名作なんですほんとなんです。
私はキャラとしてはもともと善弥推しだけど、それでもゲームシステム的にもシナリオ的にも『蓉司が選ぶのは哲雄だ』っていう圧倒的な説得力が哲雄ルートには存在するので、あの結末に行き着くのは必然だと思うんですよ。それを内田お前……………おれたちのかわいい哲雄に対して初見が「なんで哲雄選ぶの????」って思うような余地を作りやがって………………!!!!!!!

哲雄のことが分からないって蓉司が相談をした時、姉さんが「目を見て、歩み寄って、そうしたら伝わることもあるかもしれない(意訳)」って話をしてくれるんだけど、そのアドバイスに従って哲雄と交流を重ねていく中で、蓉司は哲雄の考え方とか言いたいことを汲み取れるようになっていくんですよ。だからこそラストシーンの屋上での2人にはあまり会話がなくて、原作ゲームにおいてそれは哲雄の部屋を訪れ始めた頃に会話がなかったこととはまったく異なる関係性を構築した2人を象徴するようなワンシーンだったはず。

一方、舞台スイプは別回で善弥・睦ルートへの分岐が化学室シーンに存在しているがために、それより前を共通パートとして明確な哲雄ルートへのフラグ立てを避け続けており、哲雄と蓉司の距離感や関係性は変わらないことになっていた。
哲雄ルートに入るためのフラグ立てがそこまで極端なのは、哲雄ルートのエンドが舞台で起用されたエンド以外にあと3本あるからなんだけど、舞台で選ばれたあのエンドは分岐直前の選択だけ善弥・睦ルートへのフラグ立てを避ければ辿り着けるものではないのですごく違和感があって。実際、それが結果的に哲雄ルートにおける「なぜ哲雄を選んだのか」という説得力を著しく欠けさせる最大の要因にもなっていて、これが、本当に、マジで許せん。

原作と違うとか言いたいんじゃなく、むしろ複数ルートシナリオを起用する舞台ならではの制約が存在するなら、オリジナルのシーンや時系列を追加するとか、蓉司目線の制約から逃れられない分を哲雄視点のノベライズから引用して補強するとか、やりようはあったじゃん。
ドマステは分岐前の共通パート部分も各ルートごとに違いがあった、と聞いたのでもしかしたらスプステも多少そうだったのかもしれないけど、だったらもう単純に哲雄ルートのシナリオトレースはフラグ立てがド下手なだけじゃん!!!!!!絶対そのエンド開かないじゃん!!!!!!!!!!!!!!って言うしかない。

初見でこの作品に触れた人たちには、私がsweet pool初プレイ後に1週間使いものにならなくなるくらい心に突き刺さった、ってことが分かってもらえないんじゃないだろうかってことが本当に悲しい。
2.5作品で原作履修してこない方が悪い、って言われてもそれは舞台作品として観た時に脚本の完成度が低いことのカウンターにはならないだろうが!!!!!!!!!!!!おい中屋敷もそこ座れ!!!!!!!!!!!!


役者はめっちゃ良かったんですよ。
砂川くんの哲雄は、蓉司から見たらほんとになに考えてるか分かんない怖いやつだし、この令和には受け入れらないような強引さもある。一方で、哲雄が手にする傘は蓉司に声をかける前から肩が出てるし、うなじに触れる時の仕草には躊躇いがない。哲雄のそういう不器用さは、蓉司とはまた別の人付き合いの下手さであるってことを(本来は蓉司も共通パートの期間に知っていくわけだけど)原作履修済みおたくは最初から知ってるのでずーっと哲雄が可愛くて仕方ない。
なにせ圭登くんの見得切り力が安定してズバ抜けているので、この流れでは絶対無理だろって状態でも屋上シーンには一定のカタルシスが生まれてたけど、砂川くんが哲雄としてめちゃくちゃ正解を叩き出してるのに、結果的にそれが蚊帳の外感を醸し出してしまっていたあの光景が本当に悲しかった。未履修勢には哲雄の気持ちが見えないままじゃん。哲雄にもっと優しくしろ。

宇野くんの善弥もさ~~~~~~めちゃめちゃ良かったんだよ~~~~~~エキセントリックなキャラクターではあるけど、蓉司に絡んでいく時のふにゃっとした顔と仕草には不気味なのに人懐こさがあって、でも顔つきが変わるとどことなく哲雄の固さを彷彿とさせるような固さを見せて、情緒しっちゃかめっちゃかタイムのテンポ感も超よかった。

各ルートのカテコ映像は撮影可だったのでついったーで検索すると全景も最前ドアップも見られるんだけど、善弥ルート・睦ルート共に超よかった。原作が存在しているがゆえに本来なら物語を形成する大切な描写が、必ず組み込まなくてはいけない「タスク」「制約」と化していた脚本を嘲笑うような良振り付け・良演出。
セリフやモノローグがなくたって各々の感情を表現する術はあるんですよ。やしきさんはそこしっかり把握してるから、本編で描かれていたはずの情報量をカテコ2分に詰め込んでも超超良カテコになってる。脚本の存在意義ってなに…????ゲームシナリオをただそのままなぞるだけじゃ舞台作品のテンポや情報量として成立しない、ってドマステで学んでねぇのはどういうこと??????
役者から声優と同じ声が出るなら、ビジュアルの再現度が良いだけなら、ゲーム/アニメ/漫画でいいんですよ。そうじゃなく、3次元の人間でしか表現できない空気とか表情から新たな発見がしたくて舞台を観に来てるわけで、シナリオをなぞるだけの脚本ならゲームやればいいんですよ聞いてるか内田!!!!!


