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『KYOTO SAMURAI BOYS 東京見参~天~』感想

track5のお礼参り現場のつもりが……なんか…………すごいチケット増えてて……





【公演情報】
KYOTO SAMURAI BOYS 東京見参~天~

構成・演出 植木 豪

出演
【team椿】
福澤 侑
飯塚大夢
NARUYA
山縣悠己
竹迫祐貴※3月29・30日のみ出演
山口晃

【team桔梗】
里中将道
Lil Noah
RANMA
BISKE
神谷亮太
品川 翔

【team若葉】
泰江和明
Rayshy
R-NE
飯田寅義
下田壮良
河島樹来


【公演日程】
2022年3月25日(金)~4月3日(日)
Mixalive TOKYO Theater Mixa

https://www.samuraiboys-project.com/




KSBの曲、既存曲はspotifyとかで聴けるんだけどどれもめちゃくちゃ好きで、好きな曲に合わせてペンライトぶんぶん振り回せる現場久々だったからほんと楽しかった!初回でキンブレ1本だけ持っていってぶんぶん振ってたら、プリズムエリートとして映画館に通っていた日々の記憶が蘇ってしまってどんどん1人遊び上手を発揮してしまったんだよなぁ…w
ファンサが~とか構ってもらえた~というエピソードもちょこっと出てくるんだけど、一緒に盛り上がれた!って感覚得られたのが嬉しかった部分結構ある。相互コミュニケーションは楽しい。



<椿公演のはなし>
セトリ
www.samuraiboys-project.com


一発目に入ったのが椿公演だったんだけど、なんせ全員我が強くて各々別種のやかましさを持ってるチームなので、視界に入ってくる情報がしっちゃかめっちゃかでうるせぇのよ!w
アンコールの咲螺のラスサビ前の侑くんソロ、メンバーも膝ついてケチャし出すし、侑くんも「みんなありがとう!」ってお手振りするしで、本当に元気でやかましいチーム椿。
一応曲は予習していったものの新曲も結構あって、2023年4月18日まで公式から飛べるVR SQUARE』ってアプリで各チーム公演も全体公演も見られるのでぜひご覧いただきたいんですけど(宣伝)


とにかくまず侑くんと衣装インナーがめっちゃ薄かったので、中に入ってるぺらっぺらの体を構成してる筋肉が非常に精密な軌道でグラインドするのを見てしまった瞬間が一番危なかった。上半身は腹筋まで完全固定で、その下から関節ごとにバラバラで動くのやばすぎ。ダンス見るのが好きなおたくは、最前列映像で椿公演見ると足首から下の稼働がエグすぎて興奮しすぎて吐くと思う。ソースは私。

M2『侍Brotherhood』の冒頭で飛んだ侑くんの高さ見て、やっぱり18時回のチケットとった判断が間違ってなかったって確信したよね。track5で朝型ポテンシャル人間だと知ったのでw
20時回がどうなってたかは分かんないけど、侑くん単体でいうとわりかし見たいものが見れたなって感じがした。

M5とアンコール『咲螺』は全体公演だと18人で披露するんだけどチーム公演だとフォーメーションが再編されてて、ラスサビ直後に侑くんが正面向いて握った手のひらの中の花びらをふっ、と吹いて舞い散らせる時の立ち位置がちょっと違ってて。公演期間中、毎回一番好きだなって思う瞬間だったので、立ち位置のパターン違いが見られたのすごい良かった。センター力とはちょっと違うんだけど、マジで動いていることによる情報量がケタ違いの男だなってしみじみしました。

M6『夢と星』21:30~の「淡く光る夢がまた少し先を照らし出すまで歌い続けるからきっと」のソロ、5人がセットの2階上がって侑くんだけがセンターに残って膝ついて歌うのがめちゃくちゃお芝居の時の引き出しを開けてる侑くんで、まさしく期待して見たかったものだったのが最高だったんだよな。
全体公演だと各チームからの選抜曲で侑くんいなかったので、たった1回しか見られなかったあの光景がずーっと脳裏に焼き付いてた。なんとVR SQUAREで見れます。(宣伝2回目)

