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愛より重くて恋より軽い

たぶん三日坊主ならマシなほう

推しに書く手紙の話。

ひまつぶし

このブログ、とにかく自分の備忘録と推し舞台の宣伝することしか考えずに作ったんですが、9月の怒涛更新したらアウトプット期に入ってしまったようで 、とにかくなにか書きたい!でも推し舞台がやってない!という困った欲求を救うお題を見つけてきました。


cz57.hatenablog.com
ka-ri-ng.hateblo.jp
torata-nu.hatenablog.com


たぶんこういうのは推し明言してるところで書くものじゃないかな、とは思うんですが、後述する理由により特に気にせずいきます。
というか昔から活字は読むのも書くのも大好きなので、なにも俳優界隈に限った話ではないです。バンドマンにもよく書いてた。




【宛名】
封筒は『フルネーム+様』で、便せんには『名前+くん』で統一。

普段ほとんど推しを『くん呼び』することはありませんが、名字呼びや『さん呼び』されるのがいやだ!と公言している稀有な推しがいることが理由の一つ。
もう一つは、つい文章が気持ち悪いおたく丸出しになるクセがあり、これが意識してても中々直らないためです。
文章でなにかを伝えようという時、読み手が誰であるかを意識して言葉を選ぶ、ということはとても重要です。
私と同じタイプのおたくに伝わる文章と、おおよそそういった欲望とは無縁の推しに伝わる文章は違います。
そこまで分かってるのに、どうしても直らないこのクセ。
せめて宛名だけでも柔らかくすることで、全体が読みやすくなるのではないだろうか、という希望をこめたおまじないの『くん呼び』です。
装飾とか色付けたりするとさらに効果があるのでは……と、いろんな方のお手紙の書き方を見て思ったので、今度試してみます!(ただし色彩センスが解滅的)



【書き出し】
『(公演名もしくはイベント名)、お疲れさまでした。』
現場がある時しか書かないので固定です。

時候の挨拶とかリード文を簡潔にまとめて書くのがどうしても苦手なので、この辺りをうまく書ける!みたいな参考書があったら飛びつきます。
こんなに文章を書くのが好きなのに、なんでいつまで経ってもここは上手にならないんだろう?と思いますが、たぶん書き出し冒頭だとまだスイッチが入ってないので、自分がどれだけのポエムを書いてるか認識して理性が止めてるんだと思います。



【内容】
書き出し冒頭を過ぎるとスイッチが入ってきてどんなポエム感想書いても気にならなくなるので、好き勝手書きます!

基本的にお芝居の感想以外に書きたいことが思いつかないので、公演の話や公開になった映像作品の感想を書きます。
素人がお芝居のこと書いても〜という意見?をよく見るんですが、どんな役者さんであってもその瞬間のご自身の演技を俯瞰で見ることは不可能ですよね。
(全公演、自分が座った席から推し定点で円盤化されれば話は別ですが、そんなものが出たら言い値で買うよ。)
なので私は『客席からはこういう風に見えましたよ』を伝える、というスタンスで書いてます。
それは役者さん本人の真意とは違ってるかもしれないけど、エンタメは客席にいる人間に伝わった形がすべてだと思うので、気にせずこう感じた、こう見えた、こう思った、と書きます。
それがダメ出しみたいになることもありましたが、最近は推しのお芝居に満足しなかったことがなかったり、千秋楽までの課題だね〜きっとできるよ〜がんばれ〜といった応援上映的な気持ちになることが多いので、結果として大体褒めてます。

あとFC企画等について、この企画面白かったです、こういう企画してもらえたら嬉しいです、と要望しておきます。
これは正直本人より運営スタッフさんに直で伝えたほうがいいのかな、とも思うので、そういうご要望フォームみたいなものを設けてほしい。



【締め】
次の公演が決まっていれば(ほとんどないけど、たとえ自分が行けなくても)楽しみにしてます、体調や怪我には気をつけてくださいね、みたいな感じで締めます。
推しの方々は怪我や体調不良を公言するタイプではありませんが、体が資本のお仕事なので常に体調とか心配して終わってる気がします。田舎の母かな?

ちなみに自分の名前は冒頭には書かず、本文後に一行開けて書きます。
封筒裏には郵送(ほとんどしない)に限らず住所と名前を書いてるのですが、これは返事目当てとかではなく、『事務所の目が通る際に、所在地を明かせる人間からの物だと示すため』と教わったためです。
皆どれだけ怪文書紛いの手紙を生んでるんだ、と思わないこともないですが、よく考えなくても顔も身元も分からない人から自分のことが長文綴られていて体調まで案じてくる手紙が来る、と書いたら立派な怪文書でした。ファンレターですアピールは大事。

後述しますが、私が手紙を書く目的は認知とかではないので、私からの手紙であるということは読む上で念頭に置いてもらえなくていいのです。
書いてる内容を覚えられるだけならまだしも、顔まで認識されたら好き勝手に感想書けなくなる!と思ってるので、不審物扱いされないならやっぱり無記名にしたい。
それでも、覚えてほしくない<<<<<感想書きたい!なので手紙を書くことはやめません。



【手紙を渡す頻度】
出す相手によりけりで、毎現場書いてる時、数公演に1回書く時、大楽の日に総括として書く時があります。

役者さん本人が手紙やファンの反応をもらうのが好きな方の場合は毎現場書いてます。
でも、感想まとめとか見てもらうと分かる通り、基本的には定点カメラで今日の○○シーンはこうだった、みたいなことしか書けないので、自分のペースで書くと数公演見ていくつか書きたいエピソードがたまったら書く、という感じです。
大楽の日に書いてるのは、そんなにファンの反応とか気にしなさそう/手紙読まなそうな方宛ての時かな。
読んでもらえなくても構わないんですけど、一方的に出してるものなのであまり頻度高くても鬱陶しいかなと思ってます。



【手紙の量】
大体2〜3枚。
枚数は個々人の文字の大きさによって違うと思いますが、私の場合は文字数にすると〜1000字くらいに収めてます。
1〜2枚という方はきっと女の子らしい、細やかで小さい字なのだろうなぁ……とは、毎回その分量で収まらない時に呟く言い訳。



【手紙の種類】
1公演中に1セット使い切ることはほとんどないので、作品ごとではなく役者さんごとに同じレターセットを使ってます。
毎回その役者さんのイメージに合うものを探すんですが、それ以外に『罫線があっても文頭が揃わないことがあるので罫線必須』とか『イラストを書いたりデコったりしなくてすむ華やかな封筒』とか『サイズが小さすぎると便せんの枚数が嵩む』とか、毎回考えて探すのが面倒な項目が色々あるので、基本的に廃盤にならない限りは同じものを使ってます。

ペンは細いものが好きなので、手帳用にも使っているスタイルフィットの0.28黒で書いてます。
誤字脱字が多くてフリクションに乗り換えたいけど0.5は太すぎる……と思ってたら、フリクションに0.38があることを知ったので、今度文房具コーナー見てきます!
(書きたい気持ちが先走りすぎてよく誤字脱字事故が起きる)



【手紙を書く時間】
マチソワ間だったり終演後だったり、大体便せんに向かってる時間は15〜30分くらいです。

スマホか手書きで伝えたいことを箇条書きにして、並び順入れ替えてお決まりの書き出しと締めで挟めば出来上がり。
しっかり下書きしていても、書いてる間に自然と校正して言葉選びを変えたりしてるので、だったら箇条書きでいいやーと今のスタイルになりました。
書いた内容は手元に残ったり残らなかったりですが、大体公演やお芝居のことを書いてるので、よっぽどじゃない限りは同じこと言ってないだろう、とタカをくくってます。



【気をつけてること】
漢字を読むのがあまり得意でない推しばかりなので小難しい言い回しは避けること。
ポエムは行き過ぎると怖いのでほどほどにすること。

基本的に言葉選びは、相手のツイッターやブログなどを見て、真似ることが多いです。
推しの人となりをまったく知らずに、どうしてもお芝居の感想が言いたくて書いた最初の手紙はそれはそれはかしこまっていたんですが、今思い返すと一体何%読めたんだろうな、と思います。
ほんとにびっくりするような漢字が読めなかったりするので、振り仮名書こうか?と一時期本気で考えました。
今は、仲良しの役者さんやスタッフさんに、これなんて読むの?どういう意味?と見せられても、万が一音読されたとしても恥ずかしくないような内容にはしてあります。
大体推しを褒めることしかしてないから、回し読みされても恥ずかしくないよ!(私は)(恥をかくのは多分推し本人)



【なぜ手紙を書くのか】
手紙を書く目的は、役者さん本人・事務所・関係者に『この人には、この人のことを好きなファンがいます』とアピールするためです。

だらだら書いてきてあれですが、本題はここです。
私は、自分の手紙を読んでもらえなくていいし、捨ててしまっていい、と思っている方の人間です。
私個人としては、作品や推しのお芝居について感じたことや思ったことを書いて出した、という事実さえあれば満足します。これが手紙を書く理由。

手紙を書く目的は違います。
アピールといっても、これはイコール認知とは少し違ったことを目指しています。
私個人ではなく、ファンという集合体の存在を認識してほしいのです。
お祝いのスタンド花やアレンジメントを出す際、極論を言ってしまえば推しの名前を出して作品について触れているエントリも、目的は同じです。
推しの宛て名が書かれた封筒/お花が劇場に存在し、人目(他の役者さんファン、事務所スタッフさん、あわよくば公演主催者の目)に触れる。
「ああこの役者さんにはファンがいるんだな」→「そんなに素敵な人なんだな」→「別の作品も観に行ってみようかな」
「こんなにお金を出す人がいるんだな」→「集客率が見込めるのかな」→「今度使ってみようかな」
こうなってほしいんです。(これは希望的観測を多大に含む展開ですこうなったら最高)

役者さんという職業は、どんなに才能があっても機会や出会いに恵まれなくては続かない仕事だ、と日々痛感する出来事ばかりです。
私は推しにもっと多種多様な仕事を、もっと良質な仕事をしてほしいし、もっとたくさんの人に推しを見てもらって、褒めてほしくて仕方がありません。
多種多様とか良質の定義はここでは割愛します。
推しには才能があるから、いつかはそういう機会が巡ってくるかもしれないけど、そんな悠長に待てないんですよこっちは!(気が短い)(あと出来れば早めにぽっくり死にたいので未練は残したくない)
なので、各所へのアピールになるなら手紙でもお花でもばんばん出しますし、個人ブロマイドもがんがん買います。
業界にコネなどないファンにはこれしか手立てがないんだ。他に良い策があればぜひ教えてください。




こんな感じで日々、お手紙を書いています。
ほんとに読まれることを微塵も想定していなくて、極論封筒の宛名が見てもらえればオッケーお疲れ様!という感じなので、あまりファンの反応とか気にしてなさそうな某推しが「手紙で〜」と発言していた時はちょっとビビりました。
誰しもが書いていそうな内容について触れていただけなので、私の手紙が〜ということではないんですが、そうか……読んでるのか……読めたのか……と一層内容に気をつけようと思った出来事でした。おしまい。

※ちなみにここで出てきた『推し』は、現在に至るまでの複数人を指しているので、特定の一人について記述したものではありません。

『瞑るおおかみ黒き鴨』北九州公演感想まとめ

舞台感想


マチソワともにいろんなことがありすぎて記憶が混同してるであろう、いつも以上に仔細が怪しい感想まとめ。細かいところアテにならないのでレポだと思わないでもらいたい上に、終演後の答え合わせでこれだけ観劇してても観たことない箇所があることが発覚しました。定点こわい。

 

 

 

 

【9/22マチネ】

クイッククイック〜は笑わなくなったのに、大久保さんが無言で立つだけで笑ってしまうゆっ山川は北九州でも負けてました。

酒宴で升の前に瓶差し出されていやいや、って首を横に振る山川かわいい。会津のやつらみーんな知ってる!っていう容保様に唖然とする山川も、容保様に詰め寄られるさきちゃんに「兄さん…><」って助け求められる山川も、「実はッ、佐川さんはな…!」ってちょっぴり言い淀む山川みんなみんなかわいい。

これまで何度か佐川さんの反撃を受けてたことがあるからか、マチネは佐川さんの右腕を押さえた上で抱きかかえていて、いよいよ手慣れた保護者感が出てきた介抱山川。

「佐川さんも来ます!」「あの虎を、会津を!」語気の強さがもう……負けん気強い会津の人、山川…「なかなかのもんですよコイツら」でニヤリと笑う山川とか、もうとにかく強くて美しい人だという当たり前のような印象に立ち返った。

「ちゃんと、伝えてあげてください」がすごいかわいいというか幼い声で、ほんとに山川兄妹にとって佐川さんってお兄さんなんだな〜という気持ちになり、佐川さんの告白(未遂)は背中押されたこともあるけど弟からのお願い、っていう面をあったのかなあと感じたり。

その印象もあいまって、白虎隊自害の知らせで、大阪ではしっかり見ていた佐川さんの崩れ落ちた姿から目を逸らしてしまった北九州の山川は、佐川さんの弱さを抱えきれない弟なんだなって思えてしまった。こんなに強い人でも抱えられない、佐川さんの慟哭。

真っ直ぐ前を見据えて走ってくる山川の目には最初、大山と新八の姿しか見えてなくて、あたりを見回して佐川さんの姿を見つけた瞬間の信じられないものを見たように絞り出す「佐川さん…?」の時点ではまだ、山川は佐川さんの生死を確認できていなくて。必死で佐川さんの名前を呼んでも返ってこない反応とか、酔ってる時とは違う体の重さとかで現実を突き付けられて、泣き声で呼んだ後の最後の慟哭に、初めて山川のなにかが壊れたというか、越えてはいけない一線を越えてしまった感じがして、この人はきっとこの先の明治を生きていけないだろうって思ってしまった。

大山に煽られてるときの佐川さんの目が、じわじわ沸点に近くなっていくにつれて血走っていく様が見えたり、お前のところの土方よりもって言われて瞬間的に瞳孔開いてる斎藤さんの目とか、とにかくいろんなものが初めて見える上手席やばい

「負けたくねぇ」って最初から泣いてた佐川さんの声が、マイクが切れた後も続いてて、こんなに何度も見てるのに、会津は負けないことはできても勝てないんだ…って思ったらつらくてつらくて仕方なかった

斬られた佐川さんの手を離れた鉢金が半さんの刀に絡むように落ちていって、それを手に佐川さんを斬った上で、鉢金で刀の血を拭って佐川さんに投げつけるあれ本当になんとも言えなくて。山川が本気で薩摩を殺しにいってるのと同じくらいの想いでこの人も西郷さんのために敵を斬ってるんだって気持ちと、あの鉢金に託された会津の想いとか白虎の魂を想う気持ちで頭ぐちゃぐちゃになって、簡単にひどい!とか言えなかった。

さきちゃんが、「私たちも会津の民です」「戦う覚悟は出来ています」って笑うようになってた。あなたの国を守りたいから、ってすごく真剣な顔ではっきり答えるようになってて山川兄妹すごく似てるなって感じたから、尚更調印後のさきちゃんが姿見える前から叫んでたのがつらかった。さきちゃんだって戦ってるんだ。山川の「かたじけない」聞いた瞬間、嗚咽漏らして泣くさきちゃんの声が響くのがつらかった。

