『瞑るおおかみ黒き鴨』東京公演前半戦まとめ
もふ虎観劇&円盤でも号泣組かつ早乙女友貴さん推しという割と役満な視点の東京公演、日々の感想ツイートまとめ。もふ虎のネタバレもほぼ配慮はないです。
【9/1初日】
ゆうきさんせかいいちかっこいい(ごうなき)
もふ虎見た人は絶対に死ぬから心して見てほしい。もふ虎見てない人はつむ鴨後に見るとまた違った味わいが出ると思うので、前でも後でもいいからとにかくもふ虎と合わせて見てほしい。
もふ虎好きとしてはあの子たちが生きてきた会津には、あの子たちが戦った会津には、ゆっ山川としょーご佐川がいたんだなぁって思ったらもう……もふ虎はあの子たちがどう生きたかの物語だけど、その後ろにはこの2人がいたんだなぁって気持ちで終始胸がいっぱいでした…
佐川さんは心を動乱の幕末に置いてきてしまった人で、山川はもう明治に立ってる人なんだって思ったけど、そんな2人が肩を並べている姿とかあの鉢金を手に巻いてるところとか本当にもう会津最高。ほんと。これ回数重ねるとこじらせて死ぬパターンのやつかもしれないヤバイ。
殺陣は刀・槍・二刀流で3パターンも見せてくれるし、皆さん知っての通り西田さんは殺陣できる人にはガンガン殺陣つけるじゃないですか?ゆっくんさんのソロ殺陣の長さハンパなかったよ。馴染みの脚本家演出家舞台でもこんなにやらないでしょって長さだったよ。役の番手を考慮してもちょっと異常な長さだったし最高でした西田さんありがとう!!!!!!!!!
今回のゆっくんさん、1vs1じゃなくて1vsNの殺陣ばっかりだからマチネだろうとなんだろうと余裕でこなせるようなところがほとんど無くて、これは全公演クオリティ維持くる………ってなりました。ムラあるのも嫌いじゃないけどやっぱり速いのは嬉しいなぁ。伊崎くんとの殺陣は力量差で加減してるパターンに見えたので今後に期待。
ゆっくんさんの刀の扱い方って、良くも悪くも流れるような所作の人だからうっかりすると見逃しちゃうかもしれないんだけど、手に巻いてる白虎の子たちを表す白い鉢金で血を拭うんですよ………いつもの肘で挟む拭い方じゃなくて…………もうほんとこの人のお芝居全部が好き
洋装の襟元を開けて出てくるから殺陣の最中ガンガンはだけていって、これ三四郎さん(@オレノカタワレ)のあの袖のやつだよゆっくんさん絶対狙ってるよ勘弁して!!!!!!ってなって、一瞬殺陣からもストーリーからも置いてきぼりくらったつらい
あと物販の固定ブロマイド3枚目に知らないうつくしい人がいて、いやゆっくんさんが美しいのは知ってるんだけど、それでも知らない表情をしていて、ほんとブロマイド好きじゃないな〜とか興味ないな〜って人も1つ500円なんでどうか買って自分の目で世界がひっくり返る瞬間を見届けてほしい
これがブロマイドだけだっていうならまだ加工とか照明効果って分かるんだけど、舞台上のゆっくんさんもやっぱり見たことのないキャラ造形をしていて、席近いのに思わずオペラで確認してしまったけどやっぱり目元は左右非対称で(オブラート)でも美しいんだよ。なにあれこわい。
推しが舞台のセンターに立つ、ってファンにとってはとてつもなく幸せな光景だよねぇ。抜刀隊のシーンでゆっくんさんが真ん中に立ってるの観た時、役どころ的にセンターというわけではないの理解してても胸がいっぱいになった。
ゆっくんさんの顔の話ばかりしていたのでお芝居の話をします。今までゆっくんさんがやってきた役って脚本に書かれた生き方をどう見せるか、に比重が置かれた役が多かったと思うんだけど、今回の山川は脚本に書かれていない生き方に観客が想いを馳せるように促す役なのかなって思った。
つむ鴨の登場人物は前者が圧倒的に多くて、山川とほぼセットで出てくる佐川さんも前者で、だからこそそうじゃない山川が際立つんだけど、純情伝の以蔵と違うのは山川は元々そういう性質ではなくて、かつては皆と同じ前者であったことを感じさせてくるんだよなぁ。それは殺陣とか戦地での山川を見てて感じるとこ。