カテコご挨拶、山口くんが感極まって涙ぐむフリ→なるやくんガチ半泣きの流れで、侑くんが山口くんに「お前あとで一発なぐらせろ」って言ってたのすごく良かったですね。
山口くんの時にフリか判別できなくてどう扱おう……ってなってたので、余計になるやくんのガチ泣きにどうしようってなっていた福澤リーダー( ◜◡◝ )レア~


KSBで一時的に犬派に改宗する羽目になった存在がいてですね、なるやくんっていうんですけども。
『虹を描いて』でずーっと目を合わせてハイパーお手振りをしあう時間があったのがめちゃくちゃ愉快で楽しくて、そこから見てたらずーっと歌詞間違えたり立ち位置動くタイミング間違えたりしてるのが本当に可愛くてw
多分マイ・ディストピアだったかな?ステージツラに6人並んで頭サビ歌う→Aメロ始まる時にフォーメーションチェンジなんだけど、頭サビ半分終わったあたりでつつつ……と動いていったなるやくんに「???」って思ったら、そっと戻ってきて笑った。とても元気が良いのだが、常になにかを間違ってる椿公演。
ちょうどなるやくんの立ち位置ポジに座ってたこともあり、ありとあらゆるミスを見てしまった上に、カテコ挨拶の半泣き見てもうだっこだっこでしたね~~~~!(後日ゲスト参加のイベントも行ったけど、やはりだっこだっこだった)



<全チーム公演のはなし>
「侑くんはスキルも魅せ方もトップだし、その技術力でセンター張ってるけど、センターの人かって言われたらそうじゃない」って話をKSB期間中にスペースなどでほにゃほにゃ話してたんだけど、その観点で言うと泰江くんは完全にセンターの人なんですよね。ので、センターの人だぁ……と思って見てた。
AKANESASUの2番サビ締めが泰江くんだったんだけど、ここの表情がすごい好きだな~と思って毎回見てたし、なんなら初回は彼が(テニミュ通ってるフォロワーがよく名前を挙げてた)泰江くんだと認識しないまま見てて、あれこそセンター力なんだよなぁ。

ミクサはどこに座ってもステージ見上げてる状態なので高さの認識バグりっぱなしなんだけど、泰江くんの場合は実寸よりもだいぶ大きく見えていて、まるで自分が大きくなったことを認識できてない元仔犬みたいな動きするな……と色んな意味でドキドキしました。
のちのちステフェスに出てたKSB見たんですけど、その時の泰江くんはキャッチフレーズ通りの『微笑みの貴公子』って感じだったので、東京見参公演が本当に楽しかったんだねぇ……ってにこにこした。

あとB-BOYSの中に泰江くんが入ってたのもすごかった。あの時間だけは元仔犬じゃなく、手足の長さを正確に把握してる余裕が感じられて、アクロバットの回転も速度があってすごい綺麗だった。多分、膝折ってないけど重心位置が膝の高さにあるのが個人的に目を引くんだろうなぁ。
キメの後に手でめちゃくちゃ会場煽ってるのも良くて、私の中での泰江くんは元仔犬としての動きもするしはしゃぎ方もするけど、ワイルド面も強い印象だった。



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結成当時がどうだったか分かんないけど、侑くんとなるやくんを椿のシンメにするっていう植木案はかなり天才だったと思うんだ。
侑くんはショーケースとしての表現に長けてて、なるやくんは相互コミュニケーションとしての表現に長けてるから、タイプ違いシンメで売ったら超面白そうなの分かる。
これは「侑くん自体はセンターの人ではない」に繋がるんだけど、シンメ持たせた方が侑くんにも面白い化学変化が期待できるんじゃないかって気持ちすごい分かるし、実際京都時代の公演はどんな感じだったんだろうな~ってすごい気になった。

なるやくんサイドに限って言えば、東京見参公演において少数選抜であるB-BOYSにも夢星にもなるやくんが入ってるのはある程度の答えだったんじゃないかなぁ。
マイディストピアで自分パートじゃなくても口ずさんでる楽しそうなところも可愛いんだが、うちわ見つけてあ!って指差してからずーっとこの顔で拳ぶんぶんしててくれた瞬間、私は期間限定で犬派に改宗しました。楽しい!が全身から溢れ出してる。
※この顔

