愛より重くて恋より軽い

未来の私が読んで楽しいやつ

「選ばれた人間ではない」あなたにこそ、ミュージカル少女革命ウテナを見てほしい

ねぇほんとマジでとにかくウテナのミュージカル最高だから見てほしいんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


しょっぱなからIQ2スタートだけど、「とにかく全人類は私と同じようにIQ2にして会場に行ってくれ」とは言わない。
実際のところ、アニメ履修してない人がIQ2にして観たらなにがなんだか分からないからだ。そこは正直ベースでいこう。
今作は冒頭から伏線が張られ、複数のシーンが交差して話が進み、個人のセリフを誰かが代弁したりもする、間違いなく人を選ぶ演劇だ。
いや、正確には「選ばれなかった」人にこそ深く深く刺さる物語なのだ。


ウテナをアニメで見たことがあるなら、この記事を読むより今すぐローチケかチケットぴあを開いて公演チケットを買ってほしい。あなたの進むべき道は用意されてます。
それでもまだ迷っている人、アニメを見たことがない人も安心してほしい。
その背中を今から全力で押すので、そのままお進みください。


\こんなあなたに観てほしい!/





【公演情報】

ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」

スーパーバイザー:幾原邦彦
脚本・演出:吉谷光太郎
主な出演:能條愛未 山内優花/吉澤翼 立道梨緒奈 樋口裕太 鈴木亜里紗 竹内夢 朝倉ふゆな 田上真里奈 こんどうようぢ 熊田愛里/吉岡佑 徳山秀典


【公演日程】

2019年6月29日~7月7日
シアターGロッソ

ミュージカル「少女革命ウテナ ~深く綻ぶ黒薔薇の~」公式サイト

幼い頃に自分を助けてくれた王子様に憧れ、王子様になりたいと願うようになった少女・天上ウテナは、入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。
エンゲージした者に「永遠」に至る「世界を革命する力」を与えるという「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員(デュエリスト)たちは、ウテナがかつて王子様から貰った指輪と同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。
ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれ、その背後にある「世界の果て」へと迫っていく……。








【→女子の歌唱力と音圧で脳味噌を溶かしたい人】

IQ2にして見れないならちょっと心構えいるじゃん……って思った人も、ここに該当するならIQ2にできる。大丈夫。

このミュージカル、アニメ「少女革命ウテナ」の監督であるイクニこと幾原邦彦監督がスーパーバイザーやってるんですけど、舞台のスーパーバイザーってなにするの?????名前だけ貸してる的なやつ?????と思ってたら、今回ある1つの要望を出していたことが判明しました。


ウテナプログレロックのライブのようであってほしい」
「爆音で!」


相変わらず私の人生の推しは通常運転で何言ってんのよく分かんないけど、考えるな。感じろ。
その要望通り、確かにめちゃくちゃ爆音だったよ。スピーカーどんだけ持ち込んでるんだよ。爆音上映@Gロッソでもやる気なのか。
音圧体験するならG列以降をオススメします。舞台も全景が見れていい感じ。


しかし音圧がすごいのはスピーカーの功績だけじゃない。そもそもの出力側がすごい。
昨今の2.5次元舞台は男性キャストメインが主流の中、今作は17人中9人が女優さんです。

そしてこの女子たち、とんでもない声量おばけなのである。

おとうさんといっしょ」の歌のおねえさん竹内夢さん)や2011年のアニー(朝倉ふゆなさん)、洗足音大主席(鈴木亜里紗さん)と分かりやすい経歴を持っている人はもちろんのこと、前作のウテナで初めて立ち位置0番のすぐ隣に立ったという人(山内優花さん)まで、とにかく今日からここはホーンテッドマンション!!!!!!!!!!みたいな声量おばけ女子が大集合してる。


ウテナは女子が主役の物語だから男子より女子の方が強いのは作品として正解なんだけど、それにしたってこんなに戦闘力高い女子を集めてなにが始まるんだ??????Gロッソはプレハブじゃないけど屋根を吹き飛ばす気か?????(※今作と同じ吉谷さん脚本演出の「幕末Rock」@AiiA)
人と機械の合わせ技で観客の思考をバターにしようという気概を脳味噌で感じてほしい。



【→主人公よりサブキャラを好きになりがちな人】

今作、タイトルが「少女革命ウテナ」なのに主演である天上ウテナが物語の主役になってる時間がめちゃくちゃ短い。タイトルロールなのに。
じゃあ誰が主役なの?っていうと「サブキャラ」、もっと直接的に言えば「脇役」たちです。
本来スポットライトが当たるはずのない、主役を引き立てるために配置されている彼ら・彼女らが「私だって主役になりたい!!!!!!!!」と告白し、戦うのが今回のウテミュ、通称:黒薔薇編なんです。


主人公であるウテナってすごく眩しいんですよ。真っ直ぐで、凛としていて、純粋で無邪気で、輝いている人。まさしく主人公の人。
でも誰もがそうやって輝けるわけじゃないから、感情移入も共感もできずただただ眩しいなぁって眺めていることしかできない。
それはなにも観客だけじゃなく、物語の中にいる「脇役」たちもそうなんです。
そんな人たちが「忘れられない思い出」を守るため、あるいはその思い出で人生を変えようとして「選ばれた者」である主人公に戦いを挑む。


じゃあその戦いの結果、主人公と脇役は相互理解できるのか?というとそうじゃない。だって主人公は選ばれた者である自覚がないから。選ばれなかった人の気持ちなんか分かんないんですよ。
それでも間違いなく黒薔薇編は、「選ばれなかった者」の物語であり「脇役」が真ん中に立つ話。
彼ら・彼女らが普段は表に出さない感情にスポットライトが当たる瞬間を、ぜひ劇場で目の当たりにしてほしい。



【→双子の執着/幼馴染の愛憎/身分違いの恋といった巨大感情が好きな人】

ウテナの舞台である鳳学園は幼等部から高等部まである一貫校なんですけど、話のメインは13~17才の女の子・男の子たちです。
もうこの時点で思春期の巨大感情盛りだくさんなの分かるじゃん???????


ずっと一緒にいてくれた双子の兄の関心が自分から離れていくことに耐えられない妹。
才色兼備の幼馴染への愛憎を歪ませる毒虫のような女。
想いを寄せていた硬派な先輩をこっそり寮に匿う「非日常」に足を踏み入れた主人公の友人。
各々が感情を向けるのは生徒会に所属する「憧れの王子様」たち。


普段はなんなく飲み込めるはずの感情を懺悔としてさらけ出していくうちに、深く深く沈んでいった先でその黒い感情が綻び、「憧れの王子様」たちの感情さえ開かせていく。
巨大感情、ってパワーワードで言い切るのは簡単なんだけど、最初は大したことなかった感情がどんどん黒く大きくなっていく様を見ることができるのが今作の醍醐味です。


しかもそれは戦いが終わった後も無かったことになんかならなくて、隣で笑いあってる彼や彼女の中にはその感情が間違いなく存在していることを物語が認めてくれる。
「脇役」である以上スポットライトを浴びることはないけれど、その感情は確かにそこにある。
光輝く「主役」とその隣に色濃い影を落とす「脇役」が反転する、美しい薔薇のような巨大感情の棘に刺されて深手を負ってほしい。



