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『髑髏城の七人season月 上弦の月』感想まとめその1

取っ散らかる感想、代替わりを続ける天蘭、覚醒捨と忙しい上弦感想まとめ。今後もどんどん変わると思うけど、ここまでの解釈整理してるのでネタバレ配慮はないです。詳しく話してもいないけど。

 

 

 

 

 

【11/23上弦 初日】
ワカ天とワカ蘭を足して2で割った子が鳥天に育てられて生きていた…………えっ、これ、鳥の亡霊のみんな生きてる?生きてる?私は開幕3秒で心臓が止まって、オペラ持つ手がぶるぶる震えてたので一幕早々に死んで蘇りました。二郎系髑髏城……

月を観に行ったのに気づいたら鳥を観ていたし何回か未來さんもいたんです本当なんです上弦を観に行ったはずなのに同時上映でseason鳥が始まってこの2作がトゥルリバ構成であることが明かされたのです本当なんです

一幕で鳥髑髏党の残党たち生きてる~~~~~~~?(自分含む)って思ってたら二幕で大惨殺されて、なんてむごいことを………ってなってる間にトドメを刺されまくってステアラじゃなかったら座席でうずくまってたと思う……花見て鳥見て風見てもまだまだびっくりするんだぜ………髑髏城すごい…………ドクロイヤーおわらないで…………

蘭についてよく『闇堕ち』って言葉が使われていて、私個人的にはあの人は元々そういう人だから我に返った、が近いかなって解釈してたんだけど、上弦天見てると蘭の闇堕ちってこれじゃん……という気持ちになってしまった。鳥蘭の真っ直ぐさは眩しかったよなぁと鳥を反芻している。見たのは月のはず。

上弦は天蘭が双子小姓で、安土城を逃げ出すときに入れ替わってお互いの生を全うして死んでいくので、結局あれは鳥蘭のif未来であり、メタ的なところで言うとワカ蘭ファンで鳥蘭も見届けたしょーへーさんがたいちさんの影武者に選ばれたという激エモな話に見えていたという妄想の話をします。

天蘭のデフォルトビジュアルに差別化がないどころか、限りなく近似値に寄せてきてることと、お色直し後の蘭がトップと2番手の羽根の差くらい明確な天のダウングレードverだったことで、天蘭の力関係が兄:天魔/弟:蘭の構図に見えた。加えてこの2人、素養にも似ている点がある。上弦で初めて、天守閣に女の子しかいないことが無界屋ガールズたちと対になってるように見えた。というのも、上弦天の『人心を操る』能力ステータスは対女性に全振りされているようで、そこにかかった女幹部達が男部下を使うという構図に見えたから。これはそのまま無界屋の構図に当てはめられる。女性からの信頼というのが似てる素養の部分なんだけど、上弦天の操る人心の本質はもう少し別。上弦蘭、風蘭ほどではないんだけど割とチョロい感があって、でもそこには殿への執着よりも天魔に対してなにかを追い求めている節が見受けられて(ex.お色直し)、特に口説きは鏡越しに2人の蘭が誘い誘われてるようにさえ見えた。蘭も部下女性陣もそうなんだけど、天魔が操る人心は元々天魔へ関心がある者の心を恣意的に増幅させる。

上弦天は鳥蘭転生、とキャスティング発表時に冗談言ってたけど、転生して別世界線で『あるもの』を得た蘭のifに見えて仕方なかった。つまり、自分と同じような背格好と面立ちを持ち、自分に憧憬を抱く駒としての『天魔』ではないかと。殿に最も愛された男としての自身を捨ててでも、殿の最期を見届けた鳥蘭のifから始まるのが上弦天、という話。捨と笑い合う蘭を見ていると、天魔よりよほどこちらの方が人心を掴むことに長けている、と思えた。その印象そのままに、もし本当にこちらが『人の男』であったなら、敬愛する蘭の、兄の最期の望みを叶えるために互いの生を入れ違えたことが、天魔王を生むことになっていたら?蘭は自分の三途の川は血に染まっている、洗うほど血に染まると言う。過去という三途の川の先には、自身にあり得た可能性の未来として、その手を血に染め続ける天魔の姿がある。8年という時を彼が蘭として生きたように、兄は天魔として生きていた。あの日の殿の言葉通りに。みたいな。