今のはどう見てもオヤジだよ?どーすんだこの空気?よしじゃあせーので飛ぶぞ?そしたら時間が戻るからな?って言い出す容保様と予想外すぎる提案に吹くさきちゃん

花びら降ってくるところでわはは!わはは!って容保様が笑ってる声が聞こえてきて、さきちゃんの「そういう貴方だから、私たちも命をかけるんです」って言葉を改めて噛み締めた

オープニングの「(狼などどうでもいいと思うぞ)だから…」があまりに優しく切実すぎて、たとえ続きが斎藤さんにしか届かなくても、土方さんのこいつを生かしたい、っていう想いが溢れてくるのを感じた

油小路での土方さんは真顔で出てくるのに、半さんとやりあって斎藤さんに一時渡すときニヤリと笑うんですよ。牽制とはいえ、隙があれば命のやりとりになるあの状況で、あの人は笑うんだ。

「どれだけ敵を驚かせたかだ」「まだ捌けてないぞ」もすっごい楽しそうで、土方さんの戦闘狂っぷりというか、刀を持って戦場に立つとそこでの命のやりとりに昂揚するのを抑えられない感がすごい

半さんが不意打ちで飛び出してくる瞬間、斎藤さんが振り返るより一瞬早く土方さんの歩みが止まって、半さんの殺気に気付いてて「この人の命だがな」って斎藤さんの掌が眼前に来るまで今にも飛びかかるんじゃないか、くらいの気迫出してるのが分かって今日の土方さん超好戦的…!!!って震えた

会津城で「俺じゃねぇだろ」の寸前に下手奥見て笑う土方さんには走ってくる斎藤さんの姿が見えてるんだなって思ってもうやだ土方さん超かっこいい(語彙力

「死ななければいい!」の土方さん、本気で負ける気がなくて容保様の言葉にも全然折れる気がなくて、その勢いのまま斎藤さんに返事しろ、って怒るんだけど、その斎藤さんにいつも通りはいはい、って軽い返事されるからそこで一度落ち着こうとする。んだけど、土方さんにとって狼は白き虎たちに憧れられる存在でなくてはいけなくて、その言葉を反芻してるうちにまた沸点近くなってきて「この言葉に勝てるものを、おまえは持ってるか?」って斎藤さんを突き放すように言ってるみたいに聞こえたからか、戊辰以降の斎藤さんが自分は新撰組じゃない/狼じゃないって言ってるのはここで土方さんにその心根を問われて応えられなかったからなのかなーと感じたりした。

「斎藤!お前は会津に残れ!」って叫ぶ土方さんの言葉からはもうオープニングと同様、この男を生かしたいって気持ちが痛いほど伝わってきて、だからこそ斎藤さんは土方さんに突き放された問いに応えられなかった自分が残される理由が分からなかったんだろうなって思って……もう…………

北九州の土方さんは島田くんへの「羽織り持ってこい」が優しくて優しくて、箱館期の土方さんはたしかにそういう優しさに振れてる人なんだけど、だったら尚更馬鹿にするな!って殴られた時の鬼の副長の片鱗は、島田くんにとってこの人を引き止められずついていくことも出来ない己の無力さを照らし出すものになってしまったんだろうなあって。

殴られたあとの島田くん「きっと貴方は、死んでしまう…」って言ってたのを聞けたのが北九州が初めてで、もうどんだけ泣くのかってくらい泣いた

オープニングの島田くんが羽織りを渡して刀を持ってる間、ずっと俯いて苦しくて悔しそうな表情をしているのに、土方さんに刀を渡す時は顔上げてしっかり笑っていて、島田くんは土方さんの言葉をしっかり守ってるんだなあ…って毎回オープニング一番の号泣ポイントと化している。

一幕では「あんたこそ本当に新撰組か?」って言ってた島田くんが二幕では「あんたも新撰組だから」って言う声色が優しくて、どうも無理やり自分を納得させてるようには思えなくて、一幕終わりの土方さんが撃たれたことによる動揺とか、それに近いものをあの後土方さんを担ぎ込んでくる斎藤さんの姿に見たのかな、って考えた。

vs半さん・晋介との「めんっどくせぇなぁ」が復活してて私大喜び

ラストの「忘れたな」のやりとりがすごく軽いものになっていて、斎藤さんの中でなにかにしっかり整理がついたような印象だった。それでも最後の「夢、瞑らないまま、マホロバまで」は今まで見た中でも一番ってくらい涙で声が震えていて、斎藤さんにとっての土方さんの存在の大きさを改めて感じた。

客席に語りかけてくる大山「おや!こんなところに麗しい淑女の皆さんが!ご機嫌いかがですか?大山巌と申します。アイムロックマン貴女とお話してますよ?」→そろそろいいかな?で本筋に戻る。本公演ラストって意味ではこれも千秋楽スペシャル。

「なにしてんだ、お前…!」「このままじゃおめぇ、死ぬから」「生きてることを、句にしてぇんだ…!」半さんと斎藤さんのやりとり、どれも泣き出しそうな声をしてて、立場は違っていても負けると分かっていても奮う刀の意味は通じるのかなって。

土方さんが撃たれた時の半さん、瞳孔開いてるんじゃないかってくらい目を見開いてる信じられないものを見ているようで、本当にこの人も土方さんと同じ戦場での命のやりとりに昂揚を覚えるタイプなんだなって改めて感じた。

ラストに撃たれた半さんが目を見開いたまま死んでたことに初めて気付いて鳥肌立った。

 

カテコ
目の前に二川が並んで挨拶してる光景をぐっと堪えてたら、次に出てきたのが土方さんで、その姿見た瞬間堪えられず号泣した信者はカテコであんなにガン泣きしたの初めてでした。

九州出身の人が何人かいるので一言コメントを〜と促され、前に出る長友さんひでよくさん。「?ゆうきは?ゆうきもそうでしょ?」とつねくんに振られ、すっとぼけ顔で「はい( 'ω' )?」って答えて一瞬スルーしようとするゆっくんさん。「あれ?ゆうきも?だよね?」とぐるぐるし始めるつねくん見て前に出てくるも、挨拶一番手で「本日は足をお運びくださりありがとうございます。えー……夜も待ってます。」の簡潔なご挨拶。この絶妙に塩っぽい感じに見せかけて面白くしてくる感じが……この……この………!


アフト
よーじろさん・つねくん・しょーごくん・ゆっくんさん・ひでよくさん・りょーくん
物販Tシャツの中は劇中に着てるインナーのようで、左袖からぴろんって白いのが見えてるゆっくんさん。途中で気付いたらしくおもむろに折り込んでたけど、まさかの外折りで不思議な袖感が増しただけでした。

ゆうきも九州なんだね〜→生まれたのは九州なんですけど、ほぼいなかったんであんまり愛着ないです→でも来てみたら最高だよね!?w→いや、何度も来てるので→こら!wwwww→でもご飯が美味しいので九州好きです、との安定ゆっくんさんと甘やかしよーじろーさん。

アフトは一足お先に千秋楽ということで、これやっちまったなってことは?
つねくん「もふ虎から使ってた刀が折れちゃって……先に千秋楽を迎えちゃった…」→しょーごくん「俺も刀折っちゃった」→ゆっくんさん「おれ刀おとした」
刀以外なんかある?って聞かれてるのに自由な二川

ゆうきなんかある?落ち着いてるからなーと振られ、うーんとぼんやりしてるゆっくんさんに、ひでよくさんがあるじゃん!って言った瞬間の「なに?」がめっちゃ見たことある素のやつでちょっとびっくりした。なかよくなってる٩( 'ω' )و !
「同じ狂犬ですか?」を「同じ鴨ですか?」と間違え、自然に出てきちゃったから山縣さんの「言うたらあいつは鴨だ」に心の中で突っ込んでたのが面白かった、とのことでしたが、ゆっくんさんの「言うたら」の語感がとてもよかったです好き。そしてそれを黒い鴨だからね!色違いだもんね!と甘やかすよーじろーさん。

締めのご挨拶でたくさんの方に足を運んでいただいて感謝しながら板の上に立っています、と真面目なご挨拶の後に「皆さまに一言。夜も待ってます。」って重ねてドヤ顔してきたのが最高に面白かったくやしい……塩芸に味をしめてるぞあの人…

 

 

 

【9/22大千秋楽】
冒頭のサイコロ、4・7の半→西南の反。ずっとどういう意味なんだろう?って思ってたところだったので判明してすっきり。語呂合わせだったんですね。

ファイシッセブェイ!の2回目にぽん、ぽん、ってちょこっと手拍子しながら階段降りてくる山縣さんと山川が果てしなく私得でした

ぺーぺこ〜で結局笑ってしまう最後まで大久保さんに弱いゆっ山川。「伝わったかな?」「どうでしょう…」「ではもう1曲」まさかのガラスの十代(原曲)

大久保さんイントロからAメロダンス。薩摩ダンサーズが上手から白いローラースケート持ってきただけでも笑えたのに、大久保さんのところまで持ってきたらスッ…と山縣さんがご指名受ける。いやいやいや、とローラースケートに追いかけられるように下手袖へ捌ける山縣さん。

Aメロ歌い出す佐川さんを斎藤さんと二人で「「えぇっ…」」って顔で見てたくせにBメロの「戸惑う〜」で超決め顔して入ってくるゆっ山川に負けました!!!!音当ててるからすごいキメ顔で口パクするんだよゆっ山川めっちゃ面白かった………ゆっくんさんのダンスは大好きなんですけど歌ネタ笑うしかないじゃないですか……(オブラート)

サビ振り付けはボックスステップ×2→ガッツポーズ×右4・左4→ボックス×2→ターン(この辺曖昧)だったんだけど、このガッツポーズ振りが大久保さんとゆっ山川だけキレッキレで山川のキャラに合ってるような合ってないようなそのキレ最高です……ってなってました。ターンの入り方も三者三様の抜刀隊ダンサーズ面白かった。合わせる気などない。

しょご佐川さんはガチで歌ってたみたいで、「ずっと〜強く〜」のところは席近かったとはいえあの音量の中で下手まで聞こえてきて、さすがしょーごくん……ってなりました٩( 'ω' )و でもボックスステップはちょっぴり遅れる佐川さんかわいい。欲を言うなら斎藤さんセンターでシンメな二川が見たかったな!

満を持してローラースケート山縣さん登場。よく見たらローラーの側面ぴかぴか光ってる頭に羽根までつけてるし、これほんと西田さんが怒られるだけならいいけど続編オファーしても事務所からNG出されたらどうするんだよ!wって思ったけどめちゃくちゃ歓声あげました。お線香買ってないけどこんなに間近で舞い踊る姿を拝見できていいのかな…?

ローラースケートで走り回る場所を空けるため、階段セットに座る抜刀隊のところにスッて手を掲げてハイタッチしてくれるアイドル山縣さん。えっ、いいんですか…?的な感じでそれに応じる抜刀隊きゃっきゃしててなにあのかわいいお兄さんたち状態。

「伝わったかな?」「十分伝わりました…!」な山川は私も失礼します、って言って佐川さんに引き止められかけると「私もローラースケートが履きたいので!」って真顔で言うからもう、そうか、山川はアイドルになりたくて山縣さんの下につく気になったんだね……という気持ちになりました謎が一つ解けたね!

山縣さんは捌けるまでローラースケート装着してるのでその後ろ姿に「おwにとッwwwおおかみっwwww」てもう完全に笑っちゃってるゆっ山川と釣られて吹き出す佐川さんはなかよし二川٩( 'ω' )و 

山川の周りをバックで走って回り込みながら「思うことがあれば〜」って言う山縣さんと「思うことはある!!!」ってなる佐川さん。そりゃそうだ。「一ついいですかね?感動しました!」とは呑気な斎藤さん談。この人結構ボックスあわあわした感じでしたが、あれだね、足が長いからもつれちゃうんだね多分……

「踊ってほしかったわけじゃない!」で一旦引いたと見せかけた大久保さんがアカペラでガラスの十代サビ熱唱。まさかの山縣さん(ローラースケート付き)再登場でガラスの四十代〜♪西田舞台の理念的にも内容的にも、絶対円盤収録されないからこそ出来た千秋楽スペシャルでしたねほんと。

さざれ〜って歌いながら下手袖に消え、(裏でめっちゃドタバタ音させて)階段セット横から出てくる大山は佐川さんに「ならもうちょっとやってみろ」って振られて余計に歌わされたせいで、もう明治10年!までセリフが飛んで客席から笑われる。想定外の事態に弱い人だ。

お前今日集合時間に遅れただろ?って山縣さんにまでぶっ込まれる大山。26曲全コンプのために頑張ってるおかげで、もうなにもかもがしっちゃかめっちゃかだったので詳しいことは光GENJI網羅できてる方にレポお任せしたい…

とりあえず「あれがなければ」「幕府軍は勝ってた」のところでグローインアップ!って言いながらジャンプして割り込んできたの絶対許さないから!w

戊辰号令。大「せごどん!」→西「なに?」
号令かけてくれない西郷さんに半さん晋介新八で碁盤ひっくり返すようジェスチャーで教える→ひっくり返すも「なに?やったよ?」「いけや?家具買うの?ニトリの方が好きだなあ」半「なにがニトリだよ!ちげえよ!…たしかに安いけどな」仕切り直して「せごどん!」碁盤ごろん「ニトリ」→半「ちげえよ!見ろよ、山縣めちゃくちゃ笑ってるじゃねぇか!」笑ってる顔見たかった……見たかった…

西南号令。晋「号令を」→西「なんでおいが号令かけんといかん。座れ!」→晋「!?!?」ちょこん、と座らされる晋介。半「お前気をつけろよ。かわいいからってなんでも許されると思うな。謝っとけ」えっ、えっ、てなりつつ謝る晋介。半「ちげえだろ、言い方が」「先輩こえぇだろ」「前見て謝れ」→晋「ども、すんませんしたっ><」ちゃんとやってるんだけど、あまりの可愛さに会場から拍手が上がる。仕切り直し。新「半さんの、どうもすいませんでした、でいいんじゃないすかね」→半「新八あとで覚えてろよ……いくぞ……本当に、どもすんませんっした!……おい新八お前もやっとけ」→新「無茶ぶりして、どもすんませんっした」せごにい大好き薩摩軍。

会津戦争、大久保さんvs山縣さんの後ろに回って指ぱっちんするせごにいに総てを悟って爆笑してしまった。さすがにそれは通じます。→少年隊の君だけに。大久保さんも加わり、山縣さんも加わって歌ったかと思ったら山縣さん踊ってくれて、しかもこれがめっちゃしなやかで美しくて、ローラースケートも大変美しかったんですけどこれたまらなくガラは悪いが育ちはいい山縣さん、って感じのイメージにぴったりで最高でした。

佐川さんの言い間違いがひどい。佐「おまえには立派なボインがある」→さ「なに言ってるの!?ワインでしょ!?」→佐「あ、ああ……お前には立派なワイフがある」さ「ワイフじゃなくてワインね!(佐川さんの腕ぐいっと引っ張って押し付け)あと、これがほんとのボイン!」→佐「!?おまえもそんな顔するようになったんだな……いや、近い…そんなまだ早い……!」→山「なにをやってるんだ…」→さ「兄さん…!見なかったことにしてください><俺はお前をボインにしたい!は割とアウトです佐川さん!山川お兄さんが呆れ半分だったのはもう完全に2人が相思相愛なんだなって思ってるが故だと思うと、この後の悲劇が不憫で不憫で……

斎「あんた名前は」→さ「ボインのさきです><!あ、ちがった、さきです!」は脚本なのか、かすみちゃんのブッコミなのか、どっちにしても斎藤さんなのか怪しい勢いで吹いて笑ってたのかわいかったね斎藤さん。

升の前に瓶渡されるところは一瞬瓶に手を伸ばして、なんでやねんって感じで手で払って升もらう山川。ノリツッコミだ!

