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『髑髏城の七人season月 上弦の月』ライビュ感想まとめ

ライビュ(ソワレ)班としてのめもなのに、普通の観劇以上にわーわー言ってたので諦めて切り出したよ。一言でいうと最高でした。全国のみなさん、これが私の愛した上弦の月です。映像班の映画館映えすごかったし、天魔王様完全にライビュ仕様だったし、うちの子たち天才なのでは…………?みたいな謎の気持ちが生まれた。私は映画館の椅子に座る以外なにもしてない。

もちろんここ映してほしかった!というところはちょこちょこあったんだけど、贔屓目無しに天魔比率がすごく高いカット割りだったと思うし、このまま円盤になることは絶対にないのでライビュ来て良かった。ライビュ来て良かったと思わせてくれた上でこの公演を劇場で観たかったと思わせてくれた;;;

慣れとは恐ろしいもので、一幕冒頭の映像見ながら席動いてる気がしちゃったんですよね。思わず笑っちゃった。今日はライビュだよ!!!!!!

たぶんゲキシネ想定して事前にカット割り考えてるであろう瞬間が何回もあったんだけど、無界屋の裏で捨蘭の後ろに月が見えてるカット、今すぐステフォト売って!!!!!!!!ってなった。円盤もゲキシネも待てない…

 

 

 

 


一幕終わりの第一声:ビンターーーーーーーーーーーーヽ(;▽;)ノ!!!!!!!!

そうです、みうらんべさんのビンタが帰ってきたのです。泣いた。後生ですからビンタを円盤に残してください。兵庫「よーく覚えとけよ、らんべーちゃん♡」→右手で右頬ビンタ(ライビュ会場に響く鈍い音\ボッ!!/)→兵庫「らんべーさん…」上下関係を身をもって教えられる兵庫。

全体的にみうらんべさん定点カメラは寄りが多くて、黄泉の笛なのに引きで殺陣撮ること捨てます!?とさえ思ったんだけど、動き早すぎたのである意味では正解だったかもしれない。もうセリフ後は曲とか無視の速度でした。終わるの早すぎてあと10手くらい足せそうだった。しばらくなにもない床を映してでも、蘭登場時に足元からナメで撮ろうというこだわりが最高。無界屋出る時に振り返って見上げるところも、その前の「大丈夫だ、太夫たちを心配させるようなことはしねぇ」って言っておきながら太夫が霧丸のところに寄っていったところでそっと目を伏せるところも、アップで抜いてくれてありがとう案件だったんだけど、ライビュカメラくんもみうらんべさんの顔すき…?私たち、気が合うね……?

お化粧がセルフでも師匠作でもないのは16ソワレで確認してて、やっぱり少し惜しい気持ちはあったんだけど素体が美しいからね。ブルーレイ画質ですよ。登場時のアップであの細い黒いアイラインがしっかり映って、一瞬意識を失った。お化粧が薄いとなかのひと感が前に出がちなんだけど、そこを表情でしっかりカバーしてくるところがさすが映像班の方。上弦に限らず、私は蘭のことを超身勝手な奴だと思っているのでりあことか絶っっっっっっっ対ならないんですけど、みうらんべさんのお顔がアップになるたびに\\\すき!!!!!!!!///ってなって息切れしそうだった。すき。この美しい人がかつて、天魔王のなかのひとにお化粧を施されて無界屋蘭兵衛として生きていたという事実は後世に語り継ぎたい。

兵庫が太夫にていっ!ってされる1回目の時、自分の方に飛んでくる兵庫を首だけで避ける蘭、もう最高だった。その後のじん平さんのくだりはほとんど見切れてたんだけど、ガールズがくさい!えっ、やだ、くさい!って鼻つまみ始めたところで、蘭が右手で『寄るんじゃないよ』って感じのジェスチャーしてたのがすごい好きでした。なんとなく鳥蘭思い出してしまった。立ち位置的にもおりかだったんじゃないかな?と思ったんだけど、とにかくすごいドキッとした。

個人的に心拍数が上がるくらいギリギリのラインを掠めていったお色直し蘭でしたが、天魔があの調子だったのでトータルとしてバランス取れてたと思う。つまり16ソワレのことはもう許せてるんですからおたくなんて生き物はちょろいわけですよ………色々調整かけて今日の公演に挑んでくれたのだと思ったら、もう好きにしてくれって感じです………16ソワレは翔平くん的にも少し無理したトーンのように思えたけど、今日は女性性に寄りすぎない、でも平常を想えば中性的な蘭だった。その後に出てくるオラオラ凄かったので大体全部チャラ。