過去作では顕著に感じていた天魔から蘭への嫉妬心の類が一切感じられないことも、殿に最も愛されていたという事実を告げる当人が本来それを享受していた人物であり、しかし互いの生を入れ違えた今ではお前のものなのだ、と言い聞かせているように見えた。上弦天の人心掌握はあくまで種が蒔かれていないと芽吹かないものだから、上弦蘭との入れ替えが発生していたならそれを揺さぶることは視線一つで十分だった、と思えるのが関東荒野。

上弦蘭はワカのようであり花のようであり鳥のようであり、これがなかのひとの心理に由来するのなら、あれは鳥で観た『蘭の中にいた2人の蘭』の対比にも見えた。各々が各々の体を得て、成し遂げるべきを成し遂げた姿。よく似た2人は、ある世界線では1つの体に混在してせめぎ合っていたのでは、と鳥を思い返してしまう。これを鳥天が見える根拠にするとほんとにあの人はワカから輪廻を正しく巡れないままにここまで来てしまったのでは、と言わなければいけなくなるんだけど、ワカ天も確かにいるので否定できる要素がなにもないのであった。誰かに似ていて誰でもない第六天魔王に、あの人はようやく成ったのだ。

なので天魔と生駒の関係性は、鳥より中毒症状の強い信仰なんだと思った。あの手段で生駒を操る天魔、今回のシリーズ中ダントツの外道感あって最高。だって本心が一つもない天魔だからあれが本心からの甘えではないんだよね絶対。それを理解しながらも、信者として最後通告を受け取る生駒の献身は美しい。

天守閣の巫女姿と半蔵部隊の袈裟姿は相変わらず宗教対宗教の形式だったけど、上弦天には信じるポーズをとる神さえ存在しないんだよなぁ。かつての生で誰より愛した殿だから、『蘭丸』のことを慮るその言葉さえ、殿ではないと言えてしまうほどにあの人はもう蘭ではない何かなのだ。

一個みんなに呪いをかけるとしたら、上弦天たまーにバンコランに見えるしなるほどバルバロッサちゃん!ってなるからパタリロも見てください。ビジュアルの話で言うと、ラストの髪型が頭頂部は編み込みで残りの髪下ろして毛先少しだけ結んでる、っていうスタイルだったの。これ、結局初日だけだったみたいで、今までたいちさんの和物スタイルで一度も見たことのないタイプだったから、展開も合わせて未だかつて見たことのない/見てはいけないものを見てしまった気持ちになった………きっちり一つ結びの方がお芝居しやすそうではあったけど、あれほんとドキドキ感増したなぁ……

無界屋ガールズにひとりめっちゃ菜々緒みのあるツリ目の子が超気になる。顔が強い。全然分かんないんだけど一番顔が強くて性格のキツそうな美人タイプの子…( 'ω' )あと女性陣でいうと、人見さんカナコさんがめっちゃかわいくてやばい。絶滅黒髪少女な月髑髏党。鳥の時は男女混合だったのに、月は女の子しかいなくて皆黒髪ロングなのすっごい好きなビジュアルだ~

黄泉の笛での太夫の歌、「君死にたもふことなかれ」だったから親子というよりは姉と弟だと思ったな~。霧丸くんよかったけど、特有の役割としては太夫に母性という属性付与してるくらいだったので沙霧ロスが加速した:;(∩´﹏`∩);:女の子がたりない…

 

 

 

 

 

【11/26上弦】
みうらんべさん、動きが良くなってるかわりにオラオラ度が増している…笑

兵庫のくんろのとことか、腰折り曲げて覗き込んでくるのめっちゃ新しいパターンでかわいいですね。ガールズと太夫のことを背に隠して守ろうとはするけど、本人は興味津々な元ヤンらんべさん。