さきちゃんボインのくだりからなのか、佐川さんの手が介抱する山川の胸をぺたぺた触った挙句、その腕を腰に巻き付けて抱きつくのを抱える山川の、もう言っていいかな、母性がすごいんですよあそこ毎回。大楽の佐川さん割とだめな大人風だったから余計に。

芝居も殺陣も大楽ブーストきてました………殺陣全編に渡って早すぎてもうなにがなんだか分かんなくなってきたよゆっくんさん……「お久しぶりです、斎藤さん」から今までで一番ハキハキ喋る山川で、良くも悪くも大楽ゆっくんさんだな……って思ってしまった

「いませんよ、あいつは。この日本には、もういない」の言い方が初めてさきちゃんが死んでるような印象を受ける密やかな声色になってて、大楽で来たな…って気持ちとこれは今までで最も意地の悪い山川だなって気持ち。

勝つのは厳しい、って土方さんの言葉に対して佐川さんの語気が強いと山川も強く止めるんだけど、佐川さんが静かだと山川も静かに止めるんだなあっていうのを大楽にして感じたのだけど、これもしかしてずっとそうだったかな。

「止めなくていいのですか…!」の響きの知将っぷりがすごくて、東京初日からどんどん静と動の緩急バランスが変化していった山川が最終的にここまで綺麗に濃淡つけてくる大楽になると思ってなくて震えた。

降伏宣言で震える左手を押さえつけるように握りこんだ山川の耳に佐川さんの負けたくねぇが聞こえてきて、そのままゆっくり地面に額打ち付けるように突っ伏して泣いた山川の肩が震えてたのを見て、ほんとうは繊細であるからこそ戦場で鋭い美しさを見せるんだなって改めて感じた。

「さき!!!!」って声に間違いなく今までで一番切迫感があって、もうほんとなんで最後の最後でそういうの出してくるんだろうこの人ほんとうにずるい人だよ最初からやってよって気持ちと、強くて優しい頼るべき兄さんが「かたじけない」って頭を下げる瞬間が、容保様が頭を下げるところを直接的には見ていないさきちゃんにとっての降伏宣言だったと考えただけで、この辺りから記憶が曖昧になっていく。

気がかりなことが一つあって、西南登場時の山川は鉢金を口にくわえてて、通路登場の佐川さんの手に鉢金がなかった。もしかしたら佐川さんの方は単純にアクシデントだったのかもしれないけど、とにかくこの時点でずっと変な予感があって心臓が落ち着かなくて。

「山川を最前線から外しておきたい。親兄弟を失うのはつらいことでな、アイツは生かしたい」
「俺はお前にあのときの酒を返したかった。俺が戦う理由はそれだけだ」
「会うのはこれが最後か」
「ああ、だから今日は嘘なき一日にしよう」

思えば佐川さんはいつだって直接的に山川の弱さを目にしたことがなかった。佐川さんにとっての山川って、二川の背中を見て育ったもふ虎たちが会津のために!って刀を手にすることが当たり前で自然なことであったように、自分とは違って頭を下げられる、新しい時代に馴染んで生きていける男なんだとたぶん本気で思ってたんだろうな、って………だからこんな簡単にさきちゃんを託していったんだよ……でも山川にとっての佐川さんって、それこそ親兄弟のような存在であり、あの虎を、会津を知っている数少ない同士だったじゃないですか、って思うと東京初日から感じてた『山川だけが誰にも「生きろ」と託されることなく生きている』って疑問は解決したけど山川自身の心は見えないままだよ西田さん………これもふ虎の時の斎藤さんと同じ印象だなって思ってるんですけど、でも山川を救えるのは他でもない佐川さんだけだと私は思うので………ううん…

「近藤さんが流山で斬首された」の土方さんの声に切迫感があって僅かに震えた声も硬くて、マチネとは随分違うなぁという印象を受けた。油小路もマチネみたいに笑ってなかっただけじゃなく、なんだか感情がフラットで面白そうにしてる感じがなくて、東京序盤に戻ったみたいだなぁって思ってたんですよ一幕。マチネで半さんとやり合うと笑い始める土方さんのこと初めて見て、ああこの人はやっぱり殺し合いに打ち震えるような人なんだなって思ってた。
それなのにソワレ始まったらそこ笑ってないし、「どれだけ驚かせたかだ」笑わないどころかつまんなそう「近藤さん、俺は続けるぞ」も笑わない。とにかく台詞が全部真顔でフラットなまま、「死ななければいい、少なくとも私はそう思っています」って容保様に啖呵切るところもフラットで、マチネでは斎藤さんを見限るように放ったこの言葉に勝てるものを〜もフラットで、あれ?って思って。
スペシャルのお遊び感でシリアスパートから乖離させすぎないためにストッパーの役割として土方さんと容保様はより忠実にいつものお芝居をしてて、だからきっと大楽の土方さんは鬼サイボーグモードなんだなって勝手に心の中で思ってたんです。

「もし生きて斎藤に会うことがあれば伝えてくれ。俺はうまく笑うことができなかったが、お前がいて楽しめた、とな。羽織り持って来い。」

私がフラットだな、楽しそうじゃないな、って思ってたあれ全部が本当は生きようとして、笑おうとしてた土方さんだったんだって思ったら、もう今すぐ一幕冒頭に戻してほしかった。

「島田くん、ありがとう」
「生きてれば、こんな言葉を言う日もくる」

大楽最後の斎藤さんの句は今までより『マホロバまで』へのタメが長くて、色んな想いが込められてるんだなって感じたんだけど、東京からずっと泣いてたあそこで泣かなくなった晴れ晴れとした顔の斎藤さんを見送ったその後ろにすごく綺麗に笑う土方さんの姿が見えて、本当に、本当に美しいラストだった。しかもそれは土方さんと斎藤さんの間でだけ完結するものじゃなくて、島田くんを交えた新撰組としての、本当に美しい思い出の形だった。

「西郷、大久保、共に見事な男であった!」
「それはあんたがそれに値する男からだろ。普段のあの人たちは、そんなんじゃねえよ」
「新しい時代を背負う者として、失うことを覚えておけ。お前にとって国とはなんだ。明治とはなんだ。」
「国も明治も俺には関係ねえ。大久保さんとせごにいが、俺にとっての読むべき句だ。どちらが欠けても俺の句は読めねえ」
「お前は失うことの意味を知ってるんだな。教えてやろう、それを夢っていうんだよ」

まさかの城明け渡しを持ってこられて、しかも物語の根幹に容保様の言葉が関わっていたことの衝撃で、ここからほぼ大半の記憶が吹っ飛んだまま復旧せず。だってそんなこと言われたら斎藤さんの句の意味も、半さんの「生きてることを、句にしてぇんだ」も全部意味合いが変わってきちゃうじゃないか。今すぐつむ鴨見たい。

マチネで初めて自刃前に西郷さんが懐刀を見つめて『おおくぼ、』って呟いてることに気付いて涙止まらなくなってたら、大楽は違っててなんて言ってたんだろう……って気になってたんだけど『すまん、おおくぼ』って言ってたそうで………謝ってたんだね……

その後の大久保さんに皆で駆け寄るところは『大久保、明治、万歳!』って言ってみんなで万歳してて、公人としての仲違いではあったかもしれないけど、個人としての仲違いではなかったんだよなあ……って改めて感じた


カテコ
もうどんなこと喋ってたか記憶がないんですけど、つねくんが真ん中は好きじゃなくて、座長はこわくて、でもこの作品がほんとうに好きで初めてのものなのにこんなに楽しいものにしてくれてキャストスタッフのみなさんありがとうございます、みたいなことを言ってくれている姿がほんとうにきらきらしてて綺麗でまぶしくて、胸がいっぱいになりました。
第三弾があるなら僕は個人的に土方歳三の思い出が見たいな!って言うつねくんに、土方さんの顔で任せておけって応えるあらきさんが最高に土方さんで、土方さんでした。(泣きすぎて頭がはたらかなくなった)
ブリキのおもちゃみたいなつねくんのおてふり見てると、こんなに素敵な人が真ん中に立つ作品だからこんなに好きになれるんだよなあ、って思ったりしました。幸せだなあ。

 

 

 

【円盤買ってね】
実は大千秋楽、PA席挟むようにカメラが設置されてて、しかもちょっと記録用にしては大きかったんです。
ガラスの十代と君だけに原曲で使ってるところと、今までの西田さん舞台の慣例からいって全編収録はあり得ないと思ってるんですけど、まさかまさかの会場予約特典ディスクに追加演出入る、っていうのは………ワンチャンあるかも?って思ったり……(個人の感想です)(西田さんは基本的に劇場に足を運んだ人が最も得をするべき、という考え方の人ですので、ない可能性の方が高い)
ただ、もふ虎の時は予約特典ってイベント参加券で、そのスケジュール組まずに今回のキャスト配置して追加演出収録されたら、それはシリーズとして最後の花火的なことも考えられるんじゃないかな、とは思っていて。
東京公演のあるタイミングから、カテコやアフトで「もし次回作があったら」っていうワードが役者さん側から出始めたので、続編の可能性はもちろんあるとも思うんですが、なにはなくとも数字が大事だと思うので、会場予約してない方や見に行けなかった方も、ぜひ円盤予約で引き続き応援してあげてほしいです(下記リンクはアフィリエイトつないでいませんが、買ってもらえると次回作が実現した際に私がとても喜びます)

 

 

瞑るおおかみ黒き鴨 [DVD]

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飛べりゃなんだっていいので、ランキング上がってくといいな!

『瞑るおおかみ黒き鴨』大阪公演感想まとめ

舞台感想


アフトも楽も都合で観られなかったけど、ようやく全景俯瞰で見られる席に入って色々発見してきた大阪まとめです。めちゃくちゃネタバレしてて、大体推し定点。

 

 

東京編はこちら。

mishu-h.hatenablog.jp

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【9/19マチネ】

きょうのやまかわビジュアルがさいこう(ごいりょく)

なにあの髪型超かわいいですけど!?!?!!?!?東京より右に分け目寄ってて、そのおかげで中の短い髪がトップにきてるから盛ってる高さ出てるし、殺陣やってると若干ぴよぴよしてるし、ほんとなにあれかわいい

ちょっと距離がありすぎ&視力悪すぎて確認できないんですけど、今日二重?奥二重?とにかくビジュアル力高すぎてOPから手ブレが止まりません。最近防振オペラの記事読んだから衝動的に買いたくなるくらいもっと詳細に観たいぞ今日の山川。

後方席だからどんな照明当てられてるのかな〜とか全景見ようと思ってたのに、ソワレで同じ髪型してる保証一切無いし、同じじゃなかったらつぶさに観察しなかったことを後悔して舌噛み切る…って気持ちでオペラを覗いていてまったく学習しない私。

オープニングの和装での殺陣の後、刀を真横に構えるところの角度を、勝手にその回のゆっくんさんの調子パラメーターとして見てるんですけど、マチネはきっちり水平になってて気持ちよかったです。

今日の殺陣パート二川は東京ですき!!!ってなったところほぼ全乗せでした。登場で鉢金くわえて結び直して、晋介にトドメ刺すとこで首回し、薩摩軍バサバサ斬って鉢金で血拭い山川。佐川さんは新八に煽られた後でトドメ刺すの躊躇してて、「生きろよ、あいつを好きなら尚更な」で大山の首筋に刀突き付ける。

「伝わったかな?」のところでは、あの結婚式のターンタカターン♪って曲を大久保さんが歌ったんだけど、最初は反応が無くてまさしく伝わったかな?状態。堪えてたのかもだけど結局じわじわ笑ってて、その決壊のタイミングも大久保さんがグイッと距離詰めてくるところなので、やっぱりゆっ山川のツボは大久保さんなんだなぁ…( ˘ω˘ )どんなに笑っちゃっててもダンスはしっかり見てる

「私は勘が鈍いで有名…」で遠い目せず佐川さんの顔を正面から見て真顔で言ってくるので、なんだか言い訳してるみたいだった山川も人の子なんだなぁ。

介抱する山川がぽんぽん、ってすると佐川さんがやめろ、って力入ってない手(しかも届いてない)で反撃して、それを見守ってまたぽんぽん、って再開する山川なんかもうビジュアル力も合わせて可愛すぎたしやはり天使だったのでは?(頭のわるいおたくの発言)

ゆっくんさんって役が成仏するのがとても早い人なので、正直1週間も空けたら忘れちゃってるのでは????って不安が失礼ながらあったんですけど、全然大丈夫だった。むしろ大丈夫じゃないのはこっちだった。1週間ぶりの二川はやばい。

「あの虎を、会津を、」が一段と力強くなっていて、ああやっぱり山川自身は新政府に対して頭を下げた人だけど、山川の中の会津は明治になってもまだ負けてないんだな、って思ってしまった。

佐川さんが地面に額を打ち付けるように慟哭してるのを、山川がちゃんと見てたんですよ。東京みたいに視線を外すことも背を向けることもせず、すごくすごく辛そうな表情で、それでも佐川さんの声をちゃんと受け止めて、共有してた。

降伏宣言聞いて、膝折って震える両手をじっと見つめてた山川が、佐川さんの「負けたくねえ」を聞いたらまるでその言葉がじわじわ体に染み込んでいくみたいに、ゆっくりと両手で顔覆って泣いてたのが本当にむりでした。今日の山川にとって、佐川さんの言葉ひとつひとつがとても重いものだった。

城明け渡し後に「さき!」って飛び込んできたのに、重火器突き付けられた瞬間の山川の腕が刀構えてなくて、今この瞬間に自分の死と、生き延びる道と、守らなければいけないものを目の前にして天秤にかけるという、山川の死生観に直面してしまった、って感じた。だからこそ余計に絞り出すような「かたじけない」が辛かった。負けたくねえ、って山川も思ってたはずなのに、死ぬかもしれない瞬間に生きなければいけない理由がそこにあったことを、まざまざと突き付けられた。

マイクのオンオフがタイトすぎるのか、上手くいってないのか、倒れた佐川さんに泣き付くときの最後の「佐川さん!!!!」がマイク無しの地声に。それでもフットが拾ってたのか、ほぼエコー切ったくらいの感じになってて、声量的にも響いたしそれが逆に怖かった。山川は佐川さんになにかを託されることもなく、置いていかれてしまったんだ。

箱の造りのせいか、ピロティって音はすごくよく響くんだけど、マイクの切り替えがイマイチなところがちらほらあって、一番まずかったのはアバンの土方さんの一言が聞こえちゃったことかなぁ。まぁ読唇で分かるんだけど、ね。

念願の全景俯瞰で見るとすごく照明が綺麗な舞台なんだなあ……ってしみじみしました。

オープニング冒頭、半さんと斎藤さん2人で薄緑〜青になる照明が薩摩登場で赤、そこから紫〜青に再び戻ってくると今度は明治政府組が合流して黄色。この黄色というか暖色が、夜明けの太陽みたいに見えたのがこのタイミングで出てくる面子との親和性も感じてすごく印象的だった。

「隠密の意味がないでしょう」って晋介に言われると止まってた新八のアコーディオンが止まらず、3回くらいうるさい!って言われてようやく止まる。オープニングと同じようにずっと曲弾いてたの、私が観た中では初めてかな……?