時間を経て成長してそういう風に変わったのか、変わらざるをえなかったのか、どちらにしても変化する人間もいれば変化しない人間もいて、それが時代が新しくなるということなんだなぁと最近の銀劇で時代が新しくなる話ばっかり観てる私は思ったのでした。
佐川さんと山川は彼岸/此岸の境界に立っていて、佐川さんは彼岸を望んで彼岸を向いてるけど、山川は彼岸を望みながら此岸を向いてるんだよ……………負けたくねぇ、の会津の血が流れてる2人なのに生き方が違うんだよ………
穏やかで柔和な山川は新しい時代に順応してるように見えるしそれは事実なんだけど、死にたい気持ちと死ねない理由を天秤にかけて傾いた方へ転がってるだけに見えるんだ……あんなに優しくて真っ直ぐだけど、戦地での刹那的な煌めきがきっと本来のもののふとしての山川で、でもあの人は斬って生き抜く度に死ねない理由が増えていくんだ
みんなだいすきウィキペディアで山川ページ読んでたんだけど、多分史実クラスタ的に推したいエピソードとかって今回きっと入ってなくて、でも逆にさきや容保様といるあの穏やかで優しい時間からは想像も出来ないような姿の片鱗が西南戦争の中で淡く見えるんだなっていうところが私はとても好きです……これが新しい時代になるということなんだなぁ…………
かすみちゃんの演じるさきがお兄ちゃんの背中を見て育ってああいう子になってるなら、どんなに柔和であっても山川も会津の子なんだよなぁって思うと本当にあのラストは呪いだなって感じるし、山川はこの先生きてくことの方がつらいんだろうなって思ってとてもすきです
土方さんの最期を島田くんに聞きながら泣いてる斎藤さんがすごく痛々しくて、この人は見上げてくる虎と憧れの背中に告げられた呪いでこの先も生きて生き抜いて、決して口にはしないけれどいつかのマホロバで皆に再会できることを望んでいるのかなぁって劇伴聴きながら考えてしまった。
もふ虎はストーリーテラー要素の強い貞吉ががっつり主人公に見えがちで、悌次郎は中の人の殺陣の華やかさも加味したW主演だったのかなって思ってたけど、土方さんにとって虎の象徴が貞吉だったように斎藤さんにとっては悌次郎だったんだなぁって某台詞聞いた時思ったんだけどあれ誰が言ってたんだっけ西郷さんかな
トリプルカテコで誰よりもさっさとはけてくの安定のゆっくんさんなんだけど、その踵の返し方が本当に美しすぎて笑うどころか見惚れてしまった。役抜けてないゆっくんさん的には山川って鋼の人なのかなってぼんやりとした印象
今回ほぼほぼ下手が勝ちと見てるんだけど、聞き耳山川だけは下手過ぎると見えないみたいなんだよなぁ。表情見えないけど背中でそわそわ感が伝わってきてすっっっっっっごい可愛かったんだよ〜もふ虎ちゃんたちのわちゃわちゃとはちょっと違う大人の悪戯っぽい感じが会津組かわいい
一回しか観る予定じゃなかったもふ虎ががっつり刺さってチケット集めまくることになったのは、あれが私の大好きな少年から青年になる過程の虎の話だったからに他ならないんだけど、今回のつむ鴨はかつてそういう少年であった人たちが大人になると、っていうイメージを感じて、作品単体というよりその未来や過去へ想像を広げていく物語だったなぁ。
千秋楽スペシャルで一体私たちはどうなるんだろう………正直斎藤さんのラストシーンがあまりにしんどすぎて西田お前このやろうってなったんですあの演出………………もふ虎勢あそこで呼吸止まったのではないだろうか………
【9/3マチネ】
やっぱり晋助登場前のアンサンブルとの殺陣max速度でソワレの男返上ですゆっくんさん。血拭う所作はいつもの肘に挟んで拭うやつと鉢金使うやつのW技見られて、最高に昂ぶった白い鉢巻を刀に回すアレほんとずるい!!!!!!!!!!あと初日は槍使いいるから気を使ったのかなって思ってた槍速すぎてギア入ってるーーーーーーーーーーーー!!!!!!!ってなった
「私はやることを決めていますので〜」の時のゆっ山川の後ろで大久保さんが\ハァッ…/\ハァッ…/って相づちのように息切らせてるもんだから『フッ(笑)』って普通に噴いて笑っちゃってたゆっくんさんのゲラ安定です。斎藤さんも回想西郷さんにまじまじと眺められてて笑い堪えられてないし、今回ゲラ多いぞこの舞台!