脚本と内田に対してはずーっと文句を言い続けられるんですが、スプステは役者が本当に良いので僅かな仕草や表情に注目してほしいし、セリフやモノローグに惑わされることなく観客の目で見た彼らの姿から気持ちを推測してみてほしいし、できることならせめてノベライズ読んでもらえると哲雄の良さが伝わるんじゃないかと思うので貼っておく。
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修羅雪姫 ー 復活祭50th - 修羅雪と八人の悪党

シブゲキバージョンがずーみんを立てるためのフルスクラム修羅雪姫だったとしたら、紀伊國屋バージョンは役者全員放し飼いのデスマッチ修羅雪姫だったので、サブタイトルに「八人の悪党」ってついたのは大納得だった。久方ぶりのたまけいを浴びてると純矢くんが飛龍伝を始めて水野が無双してておまけに瀬戸くんまで出てくるハイパートゥーマッチ紀伊國屋
個人的に川栄りっちゃんの演じたあずみが好きすぎるため、修羅雪姫はずーみんに彼女の代名詞としての作品を与えたかったという側面があるのだろうな、と思ってるんだけど、それでもシブゲキより格段に増えた殺陣の速度はめちゃくちゃ上がっていて大満足でした。単純に雪の方が役柄として合ってる感じもする。


図らずも世界情勢が不安定になっている今なら、日清戦争以後になおも戦争へ向かっていく政府とそれに対抗する反政府主義、という物語自体がとても身近に感じるようになっているけど、そんな状況が存在していなかった昨年時点では「桜を見る会」「蔓延する疫病」「謂れなく閉鎖される居酒屋や劇場」だけが、観客にとっては遠い昔の時代の人々の行動や感情を理解するためのフックだった。そういう意味では今回の修羅雪姫はフックがめちゃくちゃ多い。

つか作品でも多様されるこのフックを真に迫る勢いで表現していくことが智則さん含めシブゲキバージョンからの続投キャストの強みであったなら、紀伊國屋バージョンの新キャストの面々はこれを端へ追いやってでも自分が解釈した役の生き様を押し通すのが強みだった。
キャラメイクが限りなく岡田以蔵(ex.新幕末純情伝)だったのすけの立ち位置を瀬戸・玉城で分割したことにより、自らのエゴを謳いながら「正しさ」に振り回される側面を瀬戸くんが1人で担い、ふと感じていた美女丸(ex.あずみ戦国編)然とした「狂気」を玉ちゃんが爆発させることの面白さといったら。
シブゲキでは振付師としてクレジットされていた水野がおそのとして舞台上にいることで、ずーみん1人で担っていた肉体言語で殴る女子枠が拡張されて、おそのvs雪の方が前半のサビになってしまってる異様さといったら。
「日本人は皆殺しだ」で雪ではなく菊井に目線を向けたあの芝居に、玉ちゃんが王のサビをここだと据えているという主張がまざまざと見えて最高だった。
女を使います、という雪の言葉から始まるショーに水野のバッキバキのダンスが加わることで、完全に「見せ物」としての価値が確立されていて最高だった。最高が多すぎる。

特筆すべきはやはり純矢くんが演じていた乱水で、「貧しいものも平等に幸せを享受できる世の中を」と理想を掲げていながら、出征中の弟から便りが来ずに死んだと思っていたからと言い訳しながら女房を寝取っている辺り、この男も「悪」だと思わせてくれるところが良かった。智則さんの乱水は人情味が強くて、どうしても悪いと思えない気持ちがあったので。
あと、池田純矢由来の体術に長けている様が「こいつ絶対出征できないわけない」と思わせる胡散臭さ。シブゲキバージョンでは体が弱くて徴兵を免れたという話があったような気がしてるんだけど、記憶違いかもしれない。紀伊國屋バージョンにあったら絶対嘘じゃん!!!!!!って叫んでたと思うw