もふ虎の時も何度かあって、今回東京では一度も見なかったから忘れてたけど、土方さんのあの肘膝を極力曲げない殺陣の動きって意識的にやっているものだから踏ん張り利かないようで、今回オープニングで初めて足とられてたのを見てちょっと焦った。容保様を守るところの前だったから尚更だったけど、東京序盤はギリギリだったタイミングが、中盤から余裕で間に合うようになってたので、個人的にはあれくらいギリギリの方が好きかなぁ。

五稜郭で撃たれるところで、事切れた瞬間に土方さんの首がガクッと天を仰ぐのを見て背筋が震えた。今日俯瞰で見てたから気付いたような気もするし、東京序盤もああだった気もするんだけど、少なくとも後半は撃たれてそのまま倒れてたはず。なんか変わったな?って思ったのは覚えてたんだけど、東京序盤が同じだったかは覚えてないなあ。

油小路で二刀流になる斎藤さんが、格ゲーの待機モーションみたいにゆらゆら揺れながら「メンドクセェなぁ…!」って言うのが大好きだったんだけど、大阪はなくなってた:;(∩´﹏`∩);:さみしい

ラストの半さんが香水をかけていく動きにあわせて、舞台上の蓮の葉が少しずつライトアップされていって、頭からかぶるところでステージ全体が明るくなるんだなあって今日初めて知った。すごく幻想的で綺麗な光景。

 

 

 

【9/18ソワレ】

夜はやっぱりちょっとボリューム抑え気味というか、ぴょこぴょこしてた毛が馴染んでたので、やはり昼の山川は昼にしか見れない山川でした。あれ写メで残しておいてほしかったなぁ……

マチネの時は気のせいだと思ってたけど、戊辰のところあんなに頸動脈に刀当ててまでザクザク斬ってたっけ……?という気付き。東京と比べて全体的に流れるようじゃない、というか、速度はもちろんあるんだけど一手一手がちゃんと独立してて舞みたいじゃなくなったという印象。

上手く言葉にできないんだけど、見得切りまで全部一繋ぎにしたようなゆっくんさんの舞踊に似た感じというか。あの独特の動きって、綺麗だなって思うのと、斬り合いっぽくないなって思うのとで紙一重だと個人的には思ってて、でもそれがゆっくんさんの殺陣の特徴だとも思ってたので、ちょっとびっくりしました。そこも含めて山川になっていってるのかな……

東京だと斬り殺してるなって感じたのは西南で晋介を追い詰めるところだけだったので、トータルの印象としての絶対殺すマン度が上がりました( ˘ω˘ )

和装に着替えるの慣れてるはずなのに、ソワレは袴の横から着物の裾出てたり、腰で身頃結んでるちょうちょ結び見えてたり、どんどん着崩れていく山川。ちゃんとお着替えしてください勝手にこちらがハラハラします:;(∩´﹏`∩);:

西南での登場時、鉢金結び直してから左手で柄の端を持ち、鍔近くに息吹きかけて右手で握り込む。この所作が美しすぎてぞくぞくした。薩摩軍斬った後に鉢金回したら、刀身ではなく柄に回っちゃってそのまま握り込む。

そういえば、一幕終わりの「佐川さん、中々のもんですよこいつら」の前に二川で同時にトドメ刺すところ、あんなに明確にズレてたかな?戊辰ラストの半さんと斎藤さんほど揃ってなかったのは覚えてたけど、あれ?あれ?ってなって、相変わらず記憶を焼かれ続けている。

お兄さん!のところでなぜか笑い出してしまった大山に対して「……なにを笑ってるんですか。それに、あなたにお兄さんと呼ばれる覚えはありませんよ」って返す絶対零度お兄さん山川こわいかっこいい。

クイッククイック!スロー…に引っかからないのに、大久保さんが隣に立つと無言でも自動的に笑うようにできているゆっ山川 ( ˘ω˘ )「幸せか?」って聞かれてなんとも言えない間のあと「…はい……」って答えたけど、ちょっとやりづらそうだったかなぁと感じたのは、このネタイジられるのが個人的にもこれくらいで限界ラインだな、と思ったからかもしれません。でも「…どうでしょう?」首傾げてるのは初めて?だったような気がしますこれはとてもかわいかった。

勝つのは厳しいって答える土方さんに語気を荒げる佐川さんを一言で制す姿とか、強力なのは間違いないって言って佐川さんを焚き付けたりとか。派手ではないけど「知恵山川」の姿は確かにあって、ゆっ殺陣が勢いのでどうしてもぼやけてしまいがちだけど、つむ鴨脚本としての山川はやっぱり自分自身を評価する上では、剣の腕よりも頭脳を買ってるのかなって思った。

というのも、ソワレで旧幕府軍に行くって言う半さんに「好きにしろ!」って一喝するように返した山縣さんに佐川さんと似たものを感じたから。山縣さんが居たから新政府に入った、の根幹にはそれがあるのかな、というか、こういうタイプの人を(対山縣さんの場合は階級都合で直接じゃないかもしれないけど)頭脳として支えることが、山川にとっては自分という刀の最良の使い方だと認識してたりするのかなぁって思った。

抜刀隊編成時の佐川さんの「我が殿を語られることだけは」のところで階段セット上にだけ当てられてる薄い浅葱色の照明、二幕で容保様が頭下げるところとほぼ同じ色で、更にいうと容保様の扇子の色も同じだなって気付いて、偶然かもだけど心臓が止まりそうだった。

ソワレの「忘れもんがあってな」がすごく優しいニュアンスになってて、今まで一度も聞いたことのない穏やかさで、西南戦争時点での佐川さんをどう解釈していいのか、一気に迷いが出てきた。

新八に煽られた後でトドメ刺すのを躊躇した時も、いつもは憤怒と苦痛と色んな感情が混ざり合ってるのにソワレでは一切の無で、吹っ切ったような怖さがあった。

どんどん真に迫ってくる佐川さんの死に際が、ほんとにこの人大楽死んじゃうんじゃないかなってこわくなってくる大阪公演だった。だいすきな佐川さんのことが、ここにきてどんどん分からなくなっていく。

大阪のさきちゃんは、泣かない強い女性になったなあって感じた。史実の山川はさきちゃんのお兄さんでありお父さん代わりだったそうだけど、大阪のつむ鴨山川は東京序盤で感じられた父性のような穏やかさを潜めて、さきちゃんについて佐川さんと話す機会を作るためにさらっと嘘が言えるようなお兄ちゃんで、なんだか似たもの同士の兄妹になってきたなぁって強く感じた。

土方さんが「…近藤さん」ってぽつりと呟いた時の表情が迷子になった子供みたいな顔をしていて、何度も見て何度も理解してたけど、やっぱりこの人にとっての近藤さんは、斎藤さんにとっての土方さんや、貞吉と悌次郎にとってのお互いのような、辿り着きたい[憧れの背中]とは違うんだよなぁって改めて思った。もっとずっと心に近い、行く先を照らしてくれるような[月]みたいな存在。

山縣さんに「生き甲斐は無くしたか?」って聞かれる斎藤さんの背後に花びらが一枚だけ落ちてきて、しかもそれが斎藤さんの視界に入らないまま足元に落ちていったのが、もう、もう、土方さん……_:(´ཀ`」∠):_

東京に引き続き、山縣さんカッコいい!を拗らせ続けてる私なのですが、山縣さんの殺陣って一部山川と同じ手がついてることに気づいた。西田さんのクセかな?左右交互にばさばさ斬るやつと、たぶん、切り返しからの胴斬り。貞吉のやつと同じかどうかは、今手元にもふ虎が1つもないので確認できません(´∩ω∩`)

和田峠に勝利。」のところのターンして膝つくのが最高に美しくてですね、しゃがむ動きに遅れてついてくる肩章の動きまで綺麗なんですよ。あそこもっと欲しい。見たい。絶対無理なの分かってるんですけど、せめてランダムブロマイドにちょこっとだけでも写してほしかった。それを言ったら二川が一緒に写ってない件についてアンケート埋めなきゃいけなくなるけど。

 

 

 

【CM】

つむ鴨に全然チラシが入ってない早乙女友貴さん今後のお仕事予定

 

10/14〜10/19@神奈川・杉田劇場

早乙女友貴 20th Anniversary Event Vol.2

アニバーサリーイベントと銘打ってますが、大衆演劇テイストの座長公演です٩( 'ω' )و チケット3500円とお安い!

大衆演劇とは?という疑問についてはこの記事にちょこっと書いてありますので、ご参考までにどうぞ。

mishu-h.hatenablog.jp

舞踊ショーは写真撮影OKだったりするので気楽に観たり撮ったりできます〜

 

11/11〜11/27@東京・Zeppブルーシアター六本木

あずみ~戦国編

ゆっくんさんご本人がずっとやりたがっていた念願の最上美女丸役。(「念願」とか「楽しみ」とか本人の言葉で出るのは超レア)

役どころとしては性別不明のサイコパス剣士で、事前ビジュアルがとにかく最高に最高なので(語彙力を失ったおたく)とりあえず公式サイトまで飛んでビジュアルだけでもご覧いただけたらと思います。

 

 

 

明日はとうとう北九州公演、そして大楽ですね……つむ鴨終わってほしくない気持ちでいっぱいですが、とりあえず今いちばんの気持ちは朝の飛行機に乗り遅れないか心配すぎるところです。

ゆっくんさん入門のススメ:『オレノカタワレ〜早天の章〜』編

布教

【この記事は】

『瞑るおおかみ黒き鴨』まとめ、たくさんの方にご覧いただけているようで本当にありがとうございます。また、ほぼゆっくんさんのことしか観てないような感想まとめの方も楽しんでいただけてるようで、重ねてお礼申し上げます。

そんなつむ鴨からゆっくんさんこと早乙女友貴さんに興味をもったよ!という方を筆頭に、ゆっくんさんの過去出演作に興味のある方へ、2016年9月現在円盤購入が可能な作品の中から、特に私が好きなものをダイレクトマーケティングするまとめを作ろう!と思い立ったプレゼン資料第一弾です。




【オレノカタワレ〜早天の章〜(通称:オレカタ)とは?】

2014年12月〜2015年2月まで東京・大阪・名古屋で公演された、激空間ユニット『30-DELUX』と大衆演劇劇団『劇団朱雀』がタッグを組んだ作品です。
まずは、公式サイト(30-DELUXオフィシャルサイト HISTORY オレノカタワレ)よりあらすじ抜粋。

雨…。 いつ止むとも分からない空模様の中、焦げ臭い匂いがまだ残る火災現場に足を踏み入れる、保険調査員の桐生と灰原。
彼らの目的は、一年前に起きた火災が、事故か?過失か?その真実に迫ること。
そこに現れる人物が一人。
その人物の口から語られた真実は、ある劇団で巻き起こった、男と男の熱い絆の物語…

「結局ここに舞い戻ってきました…」

誰もいない劇場で『劇団時座』の最後の幕が上がる。
一人舞台に立つのは、三代目座長、時枝三四郎。
彼の人生の全てであった≪カタワレ≫風祭ジョーとの半生を語りだす…。
劇団時座は、三四郎の父一二郎、叔父の二々郎とで旗揚げされた大衆劇団。
満月の夜に座長の息子として生まれ、将来を期待されていた三四郎だったが、そんな時、問題児ではあるが、芝居の腕はピカイチの風祭ジョーが入ってくる。
彼はすぐさま、頭角を現していく。そして、事あるごとに三四郎を焚きつけた。
いつしか三四郎は劇団時座を背負って立つ役者へと成長していく。
2人の若き才能がぶつかり、
劇団時座は、その人気を不動のものとしていくかにみえたのだか…。

満月だけが、そのすべてを、知っていた……


30-DELUX関連の作品を観たことのある方はご存知かと思いますが、全編を通して殺陣やアクションシーンが多く、またそれらが脚本上しっかりとストーリーに絡んでいるところが特徴の一つです。(オレカタの場合、殺陣・アクションシーンの多くは劇中劇の一幕として登場します)
また、色彩豊かなビジュアルも特徴の一つ。というわけで、まずはビジュアル写真と東京公演ダイジェスト動画をどうぞ。


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ご覧いただけると分かる通り、オレカタは当時、両団体の今後を担うポジションであった早乙女友貴(劇団朱雀)と天野博一(30-DELUX)が互いの役を交換したダブルキャスト体制で公演された作品です。
それぞれ主人公の時枝三四郎(青髪の方)を演じている回が『早バージョン』『天バージョン』と呼ばれ、DVDも各バージョンで発売されています。


とりあえずここまで読んでDVDはどうやったら手に入るのかな?と思った方はこちらへどうぞ。発売情報をまとめたところまで飛びます。
本来は色々解説した上で、「で、ここで手に入るんですけど!」と畳み掛ける流れで行きたいところなのですが、今回は特別です。



というのも、公演日程を見てもらえば分かる通り、オレカタはゆっくんさんの出演作として最新作ではありません。しかも、これを書いている私も実際にこの作品を劇場で観ておらず、DVD鑑賞のみです。おまけに当時のゆっくんさんは割と滑舌甘めな上、サンモールでピンマイク無し公演なのでお世辞にも音質が良いとは言えません。BGMとの音量差どうにかしてほしかった。
それでも私は、この作品がなければ公演の度に劇場に通うようなゆっくんさんファンになることも、連日感想やらダイマ記事やらを書くような熱量を持つこともなかったです。断言できます。それくらいオレカタが好きです。
そのため、この作品のご案内は思いっきり長くなります。具体的に言うと、前回のつむ鴨予習も予習レベルでこの長さか!?とツッコまれましたが、それを越えていく勢いです。


適宜割愛ポイントを設けてありますので、もう少し詳しく説明がほしいという方も、根気が続くところまでお付き合いいただけると幸いです。




【あらすじからの疑問1:大衆劇団とは?】

早天それぞれの見どころの前に、ちょこっと予備知識の解説。細かい設定が気にならない方はここ飛ばしてもらって見どころまとめをどうぞ。


予備知識といったものの、正直オレカタを見るためにこの辺りの知識はあまり重要ではありません。というのも元々オレカタは、劇団朱雀の公演を観た30-DELUXの清水さんが空想で思い描いた大衆演劇の世界を脚本家の米山さんが書いた作品です。脚本時点でだいぶファンタジーだった《大衆演劇の劇団》という舞台設定に説得力を持たせる、ということは、当時出演していた劇団朱雀側のメンバーにおいて課題の一つとされていました。
そのため、作中に登場する『劇団時座』を見る上では、商業演劇の劇団くらいのイメージがあれば十分かな?と思います。