「私は勘が鈍いことで有名…」「ほどほどにしてくれよ…」佐川が語尾遮る感じではなくてしみじみ言ってたのじわる。それ斎藤さんだなぁ…!ってなってから顔出す時のあちゃー……ってお口開けてくるやつ最近ゆっくんさんがよくやる顔ね(´∩ω∩`)にぶちんカワ
さきに斎藤さんのところで話しておいで、って言ってる顔が今まで見たことないくらいの慈愛に満ちててもう………もう……………
降伏宣言する容保様の後ろで一瞬視線落としてから顔上げるんだけど、それでも徐々に信じられないって顔しながらゆっくり現実を噛み締めて額に寄せられた両手があまりに小さくて、この人の手は容保様が『謝る』ところを見ていたからこそ、妹の窮地にさき!!!!って呼ぶあの声で謝って刀を納めるんだな、って思ったらもう大人になるってつらい
大人になれる山川だから、必死に佐川の名前を呼んでても一瞬「佐川さん…」ってすべてを受け入れてしまったように語気が弱くなる瞬間があるのがもうのたうち回りたいくらいすき
刀逆手で持って「邪魔だ」っていう時の土方さんの目細めて眉上げるのが最高って私の中の土方さん信者が泣いてる。3日マチネ以降順手になったので見られてよかった。
ラストの土方さん、すごい優しく笑ってるんだね…………席的に一生分くらいのつねくんの男泣きを見てその後ろに荒木土方さんの慈愛の目とかこちらの涙腺も限界です……………
【9/3ソワレ】
特典ブロマイドD最高過ぎて始まる前から瀕死
今日のソワレ初上手後方で、ようやく殺陣全景で見られたんだけど今回ゆっくんさんだけ一足で踏み込んで複数人斬る、っていう決め技みたいな手ついてるよね????なにあれ超かっこいい!!!ってなったんだけど全体的に普段のゆっくんさんの立ち回りを倍速回しにしてるような動きだからコラボかな
すっごいどうでもいいんだけど大久保さんが踊ってるあの曲が耳から離れなすぎるので、大楽は客席に手拍子促してほしいし佐川さんにはフルで踊ってもらいたいし山川が踊り出したらキャラ設定ぶち壊しだよ!!!!!!!!!ってキレる私とゆっくんさんの踊りに沸く私で殺し合いが起きる
「あの時出来なかったことを一番にしたい」はパンフインタビュー読む限り死にたがってると受け取ってたけど、佐川さんや斎藤さんと違って山川だけが新政府軍に『謝る』をしてるから、ある意味でさきが手元に居なくなったことで会津の民としての生き方を選択したい、という意味なのかなとも思った
昼夜一番違ったのは「かたじけない」だったなぁ。夜は角度的に表情見えなかったのもあるけどああやっぱりそこにあるのは容保様の『謝る』と同じなんだなぁって思ったし、あそこで山川が持ち続けられなかったものを持ってるのが佐川さんなんだよなぁ。
あの「かたじけない」があったからお兄さん呼び許せてるんだよね、って言われて山川めっちゃ懐が広いなって思った………私はあのかたじけないがあったからこそ、史実調べてさきちゃんほんとに大山の嫁になってしまうのかそうか…感すらあったのに!!!!!!!