シブゲキバージョンでは乱水を吉田智則さん(和尚と二役)が演じていたことで、雪が復讐の次の生きる指針を得る相手としての意味合いが生まれていたんだけど、今回は各々別の役者だしその辺りの意味合いが弱くなってるかなーと思ったら、突然ぶち込まれる追加シーンが完全に飛龍伝で大喜びしてしまいましたね!ね!
すでにあずみと新幕末が混ぜ込まれているところに飛龍伝を入れることによって、「時代の流れに翻弄され、泥水を啜ろうとも強く逞しく生きてていく人びと」という肉付けをさらに強固にした創さんの脚本手腕にシビれた。もちろん勝手知ったるつか作品であるからというのもあると思うけど、一作品丸ごとオマージュじゃなく混ぜ込んでも本質のテーマを見失わない、というのは創さんだからこそ出来るシロモノだなぁと思うし、岡村演出と関係ないところで2.5の脚本とか任せたらメディアミックス全部履修した上で書いてくれそう、という勝手な期待を抱いた。創さん興味ある?どう?w


岡村演出のつか作品見てる半径5mだけが楽しかったシブゲキバージョンも嫌いではないけど、幅広い観客が楽しめるようになっていた紀伊國屋バージョン面白かったです。
紀伊國屋ホールの0番でたたらを踏んだりゅきさんの姿にシビれてしまったので、次の熱海楽しみだねぇ。大山じゃなかったの意外だったんだけど前哨戦の修羅雪で、今の紀伊國屋世代にはこんなに強い人を大山に据えて制御できる伝兵衛部長はいませんのよ、って納得させられてしまった。


月組公演「今夜、ロマンス劇場で」/「FULL SWING!」

映画見たことないんですけど、めちゃくちゃ面白かった!元のホンがしっかりしている、というのはきっとあるにしても、マジで久々に一本物じゃないのに面白い作品見たな~って感じした。まぁ1幕といっても1時間半あるのですけどw
スタァさんなちなつ、若干銀ちゃんみもあってとても良かったですね。こんなに脚が長くてカッコいいのに、トンチキが似合う。
ショーでは脈々と受け継がれている月組の血をありちゃんからバシバシ感じる度に、どうしてありちゃんが月組からいなくなるのか理解出来なすぎて発狂しそうだった……いっちゃやだよありちゃん…………



KYOTO SAMURAI BOYS 東京見参~天~
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【4月】

熱海殺人事件 ラストスプリング

部長・熊田・大山の三つ巴バランスが非常に良いと事前に聞いてた今年の熱海、個人的にはニュージェネ以前のりゅきさん・一色くんvsニュージェネ以後の味方、という構図に思えた。
この以前/以後、厳密なRUP界隈登場時期じゃなくて芝居の性質の話だからややこしいんですけど。たとえばシン熱海でいうと、以前のあっくんvs以後のたわ海里だったんですよ。あっくんは自習サンプルがニュージェネ以前だからw
このタイミングでりゅきさんが帰還したこと、以前/以後どちらのタイプの芝居でもやろうと思えば出来る一色くんがりゅきさんとシンメになる方を選択したことで、どちらの世代をメインで見てる人でも「見たことのない熱海殺人事件」になってたのがすごかった。十三回忌の年にやる熱海のキャスティングとしてどうか?という発表時のおたく的疑問に『世代間バトルと一人勝ちしてない味方』という回答をされて大変満足したし、十三回忌の奇跡で終わらせたくなかった~~~

かくいう私は完全にニュージェネ以後熱海の人間なので、登場してから一切手加減しないで殴り続けてくるりゅきさんの熊田にめっっっっっっちゃ興奮した。みんな大好き石田明が『貧しさの熊田』なら、りゅきさんは『土と泥の熊田』。いい意味で土くさい匂いがするのに、よろしく哀愁の「君がいる」で正面指差した瞬間のバチクソかっこ良さがさ~~~~~~~あの一瞬であの威力の見得切りできる男凄すぎて~~~~~~~~
修羅雪のりゅきさんも割と熊田(というか桂)だったので、始まる前は大山じゃなく…?って気持ちもあったけど熊田でよかったよね~って話してたんだけど、予告編のヤスがめちゃめちゃめちゃめちゃ良くてさぁ!!!!!ニュージェネ以前のりゅきさんを愛でてる身内メンツ的に薄々予感はしてたけど、私もすげーーーー好きなやつでした笑


一色くんの大山はマジでマジですごかった。ちゃんと熱海を理解して、尚且つ自分で組み立ててきた大山金太郎というものが存在すると部長・熊田・大山のトライアングルはこうなる、っていう新しい光景を見せてもらった。喉死んでてもそれはそれでちゃんと組み立ててくるんよ。ありのままを剥き出しじゃない金ちゃん!「バスから降りて歩きました」って、とっくにソラで言えるセリフの始まりなのに、まったく聞いたことのないニュアンスで発せられて一気にのめり込んじゃった。
登場の瞬間からこんなに躍動(物理)する金ちゃんいる!?!?って思ったけど、最後まで新鮮な驚きの連続だったし、カテコのにこにこを含め大感謝しかなかった。『志願兵=出られない』とか言ってられる状況じゃなくなっちゃったという側面はあるにせよ、一色くんの場合はあの中屋敷ツイートに反応してくれたところからすべてが感謝なんだよな……