たまたま前方席に入った回の『夢と星』のソロの時はうちわとかペンラとか関係なく客席の一人一人と目を合わせてくれることに気付いて、あの曲すごい贅沢な時間だったなって思った。パフォーマンスを楽しんでることとか、一つ一つの言葉を届けようとしてくれている気持ちとか、とにかく全部がストレートに表情や仕草に出てくる人。

追加した回の椿MCで「今日ちょっと僕ここ(センター)いいですか!」ってなるやくんがMC買って出たら、そのままリーダーズMC(半分くらい)まで居残りになったのじわかったな。各チーム公演明け(=トップバッターだった椿はちょっと休演期間明け)の全体公演にわくわくしすぎて、当日は7時起きとのことでした。


咲螺とAKANESASUがトップオブ好き曲なんだけど、後者は各チームから選抜なので全体公演でも侑くんいてラッキーでしたね!
あと椿公演の時にはちょうど視界に入ってなかったんだけど、下半身だけでリズム刻むタイプの振り付けだと侑くんはあの衣装の襟というか端持って腰から下が全部見えるようにしてくれてて、それが感謝しかなかった。やはり内臓は入っていなかった。

咲螺は全体公演だとリーダーズ3人だけでスタートだったんだけど、センター奥を頂点(侑くん)にトライアングルになるフォーメーションで、里中・泰江から2歩下がってるにも関わらず打点に一切差がつかない侑くんの跳躍力は最高。えび反りジャンプに見えるんだけど、実際のところは胸をしっかり開いて上半身広げるから正面から見るとめちゃくちゃ反ってるように見える、ということだと思う。
あの頭サビ、3人しかいないのに「いま」の一音目からめちゃくちゃ音がデカくて大喜びしてしまった。声量は正義。



言葉にしろパフォーマンスにしろ、受け取る側に100%真意が届くことってないと思うんですよね私は。それはどちらが悪いとかなくて、別々の人間である以上価値観や考え方が違うから、100%真意を込められる表現ってもの自体が存在してないと思ってる。だからこそ、受け取りかねる『真意』を探っていく過程も面白いし、全然違う考え方の人が受け取った『真意』を聞くのも面白いんだよな~っていうのが、お芝居見たりすることの面白さに繋がる。
KSBの場合はまず単純に人数が多いので「この人を好きだと思うのはなんでだろう?」みたいなのを考えるだけでも頭使ってたし、侑くんが出てきた時はヒットが強いだけできゃっきゃしてたりしましたけどw
推しとか推しじゃないとか関係なく、頭使わせてくれる人が好きって話はよくするんだけど、侑くんに関しては完全にこのカテゴリーの人なんだよな。

『思っていても伝わらなかったら思ってないのと同じ』っておたくサイドの話としてよく言うんだけど、演者サイドでもあることだと思うんだよね。思っていることを伝えるためには別に語彙力とかって必要なくて、かんたんな言葉でも言葉数が少なかったとしても上手く気持ちを伝えてくる人っているじゃん。リーダーズで言ったら里中くんとか良い例。
侑くんの場合、なんでも大体平均以上にできるので当然喋りも立つけど、性格的に茶化しの方向に持っていきがちなタイプだから「思ってないでしょ」ってよく言われるのもまぁ分かるな………って思ってたんだけど、千穐楽公演配信でカテコメドレーの『侍Brotherhood』で背中向けて後ろ手に回した手でピースしてたのが抜かれたのすっごい最高だったんだよね。
実はあれ、椿公演でもやってたんだけど通常の全体公演ではやってなくて(そもそもしっかり後ろ手回してる時があったりなかったりだった)意図的にキメてくれたであろうあれ一つで全部を伝えてくるの流石すぎんか?ってなった。残念ながら千穐楽公演は配信されてないんだけど、椿公演で見られるので配信どうぞ。(宣伝3回目)



侑くんが振付してて楽曲配信もされてる『Players』は18人揃ってる時のフォーメーションが完全版だと思うんですけど、なんと『STAGE FES 2019-2020』でしか見られないという状態なので、よければこちらもよろしくお願いします。
avex.jp




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