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愛より重くて恋より軽い

たぶん三日坊主ならマシなほう

『瞑るおおかみ黒き鴨』大阪公演感想まとめ

舞台感想


アフトも楽も都合で観られなかったけど、ようやく全景俯瞰で見られる席に入って色々発見してきた大阪まとめです。めちゃくちゃネタバレしてて、大体推し定点。

 

 

東京編はこちら。

mishu-h.hatenablog.jp

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【9/19マチネ】

きょうのやまかわビジュアルがさいこう(ごいりょく)

なにあの髪型超かわいいですけど!?!?!!?!?東京より右に分け目寄ってて、そのおかげで中の短い髪がトップにきてるから盛ってる高さ出てるし、殺陣やってると若干ぴよぴよしてるし、ほんとなにあれかわいい

ちょっと距離がありすぎ&視力悪すぎて確認できないんですけど、今日二重?奥二重?とにかくビジュアル力高すぎてOPから手ブレが止まりません。最近防振オペラの記事読んだから衝動的に買いたくなるくらいもっと詳細に観たいぞ今日の山川。

後方席だからどんな照明当てられてるのかな〜とか全景見ようと思ってたのに、ソワレで同じ髪型してる保証一切無いし、同じじゃなかったらつぶさに観察しなかったことを後悔して舌噛み切る…って気持ちでオペラを覗いていてまったく学習しない私。

オープニングの和装での殺陣の後、刀を真横に構えるところの角度を、勝手にその回のゆっくんさんの調子パラメーターとして見てるんですけど、マチネはきっちり水平になってて気持ちよかったです。

今日の殺陣パート二川は東京ですき!!!ってなったところほぼ全乗せでした。登場で鉢金くわえて結び直して、晋介にトドメ刺すとこで首回し、薩摩軍バサバサ斬って鉢金で血拭い山川。佐川さんは新八に煽られた後でトドメ刺すの躊躇してて、「生きろよ、あいつを好きなら尚更な」で大山の首筋に刀突き付ける。

「伝わったかな?」のところでは、あの結婚式のターンタカターン♪って曲を大久保さんが歌ったんだけど、最初は反応が無くてまさしく伝わったかな?状態。堪えてたのかもだけど結局じわじわ笑ってて、その決壊のタイミングも大久保さんがグイッと距離詰めてくるところなので、やっぱりゆっ山川のツボは大久保さんなんだなぁ…( ˘ω˘ )どんなに笑っちゃっててもダンスはしっかり見てる

「私は勘が鈍いで有名…」で遠い目せず佐川さんの顔を正面から見て真顔で言ってくるので、なんだか言い訳してるみたいだった山川も人の子なんだなぁ。

介抱する山川がぽんぽん、ってすると佐川さんがやめろ、って力入ってない手(しかも届いてない)で反撃して、それを見守ってまたぽんぽん、って再開する山川なんかもうビジュアル力も合わせて可愛すぎたしやはり天使だったのでは?(頭のわるいおたくの発言)

ゆっくんさんって役が成仏するのがとても早い人なので、正直1週間も空けたら忘れちゃってるのでは????って不安が失礼ながらあったんですけど、全然大丈夫だった。むしろ大丈夫じゃないのはこっちだった。1週間ぶりの二川はやばい。

「あの虎を、会津を、」が一段と力強くなっていて、ああやっぱり山川自身は新政府に対して頭を下げた人だけど、山川の中の会津は明治になってもまだ負けてないんだな、って思ってしまった。

佐川さんが地面に額を打ち付けるように慟哭してるのを、山川がちゃんと見てたんですよ。東京みたいに視線を外すことも背を向けることもせず、すごくすごく辛そうな表情で、それでも佐川さんの声をちゃんと受け止めて、共有してた。