推しが水野やったし元同グルの人だからすっげー言いづらいんだけど、2回目なのにあんなに"""無"""なことある?って言ったら、初日より上手くなりました、って返されてもう絶句だったwww
唯一ピースがはまってたところは『金ちゃんの記憶の中のアイちゃんはもういなくて、目の前にいるのは東京に染まってしまったアイ子だということが、真っ直ぐであるがゆえに金ちゃんには見えていない』っていう構図になってたところ。でもこれは一色くんの金ちゃんがそういう組み立て方されてるだけなんだよな笑

そんな水野であったがゆえの発明的な発見なんだけど、熊田とゆきえの話にはゆきえ出てこないじゃないですか。同じ方法論をとったら水野が出て来なくてもいけるのでは?って思ったんだよね。アイちゃん無しでいけるかはちょっと微妙だけど。男3人しか出てこない熱海、どうだ?(どうだとは)
これちょっと本気でやしきさんに考えてほしい。飛び道具熱海の担当は中屋敷なので。とにもかくにもモンテをやってもらわねば始まらんのですが。


モンテ熱望おたくは『ふたりの愛ランド』が流れてきた瞬間に「はるっぴさん連れてこいやぁ!!!!!!!!!」っておこでしたが、りゅきさん一色くんシンメだし、千穐楽に飛び込んできてゆらゆらしてるけーちゃんがワンチャン踊るのでは!?という期待で色々溜飲下がったので、各方面は感謝するように。
けーちゃんはマジでめちゃくちゃ顔が仕上がってる期で、乱入してきてずーっと音楽に合わせて部長の机の上でゆらゆらしてるだけなのに顔がいいのでずーっと見てられた。中村屋けーちゃんも好きだけど、まだまだ土方さんできるでしょやってよ!!!!!!!!!!!!!!!(リアコ人格大暴れ)


あとこちらはシン熱海の茶番ゲリオンに真剣にキレていたおたくですが、創くんが全作見て作った茶番ハリポタには大爆笑だった………………やはり本家・久保田創は勤勉でえらい………………
このタイミングでファンタビ公開控えてることでハリポタパロになったのは奇跡だと思うけど、マジで身内ネタみたいな創さんのドビーに大爆笑してるおれたちとつまんねーって思ってる客で温度差が生まれるだけでいいんですよ!!!!!!ハリーくんは13階段登れるし、それだけあればいい!!!!!!

どうでもいいシーンをどうでもよく作り、しかし本筋に関わっている箇所だけは外さない。私がシン熱海でめちゃくちゃキレてた件で求めてるのはたったこれだけのことだし、その『たったこれだけ』がいかに大切で重要かを再確認する熱海だった。創さんありがとうねもう二度と熱海からいなくなるなよ(迫真)


T.PLANET ファンミーティング Vol.2.3

一応FC会員限定イベントだったので、備忘録的なめも程度で。

<Vol.2>
約1000枚・6パターンの写真をチェックしながら、これ好きだなってカットの時に各々スマホライトを振って意思表示するおたくたちの2時間弱でしたゼェハァ
会場の時間延長しても時間足りなくて6パターン目のみ流し見だったけど、5パターン目まではかなり時間かけて見てたかな。太陽の顔が完全にゲシュタルト崩壊起こした。
これは私の個人的な好みなんですけど、前髪下ろしてる方が好きだからどの写真よりも目の前にいる本人が一番画質もスタイリングも良かった笑
この日の服、特にダメージジーンズがすごくて、向かって右足が膝上、左足が腿の付け根ちょい下あたりが開いてて、横を通ってく時ガン見してしまった。そのスタイリングと服装で撮影してほしいんだが???


<Vol.3>
イベント内容『講義』ってなに?????って興味を持ってたみんなたちに報告できることとしては、過去の話・未来の話・演技の話などを活動歴に照らし合わせながら色々聞かせてもらった感じでした。
私の感想としては「やはりこの男、もう一回RUPで暴れないかな」「花咲ける再舞台化でユージィンやってくれ、は伝えるべき」「こんなに芝居についての話には同意できるのに、2.5についての感覚だけ真逆なんだよなこの男」の3本かなw
特に芝居論については「それはそう!」みたいな話しかしてないと思ったけど、これはマジで個人の価値観に左右される意見だからなんともだな~


Vol.1は参加してないんですけど、2日間通しておたくに求められてたのは『お客さん』じゃなくて『有権者のご意見』だったなって思ったかな。各日の内容とか進行については賛否も改善点もあると思うけど、とにかくめちゃくちゃ本人の性質を反映してるイベントだったなと思った。
「言えないことはないし、嘘ついたりできない」って言葉は割とその通りなんだろうな~と思ったし、一応年会費払ってるFC会員しかいないというテイになっているので、そこは信頼を置いて喋ってるんだろうな~というのは感じた。が、昨年のバーイベと重複する話もあったりして、あのイベントは会員外も参加できる・配信もされてるだったので線引きがイマイチ分かんないとこもあった笑