【→少女革命ウテナを見たことがある人】

今作はミュージカル少女革命ウテナとしては2作目、アニメでいえば14~24話の「黒薔薇編」をベースに構成されてます。

アニメは見たことあるけど、舞台って全然観に行かないからどうしようかなぁ…と迷ってる人は特に安心してほしい。
そもそもウテナは演出がすごく演劇寄りなので、むしろアニメを見ていた人には「アニメそのままだ!」としか思えない。我々はすでにイクニの教育をしっかり施されてる。

特にある決闘シーンに仕込まれた演出は、アニメを見ている人にしか驚きが伝わらないようにできている。
この演出、事前告知がなかったので初日に観てほんとにびっくりした。涙拭くためのハンカチで全力で悲鳴上げそうになったのを押さえた。
あの感覚を味わってもらうためだけに、観劇予定のある人全員にアニメ履修してほしい。


私自身もそうなのでウテナが好きすぎて解釈違いが不安」というオタクもいると思う。分かるよその気持ち。私も前作の初日が開演するまで不安で吐きそうだったから。
でも今作のキャストさんは皆すごくアニメを勉強してくれてる。それが一番分かりやすいのがだ。
とにかくアニメの声優さんにめちゃくちゃ寄せてくれていて、原作厨が物語に没入していくまでのハードルを限りなく低くしてくれている。
枝織や御影草時がブレスの感じまでアニメそのままで喋り出すだなんて誰が想像できる???????
役者の声帯ってどうなってんだろ。


平日公演にはアフタートークがついてくるんだけど、これのメンツがまたすごい。
普通舞台のアフタートークイベントってキャストさんと脚本家・演出家が喋ることが多いんだけど、ちょっとこのラインナップを見てくれ。


7/3 14時公演
登壇者:天上ウテナ能條愛未)、姫宮アンシー(山内優花)、桐生七実(鈴木亜里紗)
ゲスト:奥井雅美幾原邦彦


7/4 19時公演
登壇者:御影草時(徳山秀典
ゲスト:緑川光


なんで?????????????????????????????????

落ち着いてくれ。冷静になろう。令和元年に奥井さんの、緑川さんの口から放送当時の話や楽曲の話が聞ける。そこにイクニが加わったりアニメとミュージカルの御影草時対談が開催されたりする。

なんで?????????????????????????????????(2回目)

正直全然冷静にアフト聞ける自信がないので、アニメファン皆一緒に見てくれ頼む。人助けだと思って。このゲストの凄さがキャストファンに伝わってない可能性を考えると恐ろしさで震えが止まらないので、全力でゲストをちやほやするために来てお願い。





ウテナが好きすぎてセルフでIQ2になってる私から最後に言えるのはこれです。

「若さは有限!!!!!舞台を生で観られる機会も有限!!!!!!しかもチケットがまだある!!!!!!!!」


ローチケ:ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」|ローチケ[ローソンチケット] 演劇チケット情報・販売・予約

チケットぴあ:ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」(ミュージカルショウジョカクメイウテナフカクホコロブクロバラノ) | チケットぴあ[演劇 演劇のチケット購入・予約]



「どうしても会場に来れないならRakutenTVで配信がある!!!!!!!!!!!!!舞台は生で観るのが一番だけど配信もある!!!!!!!!!!!!!!!!」


7/7昼公演
ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」生配信<昼の部> 動画 ・あらすじ- 舞台 | 楽天TV

7/7夜公演(千秋楽!)
ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」生配信<夜の部> 動画 ・あらすじ- 舞台 | 楽天TV

【販売価格&購入可能期間】
[予約販売] 2,376円/2019年6月29日(土)18:00~2019年7月6日(土)23:59まで
[定価販売] 2,700円/2019年7月7日(日)0:00~2019年7月7日(日)18:30まで
【視聴期間】
公演中リアルタイム+ディレイ配信期間



「前作を履修しておきたいならこちらも配信がある!!!!!!!!!!!!」


dアニメストア
少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~ | アニメ動画見放題 | dアニメストア

VideoMarket
アニメ『少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~』の動画|ネット動画配信サービスのビデオマーケット

GYAO!ストア
ミュージカル「少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~」 - 動画|GYAO!ストア|アニメ

DMM.COM
少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~ - 舞台・ミュージカル動画 - DMM.com





前作観て開始1分で大号泣したオタクがオタク丸出しで前作の話をしているブログ
mishu-h.hatenablog.jp

ミュージカル「HARUTO」感想まとめ

とにかく事前に色々聞いてた前作の話が凄まじすぎて戦々恐々としながら予防線張りまくった結果、致命傷追うどころかおかわりしてもいいな……と思えたミュージカル「HARUTO」の感想ツイートまとめです。ネタバレ配慮はない。
もともとラブロマンスに全然興味がないこと差し引いてもイマイチな脚本でも、お芝居の上手い役者達が歌いまくるとどうにかなるんですよ。すごい。(脚本がイマイチという主張については絶対譲らないおたく)(児玉先生は今後も演出1本に専念してください)





【3/9 マチネ】

とにかく公演前から脚本演出を一切信用してなくて、あらすじも読んだけど即忘れるレベルだったので、キービジュの印象だけで『オレ様タイプの王子様キャラ』系かなと思っていたハルトが『母(故人)離れできていない陰キャ寄り内気っ子』だったの意外でした。でも、能條さん演じるリセも『可愛くて守りたくなる王道ヒロイン♡』というより『芯が強く美しくて、でも確かに女の子』というタイプだったので、ああ庇護欲と聖母の組み合わせなんだなぁと納得。この組み合わせが結構好きなのが、今回の勝利ポイントだったかもしれない。


三角関係って少女漫画ラブコメのテッパンだけど、リセにとって「出会って日が浅いが心惹かれるハルト」と「幼い頃から一緒に訓練してきた許嫁のエリック」は天秤にかけた時にどちらも即答で選びきれないっていう説得力が3人のお芝居にはすごくあったんですよね。確かにリセ自身が言う通り、2人に対して抱いてる愛情の種類に違いはあるけど、根本的にハルト・リセとエリック・リセの関係性はすごく似ていたから、最後の選択も強制的な別離じゃなくたって些細なきっかけでどちらにでも天秤が傾いたよねって腑に落ちた。
母の面影をリセに見るハルトと、その愛情を受けて心惹かれるリセの関係性は、私が直近で見た作品でいうところの宝塚雪組だいきほファントムなんですよ。リセはハルトの抱いていた『母への慕情が多量に含まれている愛情』の本質に触れる機会がないままハルトと別れてしまうけど、その愛情がハルトの抱える後悔を伴ってリセ個人に対しての愛情に変化していく瞬間を観客だけは観ていて。だからこそあのリセを生き返らせる選択をする時の「あいしてる」が演出としてめちゃくちゃ効くんだよなぁって思った。大我くんの甘い声が奏でる高音の歌はもはや演劇的見得切り。
一方、狼族のリーダーとして圧倒的強さを見せていたエリックが語る、いつも自分より先を駆けていく(多分物理的に走るのが速い、の意)リセというのはハルトも観客も見たことのない彼女の姿。そこには確かに2人が幼馴染として過ごしてきた絆と時間が存在していて、ハルトに心惹かれていてもいいから生き返ってほしいと嘆くエリックの言葉をリセは(まだ生き返っていないので)聞いていないけど、結果的にその気持ちを受け止める未来を選んだのはハルトの変化前の愛情を受け入れたのと同じかなって思った。
ざっくり総括すればご都合ヒロイン、といえばまぁそうなんだけど(笑)能條さんの凛とした雰囲気がリセを確立されたキャラクターとして存在させていたので、実際にはさほどそういう印象は受けなかった。というか、そもそも上演時間が短すぎて全体的に3人の心理描写が全然足りてないんですよね!9割くらい歌ってる、という評はまさしくなのでこんなに歌あるならもっと各々の心理描写を詳細にガンガン伝え合う曲増やしてもよかったのになぁ、って思いました。