しかし今日、台詞がかぶるとこ何度か目立ちましたね。無界屋で天蘭がかぶって空白できたのちょっとひやっとした。なにせ天、その前段階で斬ったガールズのお尻踏みつけたり、おはなの股間踏みつけたりご機嫌だったから( ◜◡◝ )ねえねえそれ鳥天と同じですよ

蘭も天もだいぶ初日と違ったなぁ。蘭は終始男らしい、花蘭とも違う意味での武士らしい豪気さが顔を覗かせる変化の仕方だったし、機嫌が乱高下してた天魔は道化と人の男をはっきり使い分けてた。初日だけのまぼろしの天魔、私はとても好きでしたよ………びじょまるちゃんみがあって…………天魔の変化は想定内だったんだけど、蘭まであんなに変わってくると思わなくて、掴みかけた外殻をすり抜けられてしまった感じがあるんだよなぁ……そのブレも含めて超ワカドクロって感じもするし、もう少し初日バージョン楽しませてほしかった気持ちもある…笑

上弦天の変化の一つとしては、髪振り乱すようになったなって思った。あの人はやろうと思えばあの長髪を自在に操れる人なので意図的。天だとその方がしっくり来るし、いいなって思ったんだけど、口説き後の霧丸を蘭に任せたところで鎧のエリマキトカゲ部分に引っかかった髪を剣布に直してもらってた。かわいい。甲斐甲斐しく御髪を整えて差し上げる剣布ちゃん。あと、蘭丸が守ってくれた!のテンションがちょっと落ち着いてたけど両側から巫女′sによしよししてもらうのもかわいい。

上弦蘭に対してはそういう甘えの方向性で揺さぶりかけてこないんだけど、そもそも蘭が天好きすぎるからすぐころっとやられちゃうんだろうな感がすごいんだよなぁ………あんなにオラオラしてるのになぁ………この「好き」の根拠、実は全く存在してなくて。口説き後も天に拐かされてる様子もなく、本人の意思がすごく強いのに、何故か天の目を見ると力が出なくなっちゃう蘭………夢見酒をしっかり目を閉じて待ってる蘭………どうしてもなかのひとのなかのひとリスペクトがチラついて全然理由探しができない……笑

上弦天が生駒に対して母性から掌握してるやり方、すごく女っぽさを感じるんだよなぁ。年上の女性を誑かしてる男に見えてもおかしくないのに、そういう感じがしない。かといって、天魔に女性性を感じるわけでもない。極論、人か怨霊か、くらいしか感じないんだよなぁ。そういう意味で水子の擬人化のようであった美女丸ちゃんの面影も初日にはあったように思えたけど、今日の天は歯を見せて笑う瞬間がすごく多くて、8年間途切れず殿を想い続けていた時間の繋がりを感じた。8年経過して成長したり過去の名残りがあったり、の捨蘭とは違ってずっと安土城の延長にいる天。天にとっては捨も蘭もほんとに意に介さなくて、ただ自分と殿の天だけがあるんだなって思って、「あのお方の天は私だけのもの」と言い切れることが本来は滑稽で異様であるはずなのに、とても幸せであるように見えてしまうのはやっぱりそこにワカ蘭や鳥蘭と共通する殿への想いがあるからかな、って改めて思った今日。

なんだろうね、上弦も下弦も蘭が「殿に最も愛された男」である様子が見えないんだよね。本人からの語り口もそうだし、天から蘭へのある種の嫉妬のような劣等感のようなものが見えないせいなのかな。蘭を寵愛しているというところまで含めて殿であり天であるはずで、それは天魔も認めるところであるはずなのに、「あのお方の天は私だけのもの」という言葉には確かな裏付けをさえ感じる。蘭が愛されていたという、天が口にするからには事実であるに違いないはずのことが、宙に浮いてる気がする。ので、やっぱ少なくとも上弦は天が蘭丸で、蘭が人の男だったんじゃないかなとか思っちゃうんだよね。