年会費払ってるものの外野気分なのであんまり真面目なご意見はないんだけど、一つ挙げるとしたら『向上心』という名の圧が強いタイプなんだよなぁ…ってw
向上心があるのは勿論良いことだし、本人がそれを強要してるわけではないんだけど、「向上心持っていこう!」って意思表示が『推し⇔ファン』ってなると、場合によって言外の強要になるじゃん???
有権者としてご意見求められるのはありがたいことだとも思うから、その辺は忌憚なきご意見としてみんなたちが頑張ってお伝えしていくんだろうなと……がんばれ…w


饗宴「chill moratorium」

個人的に久々のお船、久々の饗宴だったけど、しみじみと15000円は安いな…………と思った。あとAHSのことを思い出して、あの頃から変わったさまざまなことに想いを馳せた。


終演後に歩き回って「足りない!!足りない!!」と大騒ぎしたおれたちのメモ





【5月】

『ACTORS☆LEAGUE in Games 2022』

野球にもバスケにも興味ないおたくですが、コロナ禍以降ゲーム実況見るのが趣味の一つになっているのでおそらく唯一現地参加になるであろうアクターズリーグくん!蓋を開けたらめちゃくちゃ愉快な祭りで楽しかったです!
各ゲーム説明をバッチバチのラップでキめ、KOOさんの秘書のようについて歩き、ペンライトをくるくる回しながら花道を歩くケンザのかわいさがMVP。
OPのワンコーラス西風だけだったの愉快だったし、侑くんサイドのアリーナで見られて完全勝利だった。連れは「あらんちゃん出るから行かない?」って声かけて呼んだので、あきらん太鼓の達人対決を間近で見せられて本当に良かったw


以下、まとめようがないので箇条書きで現地で見たものの記憶など。

・西風が踊ってたOP、1コーラス目の終わりくらいで上手花道から宇田川の子たちが陽気な恰好で出てきたんだけど、花道半分あたりで歩みがもたもたし始めてwwwこれ出るタイミングまだじゃね?みたいな雰囲気を醸し出しつつ、お前間違ってんじゃねぇか!的な動きで廣野くんが3人から指差しされてたwww
そのままメインステまで来たものの、まだ登場タイミングではなかった(西風4人の各ソロダンスあった)ので、すごすご花道を帰っていく宇田川めちゃくちゃ愉快だったし、それに爆笑してたのでダンスを一部見逃していたことを配信で改めて確認しました。

ボンバーマンラップ(???)で1バース目に「Left Right」って歌ってたところ、昇大くんと高野くんが揃って2バース目が「Up Down」になることに引っかけられて、両手で踊るの間違ってたのがかわよでした。客席サイドも勝手にバース予想して踊ってたので大体同じ間違いしてたw

・廣野くんがずーっとどたばた暴れ回っていたため、ウォレットチェーン?がちょいちょい外れるたびに武子くんが直してあげてて絶妙なばぶとママ生まれてた。シャツの裾をぺろんとめくって立ったまま待ってる廣野くんと、膝ついてズボンのベルトループ的なところを探しながら直してくれる武子ママ。

・各プレイヤー席のすぐ後ろ、足元にあったモニターは待機組チームメンバー用だったんだと思うけど、モルカーの時にだんだん立ち上がって覗き込んでる西風っ子たちはとても可愛い。終始仲良しゲーム仲間で集まったリビング状態だったのが西風のよいところ。

・圭登くんが制服に手をかけて脱ぎ始めた瞬間のおたく「止めろ!!!!!!!!その男は本当に全部脱げる男だぞ!!!!!!!!!!!!」

・あらんちゃん、腰がめちゃくちゃ細いし叩くときに身体全体というか下半身まで使ってリズムとってるのがめちゃ可愛くて!それぞれ違う制服を着てるあきらんが放課後ゲーセンで待ち合わせてこうやって太鼓の達人やってるのかなって思ったら大変エモでした。

ボンバーマン終戦の侑くんvs本田大先生で吹っ飛んだ瞬間に高野くんと侑くんが同時にバタン!!!!!!!!!!!!って膝ついて蹲る&台パンしてたのが非常に良かった。負けず嫌いのいきもの、健康に良い。台パンはエンタメ。

・みんなでペンラ持ってメインテーマやった時、花道にきた高野くんが自分の持ってるペンラが西風の青じゃなくなってることに気づいて、ぽち……ぽち………って色変えてるのめちゃめちゃかわいかったですね。根元を持つとすぐ色変わっちゃうんだよな、あのペンラ。
花道歩いてきた侑くんは左手にボンバーマンMVPボードを持ってたので、客席の拍手見ながら右手で自分の腿をぺぺぺっと叩いて拍手煽ってたのテンション上がった。

あつきはずっと可愛くてえらい


月組公演『ブエノスアイレスの風』

「世の中には、修羅場をくぐり抜けてきたやつがゴロゴロいる」ってセリフ以上に、間をとりながら蹴り続けてたのが『ニコラスがそうである』という証左で、めちゃめちゃ怖くて最高だった。もう終わるかな?って思うタイミングで次の蹴りが飛ぶのこわい。あの手慣れた感じが、ゲリラとしてのニコラスの人生を雄弁に物語ってる。