とはいえ、知っているとイメージできることも変わってくると思いますし、せっかくなので具体的にどういうジャンルを指すの?という疑問くらいは解決できたらいいかな、程度にご紹介してみます。



大衆演劇の劇団は数名から数十名の規模で、主催者は座長と呼ばれることが多いです。商業演劇の劇団との大きな違いは、一座が血縁者・近親者中心で構成されること、座長が主に世襲されること、各地の劇場やステージを有する旅館やホテルを巡業し続け、生計を立てる旅芸人であることでしょうか。
多くの役者が0歳から4歳ほどの幼い頃から舞台に立ち、一座の役者として成長していきます。世襲制は歌舞伎などの伝統芸能も同様ですが、確立された特定の家元や流派はありません。

ゆっくんさんも、元々は大衆劇団の家に生まれた人です。初舞台は1歳半だったかな?オレカタに出演した劇団朱雀は、2002年にお父さんの葵陽之介さんが旗揚げした劇団で、お兄さんの太一さんは2代目と呼ばれておりました。


劇団、というからにはお芝居もします。しかも、台本はありません。台詞や動きはすべて口立てという稽古方法で座長から口頭で指示を受け、それをノートにメモしたりレコーダーで録音したりして覚えます。ゆっくんさんの漢字の読み書きが特にアレな理由の一端はここにあると個人的には思っているのですが、現在メインの商業演劇では一体どうしてるんだろうあの人( ˘ω˘ )謎です。


大衆演劇は主にお芝居と舞踊ショーの2本立てで構成されています。
お芝居は主に時代劇や人情劇、舞踊ショーは演歌や歌謡曲に合わせた日本舞踊が中心です。いわゆる女形というのも、舞踊ショーにおいて披露されることが殆どです。最近だとK-POPやジャニーズで踊ったりもします。ゆっくんさんも演歌で踊ったかと思ったらPENICILLINのロマンスで踊ったりもするので、この辺りは劇団ごとに特色が出るところかな?と思います。



オレカタの本編に出てくる劇団時座のお芝居/劇中劇は、そのほとんどがオリジナルかつ台本の存在する作品です。また、舞踊ショーのシーンもほとんど出てきません。(DVDの特典映像には、終演後の日替わりミニステージとして収録されています)
旅巡業をしている一座は生活を共にするため、たとえ血縁者であってもなくても家族そのものである、くらいの認識で気楽に見られます٩( 'ω' )و 閑話休題でした




【早バージョンみどころ】

オレカタの主役、劇団時座三代目座長時枝三四郎をゆっくんさんが演じているのが早バージョンです。ゆっくんさんが主役、というだけでも見どころの一つだと思いますが、加えて三四郎はたぶん2016年9月現在、円盤で観られるゆっくんさん出演作の中でも断トツの『物静かな消極的性格』と相反する『燃えるような狂気』を同時に秘めた役であることが、私的超推しポイントです。

ゆっくんさんといえば殺陣、というのは私もそうであったように、多くの皆さんにとっても役者・早乙女友貴に興味を持つようになった入り口かと思います。現に三四郎を演じるにあたってのゆっくんさんは【美しい殺陣】というスタンスを意識しているため、太刀筋が直線的ですっきりとしていて、公演当時のゆっくんさんが自身の殺陣の持ち味として挙げた『激しく、エグく、グロい、ドロドロの立ち回り』とは一線を画しています。殺陣で演技が出来る、という一面を知ることができるのは、早天関わらずオレカタの大きな見どころの一つです。


しかし、私が早バージョンで最も推したいのは『芝居』です。物静か、消極的タイプという役どころは、公演当時から現在に至るまでゆっくんさんが頻繁にいただくタイプではない役なのですが、それなのにと言うべきか、だからこそと言うべきか。その生き様は頭一つ飛び抜けて異質です。
他人の顔色を窺うようにおずおずと持ち上げられてはすぐに伏せられてしまう視線一つ、所在無さげに自身の膝の上で重ねられた掌の仕草一つ。一挙手一投足の全てがそこに生きている時枝三四郎を表していて、役者本人のタイプと乖離していることも相まって『役者・早乙女友貴』の存在を感じる瞬間がありません。
私は作品世界に没入して、登場人物の心情にあれこれ思いを巡らせることが好きなので、役を憑依させたかのような芝居ができるゆっくんさんに時枝三四郎きっかけでガツンとハマったのは必然といえます。しかもこれを当時18歳が演じてるっていうんだから、もうこの人の才能がこわい_:(´ཀ`」∠):_


あとこれは早天共通なのですが、三四郎さんはギャグ女装パートがあるのでそういうのが好きな方にもとてもオススメします。ゆっくんさんが血管キレそうな勢いでツッコミ入れまくったり、実兄の太一さんに色々無茶なことされているところとかも見られます。




【天バージョン見どころ】

時枝三四郎の《カタワレ》風祭ジョーを演じているのが天バージョンです。ジョーはまさしく『劇団朱雀の狂犬』と呼ばれたゆっくんさんの本領発揮、野生の獣、狂犬(ネコ科)。お馴染みの激しく荒々しい殺陣に加えて、派手なアクションを含んだ立ち回りが見られるのが天バージョンです。ジョーの殺陣はゆっくんさんが、三四郎の殺陣は天野くんがそれぞれつけたそうで、そういった意味ではジョーを演じている時の動きがゆっくんさん自身から自然と湧き出ているものに感じられるのも納得です。
また、大衆演劇特有の、大きく抑揚をつけた独特の台詞回しが多く見られるのもゆっくんさんのジョーの大きな特徴です。死に体になるとぎゅるんと寄り目になって白目を剥くというゆっくんさんのお芝居で割とお馴染みの演技があるのですが、これを見ることができるのもオレカタではジョーだけです。


「俺、ゲスな男できます。俺のジョーは自分のためだけに生きている男にさせてください。」と本人から演出家への進言により、ゆっくんさんのジョーは早バージョンで天野くんが演じたジョーや、台本から読み取れるジョーの印象とは方向性がだいぶ違っています。ゆっくんさん自身がどちらかといえばジョーの気質に近いこともあってか、本編内の劇中劇に至ってもなお地続きに役者・風祭ジョーという人物を感じられるその一貫性は、早バージョンの時枝三四郎とは異なる観点ながら『そこに生きている人間』を見せる芝居が出来る人だという印象をより強くさせてくれます。


早天は同じ役であっても天野くんとはビジュアルが異なっていますが、特にゆっくんさんのジョーはビジュアルがすごくジョニデみ溢れていてちょっと面白いです。ゆっくんさんジョニーデップ好きでしたよねそういえば。演技のみならず、こういった細かいディテールを比較して見るのも、ダブルキャスト体制の作品ならではの見どころです。




【あらすじからの疑問2:カタワレって?】

これも本編で語られる部分なので、割愛してもらっても全く構いません。先へどうぞ。
本編を見れば分かるのに、なぜわざわざ話題に挙げるのか?といえば、この概念に心惹かれる層が間違いなく、間違いなくいるはずだからです。一部界隈に通用する類語を挙げるとしたら《シンメ》でしょうか。


《カタワレ》は、本編中で三四郎の母・美鈴が語るおとぎ話です。

人間は元々、2人で1匹の生き物だった。
その生き物は月に住んでいて、とても幸せに暮らしていた。
1人分の体しかなかった神さまがヤキモチを焼いて、2つに引き裂いて地球に落とした。
人間は常に、片方の靴だけみたいにバランスの悪い生き物になってしまった。
みんなもう一方のカタワレを探して生きている。

『知らないうちにそのカタワレがやってきて、おまえの生きる道を教えてくれる』と三四郎に語る美鈴にとってのカタワレは、三四郎の父である一二郎だといいます。では、三四郎にとってのカタワレとは彼女や恋人のことを指すのか。美鈴の答えは「いいえ」でした。


ゆっくんさんと天野くんはこの《カタワレ》についてパンフレットインタビュー当時は、『友達でもなく、愛している人でもない、それを越えたもの』と考えたそうです。明確な答えのない《カタワレ》とはなにか、に思いを巡らせるのもオレカタの見どころの一つであると私は考えています。




【で、どうやって入手できるの?】

2016年現在、オレノカタワレDVDは以下の方法で入手できます。

1.劇団白虎公演物販(難易度:高)
劇団白虎は、実在する大衆劇団です。劇団朱雀の座長であった葵陽之介さんが現在公演に参加していることや、時たまゆっくんさんもゲストで出演することもあるため、物販にて取り扱っています。
とはいえ、大衆演劇に足を運ぶ習慣がない方にはちょっとハードルが高めです。
→(なんと白虎さんの物販紹介に出てこなかったという噂が……もしかしたらゆっくんさんゲスト時にしかご紹介されないのかも…?)(2016/9/28追記)


2.30-DELUX通販(難易度:中)
じゃあちょっと通販してみようかな、とオレノカタワレで調べてみると、公式特設サイトのトップに主張する『公演DVD受付は終了しました』の文字。非情すぎる。
ところが、30-DELUXさんは個別で問い合わせをした場合に限り、在庫があればDVD・パンフレット・台本・サントラCD等を通販してくださいます。やさしい隠れコマンドだ!

『≪公演タイトル≫のDVD(台本・サントラCD)について購入させていただきたいのですが、通販等の対応をしていただくことは可能ですか?』みたいな感じで下記フォームからメールを送るといい感じに返信をいただけます。
お問い合わせフォーム

とはいえ、公演期間や最新作DVD発送時期と重なると発送まではしばらく時間がかかります。今のところ最長で問い合わせから1か月ほどでお手元に届いたとの話を聞いています。


3.30-DELUX公演物販(難易度:低)
というわけでオススメはこれです。
30-DELUXさんは公演物販にて、過去作品のグッズも取り扱っています。台本やサントラCD、パンフレットの持ち込みについては残念ながら確認できていませんが、DVDについては間違いなく持ち込んでくれています。


では30-DELUXさんの次回公演は、というと?この記事を書いてる今まさに、公演中の東京公演を皮切りに愛知・福岡・大阪公演が控えているではありませんか。これがゆっくんさん入門のススメ第一弾としてオレカタを選んだ最大の理由です。今まで語ってきたことももちろん嘘ではありませんが、何事もタイミングが肝心です。

【新版・国性爺合戦
東京:09/14~09/18 シアター1010
愛知:09/24~09/25 東海市芸術劇場
福岡:09/30     福岡市民会館
大阪:10/14~10/16  シアター・ドラマシティ

つむ鴨と絶妙に公演場所がかぶってないところが残念ですが、もしお近くで公演があるなぁという方はこの機会をぜひご活用いただければと思います。
→(公演会場、または杉田劇場にてお買い求めいただけた方何人かいらっしゃるようで良かったです。現在の最有力は通販ですのでそちらをどうぞ!)(2016/10/24追記)




【結びに】

ダイマどころか、いかに私がこの作品に思い入れているかダダ漏れの記事となりました。
反省はしていないどころか語りたいことはまだ山のようにある。大好きすぎてピンポイントに繰り返して見てる劇中劇『幕末疾風伝』のこととか、オマージュ元と思われる新・幕末純情伝に2014年当時ゆっくんさんが出演していたこととか。
この辺りの話はまたどこかで機会があれば書きます。

とにもかくにも、この記事がゆっくんさんの過去出演作に興味を持った方のお役に立てれば幸いです。
第二弾以降はまったく未定ですが、他の役者さんよりも出演作DVDを手に入れよう!と思っても、特定のところでしか購入できないDVDがちらほらある方なので、その辺りを中心にご案内できればいいかなぁと思っています。
作品と購入可能場所についてまとめてくださっている方がいるので、よければご参考にどうぞ→早乙女友貴さん出演作DVD情報(2016年8月現在) - Privatter
それでは、ご覧いただきありがとうございました。

『瞑るおおかみ黒き鴨』東京公演後半戦まとめ

舞台感想


前半戦まとめたおかげか、少しゆっくんさん以外を記憶する余裕が出てきた後半戦。相変わらずネタバレ配慮はなく、会津の二川に夢中です。

 

 

 

 

【9/8ソワレ】
ゆっくんさんを褒める言葉の飛び交うツイッターの居心地が良すぎてつむ鴨終わってほしくない後半戦はじまるよー!!!!!

一幕から別府を殺す気で刀ぐるんぐるん回す山川完全に薩摩絶対殺すマンを全面に押し出してきてますし、「俺にもとっとけよ!」って佐川さんに言われてニヤッて笑う山川やっぱり会津の民だ_:(´ཀ`」∠):_

今日の殺陣はシーン重ねるごとに速度上がってるだけじゃなく、あの前髪から覗く目に殺意が浮かんでて、あれを正面から受ける伊崎くんのメンタルが心配になるレベルです。

大久保さんのクイッククイックはなんとか堪えたのに、スローで敢えなく下向いて笑うゆっ山川。本当に慣れない人だなぁ。でもそれ以外は堪えたがんばった!

完全に6日の解釈で来てるなぁ今日の山川。

「これも、俺の道です」「これも」が掠れてて、なんだか自分さえ納得させられてないような雰囲気だなぁ今日。ちなみにこの『道』って表現の仕方、大久保さんとかぶっててそういうところを見習うというか、影響を受ける程度には明治政府で大人になってるんだなと思ってたので、だいぶ印象違いますね。偶然だと思うけど。

佐川さんの姿を見つけて駆け寄ろうとしたら大山に遮られてもうあからさまにこいつ殺すって横顔してたし、たまに大山の方見たとしても殺気立った視線投げてる薩摩絶対殺すマンの山川と、斎藤さんと話す佐川さんを微笑んで見つめてる山川がどんどんイコールで結びつかなくなってくる!笑

白虎のこと告げた後の山川が口元歪めて泣いてて。私ゆっくんさんの泣きの演技であそこまで明確に口元戦慄いてるの見たことなくて。会津降伏の時も顔覆って泣いてたし、もう今日の山川なんなんですかね絶対ソワレ収録してください東映様。

鉢金締め直したあとに柄にフッて息というか最早唾吹きかけるし、転がった別府を追いながら首回すし、今日ほんとに薩摩皆殺しにするまで止まらなそうだなぁこの人。

気付いたら眉毛金で塗ってたし、和装のスナップ留めてなかったのはマチネもそうだったらしいから、やっぱりわざとかなぁ。前に一度留めてなかった時は劇中に直してたから、着方的にもわざと開けてるのかも。和装慣れてるから逆にやりづらいとかあるのかもだけど、またそうやって……という気持ちでいっぱいです。

口元見てなかったので髭残ってたというご指摘は気付きませんでしたが、右目は二重で目頭広めのアイシャドウに戻ってましたやったー!2日目の二川写メ見る限り、しょーごくんとメイクお揃いっぽいのでこれが円盤になるの嬉しいなぁ。

さきちゃんにお使い頼んで「そうか、勘違いだったかもしれん」って眉上げてニヤッて笑っててもーーーーーーーーそういうのーーーーーーーーーー!!!!!座り慣れてないセンター席から真正面で見ると死ぬんですよこっちは!!!!!