降伏宣言聞いて、膝折って震える両手をじっと見つめてた山川が、佐川さんの「負けたくねえ」を聞いたらまるでその言葉がじわじわ体に染み込んでいくみたいに、ゆっくりと両手で顔覆って泣いてたのが本当にむりでした。今日の山川にとって、佐川さんの言葉ひとつひとつがとても重いものだった。

城明け渡し後に「さき!」って飛び込んできたのに、重火器突き付けられた瞬間の山川の腕が刀構えてなくて、今この瞬間に自分の死と、生き延びる道と、守らなければいけないものを目の前にして天秤にかけるという、山川の死生観に直面してしまった、って感じた。だからこそ余計に絞り出すような「かたじけない」が辛かった。負けたくねえ、って山川も思ってたはずなのに、死ぬかもしれない瞬間に生きなければいけない理由がそこにあったことを、まざまざと突き付けられた。

マイクのオンオフがタイトすぎるのか、上手くいってないのか、倒れた佐川さんに泣き付くときの最後の「佐川さん!!!!」がマイク無しの地声に。それでもフットが拾ってたのか、ほぼエコー切ったくらいの感じになってて、声量的にも響いたしそれが逆に怖かった。山川は佐川さんになにかを託されることもなく、置いていかれてしまったんだ。

箱の造りのせいか、ピロティって音はすごくよく響くんだけど、マイクの切り替えがイマイチなところがちらほらあって、一番まずかったのはアバンの土方さんの一言が聞こえちゃったことかなぁ。まぁ読唇で分かるんだけど、ね。

念願の全景俯瞰で見るとすごく照明が綺麗な舞台なんだなあ……ってしみじみしました。

オープニング冒頭、半さんと斎藤さん2人で薄緑〜青になる照明が薩摩登場で赤、そこから紫〜青に再び戻ってくると今度は明治政府組が合流して黄色。この黄色というか暖色が、夜明けの太陽みたいに見えたのがこのタイミングで出てくる面子との親和性も感じてすごく印象的だった。

「隠密の意味がないでしょう」って晋介に言われると止まってた新八のアコーディオンが止まらず、3回くらいうるさい!って言われてようやく止まる。オープニングと同じようにずっと曲弾いてたの、私が観た中では初めてかな……?

もふ虎の時も何度かあって、今回東京では一度も見なかったから忘れてたけど、土方さんのあの肘膝を極力曲げない殺陣の動きって意識的にやっているものだから踏ん張り利かないようで、今回オープニングで初めて足とられてたのを見てちょっと焦った。容保様を守るところの前だったから尚更だったけど、東京序盤はギリギリだったタイミングが、中盤から余裕で間に合うようになってたので、個人的にはあれくらいギリギリの方が好きかなぁ。

五稜郭で撃たれるところで、事切れた瞬間に土方さんの首がガクッと天を仰ぐのを見て背筋が震えた。今日俯瞰で見てたから気付いたような気もするし、東京序盤もああだった気もするんだけど、少なくとも後半は撃たれてそのまま倒れてたはず。なんか変わったな?って思ったのは覚えてたんだけど、東京序盤が同じだったかは覚えてないなあ。

油小路で二刀流になる斎藤さんが、格ゲーの待機モーションみたいにゆらゆら揺れながら「メンドクセェなぁ…!」って言うのが大好きだったんだけど、大阪はなくなってた:;(∩´﹏`∩);:さみしい

ラストの半さんが香水をかけていく動きにあわせて、舞台上の蓮の葉が少しずつライトアップされていって、頭からかぶるところでステージ全体が明るくなるんだなあって今日初めて知った。すごく幻想的で綺麗な光景。

 

 

 

【9/18ソワレ】

夜はやっぱりちょっとボリューム抑え気味というか、ぴょこぴょこしてた毛が馴染んでたので、やはり昼の山川は昼にしか見れない山川でした。あれ写メで残しておいてほしかったなぁ……