ブエノスアイレス自体は割と古典寄りの作品かな、と思うのでやっぱり今の月組は方向性的に古典リバイバル多くやるんだな~ってイメージなんだけど、とにかくありちゃんには華があるので全然古い印象を受けないんだよなぁ。
かといって浮いてる印象もないので、この辺りのバランス感によく見てた時期の月組系譜を感じるので……どうしていなくなってしまうんや……めそめそ


舞台『紅葉鬼』~酒吞奇譚~

【速報】翔さんは優勝【知ってた】

配信で見た1・2で私の好みであるところの『行間の巨大感情』が絶妙すぎて優勝していた翔さんは、今回も優勝していた。保名さまもかわいらしくていいんだが、やはり巨大感情においては摩爬さま周りがすごいんだよな……w
そういう意味でも僅差だったのが小波津くん。ドマステの紅雀で観て以来だったので、こういうクセ強いキャラの方が得意なのかな~ってくらい良かった。あんなに顔が強くて綺麗な人が顔隠れてるってどういう…?となっていたら、今作めでたく顔が出てきてよかったですね。

ちゃんじんが経若じゃなかったらこのオチにはならなかっただろうな~っていうのが物語としての感想。とはいうものの、酒呑の対経若への感情が『親』なのか『恋人』なのかどっちにも振り切れてないのが中途半端だったかな~
後者はそもそも原作がBLだということに観客側が囚われすぎか?と思わないこともないけど、そういう雰囲気のシーン作ってきてるってことは制作側も意識してるんだろうし。悪くはないけどどっちつかず、って印象だった。
あと、これはキャスティング時点で分からなかったか…?という気持ちも若干あるけど、とにかく腕力自慢の役者が多すぎてさぁwwww原作の本命である准太=かとしょが作中で一強になれてないところがもったいなかったかな。前作主人公・梅津の懸想先なのもあって、そもそも酒吞への要求値が高すぎた感も否めないけど。


7ORDER 3周年感謝祭「燦参七拍子」

今回のグッズでBoPにもあったでんでん太鼓()あったんだけど、開場中BGMで『夏祭り』流れてきたら会場中がパタタッ!!パタタッ!!パタタッ!!パタタッ!!って鳴らし始めたの爆笑だったwww謎の意思疎通による太鼓の達人始まったwww
開演押しておりそのまま演歌パートに入るBGM(選曲意図が不明)、だんだん飽きてくるおたくたち、それでも鳴り響くでんでん太鼓in幕張。愉快でした。


次に着替える衣装を選ばせてくれるコーナー、想像以上にずっとその衣装着てたので長袖選んだの申し訳なかったな~と思ったんだけど「WE ARE ONEの黒衣装」vs「NICE TWO MEET YOUの半袖衣装」だったので、欲望に忠実に前者を選びました。あれでPerfectサビをソロで踊ってくれるながつ最高だった。
この衣装のジャケットオフした時、ながつの右肩に羽根がついてて「天使だったんか……?」って割と素で思った。ベストの右肩袖口から背中のところにちょこっと羽根生えてたんですよ!!!
衣装繋がりで言うと、その後のお着替えでながつが簪指してるのか紐編み込んで髪結ってるのか判別がつかず、血眼になってオペラグラス覗き込んでしまった。後者でした。


Remixパートは好きな曲しか出てこないし、Make it true踊ってるみゅーと見るとラジパ…………となるようになってしまったし、恐らく侑くんが関わってるのはここだろうって感じがして、めっちゃ楽しかった~~~
今回ダンスパートとバンドパートが完全に分かれてたので、個人的には集中して見られてよかった。見る時に使ってる脳の部位が異なるので。

侑くんというかREXというか?が作るフォーメーションは1vsNの構図作るの好きだよね。私もすごい好きなので、改めて披露されたLove Showerとても良かったです。
YouTubeにあがってたダンプラだとどうしてもフォーメーションに目が行っちゃうんだけど、現地で見ると「ネオンライト」のところでおててを頭上でぱちぱちさせるところがめっっっっっっちゃ侑くん振付だなって思った。ファンファーレも頭上から降り注ぐんだけど、イメージの可視化って感じがしてすごく好き。

おーだーくんのライブが好きな理由、割と単純に曲が好きなんだよね。ダンスパートもバンドパートも各々印象に残るところはあるけど、結局は曲が好きだから楽しいみたいなとこがある。この日のMCでもちらっと話題に出てたけど、フェスとか対バンとかでもいいから野外ステージでサックスが響いてく光景とか見てみたいなぁ。日比谷野音とかね。


雪組公演『夢介千両みやげ』/『Sensational!』

夢介に惚れ込む女性陣がことごとく玄人だったため、「なるほど素人娘がいい、みたいなのの男版……」と身も蓋もないことを思ってしまいました。だって咲ちゃんの人の良さみたいなものは確かににじみ出てるけど、いまいち決め手が分かんないんだもん!www