今日さきちゃんの「私達も会津の民です」がすごく涙腺にくるものがあって、山川兄妹揃って感情面で極めてくるのやめて………ってなった。どれくらいしんどいかというと「さき!」って入ってくる山川のことすっかり忘れて下手観ながら泣いてるくらいしんどい。

センターブロックど真ん中席は土方さん信者号泣席すぎた。名前を覚えてもらってた島田くんの奮起とかすごい分かるというか感情移入しまくってしまうし、オープニングの誠を背負った土方さんの背中だけで泣いたし、「近藤さん、俺は続けるぞ」も半次郎にわざと斬られるところもぜんぶぜんぶカッコよくて土方さん すき すきです

今日の佐川さんが「生きろよ、あいつが好きなら尚更な」で泣いてて、山川が慕う佐川さんは本当にさきちゃんが好きなんだなあって思ったら、これ回を重ねるごとに登場人物も話を重ねていくのかなぁって気持ちになり、会津……すき…としか言えなくなってきた。

あと、私はじわじわ回重ねるごとに山縣さんカッコいい……ってなっていくんですけど、山川は山縣さんの生き方というか、大人になるやり方とかを見て抜刀隊に参加を決めたのかなぁとか思ったり。この人も自分の人生を賭けてるんだよなぁ。

トシミチィのおうた、1回目バイバルダン→2回目EZ DO DANCEで、半さんが曲にあわせて腕あげたり、wowwowしたり、今日の薩摩ひどいTRF祭りだ

油小路の時の晋介の「行きましょ、半兄。新八さん苦手だっ」が可愛すぎた。なんだろうこれ恋かな

今日の回想西郷さんが「でも一人で寝るのは寂しいなぁ……オイ大久保、…添い寝して♡」って言ったおかげで、ようやく若干のゲラ回避術(トシミチィが自分より先にいる体で顔を逸らす)を覚えた斎藤さんも、不意打ち食らった大久保さんもひっどい勢いで笑って顔を背けており、なんかだんだん薩摩長州の史実にも興味持ってきました。我ながら引き金が謎。

半さんが旧幕府軍に行こうとするところ、大山が晋介の持ってた刀抜いて応戦するようになったのいつからだっけ?日曜?その後で大久保さんの背後から刀と槍が三本、山縣さんに向けられるのすごい好きなんだよなぁ。

土方さん・大久保さん・悌次郎と斎藤さん・西郷さん・貞吉がそれぞれタイプが同じ、として意識して見ると、そこに関わってるときの斎藤さんの見え方すごい変わってくる気がするから早くもふ虎見たい。(今全部貸してる)

半さんの「お前は来いよ、俺んとこ」は、もしかしたら土方さんとの対決が満足に叶わなかったことを指してたのかもしれないなぁ。やり合った、とは言ってたけどOPの五稜郭は半さんに届く前に土方さん倒れちゃうし。構図的には油小路を表してるようにも見えるけど、半さんのいうやり合う、は命のやりとりなんだろうなぁ。


カテコでつねくんが「毎日満席の客席で……満席……満席………まぁ空席もありますけど…笑」って言ったのが本当に悔しくて、客席が思わず笑わなかったら空席も、なんて言わせなくて済んだのかな、とかもふ虎も公演期間中にどんどん座席埋まっていったけどまだ届いてないよね、とか色々考えてしまった。

つねくん自身は嫌な顔とかじゃなくすごく優しい表情をしてたけど、だからこそ観客一人の力ってすごく小さいなぁって改めて感じたし、私にはこうやって感想をツイートしたりブログ書いたりするとか、来てくれた友達にブロマイドを配ってお土産にしてもらうとかくらいしか出来ないんだよなぁヽ(;▽;)ノ北九州までみんなでいこうよぅ

他作品現場でもそうだったんだけど、つねくんが作品を愛してくれて次に繋げたいって言ってくれるのを見るたびに泣いてしまうんだ………クールに見えて熱くて優しくておちゃめぽんこつ気味なつねくんを生んだ神様もう3年くらい仕事せんでええやろくらいのこと思ったでしょ絶対ヽ(;▽;)ノその通りだよ!

 

 

 

【9/10マチネ】
ゆっっっっっくんさんちゃんと刀握ってました!?捌け際に伊崎くんの槍当たった!?どっち!?(A.別角度情報によると、するんと落ちたらしい。たまにあることだけど、原因の判断つかなくてちょっと焦った)

昨日からやっているという、西南戦争でのvs晋介のところの居合抜き、自然すぎて意味が分からなかったですけどちゃんと握っててくださいようこわいようヽ(;▽;)ノ

ここにきて全体を通して荒々しさの中に聡明さの見える山川になってきたなぁ。前半は穏やかさの中に一瞬荒々しさが見える感じだったから、トータルは変わらないけどシーンごとの印象はだいぶ変わって見える。

一番前半戦と印象変わったのは山縣さんとの会話で、「そんなもんですか?」って返すところが絶妙な語尾上げになってて山川若いな……って思う笑

壊滅報告の時、佐川さんの慟哭を聞きながら天を仰いで目を閉じてた山川の横顔が超美しかった。ああ、今この人には白虎隊の足を取り、佐川さんに恵みと言わしめた雨が降り注いでるんだなぁっていうのが見えた。あの保鉄が合流した先が、この山川の隊なんだよなぁ………

もう佐川さんのとこ完全に胸に額寄せて泣いてるよ山川……すっかり刀持ってなくても直情型に寄ってきた、すぐ熱くなる人なのに、最後の最後で冷静になってしまう理性があるから謝れてしまうし、彼岸にいけないんだって思うといっそう佐川さんとの対比がつらい。

史実だとそのポジションが山縣さんじゃないのは知ってるんだけど、パンフの座談会ゆっくんさん談と本編のセリフ組み合わせて考えたら、戦いの中で死にたいのに強すぎて死ねない山川にとって、自分が死ねるくらい強い相手というのが山縣さんだから抜刀隊に参加を決めたのかなぁ、とぼんやり考えた。山縣さんつよくてかっこいい。

「喧嘩売ってんのか?」の佐川さんが大山に向かって左手クイッてやって挑発してた!!!!!二川ますます喧嘩っ早くなってる最高!!!!

今日の油小路の土方さん、いつもと違ってめっちゃドスきいた声で威嚇してくるよシビれるよ。土方さんも、前半戦は人を斬る時に鬼の顔を見せる人であって平素は冷静沈着な参謀頭脳型、って印象だったのにどんどんバラガキ顔してくる。

一幕ラストのvs半さんのところで、土方さんのコートのボタンに半さんの刀引っかかったのひやっとしたけど、ブチッて音がするくらいの勢いで引き剥がしたの乱闘感が出ててすっげーかっこよかった好き。

今日もオープニングの土方さんの背中を真正面から見られる席だったんだけど、誠の羽織りは斎藤さんも着てるものではあるが島田くんや私にとってそうであるように、斎藤さんにとってもあれは土方さんの象徴なんだろうなぁって思ったら、それを羽織る意味と羽織らない意味を改めて重く考えてしまう。

新八の冒頭アコーディオン、回を重ねるごとに上手くなってるというか初日は拙い単音で弾いてたのに、途中から和音というか、アコーディオンの響きになってきてるんだよすごいよね、って毎回思ってたけど、その度に会津の二川に記憶を焼かれてて今日ようやく覚えてられたゾ!

晋介のラストは「はんにい、あとは」かな多分。気付いたのほんと今更って感じなんだけど、これ最初から言ってたのかなぁ。

油小路も会津城も斎藤さんは「忘れた」から半さんにとって「お前との思い出もこれだけだ」で、半さんが「生きてることを句にしてぇ」なら「語るべきことはまだ山ほどあるぞ」なんだなって今更ながらに気付いた。お互い、ちゃんとあの戦いの中での相手のこと覚えてるんだ。

カテコ挨拶振られた林田さんから、突然挨拶を振られたアンサンブルの甲斐さんの挨拶を振り返って見てるゆっくんさん、めっちゃにこにこしてておカワすぎかよっていう。

 

 

 

【9/10ソワレ】
伊崎くんの槍いよいよ安定感に速度上乗せでめっちゃ良くなってきたし、ゆっくんさんももう戊辰で手加減してないね!すごいや!とはいえ当の山川も、田原坂のところは今回一番早いと思ってた8日ソワレと同じくらい速かったし、晋介を殺そうとする時の所作は速度じゃなく重さが増してた。一撃一撃に、これで仕留めるという気概を感じる。

勧告状かなあれ?最初、落ちてた紙拾う動作なの気付かなくて、膝ついて指先で床撫でるから、なんだなんだ殺陣変わってるぞ!?ってびっくりした。アンサンブルさんも動き合わせてくれて、拾った勧告状片手に持ったまま刀振って槍に持ち替えたらそのまま咥えて続行するし、こういうところが段取りじゃなく相手ありきで芝居してるって感じるんだよなぁ。

白虎の鉢金で血拭わなくなったのは今日のマチネからなんだけど、そのかわり逃げる薩摩残党を真っ直ぐ見据えて追いかけるようになったの怖すぎるし、一方で佐川さんは新八に煽られた直後に転がった薩摩軍にトドメ刺そうと振り上げた刀を下ろすことを躊躇して、結局そのまま置いていってしまうし(まぁ多分あれはほっといても死ぬだろうけど)西南戦争における二川の性質が揃ってこれまでと逆転してるのは一体。一体。

とうとう大山と正面からメンチ切って「貴方にお兄さんと呼ばれる筋合いはありませんよ?」って煽る山川つよい。顔見えなかったのが悔やまれる。史実はおいといて、つむ鴨の山川がさきちゃんを譲ってもいいと思う相手は、明治になっても西南戦争を経てもきっとたった一人なんだよなぁと思うと、色んな意味でOP泣きたくなる。

さきちゃんの持ってきたお茶飲む佐川さん見て、マチネは微笑程度だったのにソワレは明確に笑ってた山川が、横たわる佐川さんという現実を認められなくて泣いてたことが東京公演で一番刺さった日だった……

東京公演中に予想通り徐々に変わってきたゆっくんさんの山川解釈が、楽日を目前にして前半と統合されつつあるのが分かることがアドレナリンどばどば出るくらいすっごい好きで、やっぱりゆっくんさんのお芝居好きだなぁ。

マチネではいつも通りだったのに、冒頭の土方さんが泣いてたことに死ぬほど動揺してしまった。あの土方さんが。斎藤さんの思い出のはずの土方さんが。なんでどうして。


アフタートークはつねくん・しょーごくん・いちごちゃんこと伊崎くん・大地くん。
しょーごくんが、演者として見ると、この一連のストーリーを毎日繰り返してるから徐々に冒頭のシーンの味わいが変わってくる(意訳)って話してたのがすごく印象的。しょーごくんの着眼点っていつも面白いんだよなぁ。

斎藤と佐川の再会とかも、あの「負けたくねぇ」から会ってないんだよ!って話で、つむ鴨は史実関係なく脚本がすべてなので正しいんですけど、そういう気持ちであの「斎藤か…!」を言ってるんだと思うと明日の楽日しんどくなります。

あと、多分このしょーごくんの考え方がもふ虎の時の斎藤さんループシステム解釈(うっかりリンク情報無くしてしまって読めてない)のあれだと思うんだけど、だったら何度でも再会を喜んでる山川の気持ちはどうなるんだよ…!!!!って泣きたくなった二川だいすきな私。

 

 

 

【9/11マチネ】
佐川さん介抱してる時の右手が、肩掴む感じから両手で抱きかかえるようになってたり、ぽんぽん叩いてた手でおもむろにゴシゴシ撫で?る?みたいなコンボとか、とにかく佐川さんのこと構ってる時間が長くて、予想通り昨日のアフトに影響されて、そうだよなぁここから抜刀隊編成まで10年近く会わなくなるんだもんなぁ…ってなってた。

もふ虎土方さんの「死ぬ気になれば案外生きるもんだ」は斎藤さんだけじゃなく、山川にもかかってるんだと気付いた。「この戦いが終わったら、本当に刀を捨てましょうね」警官として物理的に刀を持つ佐川さんへの言葉であって、陸軍という概念的な刀になることを「俺の道」として定めた山川自身のことではないんだろうなぁ。先陣志願は薩摩皆殺しの意志もあっただろうけど、それ以上にやっぱり言葉のまま死に場所を探してたのに生き残ってしまったんだなぁ。

平気そうな顔しながら近藤さんの斬首告げると、あの目に涙いっぱいにためてふとした瞬間にそれが零れる土方さんがつらくていとしい。オープニングで羽織り着る土方さんから刀預かって俯いた島田くんもすごく辛そうな顔をしていて、狼などどうでもいいと思うぞって土方さんの言葉はある意味正しくて、新撰組の面々の忠義は組織そのものではなく志にあるんだよなぁって新撰組というコンテンツに幾度となく涙腺破壊されてるオタクは思うのでした。

白虎隊のシーンで、背後の階段セット上にいてその光景が見えているはずのない容保様が堪えるように震えてることに気付いてしまい、東京最終日にして号泣案件が増えた。

ずーっと書きそびれてたんだけど、西郷さんが撃たれたことを知らされた半次郎の「せごにい!」が日に日に甲高く悲痛を帯びていくのが、終始ドス効いた声してた半次郎らしからぬ感じですごく好き。

あとほんと今更で恐縮なんですが、西郷さんの「晋介、おいは死ぬか?」「そんなことありません!」は冒頭の鼻つまむアレにかかってるんですね。晋介は嘘じゃなく心から西郷さんが助かると思ってて、それを西郷さんは笑ってもう終わりだ、って言うんだね……大楽スペシャルであのシーンの晋介が客席側向いたら、って想像すると恐ろしい。すごくいい表情してるそうだけども。

 

 

 

【9/11東京楽】
袴と袖で挟むやつと鉢金巻きつけるやつ、マチネではやらなかったのに楽で復活してて、初日に立ち戻ったというか完全にハイブリッド完了した感のある山川。

大久保さんのダンスがいつもより1回多くて、最早誰とか関係なく板の上も客席も大爆笑だし、堪えきれずに後ろ向いたくせに刀がぶるぶる震えるくらい笑って天仰ぐし、伝わったかな?のところでなんか色々ぶっ込まれて完全に吹き出すゆっ山川。ほっぺたぷくぷくしてて最高カワ案件でしたありがとうございますヽ(;▽;)ノ

壊滅報告後の慟哭する佐川さんから目を背けるように前髪で顔隠す山川が、マチネから自分の刀で杖つくみたいにしてて、立っていられなくて体を支えてるというよりは、直前まで動けなくなった佐川さんの代わりに敵を斬り倒してたこの人さえ、本当は刀を持つ力も失うほどなんだ、って感じがして、このシーンの二川うつくしすぎてつらい。