天魔の方が持論に自信があって優位に立ち続けてるんだよなぁ……「殿」という幻想で蘭に揺さぶりかけてるんじゃなく、天魔自身の存在が蘭にとっての揺さぶりに見える。8年間殿の意思を継ぎ続けた、と見える天魔に対して負けを認めてるように思えるんだ。過去作の天魔はあくまで天魔として、殿の意思を聞いた代弁者として蘭に語りかけていたけど、上弦の天魔はまるで風天みたいに自身が殿であるかのように蘭に語りかけてる、あるいは蘭の目には天魔が天そのものに見えてるとも捉えられるかな。蘭がんばれめっちゃがんばれ勝つ気でいけ。

カテコダブルで兵庫と一緒に太夫の裾持とうとする捨も、それをおい!!って払う兵庫もめっちゃ可愛いし、マントにお包みしたまま出てきた天魔にもう衣装脱いじゃったのかな…( ◜◡◝ )って思ったら、トリプルで兵庫にマントの裾狙われてなに!?やだ!!!ってぶんぶんしてた天魔王様かわいすぎる。

 

 

 

 

 

【12/3上弦 ソワレ】
みうらんべ、見るたびに綺麗になっていく……今日改めて感じたのは横顔が美しいなぁってことかな。鼻先ちょっと丸いかな、って思うんだけど顔のトータルバランスが取れてるから全然欠点じゃない。黄泉の笛の前の無界屋を見上げるところが特に綺麗で好きだ~

どんどん殺陣速くなっていくしお芝居も変わっていって、天魔と一緒のシーンでもちょこちょこ見てられるようになったんだけど、おててがとても美しいですね。所作も含めて。そんなおててから繰り出される兵庫へのビンタ、想像以上に優しいというか、ぺちんって感じでかわいかった。某界隈が見慣れてる、脳を揺らすタイプのヤクザビンタじゃなかった。

26日ほど元ヤン感はなかったけど、オラオラ路線はそのままなので「弱いやつほど数に頼る」のところですごいあからさまに狸穴に向かって言ってるの好戦的で良かった。じん平さんに鈴つけて山に返せ!って言ってる兵庫の背中見ながら鈴…?山…?って感じで左右に首傾げてるのとかかわいい。

今日の無界での天魔、下手の入り組んでるとこに寄りかかってたかと思ったら柱に足絡ませて腕伸ばしてぶらぶらポールダンスしてましたね。そんなんしてるから撃たれちゃうんだぞ><斬ったガールズの裏腿に口付けるというか、舌這わせるやつもありました。その後足乗せてるとことかは鳥天感じたけど、初日にオーバーラップしてた未來さんは完全にいなくなってたし、女性性もすっ飛んでた。あと、荒武者隊もガールズも斬った後の太夫の台詞のところで、天蘭がまったく同じモーションで刀振って血落としてたの、噂の塾の存在を感じて興奮したなぁ。蘭の殺陣は日を追うごとに速くなるし、捨もスタミナ配分覚えてどんどん良くなってく。

はーーーーーさて、どこから話そうかな。とりあえず天魔2人目、蘭3人目にしてようやく上弦の天蘭が腑に落ちた。

今日の天魔、冒頭の誕生時には感情がすごく凪いだ声色から始まって、「蹂躙されるくらいなら」って声にもすごく静かな怒りを感じたけど、鎧を身に付けた後も初日や26日ほどの感情の乱高下は感じなくて、この時点で完全に2人目きてるなって感じた。人の男自体はそこまで極端な感情の起伏はないんだと思う。それが関東荒野に現れた瞬間からものすごい乱高下が始まって、本来の穏やかな起伏の中に突然高波みたいな感情が出てくる。口説きでもそれは同じなんだけど、この高波、殿の話をする時にだけ顔を出すんだ。天の志とか、秀吉の話する時には、こんなに大仰に出てこない。そして口説き以降、この高波は現れなくなる。「お前のことを気にかけていたぞ」って語る時の感情の起伏は、人の男が本来持つ起伏の中での最高地点の爆発であって、関東荒野~口説きで出てきたものじゃない。