お芝居もショーも良すぎるそらぴが来たことにより、背が高くて脚が長いトップ咲ちゃん、小柄で声量あって高音のあーさと小柄でダンスがバリバリ踊れて低音のそらぴという布陣。あまりにも強すぎて目が足りない。そして後ろに控えるあがちんもデカいので、特に群舞になった時の画のバランスもめちゃくちゃ良くなった。いいよーいいよー


映画『漆黒天 -終の語り-』完成披露舞台挨拶

とりあえず舞台の方観たときに必要になりそうなので、新鮮な感想だけまとめておいとく。





【6月】

舞台「Little Fandango」

mishu-h.hatenablog.jp


演劇ドラフトグランプリ

仕事ができないというか仕事をやる気がないことをまったく隠さないでお馴染み(シンプルに最悪じゃん)シアターコンプレックスくんによる祭り。「若手俳優を集めて1日限りのイベントをやる」っていう意味でのお祭りとしてはアクターズリーグくんが圧勝なので、尚更イベント規模に対して人手も金の出し方もハンパだな~って感じでした。

『演劇』をタイトルに冠してるイベントで、恐らくスポンサー的関係性があるであろうえらいおじさんたちが、よりにもよって若手俳優たちの顔にメロったコメントばっかしてるところ、まさしくシアコンがやってるイベントじゃん!!!!!!!!って感じがしたね~~~~~自社原作舞台30作がなんぼのもんじゃいこちとら年間100本くらい舞台観てるジャンキーやぞ!!!!という最悪の喧嘩を吹っ掛けそうになったけど、別に本数を見てればえらいとか本数を見てたらお芝居が分かるとかいうことはないですよ。マジで。
と、同時に演劇って空間体験だなと思うがゆえに2階席苦手民なので、日本武道館でやるもんじゃねぇなって感じた。板の上というか、作中の世界として定義されてる空間が遠くにあると、箱庭観察してる気分になるんだよなぁ。存在しないものを想像させたり、言葉一つで時間も場所も超越できるのが演劇の強みだけど、その力が及ぶ範囲を会場内で制限されちゃうとすごい他人事見てる気分になる。そういう制約に対抗する術としての照明演出とかも制限されてたから余計に。


シアコンの悪口は延々と話せるのでざっくり各チーム感想。

<ID Checkers>
演劇テーマ:奇跡

演出・脚本:中屋敷法仁

座長:荒牧慶彦

赤澤遼太郎
輝山立
定本楓馬
萩野崇

4チーム通して、20分という枠できっちり自分色の物語を作ってくるのが上手いのはやっぱ中屋敷だな~と思ったんだけど、プロデューサー兼ねてる荒牧の力をもってしてもグランプリが取れないところもまた中屋敷らしさだな……………というオモロな気分になってしまった。
この結果になった理由は割と明白で、単純に順番が良くなかったんだろうなと。一番手と四番手が逆だったらグランプリこっちだったでしょ、というのが個人的感想。序盤で主役が誰か分からない、というのは途中で読むのを止めることができる漫画の話で、なんだか分からないものが始まっても(よっぽどじゃない限り)途中で観るの止められないのが演劇なので、せめてそれくらいの認識持っててほしかったね。

メンツが見渡す限り中屋敷の好きそうな子ばっかりだねぇ、って感じでそこから柿節が出てくるの本当に面白かったし、萩さんが柿節やると遡っていった先にある『つか作品』という一部源流が同じなのに、西田作品出てる時とはやっぱり違ってて、個人的に面白かった部分だった。あと私は中屋敷作品が描く生命がまぶしく輝いてる瞬間に本当に弱いので、野球って題材ぴったりだったなと思った。

二番手の西田と中屋敷の似て非なる部分で面白かったところといえば『座長』の扱い方。よくよく考えたら柿喰う客は『代表』はいても『座長』はいないので、物語における荒牧の立ち位置や演出機構としての使い方は中屋敷の『座長』というものの考え方のように思えた。あと各役名がそのまま役者名なのも中屋敷らしいな~って。そこに余計な情報量はいらない、という観点かもしれないけど、個人的にはここで気になった役者を知るきっかけになるだろうなって感じた。



<劇団『打』>
演劇テーマ:りんご

演出・脚本:西田大輔

座長:佐藤流司

小西詠斗
椎名鯛造
高木トモユキ
野島透也

「おい西田これちゃんと3時間で作って上演してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もうこれに尽きる。いつもの3時間超でやるやつの一幕予告編だけ見せられた。たしかに20分には収まってたけど、話が20分で終わるとは言ってないすぎるw
20分という通常時の西田作品ではありえない枠で、お祭り的イベントであっても絶対にキャッチーな作風に振らないところがさすが元祖おしゃ哲って感じしましたね。あと、ちょうど同時期やってたリトファンでは摂取できなかった西田哲学がこっちで摂取できてしまったので、西田作品のおたくはにこにこしながらおまえ~~~~~~!!!となりました。対話⇔18、魚⇔8なのとか、ちゃんと理由があるはずなのに新作予告編なので答え教えてくれないんだよ~~~~~早く本編見せろください~~~~~~