マチネの時は気のせいだと思ってたけど、戊辰のところあんなに頸動脈に刀当ててまでザクザク斬ってたっけ……?という気付き。東京と比べて全体的に流れるようじゃない、というか、速度はもちろんあるんだけど一手一手がちゃんと独立してて舞みたいじゃなくなったという印象。

上手く言葉にできないんだけど、見得切りまで全部一繋ぎにしたようなゆっくんさんの舞踊に似た感じというか。あの独特の動きって、綺麗だなって思うのと、斬り合いっぽくないなって思うのとで紙一重だと個人的には思ってて、でもそれがゆっくんさんの殺陣の特徴だとも思ってたので、ちょっとびっくりしました。そこも含めて山川になっていってるのかな……

東京だと斬り殺してるなって感じたのは西南で晋介を追い詰めるところだけだったので、トータルの印象としての絶対殺すマン度が上がりました( ˘ω˘ )

和装に着替えるの慣れてるはずなのに、ソワレは袴の横から着物の裾出てたり、腰で身頃結んでるちょうちょ結び見えてたり、どんどん着崩れていく山川。ちゃんとお着替えしてください勝手にこちらがハラハラします:;(∩´﹏`∩);:

西南での登場時、鉢金結び直してから左手で柄の端を持ち、鍔近くに息吹きかけて右手で握り込む。この所作が美しすぎてぞくぞくした。薩摩軍斬った後に鉢金回したら、刀身ではなく柄に回っちゃってそのまま握り込む。

そういえば、一幕終わりの「佐川さん、中々のもんですよこいつら」の前に二川で同時にトドメ刺すところ、あんなに明確にズレてたかな?戊辰ラストの半さんと斎藤さんほど揃ってなかったのは覚えてたけど、あれ?あれ?ってなって、相変わらず記憶を焼かれ続けている。

お兄さん!のところでなぜか笑い出してしまった大山に対して「……なにを笑ってるんですか。それに、あなたにお兄さんと呼ばれる覚えはありませんよ」って返す絶対零度お兄さん山川こわいかっこいい。

クイッククイック!スロー…に引っかからないのに、大久保さんが隣に立つと無言でも自動的に笑うようにできているゆっ山川 ( ˘ω˘ )「幸せか?」って聞かれてなんとも言えない間のあと「…はい……」って答えたけど、ちょっとやりづらそうだったかなぁと感じたのは、このネタイジられるのが個人的にもこれくらいで限界ラインだな、と思ったからかもしれません。でも「…どうでしょう?」首傾げてるのは初めて?だったような気がしますこれはとてもかわいかった。

勝つのは厳しいって答える土方さんに語気を荒げる佐川さんを一言で制す姿とか、強力なのは間違いないって言って佐川さんを焚き付けたりとか。派手ではないけど「知恵山川」の姿は確かにあって、ゆっ殺陣が勢いのでどうしてもぼやけてしまいがちだけど、つむ鴨脚本としての山川はやっぱり自分自身を評価する上では、剣の腕よりも頭脳を買ってるのかなって思った。

というのも、ソワレで旧幕府軍に行くって言う半さんに「好きにしろ!」って一喝するように返した山縣さんに佐川さんと似たものを感じたから。山縣さんが居たから新政府に入った、の根幹にはそれがあるのかな、というか、こういうタイプの人を(対山縣さんの場合は階級都合で直接じゃないかもしれないけど)頭脳として支えることが、山川にとっては自分という刀の最良の使い方だと認識してたりするのかなぁって思った。

抜刀隊編成時の佐川さんの「我が殿を語られることだけは」のところで階段セット上にだけ当てられてる薄い浅葱色の照明、二幕で容保様が頭下げるところとほぼ同じ色で、更にいうと容保様の扇子の色も同じだなって気付いて、偶然かもだけど心臓が止まりそうだった。

ソワレの「忘れもんがあってな」がすごく優しいニュアンスになってて、今まで一度も聞いたことのない穏やかさで、西南戦争時点での佐川さんをどう解釈していいのか、一気に迷いが出てきた。