夢見酒のめもする?しておく?めっちゃ長かったですね。ライビュで見てるからかと思ったらそうでもなかったみたい。天魔の頭を撫でるように手を寄せるのは21ソワレもあったんですけど、とにかく長かったので完全に撫でてる状態だった。もう、なんか、なんなんだろうな、あれ……ワカで初めて見た時もなに?なに?ってなって、あれは儀式であるという認識に到達するまですごい時間がかかったんだけど、たぶん上弦は円盤出てもしばらく認識するまで時間かかると思う。

「行かせるか!」って叫ぶのも、「しょせんは外道だ」って吐き捨てる前に笑うのも、本当にただただ悪いやつだったのに、公演期間の序盤だけやってた太夫に撃たれた後に目を開けたまま倒れていた蘭の、捨が目を閉じさせた時にその目から涙が伝ってたのがもう。あんなに強くて優しくて残虐で美しくて素直な人が見せた、誰にも見せたことのなかった姿があった。

蘭が口説きで『仲間と共に』作り上げた、無界の里を守るためのな」って言った時と、捨がラストで「俺には『仲間が』いる」って言った時のあの感じ、なんだったんだろう。天魔にとってそれが大事だったり欲しかったものだとは微塵も思わないんだけど、天魔に対しての捨蘭の類似性と対比を強く感じたなぁ。

今日の蘭もすごく言葉の強さを感じたんだけど、それはところどころに弱さというか綻びが出ているからこその強さで、それは捨も同じだったんだよね。『仲間』というものに自分が支えられているということ、それが守りたいものでもあり、自分は一人じゃないという現状を認識しているのが捨蘭と天魔の違いなのかな、と。それでも、元に戻ってしまう蘭と振り返らないと決めた捨には違いがあって、天蘭の対比は月以前からずっと存在していた関係性で、そこに別役の捨天に対比が加わったのが月だと思ってたんだけど、捨蘭も対比だったんだな、って思った。三つ巴?三すくみ?どこを取っても二人と一人になりえる三人だったんだなぁ、月の捨天蘭。


ライビュカメラくん、鳥で太一さんを残像しか映せなかったのが相当悔しかったらしく、その気持ちが亡霊となって宿ってた。すごい。この男を絶対にフレームアウトさせないという強い意志を感じた(なお捨に夢見酒飲ませるところで振り切られた)天魔王誕生のダンスラストで、ニヤッて笑うのもちゃんと映ってたことに感動しました。ステアラ登城してる私のオペラかと思った。

太一さん、結局ほとんど言うこと聞いてないし、16ソワレは抗議活動か、ストライキだったのでは…?とすら思えるくらい最高でして…………最高でした…………最高……

そもそもライビュ用のカメラじゃないと見れないものが沢山あるのを分かっているので、リアル登城できる状況でもライビュ行ってるんだけど、それでも劇場でこの天魔を観たかった気持ちが同じくらいあって、そういうものを出してきてくれるたいちさんが好きです。

「お前と私なら、きっとうまくいく」結局蘭が触れられることを許容するパターンになってましたね。なんならそのまま噛み付こうとしていた天魔。ここはseason風じゃないんですよ( ◜◡◝ )

口説きすっごい良くて、ライビュでも関係なくない?ここだけで13000円払おうか?全然いいよ?って気持ちになる最高のカット割りの嵐でしたね。マイクの音を拾うと節回しに違和感があったとしてもかなり薄くなるんだけど、絶対そういうことではない心地よさがあった。ライビュ仕様の完成された天魔王様。キメにキマりきってる天魔王様。「ならばそれでいい…」の殊勝さ、「私とお前で蘇らせる」の甘い響き。その直後にきりちゃんを凄まじい勢いで殴って蹴り飛ばしてる男と同一とは思えなかった。あれ至近距離で見ると恐ろしさ倍増しましたね。この天蘭、刀持たなくてもまったく武力が衰えない。

「私と蘭丸、そして捨之介」の下りに軽さというか、親しみのようなものを感じて、きりちゃんが捨を二人の仲間だと思うのも納得するな、って感じるような言い方だった。今まで髑髏城を見て、天魔のこのセリフにそんなこと感じるの初めてだった。上弦だけでもそれなりに見てるのに、まだまだ初めてが沢山あるんですよ。すごいなぁ、天魔王。