こういうご時世下になってから西田くんはたびたび「劇場で、物語に/役者に/観客に/演劇に出会うこと」について話していたので、ああやはりそういう話になるのだなぁと思ったし、20分で話を作りきらないところに時間の配分が分からない男としてのパワーを見た……笑
勝負事には勝ちたいだろうけど、自分を絶対曲げない西田くんが好きだし、常々言ってる「(そこを曲げてまで)売れたいわけじゃない」を見事に体現しててオタクは大満足でした。たくさんの人に良さが伝わるといいなという気持ちはあるけど、だからって私たちの大好きな西田大輔を曲げてほしいとも思ってないというのが正直なところ。

『座長』の扱い方の話、アンドレは西田大輔が『脚本』『演出』『主演』『座長』なので、やっぱり話のど真ん中に流司を持ってきていて、尚且つ観客にも同じ前提があると思っているからこそ、野島くんとの入れ替わりをフックとして持ってきたんだろうなと思う。野島くん、PPVV2初日に誰よりも記憶に残った役者なので流司のシンメに使ってくれたことが私の中で最高だったし、このご縁を期に船に来たりしませんか~~~~~お待ちしてます~~~~~~~



<超MIX>
演劇テーマ:虹

演出:植木豪
脚本:畑雅文

座長:高野洸

後藤大
寺山武志
福澤侑
本田礼生

侑くんと本田大先生が立ち位置も役柄もシンメで踊ってるの見れた時点でもう万事オッケーって感じでしたね!!!!!!期待通りのものお出ししてくれてありがと!!!!!!
植木演出とレーザー照明は切っても切れない存在だと思ってるので、それを封じられて衣装に予算を全振りしたら唐突に別界隈の知ってる味してきたのオモロでしたね…………まさしくダンスコンテストの類で見るやつ……w

チーム外も含めてさすがに集めてるメンツがメンツなので、良くも悪くも与えられた時間いっぱいで作品つくる方向にはなるだろうけど、いっそのことノンバーバル・ダンス一本押しでも面白かったんじゃないかな~という感じだったかな。スケールの大きな話って、どれだけ自分の感覚や価値観に当てはめてリサイズできるかで解像度が変わると思うので、個人的にはあんまりハマらなかった。ビジュアルが大勝利だったのは言うまでもない。



<劇団『ズッ友』>
演劇テーマ:地図

演出・脚本:松崎史也

座長:染谷俊之

赤澤燈
唐橋充
野口準
松井勇歩


唐橋さんのことを嫌いなおたくなんかいるわけなくない?(特大主語)
ということで主演を唐橋さんに据えて、延々走り回らせた時点で染さまさすがだな~って感じでしたね。あと、染さまの芝居は観るたび「上手いな…………」と再確認する。あと、このメンツの中であの立ち位置だったゆうほ超良かったですね。

規定された舞台の規模感に即した演出、という意味では魍魎の匣を演出した時の松崎史也をガンガン感じられたのがよかったなぁと思ったし、まぁマトモな大人が一緒に仕事したいのはそりゃ史也だよ~という結論になったの面白かった。それはそうすぎる。
物語そのものより表彰のために来てくれた上川さんと史也を繋ぐ『演劇』の話の方がよっぽど良かったのもオモロだった。よくよく考えなくても中屋敷・西田・植木に囲まれて他作品見てたの可哀想すぎるから史也報われてよかったね。

あと、この作品に対してのモーリーさんのコメントがめっちゃ好きだったなぁ。演劇は観る人の中にある体験や価値観を呼び起こして、化学反応を起こすものだなって思えた名シーン。



表彰パートでわかはい+演出家たちが上川さん登場してパイプ椅子をガタガタ内側に向けて座るところと、上川校長先生のご挨拶が終わってまたガタガタ鳴らして外側に戻す姿は配信に乗ってましたか??日本武道館であることによって、めっちゃ中高生の行事みがあって愉快だった。

2回目のカテコ?で高野くんが床に積もった銀テを何本か拾ってたので、持って帰るかな?持ってお手振りしながらハケる?と色々想像してたら、結局そのまま足元に戻してたのがかわよでした。多分なにも考えてないんだろう…w
あとぐるっとステージ一周するときに超MIX組の先頭が侑くんだったので、こちらも多分なんにも考えず野口くんの後ろをちょこちょこ歩いてた結果、本来止まるべき位置をとっくに通り過ぎてて超MIXみんなで後ろ下がって立ち位置戻っていったのもかわよだった。お祭りはこういうの見れればええんや。





というわけで上半期現場は37本かな?ぼちぼちな本数公演中止にもあたったし、輪るピングドラムの最速上映会で大号泣したり、色んな配信者見たりと観劇以外の趣味も割と占めてた感じ。

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