大久保さんの殺陣シーンでラストに斬られた薩摩軍のモブが「大久保先生…」って言うんだけど、あれ斬りかかってるところから皆大久保先生!って呼んでるんだよね あれは大切な仲間を振り切ってるイメージシーンなんだよね
半次郎に斬られた時の佐川さんの鉢金飛ぶ方向がいつもと違っちゃって、リカバリーどうする?直後の場転でセット裏になるからアンサンブルさんが拾う?ってハラハラしてたらまさかの新八から台詞付きで渡されるという。すごい自然に返しててこの人たち流石だなって思った。
「これ、大事なもんなんだろ?とっとけ」
「まさかお前に渡されるとはな」
って感じの台詞で、酒勧めるくだりの中に追加されててうわーーーーーーーーーーってなって、これひでよくさんの所作が自然すぎたのも凄かったし、しょーごくんの返事も違和感無くて震えた。
これ気付けたのはやっぱりあの鉢金にもふ虎ちゃんたちの姿を重ねてたからで、史実にせよ前作にせよある程度事前知識がないと余裕持ってストーリー追うのは難しい作品ではあるかなぁ。でもそういうところが好きだなぁつむ鴨。
明日からもこのままだったら前回の土方さんのだんだらと同様に追加演出のパターンかな:;(∩´﹏`∩);:しょーごくんがああいうのミスするの珍しいな、って感じもあったから分かんないどうしよう明日マチネはいないので確認よろしくお願いします
アフトのよーじろーさんがゆっくんさんだいすき問題。席順はよーじろーさん・ゆっくんさん・しょーごくん・りょうくん・ひでよくさん・こーへーくん。
普段から慣れ親しんだ人の輪じゃないとあんまり話さない人ではあるけど、今回にこにこしながらよーじろーさんに相づち打つ係ですか?ってくらいにこにこしてて、しょーごくんとゆっくんさんの座席位置逆で予想してたから、よーじろーさんの職権乱用でこの位置なんですか!?!?ってキレた #理不尽
基本的にはいつも話してる人の方見てる印象なんだけど、隣のしょーごくんが話してる時は前傾というか顔覗き込むようにしてて、わあーーーーーこれは仲良いっていうか距離縮まってるし懐いてるーーーーーーーって感じだったゆっくんさんめっカワ
しょーごくんファンの方にもまだ2日目なのに写真凄いですよねしょーごくんからツーショ撮るの珍しいですよ、って言われたので会津の中の人たちが仲良くしてくれていて私は本当に嬉しい
「私は勘が鈍いことで有名…」は稽古場からそういうセリフだったし、佐川さんのツッコミも食い気味で合わせてたんだけど、あそこで笑いが起きると思ってなかったから初日は山川の「有名…」と佐川さんの「ほどほどにしてくれ」が消えちゃって、『たぶん、今、言った、よな?』って思いながら「ですね…」って応えてたゆっ山川
大久保さんのダンスシーンがだいすきだけど堪えなきゃいけないから客席で観たいってにこにこしてたゆっくんさんの願いは大楽で叶えてもらいましょう。千秋楽スペシャルでオンステージを客席降りて眺めよう(舞バサでよくある光景)。特別バックダンサーでしょーごくんも混ざろう。
こーへーくんが『反目しあう』を「はんめ」って言ってて、皆がマジで!?って盛り上がってた中で1人だけ軽く天を仰いで気配を消してたゆっくんさんは、正しい読みの「はんもく」って聞いてもまだ漢字に浮かんできてないだろうな……って雰囲気の漂うゆっくんさん先行ブロック。あの人ほんとどうやって台本読んでるんだろう。