無界襲撃、二画面制度導入しないと絶対になにか見られないものが生まれてしまうんだよね。荒武者隊の子たちのソロ抜き最高に昂ったんですけど、その直後に彼らを斬りつける悪役姿、すごい映像だった。いつも赤蔵の顎撫でてたところ、髪を鷲掴みにしてたんですよ。そういう、そういうところですよ。そういうところ!!!!!現地組様のレポで今日も天魔王様はおとみの脚舐めてたって聞いたんですけど、ライビュは鳥髑髏党員が大好きなおりかが蘭に刀突き付けられながらも「逃げて太夫!!!!」って叫んでるところが映っててよかったって思ったヽ(;▽;)ノ首に刀突き立てられるおとみもそうなんだけど、強くて元気で美しい華たちが散らされていく光景、壮絶。

殿が天魔に対しての言葉をかけなかったことに泣いていて、そんな殿を否定していて、蘭を見下してて、蘭が大嫌いで、蘭に嫉妬していて、蘭をめちゃくちゃにすることに執心するあまり地図を上手に書き直せなかった天魔王がいた。と、言葉にするのは簡単なんだけど、やはりどうしても、蘭であった人間だからこそ表現し得る混沌とした感情の有様がすごいと思ってしまえて、こんな天魔王の姿、ステアラでも見たことがなかったよ。「お前のことだけを気にかけていたぞ」って蘭を指し示す手が映った瞬間から震えが止まらなかった。

六天斬り、下半身の鎧剥がすとこ失敗してたように見えたんだけどちゃんと出来てた?バストアップになった福士捨が持ってなかったからフレームの外で天魔が剥いだのかと思ったんだけど……と思ったらやっぱりどうもミスってたようで。捨の荒ぶり方すごかったもんなぁ。泣きそうな捨の説得の声を遮るように、天魔の荒い息遣いが響く天守閣。

天魔ラスト、捨の刀から自分を庇うように顔の前で腕掲げるやつだった。間もしっかりとってて、現地組の話だと口元だけ笑ってて、諦めてるみたいだったって聞いて。その上、自分に突き立てた刀を抜く天魔の声が聞いたこともない声で、ああやっぱり妖怪だなぁって思った。人だと思っていたモノが、そうではないと正体を表す瞬間。しかもその後に高笑いだよ。あんな悪夢のようなかつての『仲間』の死、捨の脳裏に一生焼き付いたに決まってる。


贋鉄斎も責任を持ってくれないフリーダム捨。乳首つつかれるたびに喘ぐ福士捨が、とうとう全国にライブビューイングされてしまった……
贋「この玄翁はひとたび人に触れると快楽に陥るという……そんなわけあるか!!お前が勝手にやってるだけだ!!わしはそんなことお前にやらせたくない!!それでも乗ってきてくれるお前が大好きだー!!
捨「俺も大好きだー!!!」かわいい。かわいすぎてつらい。笑顔が眩しい。なんでちょっと楽しそうに喘ぐんだ福士捨。
捨「だがな贋鉄斎、知っておいてくれ…こういう俺も…そういうお前もいるってことか」「先に言うな!!!」「ワシにはお前の心が分かる!!!」もうここは絶対ソワレ円盤収録されないなって思った( ◜◡◝ )「あんなことをして怒られてもワシは責任を持たん」って言ってたけど贋鉄斎のことをだいすきな福士捨を守ってあげてくださいK音さまごめんなさい

今日の捨、一瞬声が枯れ気味かな?って思ったんだけど、それ以上にきりちゃんを助けにきた時点で過去を想って泣いてたんだよ。「それが大地の仕事なんだよ」って言いながら目が据わってた。今日の捨天蘭、みんなすごく不安定な均衡の中にあって、誰が勝って誰が負けてもおかしくないと思った。危うい均衡の中でそれでも笑ってくれる姿が、私の好きな上弦の月の捨之介です!!!!!!!