この高波がどこにいったかというと、なんとそっくりそのままお色直し後の蘭に出てきてた。蘭は見るたびに別人になってるけど、今日の天蘭の掛け合わせは単純な3人目以上の意味を持ってた。つまり、口説きまでに殿の話をしていたのは天魔が抱えていた『森蘭丸だった。本能寺で殿の最期を看取った『森蘭丸』。今日の口説きは、8年前の『森蘭丸』を蘭に返す儀式だった。

初日からずっと上弦蘭は殿が最も愛した男であるという雰囲気がなくて、逆に天魔の語る殿の言葉は代弁以上の力を持って殿そのもののようになってる、って感じていて、上弦は人の男と蘭丸が入れ替わって天蘭になってるのでは?なんてことも考えてたんだけど、口説きまでの天魔は蘭でもあったなら納得できる。過去作の蘭が8年抱えて生きてきた感情を上弦では天魔が持っていて、それを返したことによって蘭が変わるということなら、それはこれまで同様に乱心ではなく正気に戻る、が正確なニュアンスだと思う。自ら「楽しい」と口にする蘭に対して声色を変えることなく「楽しいか」と返す天こそ本来の姿。

だからこそ、「殿は最期まで」から始まる告白の静かさと「そんなのは殿じゃない」の感情爆発は子どものような幼さよりも、感情の爆発をさせたことがほとんどないような不器用さを感じた。森蘭丸』を返し、天魔を削がれた男が、捨のゆっくりと降ろされる刀に反射で顔を背けて手を翳したことに、小さな人間を強く感じて悲しかった。この本来の天、すっごい鳥蘭に似てたんだよね。しかも無界屋の鳥蘭。上弦天は蘭になりたかったわけじゃないから、蘭に『森蘭丸』を返してくれるんだけど、たとえ上弦天が蘭だったとしても100%の満足を得ることはできないことを私たちは知ってるんだよな、って思ったら余計にかなしくなった。

そうやってすべてを失ったところに天という鎧を纏うことで8年間を生きてきたからこそ、最期の「捨之介、天魔王として死ぬがいい」捨にとって天魔の言葉ではなく天の殿様の言葉として届くんだろうなって。落ちていった天魔から視線を剥がせなくて、霧丸に引きずられていく捨が言う「俺が引き付ける」は霧丸の言葉通り、そのまま死ぬ気でいるようにも感じられた。

捨は黒のアイラインしっかりアイライナーで入ってるんだけど、元の顔がいいから濃い化粧逆に邪魔になってる感すらある。汗かいてどろどろになってからの方が美しい。汗が輝いてる。顔がいいというのはよいことだ。そういう見た目にも分かる素直さが、あの言葉を殿と感じて食われかけてしまうんだろうなぁって。

 

 

 

 

 

【12/10上弦 マチネ】
今日からぼくもきりちゃんおぢさんになる………担ぎ上げられて「色里!?」ってなったあとに、ふにゃふにゃ~って笑って色里……色里…って呟いてるのを黄平次ににやにやしながら色里だぞ~って言われてた。荒武者隊となかよしきりちゃん。

「捨てるってのは~」の後に捨に向かって自分の肩ぽんぽんって叩いて貸してあげるきりちゃん前からですか?あれ、一幕で捨がきりちゃん気にかける時にいっつも肩に触れてたことと繋がってるのかなって思って、きりちゃん立派になったねぇ…って思った。

人見さんのとこ一部変更入ってました。これはいい変更。なんだけど、人見さんの体が本気で心配になるヽ(;▽;)ノ無理せず…………お怪我のなきよう…………天魔王様も椅子にしないであげて……って思うんだけど椅子やってる剣布、すごい嬉しそうなんだよなぁ笑