ハルトがリセに抱いてた感情が母への慕情から一人の女の子への愛情に変わる瞬間を「あいしてる」って陳腐とも呼べる歌詞に込めたこと、私は結構好きだった。誰かの人生を想うこと、その長く続く道を守りたいと思うこと、相手のことだけを考えた選択をすること。結果的にそれはハルト自身の想いを損なったし、彼自身を精神的に成長させた。それは少し大人になる、ということなのかもしれないけど、どちらにしても良いことでもあり、悲しいことでもある側面を持ってたと思う。そういう割り切れない複雑な感情を抱いてハルトがこれから先生きていくことをあのたった5音の中に込めて歌った京本大我、天才じゃん………………ってなったんですよ。展開的にも、一人の演者の真骨頂を見たという意味でもグッときた。


ここまでリセとハルトのことあれこれ話しててあれなんですけど、お互いにフラグ立ってからの選択肢を1・2個ミスっただけで結ばれない、どっちの視点に立ってもめちゃくちゃ難易度高いルートだったんですよ。そして私の乙女ゲーレーダーがバグってなければハルトがリセEND迎えられなかったの、絶対太郎くんとのイベントこなしてたからじゃないですか!?!?!?wwwwwリセと心の距離を縮めていく過程は省かれてるのに、クラスメイトの太郎くんと仲良くなる過程(カツアゲされてるところを助ける→実は少し似ている境遇の話を打ち明ける→Mrプリンス選出を喜んでくれる・手伝ってくれるetc)は割と丁寧に描かれてるんですよ!w乙女ゲー?ギャルゲー?だったらリセより太郎くんとフラグ立ってました!なんでだ!www


多分大我くんは前回の帝劇エリザぶり?にお芝居観ました。開幕一発目の曲で歌って踊る姿に、そういう印象はこれまで薄かったけどやっぱりジャニーズだし肉体言語の人なんだな~って思ったんだけど、お芝居に入ってからの繊細な表現力がまったく別ベクトルの『役者』の顔を見せてて。京本担絶対この現場めちゃくちゃ楽しいですよね分かります。私も情報量の多い演者大好き~
大我くんにはそろそろルドルフ以外の役で帝劇出てほしいなって思うし、エリザの中でいえばいつかフランツやってるのを見たいなぁ。たぶんビジュアルとかイケコの好みとかイケコの好みとかあとイケコの好みとかで言ったら、彼の現実的な道はトートに続いてるんだと思うんですけど!笑 繊細な表現力とか、あのビジュアルで繰り出される庇護欲のくすぐり方とか、絶対フランツの方が向いてると思うんだよ小池先生聞いてますか(イマジナリーイケコ)


大我くんと能條さんの声、すごく相性が良かったんでデュエット嬉しかったんだけど、お互い表現力の真骨頂を見せる感情がソロ曲に入っていたので、これは早急に別作品で共演してがっつりデュエットやる機会がほしいな………と思った次第です。能條さんの夢の一つが帝劇の舞台に立つことなので、いつか帝劇で共演してる2人が見られたら最高にハッピーだなぁ。大我くんもルドルフ観た時以上に今後の役者活動見たいと思わせてくれたので、今年のルドルフ改めてめちゃくちゃ楽しみです!


そんな能條さんファン歴がこの日の観劇で満1年になった私が見た今日の能條さん、めちゃくちゃ可愛くて美しくて愛嬌があってしっかり者で1秒に100回好き!!!!!!!!!ってなりました(唐突に語彙を失うおたく)あのつるっとしたおでこと眉間にしわ寄せて訝しがる顔が超好きなんですよ。かわいい。すき。本編のリセは戦闘員(この設定、冷静に考えると全然活かされてない)って感じの動きほとんどなかったのに、カテコではける時ジョギングみたいに腕振って走り去っていったのめちゃくちゃ愛しくなった。素が出ちゃったね。かわいいすき。

能條さんのお芝居って、その表現力もさることながら感情を切り替える瞬発力が凄まじいんですよ。ハルトの部屋で目覚めた『ヴァンパイアのハルトに怯えているか弱い人間の女の子』とハルトが退席した瞬間に『部屋をぐるりと見回す凛とした雰囲気で自立した子』の切り替えが今回はとにかく最高。ハルトが母の面影見まくってるところからもリセの素性は察せるんだけど、あの瞬間の視線と表情だけでリセの抱える素性を客席へ確信させる表現力だけでチケット代の元は取れました。


【公演 / 会見レポート】京本大我主演ミュージカル「HARUTO」開幕、世界中の女性へ「首筋開けとけよ」 - ステージナタリー

ゲネ後の囲みインタビューで大我くんが「僕がキュンとすることやセクシーなことやると、ファンの方は笑うんです。」と、能條さんが「ヒロイン役は初めて。女の子らしさを求められることが今まであまりなかったので新鮮です。」ってそれぞれ言ってるんですよね。
でもはっきりいってこの2人、「キャラに合わないことやってんな~w」みたいに笑われたりバカにされるような低レベルで雑なお芝居なんて1つもしてないんですよ!!!!!!『2人とももっと自分の仕事に自信持ってほしい』って思わず能條さん宛の手紙に書いてしまったんですけど、能條さんもこういう主旨の話すること多くて( ◜◡◝ )あみなんかのために~って本人に言われて怒ったおたくだよ

彼/彼女のことを大好きなファンが本当にそんなこと言うの?っていうのは凄く疑問で。というのも、こうやって自分を下にして笑いをとったりするのって処世術の一つだし、そういうことを求められる場面って確かにあると思うから、逆リップサービスみたいなものかなって思うんですよね。でもせめて、自分が主役の場ではそんなこと言わせたくないなって私は思うよ。それもひっくるめて本人たちはお仕事なのかもしれないけど~!!!!
可愛いお人形みたいなヒロインじゃない、幼いけれど自分の心に正直でまっすぐなリセは能條さんにとても合っていて素敵だったし、大我くんのハルトは繊細で儚く優しい母の血と意志が強くて孤高の父の血を継いでいる今作の主役に相応しい存在でした。





【3/13 ソワレ東京楽】
今日めちゃくちゃ良かった〜〜〜〜〜〜〜〜てか三浦くんすっげーーーーー歌上手くなってたよね!?!?!?!?!?!?