「まがい物でも、人の命が救えんだ!」っていうあの言葉、天魔王を騙る人の男=まがい物、だと思ってるんだけど捨が伝えたかったことはなんだったんだろうな、ってふと思った。これ次回以降の登城宿題。

ラストの関東荒野、福士捨の太腿がダブルで拝める奇跡が起きてたし、捨の表情は最高だしで情報量が多すぎて、今すぐこれを特番かなにかで流してくれ…………福士捨の尊さを伝えるために最高の素材が今ここに……ってなった。あんなにも眩しくて、眩しすぎて痛々しいほどの笑顔を見せる捨の目が据わってる瞬間、やっぱり何度見ても最高にかっこいい。

「恐れ入ったよ」ってきりちゃんの拳をぎゅっと握る捨が、そのまま引き寄せて顔寄せるように抱きしめたところ。ここまでの捨だいすき!って気持ちが決壊しそうでたまらなかった。いつもめそめそしてたきりちゃんが、ちょっと逡巡した後で自分より背の高い捨の背中をそっとぽんぽん、って撫でる光景。捨にきりちゃんがいてくれて良かった。そう思える最高の場面が、このライビュのタイミングで生まれたことが本当に良かった。あれは演出というより、捨の気持ちが溢れ出してた気がした。

天魔も蘭も兵庫もきりちゃんもみんなみんな良かったんだけど、こんなにも捨が最高だ!!!!って気持ちが溢れてくる日は1210も1229も超えてた。ライビュで全国の人が見たんだとおもうと、これが私の好きな上弦の月の捨之介です!!!!!!って大声で何度でも言いたくなった。好きだ~~~~~


今日のきりちゃんもかっこよかったところいっぱいあったな〜〜〜〜〜捨がギリギリのところにいるときはきりちゃんが引っ張って、きりちゃんがギリギリのときは捨が引っ張って。二人で一緒に笑って泣いて強くなる子達だった。

剣布に斬りかかるきりちゃん、「そうやって俺の仲間を、家族を殺したのか!って泣きながら飛び出していく勢いがすごくて、剣布の身のこなしももちろんなんだけど、お互いに相手を仕留める気でいるのがすごく伝わってきて、あのシーンどきどきした。

捨が助けにきたところ、ぼろぼろになりながら剥き出しの感情で捨に飛びかかっていくきりちゃんと、その姿を見て感情を揺さぶられて8年前のことも含めて辛さが溢れ出た捨が、互いの痛みや喪失を共有しているように見えた。一緒に天の殿様を支えていた天魔にも、同じように仲間を得た蘭にも、その真っ直ぐな気持ちを理解してもらえなかった月捨にとって必要だったのは、支えとなる沙霧じゃなくて理解者の霧丸だったんだよなぁって、今日は特に思った。お互いの傷を理解して、一緒に真っ直ぐ進んでいく。

どうにも首が欲しいなら、この仮面をお持ち帰りください!って言うあれ、沙霧がやると頭の良さと肝の据わり方が前面に出る狸との化かし合いなんだけど、今日の上弦きりちゃんは捨を捕まえるなんて間違ってる!って言うまっすぐな気持ちだけをぶつけてるんだよね。それに応えてくれる優しいお殿様は、初めて顔を合わせた時からきりちゃんのことを気にかけてくれてた人なんだよなぁ。

ラストの別れ際できりちゃんが「兵庫、かっこよかったぞー!」って言ってて、マチネレポで話が出てたやつだ~ってにこにこしてたら、その後じん平さんに「おっとうもありがとう!」って言ってた!!よね!?きりちゃん………きりちゃん………………きりちゃんがまぶしい……


カテコダブル、たぶんいつものように狸穴に押されて天魔に軽くぶつかっちゃった兵庫が押された~って言い訳してるのを歯見せて笑いながら強めに肩ぶつけ返す天魔王様。っょぃ。

カテコトリプル、捨の後から出てきた蘭が捨の肩ぽんぽんってして、センター足元のライビュカメラの位置教えてあげてて。2人でこれ?これかな?ってにこにこしつつ手振ってくれてた(ライビュ映像は微妙に噛み合ってなかったのがまたじわじわくる)のも最高だったし、帰り際にざざっ!っとそのカメラの前に出てきた兵庫を捨がぺちん!ってしてよろけたところを蘭が捕まえてぶん投げるという天国。すき!

もう今、福士くん捨やってくれてありがとう翔平くん蘭やってくれてありがとう太一さん蘭のオファー受けたのに天魔やりたいって言ってくれてありがとう以下カンパニーの全員にお礼を言って回りたい気持ちしかない。次の登城も楽しみだー!