みうらんべさん、関東荒野で出てきた狸穴見て、捨の腕を掴んでおい!どういうことだ!って感じで目で訴えるんだけど、捨にまぁまぁ、っていなされて不満げに掴んでた捨の腕をぶんって離すのがすっごいいい。仲の良い間柄感が出てて好きだなあ。

関東荒野での天魔の鎧のくだりだと思うんだけど、上弦蘭が持ってた刀を自ら放り出しちゃうのすごいと思うんだ。鳥蘭でいうところの天魔に刀叩き折られてたとこが、上弦蘭は自分で捨てちゃう。ここもそうだし、大商いの時もそうなんだけど、伏し目がちになって軽く俯く/会釈するようなポーズを取る機会がすごく多くて、元ヤン感に礼節とか義を重んじる要素が増えたぞ…って思ったのがマチネだったから、そういうものが天魔に対してもあるのかなぁって思った。やっぱり兄なのかなぁ。

夢見酒後の蘭がずっと足取り覚束ないままふらふらしてて、目の焦点も合わなくて、霧丸を斬る時と「奥の間で軍議を」って声かけられた時だけハッとしたようにそちらを向いて喋るのがいい。夢見酒手渡されて自ら飲む前に歯を見せて笑うのとか、高笑いとか、あの夢見酒の瞬間にだけ現れる異様さが際立ってた。

天魔王誕生時の声が総じて高くて、でも調子自体は冷静で、単純に8年前っていう時間経過を感じたのは初めてだったなぁ。ソワレは少し控えめだったけど、マチネの声色になぜかワカを思ってしまって、もしワカの頃にたいちさんが天魔やってたらこんな感じだったのかなって何故か思った。別にワカ蘭とかワカ天に似ているということではないです。8年経っても一幕は通してすごく冷静な喋りと声色で、そんな中に化粧の奇抜さだけが浮いていて、関東荒野で捨蘭と揃った時の道化感が凄かった。二幕口説きの「勘違いしているのはお前の方だ」から感情が荒ぶるけど爆発してるのとは違う。

口説きの「お前と共に成し遂げたい」辺りで蘭に突きつけられた刀の先を咥えて喋るのなんだったんだろう。人間性的な異常さが全然見られなくて、見た目だけが異様だった中で突然の奇行だったから驚いたし、蘭もうろたえたと思いますよ。反応見たかったなぁ。

蘭に庇われたところで腕を引く手が、蘭を引き上げるときに口説きと同じように手を掴む形になったのが激エモでもう。信じられないものを見るような目で蘭を見ながら泣きそうな顔をしていて、蘭を斬った直後に後ろを向いて頭抱えるところから捨達の登場で慌てふためいたような表情を見せて、からの蘭に庇われる、だから感情の揺らぎがどんどん激しくなっていく。頭抱える動きは前からやってたけど、自分が立てた計画が狂ってることへの苦悶なんだ、って思えたのは初めてだったなぁ。いつも顔見えないし、振り返ったときには天魔の顔してたから。

生駒の「なぜ…?」に立ったまま頬を包み込むように撫でて、目を合わせたまま膝を折って縋る流れのうつくしさ。天魔の頭をゆっくりと撫でて微笑みながら刀を構える生駒も綺麗で最高だった。「お前のこと だ け を 気にかけていたぞ」あまりに声色がやさしいし、セリフ変わってるしですごい動揺した。「私には何一つ言わずにな」が爆発寸前の泣き声で、やっぱり対生駒への泣きは嘘なんだなぁって思ったけど、正直前段の動揺が収まらなくてそれどころではなかった。

捨に刀を払われ、両手を顔の前で交差させて体勢崩れるほど後ずさろうとするし、冒頭に近い高音気味の声のまま「俺は、天だ!」って叫んだのは確かに人の男だったのに、いつも天の殿様として放たれてた「捨之介、」の声が今まで聞いたことのない柔らかで優しいもので、誰にも見せたことのない人の男の顔が捨に向けられた衝撃。落ちていった天に「おい!おい!!」ってずっと叫んでる捨との関係性新しすぎる…