前回がマチネ公演の2階、今回がソワレ(千秋楽)公演の1階、っていうのもあるのでほとんどまともに比較はできないけど、音が格段に良くなってた気がするなぁ( 'ω' )でもそれ以上にキャストが良くなっていったのもある。特にエリック役の三浦くんは良くなってる〜って感想見かけてたんだけど、想像以上に良くなっててほんとにびっくりした。

もうすっかりハルトはほんとかわいいねぇ……(しみじみ)ってなってるところに飛び込んでくるエリックの歌声(眠ってるリセに歌うところ)、慣れてきたね!ってレベルを超えて良くなってたんですけどこの3日ちょっとの間に三浦くんには一体なにが起きたんですか?????
ハルトとは少しタイプの異なる、でもカテゴリとしては『甘い響き』に変わってて、元々の声質とも相まってハルトともリセとも相性のいいハーモニーになってた。大我くんと能條さんに寄せていった、って感じとは違ったんだけど、うまく言葉にできないなぁ………
お芝居の力強さはそのままで、リセへの想いを歌い出すとその強さが解けるような甘い響きがあって、同じ『甘い』なんだけどハルトとは違う甘さというか、ショートケーキとチョコレートタルトの違いみたいな甘さの種類が違う感じ。とにかく3人の歌声のバランスがめちゃくちゃ良くなってた。


キャンドル〜のリプライズ(ラストにリセへ「あいしてる」を歌う曲)で、歌声が震えたりはしないんだけど目に涙をいっぱいためて歌うハルトの感情が溢れて歌になって、その後目覚めて「ハルトは!?」って声を震わせて泣いたリセに流れ込んで昇華されていったような感じがしてすごい好きだったなぁ。まさしくミュージカル。
HARUTOは曲数がめちゃくちゃ多い割に、歌詞の内容はほとんど内に秘めた想いのままになっていて、セリフの役割を担うような相手に想いを伝える歌がほとんどなかったんだけど、このシーンはハルトが対面で伝えられていない想いが、吹き込まれた命と一緒にリセへ流れ込んでいったような感じを大我くんと能條さんがお芝居によって生み出した、奇跡的なバランスのシーンだったなぁって。
でもあんな風に子どもみたいな顔をしてリセが泣くのは幼馴染のエリックの前だからこそで「私があなたの傘になる」って歌った、抱きしめてあげたくなるハルトの前ではきっと見せない表情なんだよなぁ。


今日のリセ、手枷を外す時にすんなりといかなくてクッ、って感じで口端を歪めて凛々しい表情を見せたんですよ。さすが「走るのだって矢を射るのだって、俺より早く習得して」いたリセ。実はめちゃくちゃ戦闘要員。
9日マチネはハルトに恋して狼族としての使命を忘れてしまう幼い女の子って感じの印象だったリセが、今日はハルトへの想いと狼族の戦闘員としての使命の間でずっと心が揺れ動いていて、ハルトとエリックの戦闘中もずっと女の子と戦闘員の顔をゆらゆら行ったり来たりしてた。
だからこそ余計に、最後のハルトソロ(暁〜)でハルトを見つめて笑うリセの笑顔が『ハルトの部屋にいた時のリセ』なのが響きすぎて、思わず泣いちゃったんだよ〜〜〜〜〜
状況や一緒にいる人に応じて色んな表情のお芝居を見せてくれるリセだけど、ハルトが恋したリセの笑顔は太陽というよりは月で、もっと言えば母のレイラが消えた海が反射する月光みたいだなって思った。百合のように眩しくて愛らしい、白い光なんだけど、太陽みたいな暖かい温度じゃなく凛として心地の良い温度のある笑顔。

知識として能條さんにバレエ経験がある、っていうのは知ってたんですけど、今回の公演でそれを見ることができたのもすごい嬉しかったことの一つでした。これまで見てきたダンスの不思議なクセのルーツが分かったというか、ああなるほどこの経験があるからなんだってピースがカチッとハマった気がしたので、My楽終えてもう観られないのが本当に残念。

能條さんがカテコで指先を伸ばした右手を左肩に添えてお辞儀するのがエレガント!って京本担さんの素敵なツイートを見たんだけど、リセに合ってて凄くいいなぁ〜って思うんですよね。お辞儀するところまでリセでいるの。くるっと客席に背を向けてはけていく時に見える素の能條さんとのギャップにドキッとします。特に今日はこのお辞儀がしっかり正面から見れたんだけど、指先の組み方というか開き方が大我くんとすごく似ていて、2人の腰の折り方とか仕草の速度がシンクロしてることにしんみりきちゃった…………ヴァンパイアの王になるハルトと狼族として生きていくリセが本編軸でこんな風に前を向いて並び立つの、ありえない未来なんだよなぁって…………


一応東京楽なのでメイン3人の一言くらいはあるかな〜と思ってたんですけど、その辺りあんまり段取り決まってなかったのか、ダブル・トリプルカテコではお辞儀のタイミングを三浦くんと顔合わせて探ったり、なぜかギャロップではけてく能條さん。どうしてこうも愛くるしい生き物なんだろう………ってなりました。すき。
三浦くんは段取り的にどうするのかはイマイチ分かってないけど、とりあえず礼しよ!って感じで元気にお辞儀してるし、大我くんはあわあわしながら「終わりです!これで退場!( 'ω' )💦」って指示したりで、ほわほわしたカンパニーだな〜って思ってたらようやく買って読んだパンフの3人座談会がまさしくこんな感じで大変面白かったです。
キャラクタービジュアルの写真は大我くん多めだけど、稽古場写真は満遍なく写ってる感じだったし、なにより今回の公演を通して元々好印象だった大我くんへ愛しさが爆発したので、満足度上がりました!笑



前回の感想でハルトのことを『オレ様タイプの王子様』系かと思ってたって書いたんだけど、当時の感想を検索した限り恋ヴァはまさしくそんな感じの子だったみたいで、やっぱり一種の成長物語である側面は否定しようがないんだよなぁと思うとまた少ししんみりした。真剣に考えると結構気分良くないアレになるので深く考えないけど、ここから個人的なHARUTO総括です。

冒頭のレイラソロ、私の可愛いハルト〜のラストでハルトが歌う「さよならだけを言えないでいるよ」からずっとハルトの心には母がいるんですよ。それは慕情でもあり、後悔でもあると歌うのが、まさしくあのキャンドルの歌。
寂しさを感じながらも、「それだけでいい」とそれ以上を望むことのなかったハルトの心に光を灯したリセへの恋によって、そんな自分を「すべて飲み込んでく 海にとらわれたまま」だったと自覚させる。
この辺りが私がHARUTOの脚本に感じる拙さ以上の『何か』の正体だったようで、一見少女漫画タッチで描かれているので誤認するけど、この作品ってストーリー自体は極めて王道少年漫画の成長譚だったんですよ。しかも主人公であるハルトの視点にだけフォーカスされてる構成。いつリセがハルトのことを運命って言ったんだ?とか明らかに抜け落ちてるところもあるんだけど、事故的に自らの手でリセを殺してしまったエリックの後悔というか、ハルトと同じかそれ以上に存在するはずの絶望が描かれてないのはこの構成が原因なのかなと。