頼母様と土方さんが北に転戦したのを止めなくていいのか、って聞く山川が、今までどんなに荒々しくなってもここでは冷静で穏やかだった山川じゃなく、籠城の限界を感じている山川だった。俺が頭下げるところを見たくないんだろ、それは、の時点で泣きそうな顔してたのに、酒宴であんなに優しく笑ってくれる山川…

ソワレは佐川さんの方から山川の肩辺りに背中側から手回してぺたぺた叩いてて、それ受けてころころ笑ってる山川がいて、その光景から後に待ち受けてることなんて一つも想像できなくて、これは本当に夢のような時間なんだなってようやく感覚でも理解した気持ち。

人に言われてよくよく観たら、たしかに暗転が始まると佐川さんの名前を呼ぶ声はどんどん泣き声に変わっていくのに、山川は佐川さんの顔見てないんだ。胸元に視線落として、やがて泣きつくみたいにして暗転していく。この後、一体誰が佐川さんに泣きつく山川を引き剥がせるんだろうって想像するだけで、やっぱりこの人がここで晋介のように自刃できない理性を持ってしまってることが最大の悲劇に思えてならない。

そうでした鈴木勝吾という役者もこのタイプなの分かってたはずなのにすっかり忘れてましたヽ(;▽;)ノ「生きろよ、あいつが好きなら尚更な」で本来は背中向けてお互い敵に刀向けてるところで、真っ直ぐ大山の正面に立って首筋へ刀突き付ける佐川さん………新しい日の本の在り方を、自らをあの幕末の遺産だと言わんばかりだった佐川さんが認めた……会津とか薩摩と関係ないって一番言わなそうなあの人が……

ソワレ佐川さんの「まだ……まだだ…」生きようとするチカラみたいなものが凄くて、待ち受ける先を知ってるからとか関係なくめちゃくちゃ泣いてしまった。ああ、やっぱり佐川さん好きだなあ。

土方さんが横通るといい匂いする……(9/3ぶり2度目の下手通路席)

東京楽の土方さん、すべての勢いがケタ違いすぎてもうそのエネルギーというか命を燃やして生きてる様が私には眩しすぎて、ラストの花吹雪の向こうに佇む穏やかな微笑みの土方さんとのコントラストが鮮烈すぎて前を向けなかった。

一幕ラストの斎藤さんの一撃、がっつり半次郎に当たった音がしたと思ったんだけど気のせいだった?山縣さんに殴られた時もそうだけど、吹っ飛ばされるのが上手だからしっかり観てないと判断つかないなー。よいことだ。

 

屈伸ぴょんぴょんゆっカワカテコ🦁
長友さんと内海さんの喧嘩腰からのちゅーで沸く二川の中の人たち、反応が一緒すぎてなんだこの楽園は……って眩暈がした二川推しが私です。
角度的になにが起きたのか見えなかったらしい林田くんがなに!?なに!?ってゆっくんさんたちに聞いてる上手のほのぼの感(下手は騒然としてます)
なんだよ、かすみ!って振られて、つねくんが女の子ですから!って止めるまでのかすみちゃんがめっちゃあわあわしてて可愛かった〜会津は皆素直だな〜
ゲラはとにかく天丼に弱いので、二度目のちゅーで完全に山川抜けたゆっくんさん分かるすぎたんですが、それにしたって屈指みたいにしゃがむ→ぴょんぴょん跳ねるの無邪気さ、なかなか外部では見られないやつでしたねおカワ

スタオベが止められないつねくんの嬉しいー!とあの外国のへんなおもちゃみたいな動きのお手振りですごく幸せな気持ちになりました。かわいい。初座長舞台おめでとうございます。大阪も北九州も、客席いっぱいになるといいなー!

『RADIO KILLED THE RADIO STAR』感想まとめ

舞台感想


2013年6月29日に観て未だに忘れられない、*pnish*プロデュース 『RADIO KILLED THE RADIO STAR』についてのログまとめ。

文章が若い。

 

 

 

 

【観劇当日】
久々に現実と虚構の境目が分からなくなる俳優さんの芝居を見たな、というのが第一の感想。前方席の上手端に座ったのですぐには状況が確認できないこともあって、それが尚更恐怖を増長させた。オープニングで人の足が机に乗ってて震えてる、って気付いた時はまだホラー気分だった。

一発目にフルスイングで殴られるとことか、所謂ハリウッド映画的な音で怖がらせる技法と、曲がかかっていて音が聞こえないブースの向こうで恐怖を煽る技法が最後まで観客を油断させない要因だったと思う。しかもそれが題材であるラジオの仕組みに沿ってるのがすごい。

恐怖だけの舞台でないことは確かなのだけれど、どうして竹丸が犯行に及ぶに至ったか、が完全には明らかにならないところが、たとえリピーターであってもその恐怖を完全には払拭できない効果にもなってたと思う。何度見ても竹丸の狂気は未知の恐怖のままで、彼には彼なりの凶行に及ぶ事情があるんだ、という情状酌量に浸りきらせない。

生電話のときに一度目の「み……し………」で何を言ってるのか気付いてしまって、音量大きくなったのは怖くなかった。でもあれは内容だけで十分な怖さがあったから、正直普通に観てるより怖いシーンだった。自分だけが異常に気付く恐怖。ホラーに関する効果が計算しつくされてる。

誰がやられてるとこだったかな……流れてる曲が「この痛みこそが生きてる証」みたいな歌詞で、その辺りにも色々仕込まれてるんだろうな、と思うともう一度観たい。でも、たとえば昼公演を見て夜当券買おう、とは思えない。恐ろしく体力を必要とする舞台。

そう感じることさえ、竹丸の言う観客の入らない舞台・数字の取れない番組に伸ばされる遅すぎる手になってしまうのではないか、という観客としての在り方の恐怖を煽られる。興行としては別日にリピーターがある方がいいのかなと思うし、精神的キャパシティからもそうしたくなるのに、俳優と劇団を想う気持ちが怯えてる。

バンド追いかけてる時からの命題を真っ直ぐに突き付けられて、あそこで完全に虚構として怖がる域を超えてしまった。エンターテイメントを生業にする人にとって竹丸の狂気は他人事と言い切れるのだろうか、と思うとスクリーンの向こう・電波の先で起きてる出来事ではないんだ。

DVDにする意味がない、のはもちろんホラーとしての効果が格段に落ちるからだけど、それ以上に公演に足を運べ、と言葉以上の力を持って迫られているからだ。終わってからじゃ、意味がない。私達は一公演の終わりがいつ、一演者・一劇団の終わりになるか分からないと言われたんだ。

この公演を見ることは、エンターテイメントの命題に対してこんなにも心に刺さる形で言及される、という恐怖を体験するということだ。シナリオが面白くて、役者の演技が素晴らしくて、だからこそ恐ろしいものを見た。

これをサイコホラーとして観て終われた人が羨ましい。リピートして演出としての恐怖に堪える以上に、一公演に込められたメッセージを感じ続ける1時間40分と、カーテンコールで笑顔で客席を見渡す役者を見ることの方が恐ろしい。それがエンターテイメントを守る術だとしても。

 

 

 

V系の終わりとレディレディ】
本人の直接的な動機は別にあるとしても、竹丸が凶行に及んだ理由はリアルに聞いていれば良かった、と思う番組を作るためでしょ?これって、いつぞや読んだキリトのライブ演出の話に似てるんじゃないかなあとふと思って怖くなった。市川さんの求める様式美は凶行の理由を孕んでる。

ライブはそこにいる人しか見れないから、映像に残らなければ「そんなのなかった」って言える。だからメッセージとして発信したいなら政治絡みとかちょっとアウトっぽいものも使っちゃう。とそんな感じのことを言ってたんだけど、発想的には同じものが根元だよなあ。

しかもあの人は「お前ら与えられたところに色塗ればそれでいいのか」という甘美な文句で無茶通しちゃう。キリトの持つカリスマ性とか発想とか、スタッフ側の想いとか、この理論が通るための他要素はもちろんあるんだけど、根幹は面白いものを作りたいという想いなんだよね。

ヤンキー精神というか、無茶を言えば通りが引っ込むだろ!みたいなあれ。実際そこから生まれたものって本当に魅力的なんだけど、やはりエンターテイメントを生業にしている人間は竹丸との境界に限りなく近いところを歩き続けてるんだと身近な例があった驚き。

 

 

 

みゆきちゃん】
みゆきちゃんの狂気が私にとって一番虚構というか、お芝居の中の人に見えた理由はこれだな。板の上に立ってる側の人たちに見えてる私たちの狂気の可能性を表してたんだろうけど、私はあれを純愛とは呼ばないみゆきちゃんは作家が恋愛という一般的解釈の枠に押し込めた盲信だ。

恋は盲目、というけれどガチ恋と応援は似て否なるものだよ。何をすれば与えられたものを返したことになるのか、それは彼女の中でしか答えが出ない。自分の行動が彼の人生を左右することを彼女はきっと分かってたし、けれどそれがプラスでもマイナスでも役に立つなら良かった。

彼女はこれ以上、竹丸になにかを与えてほしかったわけじゃない。ただ、返したかっただけ。その気持ちが分かるから私の中に彼女への未知的恐怖はなかったし、恋愛感情というズレた枠に押し込めて彼女を利用しているつもりだった竹丸と小暮に興醒めすらしたのかもしれない。

みゆきちゃんは、きっと望まれたら竹丸を殺すことだって出来たと思うよ。与えられたものを返したい、なんでもしたい、ってそういうこと。現実と虚構が曖昧になるあの空間で、私たちは表現者と観客の決して分かり合えない壁をまた、偶然の産物として見せつけられたんだ。

 

 

 

【vs浅子】

(公演当時ツイッターをしていた作演出の人があんまりに色々一方的に言うのでキレた)


これでもかってくらい不愉快な感情に苛まれたのでフォロー外してしまった。そもそもあの題材を扱う時点で、私たちに分からないあなたたちの苦悩があるように、あなたたちに分からない私たちの苦悩があるのだと声を大にして言いたい。

役者が好きって想い一つだけでは、とても見れたもんじゃない演目があることを私は知ってる。逆に、役者に興味がなくても何度も見たい演目があることも。今回の舞台は後者だったけれど、いつもそうとは限らない。娯楽にお金と時間をかけることはそう簡単なことではない。

どんな娯楽・芸能も、消費者の前に出されればどんな形で消費されても文句は言えないと私は思う。文句を言って消費者を選ぶならそれも構わないが、それを商業ベースで行うためにはまた別途対策が必要で、それは娯楽・芸能を作り出すのとはまったく異なる分野の話だ。

消費者を選ばないという姿勢を見せながら文句を言うのはフェアじゃない。私たちが周りからおかしいと思われない保障がないように、あなたたちがおかしいと思った人が狂気の一線を越えていない可能性だって十二分にあるのだ。

古典芸能に関わる仕事に就いた友人が「娯楽は人生において最も優先度が低い」と言い放った時の感情を、私は忘れない。自身の仕事が人に与えるものはそう多くないと言いながら、その仕事に就く友人の苦悩は私には分からない。けれど、だからこそ享受するこちらも返せるものがあるなら形にしたいと思うのだ。

与えられる立場なのに報われたい、とは思わないけど、そのバットを振り続ける姿をこの目で見たくはないと誰しもが思うよ。何度も何度も想像して、それだけで痛みを感じるのは私たちの自己都合だけど、実際に振られるバットを見続けながら応援するのは大変で、やめる人がいたって仕方ないことだと思う。

作り手が作品外で言うことってすべて蛇足だと思う。でも、蛇足と分かっていても聞きたいくらい作品が好きなんだよ。与えてもらってる、って自覚はあるけどだからって下に見られたりナメられたりするのは許容しない。そんな気なくて、悪意なき悪意なのは分かってるんだけどね。生きてるから怒るよ。

浅子のツイートが単発で回ってきてて、ここだけ切り取れば言ってること正しいっていうか正しくないことは言ってないんだけどね!?ってなる(・ω・)それは板の上の人の特権かもしれないけれどずるい。

良くも悪くも情報を切り取れるのがツイッターというツールじゃない?そこだけ切り取られれば、そりゃこの人の言ってることは間違ってない!って皆言うよね。あなたの意見に怒ってる人の観点は別にあるし、その真意をあなたが意識せず切り取って除外してしまうのも、ツイッターだから仕方ないけどね。

そこまで言うならブログでやれって感じなんですけど、まあブログでやっても彼が本当にその言葉を届けたい人は彼のリスナーではないし、aliveしてるリスナーが無用な良心の呵責に苛まれるだけなんですけど…

 

ついかっとなってしまったけど、向こうが作品を通してストレートに分かり合えないんだと言ってきた以上、こちらもそれに対しての意見を言う権利はあると思ってるからね!

 

 

 

 

【蛇足】
俳優目当てでなく、原作ありでもない舞台って、実は宝塚以外初めてだったんだけどとんでもないものに出会ってしまったなあ…という……笑

あと全然関係ないんだけどビクビクしすぎて途中で片目のコンタクト落としました。ワンデーだったし眼鏡持っていってたから問題なかったけど、途中で見え方変わって余計ビクビクした。自己都合による恐怖。

自分の好きな俳優さんに対して、観劇前はレディレディ観ないかなー怖いの苦手かなーと思ってたんだけど。観劇してからはなんとも言えなくなってしまった。まだ若くて一般人に戻る人生の選択肢があるうちに一度考えてほしい気もするし、今はまだそこに目を向けないまま芝居を楽しんでほしいとも思う。

もう既に考えてるかもしれないけど、多分ちょっと覚悟というか、そういうものの質には違いがあるかなあと思うんだよね。あと、この件について考えながら役者をやるって本当に演じることが好きでないと辛くて前を向けないのでは、とも思う。それなら仕事にする前に考えるかなあ。うーん。

どうしても『瞑るおおかみ黒き鴨』を観てほしいので予習用まとめを書いてみた

布教

【この記事は】

東京・天王洲銀河劇場にて絶賛公演中の舞台『瞑るおおかみ黒き鴨』も折り返しを過ぎましたところで、大阪・北九州公演も控えているこの作品にどうにかもっとお客さんを呼びたい私が、ややこしいとの声が挙がる相関図とかに補足説明をやいやいしながら観に来てくれ!と主張する場所です。




【瞑るおおかみ黒き鴨(通称:つむ鴨)とは?】

2015年9月~10月に公演された
『武士白虎 もののふ白き虎〜幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達〜(通称:もふ虎)』
(舞台「武士白虎~もののふ白き虎~」公式ホームページ / キャスト紹介やチケット情報など)
から始まる、舞台「もののふシリーズ」の第2弾として2016年9月に東京・大阪・北九州にて公演されている作品です。(現在東京公演中!)