思ってた以上によく喋ってたのは、しょーごくんとよーじろーさんという本編で絡みが多くて良くしてもらってるであろう2人に挟まれてるから緊張してるなりにもリラックスできる配置なんだろうなーって印象。話題振られて「なにがですか( 'ω' )?」ってすっとぼけるゆっくんさんへのツッコミがめちゃ甘だったので今回一番甘やかしてるのはやはりよーじろーさん……
アフト捌け際によーじろーさんが皆に促したことで客席にお手振りするゆっくんさんという超レア映像が見られたわけですが、よーじろーさんがゆっくんさんにデレデレなのは薄々感付いてたけどゆっくんさんも超懐いてるのでは!?!?って割と衝撃だった。お隣の席の方は全然こっち見ないね!安定!って言ってたけど、あんな優しい顔で客席を眺めて捌けるゆっくんさんを私は初めて見ました。すごい。
よーじろーさんが挨拶で言ってたけど、殺陣とか泣ける話でこの作品を売りたいわけじゃないんだよね作ってる側は。もふ虎も悲劇的美談として語られる白虎隊の死じゃなくて、彼らがどう生きたかの話を描きたいって言われてて、観客は目の前の死じゃなくてそこに繋がっていた生を思って泣いてるんだよ。
創作としての物語だからポエム台詞もあるし史実と相違あったりもするから、そこが引っかかる人ももちろんいるだろうけど、それはそちら向けではないから仕方ないね、になってしまう。ので史実クラスタさんが創作として楽しんでくれてるのがとても嬉しい。
ちなみに佐川さんと山川なら普段のゆっくんさんの役は断然佐川さんタイプ、というか叫び芸な役が多いんですよね。朱雀の狂犬って命名されてたのもあるけど演出家が馴染みの顔の舞台出演がまだまだ多いからなぁ。11月のあずみの美女丸はオダジョの美女丸だいすきからの念願の役なのでこちらもとても期待してます。最近は特に毎回良くなってるから期待膨らむ。
【9/4ソワレ】
昨日から血拭う所作のレパートリー増えてる件。
9/3夜→肩から襟をなぞるように拭う
9/4夜→袖口と腿で挟む
袖口と腿は昼からとのこと٩( 'ω' )و
ゲラ組惨敗回でした。
山川→「((( ˘◡˘ )))←(目瞑って笑い堪えてたけど全然堪えられてない)……どうでしょう…」
「鬼と狼\ハァッ…/共に戦えることを期待しています…wwwwww」
山縣さんの息切れしてるこの人が〜のところでは、笑い収まらなくてとうとう後ろ向くゆっ山川。たぶんこれゲラスイッチ千秋楽まで切れないなぁ( ˘ω˘ )あの引き気味の「どうでしょう…」が好きだったのに!w
斎藤さん→回想西郷さんに頬寄せてぎゅっと抱きしめられ破顔。かわいい。
薩摩絶対殺すマンの山川が鉢金の裾くわえて締め直すのほんと、ほんと。あれ見て、言葉にはしないというか出来ない立場だけど、西南戦争時点でこの人が一番薩摩のこと大っ嫌いなのかもって思った。佐川さんとかはまだそれを口にできるけど、山川は陸軍でちょっと偉くなってる?んだもんね(衣装判断)。
でも今日の「この戦いが終わったら本当に刀を捨てましょうね」は完全に死ぬ気でいた
桜見上げて会津に思い馳せてる顔が、容保様が頭を下げる予兆を知っているからか一瞬微笑みが消えたその表情が儚すぎて、ちょうど真正面から見上げられてるように見える席だったので心臓止まった。今日、地面と膝で握った拳で泣くの堪えてたのに、佐川さんの「負けたくねぇよ」を聞いて泣いたんだよ山川。