この構成、過去にも見覚えがあって、共通点からまとめると「客層が圧倒的に主演ファンに偏ることが想定できる時、一つの脚本手法として『感情移入する先を1点に据える』」ことで観客全体の感情を盛り上げる、って感じの作りなんです。脚本の面白い・面白くないって個人の好みもあるけど、視点をどこに据えて物語を見るか?って部分も大きな比重を占めていて、それを固定してしまおうっていうやり方。
それでも各々の役者にはファンがいるので、この作り方をすると物語に対しての個人の好み以外の理由で取り残される観客が発生するけど、今回に限って言えばその割合はかなり低かったんじゃないかなぁと思います。
というのも、リセにもエリックにも感情移入できる部分は沢山あったけど、それは脚本のギミック以上に役者個人のお芝居の技量による部分が大きかったと思うんです。それと同時に、ハルトに感情移入したのだって、脚本のギミックを何倍にも何十倍にも増幅させられる歌とお芝居の技術あったからこそだったと思う。
この辺りの実力と見せ場のパワーバランスがHARUTOはとてもよくとれていて、メインだから脚本に贔屓されてる・されてない、みたいな感覚をかなり薄くしてくれていた、本当に役者に恵まれた作品だったなって思いました。





ほんと何回でも言うんですけど、始まるまで脚本演出信用してなかったし、1回見れば十分でしょうとタカをくくってて、まだまだ全然能條さんのポテンシャルを甘く見てるところがあるんだなぁって猛省。

でもその分、京本担筆頭に、乃木坂時代の能條さんを知ってる人も知らない人もHARUTO観て「かわいい」「美人」「歌がうまい」って絶賛してくれてるのが本当にめちゃくちゃ嬉しかった!出演が決まった時に脚本と演出!!!!!!!!!!って卒倒しかけた過去の自分に安心しなさいと伝えたい。たぶん信じません。

自分の備忘録も兼ねて現在発表されてる能條さんのお芝居関連予定書いておくので、もし興味あれば他のお芝居にも触れてみてもらえたらうれしいなぁ。



能條愛未さん今後のお芝居関連予定】

乃木坂46出演舞台「じょしらく」|アニメ・特撮|TBS CS[TBSチャンネル]
(※乃木坂46所属時の出演作品放送)
4/21 午後9:00~午後11:00 TBSチャンネル2

上にいきたくないデパート
8/21~/29 東京・三越劇場

FACTORY GIRLS ~私が描く物語~
9/25~10/9 東京・赤坂ACTシアター
10/25~/27 大阪・梅田芸術劇場メインホール



過去の出演作だと初主演ミュージカルの少女革命ウテナ〜白き薔薇のつぼみ〜」乃木坂46版ミュージカル美少女戦士セーラームーンあたりが沢山歌って踊ってお芝居してるのでオススメです!

少女革命ウテナ〜白き薔薇のつぼみ〜
(天上ウテナ役)
ミュージカル「少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~」公式サイト

乃木坂46版ミュージカル美少女戦士セーラームーン teamMOON
(木野まことセーラージュピター役)
ステージ:乃木坂46版:美少女戦士セーラームーン 25周年プロジェクト公式サイト



次にお芝居してる大我くんががっつり観られるのはやっぱりエリザベートかな?個人的にとても好きな作品なので一緒に載せておきます٩( 'ω' )و 

エリザベート
(皇太子ルドルフ役)
帝国劇場 ミュージカル『エリザベート』




いつか帝劇で共演する2人が観られたら幸せだな〜!

HiGH&LOW2に佐野岳くんが出て大喜びしたおたくの話【ふせったーより】

fusetter.com

これのはてブ移管。

「HiGH&LOW END OF SKY」
https://high-low.jp/movies/endofsky/





HiGH&LOW2に佐野岳くんが出て大喜びしたおたくの話。正直、たとえどんなにファンが彼の身体能力の高さやアクションへの順応性を知ってても、オープニングのチーム紹介以上の見せ場がないことも覚悟してた。ハイローありがとう。LDH最高。

話の本筋に直接的に絡む立ち位置ではなかったルードにおいて、単独でのアクションシーンがあんなに長い尺であるなんて思わなかった。ハイロー自体はザム公開から見てるけど、アクションって相手があってこそだから人によってはその相手を作ることが難しくて、出番を作るのが難しい側面もあるんだろうなと思ってて。だからこそ岳くんのあのアクションをつけてくれた監督とスタントの皆様にはもう感謝しかない。
たぶん本人がアクションではなく身体能力だけで動いたらもっと速い動きができたのではないかとおたく的には思うんですよ。SWORD協定のシーンで回転しながら座るやつとか多分そっちの部類だと思う。でもそれはお芝居としてのアクションじゃなくなるんですよね。端的に言うと力任せになっちゃう。だからあれは、アクションでありお芝居をしてるんだっていうのがちゃんと伝わってくるシーンで、早く円盤にして100回再生させてほしい。
冒頭のパルクールシーンは本人なのかなスタントさんなのかな。危険度高いし、パルクールを重点的に稽古してなければスタントさんだと思うんですけど、あの体勢で滞空していられることを知ってるだけに混乱します。
→8/30出演のPON!にて、ノースタントであることが判明しましたヽ(;▽;)ノ30mヽ(;▽;)ノすごい
高いところだいすきなので!は完全に本心なので本当にルードに入れてもらえてよかった。あと朝早くておねむ気味なのがかわいい。


しかもユウくんのキャラは岳くんが以前言っていたやりたい役の一つであるサイコパス的な要素があって!!!!!!!
本場ハリウッドでアクション披露!?佐野岳が演じてみたい役柄BEST3 - ランキングBOX
玲於くんZENくんの舞台挨拶によるとアドリブめちゃくちゃ入れまくってほとんどカットされまくったらしいんですけど、そのハングリーさが大好きだしサイコパス要素の部分もっともっと見たくて仕方ないのでまたよみランで流してほしいですお願いしますHIROさん!!!!!!!あとどこかの媒体が役作りについてインタビューとかしてくれたら超嬉しい!!!!!!!


私が岳くんを推してて好きだなぁ、すごいなぁ、って思う最たるところは、《自分の夢を口に出してくれて、それがいつか叶う!と信じさせてくれるところ》だと思ってます。
オールスター感謝祭のマラソンで1位になって「お芝居がしたい!」と口に出せば、それを見てくれた関係者の方が『仰げば尊し』のオーディションに呼んでくれて、出演の機会を掴んで。
スポーツ男子頂上決戦で3年ぶりに優勝して翌年連覇もして「アクション映画出たい!」と口に出せば、ハイローの出演が決まって。
多分、今一番の大きな夢は「マーベル映画出たい!」だと思うんだけど、これもきっといつか叶うんだろうなぁ!その姿を見られる日が来るんだろうなぁ!って心から思えることが本当に嬉しくて、幸せです。最高。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』特集“アベンジャーズ”好き俳優・佐野岳が語る魅力とは!? | ORICON NEWS


岳くんの身体能力は確かに元々とても高いし、テレビでは上に挙げたようなスポーツ系のバラエティでしかそれを見る機会がなかったんだけど、実は舞台では結構アクションや殺陣もやってて。
曇天に笑う』の初演で、刀持って殺陣やるの初めて!って言ってた時は本人の得意なアクション系の動きが多め。
その後に出た『龍が如く』はゲームのモーション要素も含めた、所謂速くなくて重い殺陣。
殺陣が多いことで有名な30-DELUXの『新版義経千本桜』は刀じゃなくて中華拳法的な変則的殺陣と身のこなしを生かしたアクション。
メトロポリス』はコンテンポラリーダンスの要素とアクション的な動きを合わせた新境地で、本人も公言してる通り歌とかダンスは得意じゃないというのはリズム感とかとは別問題だな…と思えるほど驚いた。