霧丸に手を引かれていてもずっと叫んでて、天魔が落ちていった先を見つめてたまま愕然とする捨が、抜け穴は無理だ俺が囮になるって言ってるのがそのまま天の後を追いたがってるようにさえ見えた。シリーズ通して、捨が死に急いでるんじゃなく明確に死にたがってるように見えたのは初めてだったし、その先が天だったのも初めてだった。

 

 

 

 

 

【12/10上弦 ソワレ】
二幕壮絶すぎてもはやソワレ一幕の記憶がない。みうらんべさんが無界屋で座った時に師匠仕込みの鉄壁裾から膝下あたりまでサービスがあったことしか記憶がない。福士捨もそうなんですけど、皆足首から膝まで細いですね…

太夫登場時に、お付きの二人がwithBやってたの前からですか!?昨日初めて気付いてすっごい笑っちゃったんだけど。やばいあれ。あとこれも多分ソワレかな?太夫が兵庫にてーい!した後にガールズ達とハイタッチするとこでうんうん( ˘ω˘ )って頷いてるらんべさんさすがヤンキー……でもビンタは当社比お優しい…………「絵に描いた餅だ」の足ダンも強くて、その後の無界屋でも階段のところにがっつり足開いて腰落とす体勢が何度か見られたので、これが本域のヤンキー…って思ったソワレ。

マチネの蘭が軽く俯いて伏し目がちになるのが蘭丸の頃に持ってた礼節のクセなのかな、って思ったんだけど、ソワレはしっかり天魔の目を見てたから関東荒野の即堕ち余韻が長かった。捨に「しっかりしろ!無界屋蘭兵衛!」って言われたあとも胸元をぎゅっと掴んで荒い息を整えてるんだけど全然落ち着けないの。

夢見酒でふらふらしてる蘭はずっと上を向いて視線を彷徨わせてて、時折空を切るように手を伸ばしたりもして、霧丸に斬りかかる時も天魔に声をかけられた時もそちらに視線を寄越さない。「今の私は怨霊だ」の後の高笑いが艶っぽい感じとか、ますます怨霊感に磨きがかかっていく。

今日の天魔、見てる中では3人目なんだけどマチネで掴んだものをソワレで増幅してくるのもう………もう……………しかもそれに呼応してるのが今日は蘭じゃなくて捨なんだよ……

天魔王誕生時はマチネと同じく冷静さが立ってる高音で、一幕の冷静さも同じく。今日もう完全に人を化かすようなニュアンスが消えてた。口説きで蘭に斬りかかられたところから拐かしが始まるんだなっていう節回しするんだけど、やっぱり化かしてる感じはないんだよなぁ。

上弦の殿と蘭って父親と息子だったのかな、と思った。口説きの「殿が最も『愛した』男」の吐息交じりのニュアンスは完全に色に寄ってたんだけど、殿の話になると刀放っちゃう蘭は息子というか跡目的な感じで可愛がられてたのかなぁって。もう一つの理由は「お前のことだけを気にかけていたぞ」「そう蘭丸に伝えろとな」の天魔の声が穏やかで柔らかくて、そこに『兄』を見たからだった。その後の感情の爆発も「務め、御苦労」も泣きが入ってて、あの瞬間以外は全部蘭の兄(上位者)でありたい天魔の虚像なんだなって感じた。

過去作の天魔は鎧を手に入れることでかつての殿のような力を得ることや、戦乱の時代を取り戻すことを求めていたと感じてたんだけど、上弦天が求めてたのは殿の全てを託されること、そういった信頼に足る存在であると認められたいということだったんじゃないかなって。これも明確な論拠があるわけじゃないんだけど、鳥天が新興宗教に仕立てた殿への信仰をもっと一般化した、捨が言うような「殿に夢中だった」くらいのニュアンスを上弦天も持っていて、でもそれは「身も心も殿に捧げていた」からこそ認められたくて、過去に執着して昨日を向き続けた結果が感情が爆発したときの幼さというか、一人で時間が進んでいない様なのかな。