酔っ払った佐川さん介抱する顔しっかり眺めてたから余計にラストが特別に感じたのかもだけど、弱々しい「佐川さん…!」が本当に泣いてて、まるで置いていかれることを怖がってるようにも思えてつらかった。この2シーンに明確な関連性を持たせた芝居出してこられたら、ってびくびくしてるし、早乙女友貴はそれができる役者さんなんだよこわいよ
あと!!!!!土方さんが!!!!!二幕でがっちり髪固めてきたな〜と思ったら「近藤さん、俺は続けるぞ」って笑うところで前髪右半分下ろしてて表情もバラガキしてたんですよーーーーーーーーー!!!!!!!!!(土方さん信者大騒ぎ)
カテコ挨拶はゆっくんさん。前日までの流れ的に今日の昼かな〜見られないな〜って思ってたので座長のきまぐれご指名ありがとうございました。いつものテンプレだけじゃなく、ちょっと考えて話してくれてほっこり。指名される前から俯いてたのはずーっとそれ考えてたんだろうなぁ。
アフト席順。よーじろーさん・つねくん・しんたろくん・あらきさん。
あらきさんが話しながらおもむろにスニーカー脱ぎ始めたらしんたろくん→つねくん→よーじろーさんで天丼的に脱ぎ始めたのめっちゃ笑ったw最後の挨拶の時には両足脱いでたあらきさん(踵潰したスニーカー)がサッと履いてシュタッと立ったのも笑った。早い。その横でもたもたスニーカーとブーツを履く2人と靴下のまま立つよーじろーさん。アフト自由だなぁ。
つむ鴨の乾=板垣だってこの前知ったんですけど、その乾のシーンの後、着替えが間に合わないまま竹内さんが殺陣シーン出てきちゃって(乾斬っちゃった…!)ってつねくんが思った話すごいツボだった。歴史が改変されちゃった…( ˘ω˘ )
公演始まってからの方がチケット売れる速度がはやいらしく、もふ虎がお客さんに愛されたことで実現したつむ鴨もまた愛してもらえればシーズン3とか……名前が出ただけで出てない人とか………って裏で話題が上がってるっぽいことが示唆。
あらきさんの言い方だと展開続けばいいねーくらいだったけど、つねくんの言い方は完全に続けるとしたらどこにスポット当てる?って話がされてるニュアンスだった。もっかい半次郎でりょうくん引っ張れれば長州サイドの話とかできるのではなかろうか。
もうとにかく山川が好きで、山川観れなくなるの本当にいやなんだけどかといってシリーズ3に出てほしいかというと佐川さんと一緒じゃなきゃやだやだやだってなるからおたくって面倒!!!!!
つむ鴨出演発表された瞬間からすごい楽しみにしてたけど、同時にもふ虎がすごく良くてすごく綺麗な西田さんだったから続編が駄目だったらどうしようってびくびくしてたから大楽きてほしくない、って思うくらい好きになれたのがとても嬉しい。西田さんとゆっくんさんを信じて事前にチケットがっつり取ったはずなのに、なぜかまだ増えてる。
【9/6ソワレ】
かすみちゃんの薙刀指導がゆっくんさんによるものだったとは。でも前作のつねくんもそうだったけど真ん中辺りを肩幅くらいの間隔で持ってひゅんひゅんするのが西田さん指導って感じする一方、かすみちゃんの殺陣はぐるんぐるん回すやつでしたね。槍というか薙刀だからそれが自然だと思ってて、ゆっくんさん指導の可能性に思い至らなかった!