そういう経験の積み重ねの中で、当然本人もアクションの稽古を個人的にもしていて、持ち前の身体能力の高さだけではなく、努力によって習得した動きが出来るようになっていく様を見てると、夢に向かって邁進していく姿ってきらきらしててすごいなぁって何度も何度も思える。
マーベル映画っていう大きな夢を叶えるために、今の日本で俳優をやってる岳くんにとって最も近い道はハイローに出演することだと私は心から信じていて、とにかくルードが一番だけど、他のチームでも全然構わないからハイロー出してほしい!って言ってた一番の理由は、身体能力の高さよりそこでした。


窪田正孝「しゃべる権利がない」と佐野玲於らにマイクパス<HiGH&LOW THE MOVIE 2> - モデルプレス

そんなおたくの妄想みたいな夢が現実になって、完成披露の国際フォーラムの板の上にルードの一員として立ってる姿見た瞬間、まぁ引くほど泣きましたよね。両隣の友達の手を握りつぶす勢いで泣いた。窪田くんが「いけ!岳!」って振ってくれて、玲於くんがそれを「もう一人、佐野がいるので」ってしっかり繋いでくれて、ライビュ含めてとんでもない人数が見てる中で「玲於くんじゃない方の佐野です。佐野岳です。覚えて帰ってもらえたらなって思います!」って言った瞬間の記憶がないです。NAOTOさんとZENくんがアクションの話も振ってくれて、もうルードの面々とNAOTOさんに一生足を向けて寝れなくなりました。神に感謝します。

2018年現場まとめ

多ステに始まり多ステに終わる2018年。大体全部上弦がわるいので、まともな感覚取り戻すのが来年の目標です。

 

 

 

 

 

【1月】

/3   ひかりふる

/6   ONLY SILVER FISH初日

/7   ピカレスク◆セブン/昼

      髑髏城の七人season月~上弦の月~/夜

/16 上弦ソワレ

/19 ストリップ学園ソワレ

/20 Shakespeare's R&J

/21 上弦ソワレ

/28 上弦マチネ

      上弦ソワレ


他現場:上弦ライビュ・ゲキシネワカドクロ

 

宝塚・西田・社中・新感線・クリエという強烈ラインナップで開幕。

ライビュ前後の上弦にキレ散らかしながら他の現場も回してたの、普通にどこかがバグってたとしか思えない。

ストリップ学園は盆が回ってたしお隣になった方がまさかの太一さんファンというミラクルが起きました。

 

 

 

【2月】

/2   上弦ソワレ

/4   R&J千秋楽

      上弦ソワレ

/8   駆けはやぶさひと大和

/9   上弦

/11 上弦ソワレ

/16 上弦

/17 ポーの一族

/18 上弦マチネ

      上弦ソワレ

/20 上弦千秋楽

/25 駆けはや大千秋楽


他現場:プリズムキングカップお疲れ様上映会、てらりすとライブ

 

よく生き残ってたなぁ、という感想しかない笑

舞台はシャブ、を地で行く状態になってるのがよく分かるし、てらりすとライブは最前列でオレカタ曲が聞けるという一回限りの幻影みたいな時間でした。

 

 

 

【3月】

/3   ポーの一族

/8   ミュージカル少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~初日

/10 ウテナマチネ

/17 髑髏城の七人season極初日

/18 ウテナ千秋楽

/23 パタリロ★スターダスト計画★ソワレ

/24 A CLASS ACTマチネ

/29 白痴ソワレ


上弦じゃねぇんだよを摂取してたのでこの月も実質上弦とゲリラインスタライブに湧いてた。

ウテナは元々千秋楽入る予定じゃなかったので、ここを調整できたのは上弦でチケット頑張ってた余韻です笑

 

 

 

【4月】

/22 カンパニー/BADDY

 

他現場:サブミッション2018昼夜

 

唐突に始まる春季鬱。7年追いかけてたジャンルの最終イベントが月初にあったこともあって、メンタル的にしんどかった記憶。

ちゃぴのグッディ見たタイミングだけめちゃくちゃ元気でした笑

 

 

 

【5月】

/15 橘菊太郎劇団夜(鶴八鶴次郎)


続・春季鬱。寒い時期に元気にはしゃぎまわりすぎたツケが回ってきてるとも言う。

鶴八鶴次郎はずーっと見たくて仕方なかった外題だったので万感の想いでした。

 

 

 

【6月】

/3   うつろのまことA

/4   うつろのまことB

/8   乃木坂版美少女戦士セーラームーンソワレ

/9   ニンゲン御破算ソワレ

/19 乃木セラミュソワレ


他現場:パシ横握手会、BLEACHジャパンプレミア、太一さんFCイベWORLD PREMIER Both Sides29・30昼夜

 

うつろのまことが前月の鶴八鶴次郎に続いてのオレカタ案件だったので唐突に復活した笑

伊藤さん、よくよく確認したら1月のOSFでも見てた。今後もコンスタントに見れたら嬉しい役者さん枠。

アイドルの握手会に初めて行ったよ!

 

 

 

【7月】

/4  MANKAI STAGE A3! 〜SPRING&SUMMER2018~ソワレ

/20 フリー・コミティッドソワレ

/22 ラヴ戦争ソワレ

/23 メタルマクベスdisc1初日

/29 新・幕末純情伝

/31 野球ソワレ


他現場:幕張握手会、Road To Infinity7・8、BLEACH舞台挨拶

 

野球、内藤くん出演のラスト回とったのはほんと失敗だったな~って反省。

退路を断ったつもりだったんだけど、円盤にダイジェストしか収録されないので好きになっても二度は観れないというつらい思いをしました。

ブタキンのルヰくんからの興味だったんだけど、泥臭さの中にも凛として清廉な佇まいでいられるのは武器だなぁって。

 

 

 

【8月】

/5   八王子ゾンビーズ初日

/6   ゾンビソワレ

/19 ゾンビ千秋楽


他現場:欅坂46夏の全国アリーナツア―(横アリ)、ヒプマイ2ndライブ、マリーゴールドライビュ

 

色々あって初マリゴがライビュという地獄を味わいました。神目線こわい。

欅ライブは本当にすごくて、偶像と物語を紐づけたがるおたくにはめちゃくちゃ刺さってしまった。土生ちゃんが好きです。

 

 

 

【9月】

/2   夜明けのスプリット

/8   Pretty Guardian Sailor Moon The Super Liveソワレ

/9   エリザベート

      マリーゴールド千秋楽

/15 メタルマクベスdisc2初日

/23 乃木セラミュソワレ

/30 乃木セラミュ千秋楽


他現場:じゅいるか同窓会、旅猫リポート舞台挨拶

 

Pretty~は6月に乃木セラミュ見てたこともあって、ストーリーがしっかり入ってる分めちゃくちゃ泣いた。

ウテナといい、小さい頃好きだったものを振り返る機会がすごく多かったなぁってしみじみ。

 