新八に煽られた後でトドメ刺すのを躊躇した時も、いつもは憤怒と苦痛と色んな感情が混ざり合ってるのにソワレでは一切の無で、吹っ切ったような怖さがあった。

どんどん真に迫ってくる佐川さんの死に際が、ほんとにこの人大楽死んじゃうんじゃないかなってこわくなってくる大阪公演だった。だいすきな佐川さんのことが、ここにきてどんどん分からなくなっていく。

大阪のさきちゃんは、泣かない強い女性になったなあって感じた。史実の山川はさきちゃんのお兄さんでありお父さん代わりだったそうだけど、大阪のつむ鴨山川は東京序盤で感じられた父性のような穏やかさを潜めて、さきちゃんについて佐川さんと話す機会を作るためにさらっと嘘が言えるようなお兄ちゃんで、なんだか似たもの同士の兄妹になってきたなぁって強く感じた。

土方さんが「…近藤さん」ってぽつりと呟いた時の表情が迷子になった子供みたいな顔をしていて、何度も見て何度も理解してたけど、やっぱりこの人にとっての近藤さんは、斎藤さんにとっての土方さんや、貞吉と悌次郎にとってのお互いのような、辿り着きたい[憧れの背中]とは違うんだよなぁって改めて思った。もっとずっと心に近い、行く先を照らしてくれるような[月]みたいな存在。

山縣さんに「生き甲斐は無くしたか?」って聞かれる斎藤さんの背後に花びらが一枚だけ落ちてきて、しかもそれが斎藤さんの視界に入らないまま足元に落ちていったのが、もう、もう、土方さん……_:(´ཀ`」∠):_

東京に引き続き、山縣さんカッコいい!を拗らせ続けてる私なのですが、山縣さんの殺陣って一部山川と同じ手がついてることに気づいた。西田さんのクセかな?左右交互にばさばさ斬るやつと、たぶん、切り返しからの胴斬り。貞吉のやつと同じかどうかは、今手元にもふ虎が1つもないので確認できません(´∩ω∩`)

和田峠に勝利。」のところのターンして膝つくのが最高に美しくてですね、しゃがむ動きに遅れてついてくる肩章の動きまで綺麗なんですよ。あそこもっと欲しい。見たい。絶対無理なの分かってるんですけど、せめてランダムブロマイドにちょこっとだけでも写してほしかった。それを言ったら二川が一緒に写ってない件についてアンケート埋めなきゃいけなくなるけど。

 

 

 

【CM】

つむ鴨に全然チラシが入ってない早乙女友貴さん今後のお仕事予定

 

10/14〜10/19@神奈川・杉田劇場

早乙女友貴 20th Anniversary Event Vol.2

アニバーサリーイベントと銘打ってますが、大衆演劇テイストの座長公演です٩( 'ω' )و チケット3500円とお安い!

大衆演劇とは?という疑問についてはこの記事にちょこっと書いてありますので、ご参考までにどうぞ。

mishu-h.hatenablog.jp

舞踊ショーは写真撮影OKだったりするので気楽に観たり撮ったりできます〜

 

11/11〜11/27@東京・Zeppブルーシアター六本木

あずみ~戦国編

ゆっくんさんご本人がずっとやりたがっていた念願の最上美女丸役。(「念願」とか「楽しみ」とか本人の言葉で出るのは超レア)

役どころとしては性別不明のサイコパス剣士で、事前ビジュアルがとにかく最高に最高なので(語彙力を失ったおたく)とりあえず公式サイトまで飛んでビジュアルだけでもご覧いただけたらと思います。

 

 

 

明日はとうとう北九州公演、そして大楽ですね……つむ鴨終わってほしくない気持ちでいっぱいですが、とりあえず今いちばんの気持ちは朝の飛行機に乗り遅れないか心配すぎるところです。