ゆっくんさん自身はたぶん長物が苦手で(あくまで刀比)初日は刀がめちゃくちゃいい分、もちろん上手いんだけどやっぱ長物苦手なのかなぁ……って思ってたら3日のマチネからすっごい速くなってて感動したんだけど、妹に長物教えた手前兄さんが本気出さないわけにはいかないですよねーって思った今日も良かった。(こじつけおたくの業)
今日の大久保さん、「出番が遅かったので〜」のとこも話しながらターンとかしてて、斎藤さん佐川さんが笑いを堪え切れない横でしれっとして「どうでしょう…」って答えるゆっ山川。「鬼と狼、参加してくれることを期待しています」も堪え切ったのに、その後山縣さんの肩越しに向かいで笑ってるしょーご佐川さんの顔見てフッwwwって噴き出したの本当に……なかよし会津が3人とも笑ってるのほんとは駄目なんだけど和んだ…( 'ω' *)
薩摩絶対殺すマンの時、前髪がっつり分けて出てきたのが最高にかっこよかったし別府斬ったあと前髪かきあげるのももう、もう、ほんとすきです
今日久々?に右目もがっつり一重のゆっくんさんだったんだけど、あれで前髪分け→落ちてきた前髪かきあげはもうなんていうか好き!!!!!の一言に尽きる。真正面で見た友達にもあれめっちゃカッコ良かったけど毎回なの!?って聞かれた٩( 'ω' )و ふふふー
今日の山川すごい。佐川さんに「もう少しうまく取り繕ってください」って言うところにめちゃくちゃ人間味があって、酔っ払った佐川さんがぽんぽん、って介抱してくれてる山川の手を振り払おうとして上げた腕を瞬時に掴んでぐいって下げて押さえ込んだり、もう西南の頃の穏やかさが嘘のような人間味
会津降伏のところも膝ついて肩落とした時点で泣いてたのに、佐川さんが負けたくねぇ、って泣いてるのを肩越しに振り返って、その言葉が耳に届いた瞬間またこみ上げるように泣いてて。
しょーごくんの佐川さんが動、だからゆっくんさんの山川は静、って印象をずっと持ってたんだけど、今日の山川は時代関係なく佐川さんと一緒だとすごく感情豊かで、お互いに無いものを持ってる二川じゃなくて同じものを共有しあってる二川って感じがした
だからこそ今日の「佐川さん…!」の置いていかれてる感増してたし、同じ刀落とす動作でも副長に駆け寄る斎藤さんは顔険しくしていくけど、山川は顔から生気が抜けるんだよ。信じられないものを見る目してる。佐川さんを呼ぶ声聞きながら、召集時の「貴方が来てくれると聞いて嬉しいかった、本当に」を思い出して死にそうになった
撤退と白虎隊の自害知らせる時も泣いてて、明治10年経って斎藤さんや大久保さんたちの前で穏やかな表情をしていても、佐川さんの前でだけは昔と変わらない顔をして、昔と変わらない感情を出すんだなって思ったら、本当になんでこの休演日前に解釈変えてきたのゆうきさん……すき………これ木曜どうなるのかな…
ただ、「あの時代を知っている貴方に、あの虎を、会津を、知っている貴方に」っていうセリフだったはずなんだけど「あの時間を」って派手に間違えててひやひや。全体的にセリフの言い回し変えてたのもあって模索のターン入ってるんだろうか。
穏やかさを表現する代わりに出だしのセリフの滑舌が危ういな、っていうのは特に初日ちょっとひやひやしてたんだけど、しょーごくん筆頭に同じシーン出てる人が皆滑舌良くて声通るから余計に浮いて感じるのかも。でも日を重ねるごとに良くなってるし、こんなに凄い!って思うところがいっぱいあるのに、まだまだ伸びしろのある人なんだよなぁ。すごいなぁ
あと今日の新八と半次郎良かったなぁ………ひでよくさんががっつりお芝居変えてきてて、飄々とした感じも増してるけど悪い感じも増してて印象全然違ってよかった。特に佐川さん煽るところは完全に追いかけて来させる気で煽ってるなって感じた。東京公演も折り返しだし、各所で疲労が見えるところも多い中、半次郎はエンジンまだまだかかってる感じしました。
【ここから推しダイマ】
つむ鴨を見て、早乙女友貴くんの殺陣はすごいな〜とか泣きのお芝居がいいな〜と思った方は、今月WOWOWで大衆演劇時代の劇団解散公演が放送されるのでよければご覧ください。
お兄さんの早乙女太一くんとの殺陣はつむ鴨以上の速度ありますし、お芝居はめっちゃ泣けるので……健気な子分役なんですけど前半のコミカルっぷりとの落差で頭痛くなるくらい泣けるのでぜひ……(語彙力)
https://twitter.com/wowow_stage/status/773725139414286336