 

 

【10月】

/20 メタマクd2ソワレ

/26 エリザ

/31 エリザ


他現場:エリザムラ楽ライビュ、ウテナオールナイト上映、繭期夜会、ビッグサイト握手会、ウテナBD発売イベント昼夜、幕張握手会、パシ横握手会

 

毎週能條さんに会ってた月!アイドルってすごいよね。握手会あれば毎週会えちゃう。

エリザは開幕までチケット1枚も持ってなかったけど、前月のムラ観劇で歴代一刺さるトートとシシィに出会ってしまったので頑張りました。ドクトルのシーン好きすぎてオペラ定点止まらなかった。髪をパッとはらって前に流してくるトート閣下万歳。

 

 

 

【11月】

/9  メタルマクベスdisc3初日

/14 エリザ

/25 音楽劇Love's Labour's Lost千秋楽


他現場:エーステライビュ、さらざんまいステージ、エリザライビュ、ピスメ友命舞台挨拶、ヒプマイ3rdライブ

 

映画館ばっかり行ってた。舞台通うクセついてると日に2本とか映画見てても単価が安くて驚く。あと毎週のようにチケ発してた記憶しかない。抽選運が極端にないので、この世のあらゆるチケットが先着先行で販売されればいいのになって思います笑

 

 

 

【12月】

/2   ピエロになりたい千秋楽

/8   遙かなる時空の中で3ソワレ

/20 RE-INCARNATION RE-COLLECT初日

/21 スリル・ミー

/22 リンカネソワレ

/24 リンカネマチネ

      リンカネソワレ

/26 リンカネソワレ

/27 リンカネ千秋楽

/31 メタマクd3千秋楽


他現場:ビッグサイト握手会

 

初日に持ってたチケットが倍に増えたリンカネ。赤澤くんのあのポジションはキャスト解禁時からなんとなく予想してたんだけど、想像の遥か上を行かれて避けきれなかった。西田は天才だな…………年始はアーカイブ見続けます。

結局今年もスペゼロにいたし、3.5〜4時間くらいの舞台をマチソワしてしまった。あんまりしんどく感じないのでステアラの残したものは大きい。

 

 

 


103本。内訳にライブとか握手会とかが入ってるのでそんなに観劇してないな〜という印象だったんだけど、作品数少ない代わりに刺さるものが多くて増やしまくってるだけだった笑

自分にとっての取捨選択精度が上がりすぎてるというか、面白いものしか見たくない!でもルーティーンのように同じスタッフ・キャスト追いかけてるだけもいやだ!は徹底したはずなのに減らないってどうすればいいんだろうね。シャブ打たれた時の禁断症状を乗り越える術が必要。


2018年、結局ずーっと上弦やってたし年明けにWOWOWあるし、実質終わりじゃねぇんだよすぎてすごい。

ミュージカル「少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~」の話をしよう

―――もうひとりの僕よ、世界を革命する力を我に
(「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」より)





ミュージカル「少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~」公式サイト

幼い頃に自分を助けてくれた王子様に憧れ、王子様になりたいと願うようになった少女・天上ウテナは、入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。
エンゲージした者に「永遠」に至る「世界を革命する力」を与えるという「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員(デュエリスト)たちは、ウテナがかつて王子様から貰った指輪と同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。
ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれ、その背後にある「世界の果て」へと迫っていく……。

ミュージカル「少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~」 - 動画|GYAO!ストア|アニメ



ミュージカル『少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~』ゲネプロレポート|まるで螺旋階段を駆け上がるような高揚感!|numan

シブゲキという、見やすいけど横幅の小さい劇場の客席に入ってまず目に入ったのは、アニメで幾度となく目にした四隅に薔薇を配置したあのフレームでした。

観劇が趣味になったきっかけは2.5次元作品で、ミュージカルも好きなんですけど、数年後に間違いなく出るであろうBlu-rayボックスを待てずにDVDボックスを買うくらい大好きなウテナという作品のミュージカル化、というだけで公演が決まった瞬間からとにかく不安ばかりでした。アニメ作品の舞台化が珍しくなくなってきた2018年に、しかもミュージカルで、実際にキャストが発表されても女性陣が多いので知らない人の方が圧倒的に多くて、オフィシャルの写真はイマイチで(後述しますがカメラマンは各キャストに100回謝った方がいい)、目玉的な扱いをされていた『絶対運命黙示録』を歌うことも「分かりやすくアニメと比較できてしまうから、ダメだった時のショックがハンパないのになんてことしてくれるんだ…」くらいに思っていたのが本音で。


それが初日に全部杞憂に終わったことがとにかく嬉しかったんです。


カーテンコールでキャスト全員が並んだ時、たった12人でやっていたのか、ということに改めて驚くほどに狭い板の上で入り乱れる登場人物たち。据え置きのセットと、歌と照明と小道具と役者がいて、各々の表現でなにが描かれているのかを観客がフルに想像しないといけないところがすごく演劇的で、すごくウテナだな、と思いました。
テレビシリーズ1~12話をほぼ時系列通りに、各キャラクターの会話を同時進行させながら展開していく構成だったんですけど、演出の各所に13~最終話を想起させるような作りがあったり、映画版の要素が含まれていたり、吉谷さんってそういうことするよね……という感想を抱きしめました。



というわけで、原初のアニメ記憶がセーラームーンから始まり、そこからレイアースとか所謂「戦う女の子」アニメで育った結果、幼心に半分トラウマ抱えつつ忘れることのできなかったアニメの監督が、図らずもセラムンシリーズで断トツに好きな映画「劇場版美少女戦士セーラームーンR」の監督と同一であることに気付いてから今も「少女革命ウテナ」という作品を大切な宝物にしている観劇おたくが2018年版ミュージカルを見た話をするよ。

がっつり原作ファンの感想が読みたい!という自分の欲求に従って生まれた主観満載感想なので、なんのこっちゃ分からんという方はひらりささんのすごく丁寧なのに簡潔で分かりやすい感想をどうぞ。
zerokkuma.hatenablog.com







【いつか見た夢の女の子】
【棺の中の男の子】
【桐生冬芽という男】
【革命前夜の二人】
【つぼみは咲かなくては、散れない】







【いつか見た夢の女の子】

ついったーとかで感想を検索してもらえば分かるんですけど、とにかく女性陣が歌が上手くて踊りが上手くてお芝居が上手い上に超かわいい!!!!!ということを改めて声を大にして言いたい。オフィシャルサイトの写真撮ったカメラマンが悪いのか、みんな写真映りがよろしくないのか、原因はどっちでもいいんですけど間違いなく前者だ。公式サイトのキャスト一覧の中に実際に板の上に立ってる子はいませんでした。こんなかわいい子公式サイトにいた!?という感情を影絵少女に至るまで全員に感じたので、オフィシャルは写真の力をもう少し重要視したほうがいいと思いますほんとに。