蘭が殿の跡目という印象と、天魔の口にする『愛した』のニュアンスの乖離って、天魔は小姓としてそういう役割を担ってたから、自分になくて蘭にあるものをそこに定義したがったのかなって思ったり。でもたぶん、あの蘭は息子のように可愛がられてただけなんだよ。上弦殿やっぱり信長だなぁ。

そういう跡目みたいなものは同じ小姓だった天蘭だから見ていた殿の姿だから、「お前に天のなにが分かる」って吠える天魔の声は捨には届かないんだろうなぁ。「おれは、私は、天だ!」って叫んだ天魔が捨の刀を握ったことも、落ちていったことも、捨にとっては「馬鹿野郎!」以外ないんだきっと。

倒れた蘭を見る捨も泣いてて、寂しそうで、「先に行ってる」に込められた怒りはそのまま天魔を殺しそうだったのに、その感情が全部百人斬りに乗ったから対峙の瞬間はいつもの捨でいられた。そういう代替行為が得意なのが上弦捨なのかなとも思った。六天斬りは人の男に戻す(≒救う)意味合いで人間界へ下す行為なのだろうし、月では明言されない「今度は間に合わせる」とかもそれにカテゴリーされるのかな。

ラストの関東荒野で「浮き世の義理も、昔の縁も」の後の殺陣で本当に足を取られたみたいで、倒れた拍子に草履が脱げる捨。ボロボロで、満身創痍で、裸足の捨がそれでも天を追おうとしてるんじゃなく、無駄な血を流さない明日のために死のうとしてる姿が綺麗で、尚更つらかった。

「天の殿様に食い殺されるところだった」「捨てるってのは口で言うほど簡単じゃねぇな」表情は上手からは見えなかったんだけど、声が泣いてて、この人は純粋すぎるほどに蘭も天も救いたくて、救えるって思ってたから、天の最期にその志が折られてしまったんだなって。

上弦は、捨の喪失の物語という一面を含んでる。この喪失は捨が若いからこそあんなにも重いものとして彼の胸に穴を空けてしまうから、そういう意味でやっぱり上弦は″超ワカドクロ″なんだなって感じた。役者のキャリアとか年齢じゃなく、過去作のニュアンスでもなく、特定の年代だけに起こる物語のことを指す言葉。蘭が自分の三途の川を流し切れると思っている驕りも、捨が二人を救えると思っている純粋さも、天魔が殿の天は自分だけのものだと思っている盲信も、すべては若さ故に、なんだよなぁ。天魔と生駒の関係はブラフというか、ああいう手段で人心を掌握しているだけで天魔の本心ではないと思ってるんだけど、そもそもああいう手段に出ること自体に若さを感じる。

ラスト捌けるときに川渡るときの足取りがすごいしんどそうで、右足?の親指の爪が浮いてるように見えたんだけど、どうもテーピングがはがれてたらしい福士捨。怪我までいかなくても満身創痍ではあるだろうけど、ソワレの勢いとかそれを抑えきれない感じが若くていいなぁっておもった。90%覚醒だな、って思ったのであとは天魔王様と協力してラストの六天斬りがスムーズにいくといいなぁ。獲物の交換の仕方は全編に渡ってすごくスムーズになったからきっと後期には間に合うはず。

マチソワ共にカテコで指し棒振ってたの、蘭の笛に合わせてたことに途中で気付いてめっちゃご機嫌ですね( 'ω' )ってなった後にそれくるくる回して無界屋に送るやつ……鳥捨沙霧のカテコ…:;(∩´﹏`∩);:どっちもダブルの時に平間くんとお喋りしながら笑って出てきたのかわいかった〜ソワレのトリプルは兵庫が右手に天魔マント、左手に太夫着物持って出てきたのをやめてよって感じで笑ってたのめっちゃご褒美だったんだけどマチネもやってた?私が膝掛け代わりにしてたマフラーに巻き込まれてる間かな?