以下、公式サイト(舞台「瞑るおおかみ黒き鴨」オフィシャルホームページ/「もののふシリーズ」第2弾 2016年9月上演)よりあらすじ抜粋。

1868年-明治政府設立
時代は新たな局面を迎えようとしていた・・・
戊辰戦争を乗り越え、新しい時代に群れの始まりを思う狼・斎藤一

時代の英傑 西郷隆盛
そしてもう一人の英傑 大久保利通
心のすれ違いは、明治政府 対 薩摩藩の日本最大の内戦へと発展していく―

かつての仇敵、山縣有朋の指揮の元
抜刀隊として新たな戦乱に身を投じることとなる斎藤一

そして西南の地で、人斬りは人斬りに出会う
幕末に人斬りの異名を冠する男・中村半次郎

新撰組三番隊隊長・斎藤一

捨てられた狼の
「冬」という時代を乗り越える物語である


続編ではなくシリーズ第2弾と銘打たれてあり、作・演出家の西田さんも「初めて観る方でも充分楽しめます」と言っております。

が。体感的に毎公演客席の1/3〜半分くらいが前作を観ているようで、思い入れのあまり本筋の泣きシーン外でも泣きまくる現象が多発。
初めて観る方を若干置いていってる感じがあります。
かくいう私も泣きまくってる一人なんだ、すまない。

ですがこのシリーズ、製作に東映とテレ朝が噛んでるおかげか、一部TSUTAYAでレンタルができるので、もし観劇までにお時間ある方はもふ虎を観てもらえるとより話に入り込めるかなぁと思います。

とはいえそんな時間ないよ、近くのTSUTAYAにないよ、という方もいると思います。少しでもその置いていかれる感が減ったら嬉しいなぁということで、以下、相関図とか名前だけしか出てこない前作の登場人物について補足したいとおもいます。
ちなみに円盤はつむ鴨の劇場でも売ってるからよろしくね!




【登場人物相関図】

気付いたら公式サイトに解説画像が上がっていたので、まずはこちらも引用してみます。



これ分かります?
私は典型的な『戊辰までしか興味がない新撰組だいすきなんちゃって幕末おたく』なのでこの辺りの史実に全く明るくなく、観劇前にちょこっと見て、早々に理解を放棄しました。
多分観れば分かるだろって思ったんだ。


ざっくり言うと、徳川幕府を倒し、明治政府の中核となった薩摩藩の大久保さんと西郷さんが、征韓論(せいかんろん)という政策をめぐって仲違い。
薩摩藩士の大半が西郷さんについたため、『明治政府vs薩摩藩』の対立が、国内最後の内乱、西南戦争(@熊本/田原坂)となる。
この明治政府側には、かつて徳川幕府側として薩摩藩と戦った会津藩新撰組の面々も参加。
会津藩新撰組vs薩摩藩』の対立であった戊辰戦争(@仙台/会津/五稜郭)の記憶を同時に追う、時代の変わり目を生きた男たちの物語が、舞台「瞑るおおかみ黒き鴨」である。


あまりにざっくりしすぎて歴史クラスタを憤死させてしまいそうだ。
一応つむ鴨の物語を追うだけならこれくらいで十分かな、と思います。
戦地についてはつむ鴨で登場する場所を書いてます。他にもちょこちょこ出てくるけど割愛して大丈夫たぶん。

相関図にいるのに触れてない長州藩についてですが、歴史苦手な人でも知ってる(はず)坂本龍馬が橋渡しとなった薩長同盟後も薩摩・土佐と長州はバチバチしていて、戊辰戦争中もいつでも敵に戻るぞやんのかこのやろう、という感じでした。
つむ鴨では唯一の長州藩として登場する山縣さんがその辺りを一手に担ってくれているのですが、便宜上(読みづらくなるから)割愛したのでさっきの解説は心の目で「薩摩藩(と長州藩土佐藩他)」と読んでください。

歴史に詳しい方からは『何故このメンツ・この話で◯◯がいない?』という声も挙がりますよねそうですよね。
前作もそうだったんです。
もののふシリーズは歴史モノとはいえ、あくまで創作・フィクションなので、史実における複数人の役割が一人に集約されている部分があります(前述の山縣さんがまさにそう)。
各年齢設定なども史実とは異なりますので、あくまでつむ鴨の登場人物として見てあげてくださいなにとぞなにとぞ。

というかこのシリーズに限らず西田さんの舞台って、史実に照らし合わせると
『作品の文脈的に死んだっぽいやつは史実だと生きてる。でもよくよく考えたら死んだシーン出てないし、死んだとも言われてない。明言してない以上、嘘は言ってない。
みたいな矛盾とか相違もたくさんあって、そこを忠実に描くより物語として成立させるためのカタルシスを優先する人なんですよね。
私はこのスタンスがすごく好きで、前作のもふ虎も興味持って史実調べると違うところがあるんだな〜と思った層なので、歴クラの皆さんはつむ鴨きっかけで自軍に興味持った人たちをこれ幸いと囲いにきてくれたら嬉しいです。





【人物紹介】

基本的には劇中で出てくる名称や関係性について、物語の主軸とあまり関係ないけど知識ゼロだとそこが大事なのかも?と躓いて話に置いていかれる、ということを防ぐための補足説明です。
引き続き歴史クラスタを憤死させてしまいそうなので、詳細が気になったところは調べてみてください!
私は薩長に全然詳しくないから調べたよ!
クレジット順ではなく、戊辰戦争時の所属に合わせてご紹介していきます。


新撰組

新撰組斎藤一/藤田五郎(演:青木玄徳)

「瞑るおおかみ黒き鴨」の主人公、斎藤さんは前作もふ虎から引き続きのご出演。
藤田五郎は明治になって改名した名前です。
戊辰戦争では会津藩の面々と共に新政府軍(薩摩藩他)と戦っていますが、西南戦争ではその敵であった大久保さん率いる明治政府の下で、西郷さん率いる薩摩軍と戦います。
上司にあたる新撰組副長・土方さんに顎で使われて不満を漏らしたり、部下にあたる島田くんに信念が見えないと言われたり、上とも下とも反目し合っている人ですが、その冷徹さと剣の腕を買われて新撰組内部の粛清を数多く行うなど、人斬りの異名を持っています。


新撰組土方歳三(演:荒木宏文)

斎藤さんの上司こと新撰組副長、土方さんも、もふ虎から引き続きのご出演。
「鬼の土方」との異名で恐れられ、時間を追うごとに戦地を北へと移し続けた戊辰戦争の最後の地、箱館(函館)・五稜郭にて敵の銃弾を受け、戦死します。
もふ虎の主人公であった白虎隊の面々は新撰組、特にこの土方さんに憧れ、いつか名前を覚えてもらいたい!と意気込んでいました。
土方さんに名前を覚えてもらいたいヤツは新撰組にもごまんといる、とはもふ虎の斎藤さん談。
新撰組の局長といえば近藤勇ですが、近藤さんの死後は土方さんが局長と呼ばれます。


新撰組島田魁(演:林田航平)

新撰組隊士、島田くんも土方さんの命を受けて新撰組隊士の粛清にあたっていた人。
戊辰戦争箱館まで戦った後、土方さんを始めとする新撰組隊士への念仏を欠かさなかった等、とても忠義に厚い人であるため、飄々としていて土方さんを揶揄することもある斎藤さんと反目し合います。



会津藩

会津藩松平容保(演:村田洋二郎)

戊辰戦争の戦地の一つ、会津の藩主、容保様は徳川幕府から京都守護職という役職を受けたことで新撰組を配下に置いた、簡単に言うと新撰組の上司にあたる組織のえらい人です。
狼(=新撰組)に負けない組織を作るぞ!という容保様の命から生まれたのが白虎隊
人情に厚いお殿様で、会津の民はみんな容保様がだいすき。

つむ鴨で名前だけ登場する頼母(たのも)様は容保様の部下で白虎隊の育ての親/先生的な人
京都守護職なんて受けたら政局に巻き込まれるでしょう!って容保様に反対したら役職を解雇されたりもしたけど、土方さんと箱館まで戊辰戦争を戦った会津愛の強い頑固親父。
詳しくはもふ虎をご覧ください。

会津藩佐川官兵衛(演:鈴木勝吾)

会津藩士として戊辰戦争を戦ったのち、斎藤さんと同じく西南戦争を明治政府の下で戦う佐川さんは「鬼の官兵衛」「鬼佐川」と呼ばれた武勇に秀でた人。
佐川さんは白虎隊に剣を教えていたようで、名前の挙がる「儀三郎(ぎさぶろう)」「悌次郎(ていじろう)」「貞吉(さだきち)」「茂太郎(もたろう/正しい読み方としてはしげたろう)」はみんなもふ虎に出てくる白虎隊の子達です。
ぶっきらぼうなところもありながら教え上手だったり、戦の最中では刀と同じくらいの割合で拳が出る辺りが前述の頼母様とよく似ていて、もふ虎クラスタ的にはああこの人会津の民だなぁと感じます。
黒髪ポニテと髭という出で立ちは事前ビジュアルと異なるので注意して見てね。


会津藩山川浩(演:早乙女友貴)

会津藩士として戊辰戦争を戦い、明治政府の下で西南戦争に参加する山川は「恵山」と呼ばれ、佐川さんとならんで会津の二川とも呼ばれた人。
すぐ熱くなる佐川さんを窘めることもあり冷静な男に見えますが、この人も会津の民なので例外なく血気盛んな一面を持っています。
つむ鴨では知将としてのエピソードが出てきませんが、殺陣シーンは西田さん演出の知略戦の暗喩、と受け取ってもらえるとその聡明さが伝わるはずです。
(中の人が推しなので少しだけ贔屓させて)
事前ビジュアルは目も覚めるような銀髪ですが、本編は黒髪ショートなのでこちらもご注意ください。


会津藩・山川さき/捨松(演:山谷花純)

山川の妹、さきちゃんは明治以降に改名して捨松という名前になります。
つむ鴨では唯一の女性ですが、戊辰戦争で容保様・山川さん・佐川さんらと若松城に籠城した際には、着弾した不発弾に濡れた布団をかぶせて炸裂を防ぐ「焼玉押さえ」という危険な作業を手伝うなど、会津の民として戦っていました。
淑女らしい洋装姿はオープニングでのみ登場するのでお見逃しなく。



薩摩藩

薩摩藩中村半次郎/桐野利秋(演:松田凌)

戊辰戦争にて新政府軍として会津藩と戦った半次郎は、西南戦争では西郷さんについて薩摩軍として明治政府と対立します。
人斬り半次郎と呼ばれた剣の腕前を持つ一方で、書道やフランス香水を嗜む洒落者としても有名であり、死後の遺体からも香水の匂いがしたといわれています。
この人の雅号(≒ペンネーム)が「鴨瞑」であることからも、つむ鴨では裏主人公と呼べる立ち位置の人です。
事前ビジュアルとは違う、ゆるくウェーブのかかった長い黒髪も洒落者らしさがあります。


薩摩藩別府晋介(演:伊崎龍次郎)

半次郎の従兄弟にあたる晋介もまた、新政府軍として戊辰戦争を戦い、西南戦争では薩摩軍につきます。
従兄弟でありながら実の兄弟以上に仲が良かったという半次郎とのやりとりに見られる弟感がとても愛らしいですが、つむ鴨では全編を通してを用いたダイナミックな殺陣が目を惹きます。


薩摩藩村田新八(演:斉藤秀翼)

半次郎、晋介同様、西南戦争で薩摩軍として戦った新八は美術や音楽を好み、西南戦争中も常に風琴、つまりアコーディオンを持ち歩いていたといいます。
また、シルクハットフロックコートという出で立ちで戦っていたという話もあり、この姿はつむ鴨でも登場します。
幼少期から西郷さんを兄のように慕っていたという新八が主に使う呼称がせごにいです。


薩摩藩大山巌(演:佐伯大地)

今回の登場人物の中で、対立の中心となった大久保さんを除いて唯一、明治政府について西南戦争を戦った薩摩藩です。
戊辰戦争において新式銃隊を率いていた大山は西南戦争でも砲隊司令官でしたが、対立する西郷さんの従兄弟でもありました。
日本の国歌である君が代の歌詞は読み人知らずの和歌を引用していますが、これを歌詞に選んだのが大山です。
明治以降、ジュネーブへ留学していたこともあってかなりの西洋かぶれだったようです。


薩摩藩西郷隆盛(演:長友光弘・響)

戊辰戦争にて新政府軍として戦った薩摩藩の中心人物。明治以降、征韓論を巡って大久保さんと対立し、西南戦争では多くの元薩摩藩士を率いて薩摩軍としてかつての同士もいる明治政府と対立します。
西郷どん、鹿児島弁読みでせごどんの愛称で親しまれており、つむ鴨でも多くの薩摩藩士に呼ばれています。
人を惹きつける魅力を存分に感じられる西郷さんですが、お笑いに疎い人は「響 ミツコ」で軽くググって予習してあげてね٩( 'ω' )و


薩摩藩大久保利通(演:大澄賢也)

薩摩藩士にして明治政府の中央集権体制確立を行った明治政府のすごくてえらい人
征韓論を巡って西郷さんと対立しますが、西南戦争後に西郷さんの伝記執筆を依頼するなど仲が悪かったわけではない様子。
趣味が囲碁で、負けると怒鳴り散らすことはないが不機嫌になるような人だったとか。



長州藩

長州藩山縣有朋/狂介(演:内海光司)

戊辰戦争には長州藩士として参加、西南戦争では明治政府側に立つ日本陸軍の基礎を作った人。
元々は身分の低い人でしたが、高杉晋作の作った奇兵隊に身分を問わない有能な人材として登用されたことで、歴史の表舞台に出てきた人です。
つむ鴨には登場しない長州藩士の逸話や特徴を内包しているようで、私の近辺の歴史クラスタさんから長州擬人化と呼ばれております。




【つむ鴨公演情報】

東京・大阪・北九州で上演される日程はこちら。

東京:9/01〜9/11 天王洲銀河劇場
大阪:9/19〜9/20 森ノ宮ピロティホール
北九州:9/22 北九州芸術劇場大ホール

9/22の大千秋楽は千秋楽スペシャル公演となることが公式アナウンスされています。
西田さん演出舞台では珍しいことではなく、むしろ事前にアナウンスされていることの方が珍しいのでさすがにチケットの売れ行きがアレなんだと思う。
東京公演のアフタートークでは、もふ虎が愛されてつむ鴨が生まれたように、この作品が愛してもらえれば次とか……今回名前しか出てこなかった人たちとか…というお話が出ているので、自軍登場を願うクラスタ各位がんばりましょう。
北九州はさすがに無理!という人でもアンケートDVDの会場予約で数の力を示そう٩( 'ω' )و




【結びに】

話の構成自体は現在→過去→大過去→(以下ループ)→現在というそんなに珍しくもない構成であるものの、知識の穴埋めに意識を持っていかれるのはもったいないな、と思ってまとめてみましたが、少しはお役に立てたでしょうか。
再三、歴史クラスタを憤死させてしまうかもとビクビクしていますが、それくらい思い入れが生まれるような色濃い人生を送っている人達を知るのが歴史の面白いところだとも思います。
ここ説明足りてないよ!!!というところがあったらぜひ各自で補完してください。
中の人まとめとかもいいよね!推しをよろしくしたいね!


書き始めた時は個人的な各キャラの感想とかみどころも書こうと思っていましたが、東京公演千秋楽を迎える前に記事を上げようと思ったら時間が無さすぎました。
そちらは東京公演終了後に書けたらいいな。