特に初日観劇前最大の不安要素であった『絶対運命黙示録』は、今回構成された1~12話期に使われていた女性合唱が強めの印象をそのまま表現していて、1フレーズ目から本当に涙が止まらなくて。アニメと舞台のシンクロ地点、という効果を正しく発揮していたんですよ。
舞台における群唱、同じセリフを同時に喋る手法と今回の絶対運命黙示録の合唱は近いようで違っていて。前者は各々の役としてセリフを発する場合もあるけど、後者は完全にそれを除外した、音としての演出だったと感じました。だからこそ、声量はもちろんのこと、音域にも幅がある女性キャスト陣の技量が光る瞬間でもあったなぁと思っていて、あの音圧を全身で受けられることは今回の劇場がシブゲキでよかった!と思える唯一の利点だったかもしれない笑

2.5次元舞台って、原作ファン以上にキャストのファンに興業を支えられているという側面が大きいジャンルでもあるので、女性向け作品のような男性キャストメインの興業が主流だし、女性キャストをアイドル界隈から連れてくる(=一定の集客数担保)ことも多いです。実際私もこれだけ女性キャストが出てくる2.5次元作品を観るのは初めてだったんですけど、歌とか踊りのレベルの高さを肌で感じられたし、セラミュみたいに女性キャストメインの作品として続いていってほしいなぁって感じました。



有栖川樹璃 as 立道梨緒奈さん

今作に、樹璃の想いの所在を示すペンダントは出てきません。だからもしかしたら、アニメ未視聴層には彼女が望む『奇跡』の正体が100%は伝わらなかったかもしれない。それでも、彼女が枝織に触れる仕草を注視していると様々な感情が込められていることに気付けて、セリフという言葉にさえならない表現でその想いが秘めやかに存在している事実にたまらなさを感じました。

アニメで誰よりも初期から設定画が変わらなかった樹璃は、そのキャラクター造形とは裏腹にベルばら的耽美物というパロディ的な作品の見方を提示することで間口を広げる役割を担っていました。めちゃくちゃ顔が小さくてめちゃくちゃ脚が長い立道さんは、その役割さえも再現してくれていたように思います。生徒会の制服は一切小細工ができない作りなのであの脚の長さは錯覚じゃないんですよ。

誰よりも華麗に、抜群のキレで踊る立道さんの樹璃は映画版のハイクオリティ作画の如き美しさで、飛んで回って殺陣もするのに一切ブレない歌声、という恐ろしさがもう樹璃様。全員同じ振付のはずのOPで、誰よりも手数が多いのでは?という謎の錯覚をしましたが、ダンサー/振付師もされている立道さんが正解のはずです。細やかなところもしっかり音にハマっている心地良さ。樹璃に憧れる生徒の気持ちを改めて体感で伝えられているような気持ちになりました。



桐生七実 as 鈴木亜里紗さん

細かく挟まれるシュールテイストなギャグ。果たして笑っていいのか?いけないのか?そんな客席の戸惑いを吹き飛ばすようにエンジン全開で板の上を走り回り朗々と歌う七実は、今作においてもやはりウテナという作品の世界観を『耽美で退廃的』に留めないために欠かせない存在でした。

私は2.5次元舞台をやるのにアニメに声を似せるのは必須ではないと思っているんですけど、あそこまで完成されてたらもう七実がいたと言うしかなかった。冬芽に甘え、悪い虫を嫌う声色さえも歌い上げているような響きで、東宝芸能所属なのも納得しかなかったです。この辺りから、私が存じ上げなかっただけで今作のキャスティングめちゃくちゃガチだな?ということを実感し始めました。

七実ソロの歌詞はアニメの七実回(アンシー・ウテナ部屋に遊びに行って、嫌がらせでペンケースにかたつむり入れたりクローゼットに生タコを入れたりする回)を見ていないと1ミリも面白さが伝わらない作りで、おそらく伝える気もなかったです。人を全力で置いてくその感じがすごく七実鈴木さんご本人も言ってましたが、この七実があの決闘服で二刀流を構える姿が見たくて仕方ないです。



篠原若葉 as 竹内夢さん

若葉のために踏み出した非日常、若葉が思い出させてくれた日常。ウテナにとって『日常』の象徴である若葉の明るい声が、非日常との境界で揺れる背中を押してくれる追体験を味わう日が来るなんて。太陽みたいに明るい子という形容そのままの笑顔は、時に苛烈に、時に穏やかに、各シーンの影を照らしてくれました。

ウテナとアンシーに平和な日常の時間が訪れる時、今作にはいつもそこに若葉がいます。二人の日常が崩れてしまった時も、やはりそこには若葉がいました。楽しい時も、悲しい時も、傍にいる。まさしく太陽のような彼女は明るくて元気で、だけどただ底抜けに明るいわけじゃなく、自分の中に渦巻く感情と折り合いをつけて笑っていて。憂いの感情を、表情ではなく佇まいや雰囲気で緩やかに伝えてくる竹内さんの若葉に、私はどうしても黒薔薇編の彼女を想ってしまったんだよなぁ。こんなにもパワーを持つこの声で、あの感情をぶつけられたらどうなってしまうんだろう。西園寺の言葉一つ一つに繊細に傷付き続ける彼女が、あの感情の渦中にいる瞬間はどんな表情をするんだろう。そういう、見ている側のほの暗い影さえ照らし出す太陽のような歌声が、ウテナの力になっていく様に何度見ても涙が止まりませんでした。



影絵少女A子 as 熊田愛里さん

絶対運命黙示録』に次いでアニメと舞台の世界観を繋ぐ役割を担った影絵少女。時に背景に、時に演出効果に、時に劇伴に。本役をあてがわれたキャラクター以外の役に留まらないその活躍は、アンサンブルさんが影絵少女を演じている、ではなく影絵少女がアンサンブルを務めている、という作品とリンクしたその構成に相応しい在り方でした。

モノトーン配色になった制服に身を包み、様々な表現で鳳学園を形作る彼女は、幹のエピソードにおいて梢を演じていました。愛らしい幼少期の梢が呼ぶ「おにいちゃん」という声の悲しい響きは、成長した彼女の「気付いてないんじゃない?」という言葉にはなく、良い意味で兄に執着のない梢が見られた気がしました。七実に対して語りかける梢の姿としてそれは正解で、その向こうに潜む感情を決して気取らせないところがすごく梢らしい。A子の時折周りが見えなくなるお芝居へののめり込み方といい、熊田さんは真っ直ぐで純粋な感情を表現するのが上手い人だなぁと感じました。



影絵少女B子 as NENEさん

狭い板の上で様々な小道具や演出を駆使して鳳学園を表現する影絵少女たちにとって、最小単位の手段はその身体。この手段を誰よりも使いこなして、数多の役割を切り替えていった姿が印象的だったのがB子でした。『絶対運命黙示録』のカウントに合わせて肩を使う単純な動作が、あまりにも音にしっかりハマりすぎていて、とんでもない人がいる座組だということに全力で慄きました。

「奇跡を信じて、想いは届くと」というセリフ以外を殆ど持たない枝織を、身体表現に長けたNENEさんが演じることで樹璃様との関係性が一言で表すことのできない複雑な感情の下にあることさえも表現されているようでした。樹璃を拒絶するように突き飛ばす時の冷淡さは真っ直ぐと伸ばされた細い腕の動き一つで描かれていて、それはあくまで樹璃の感情によるイメージの枝織に過ぎないのだと明言されており、その端的な切り替えは観ていて本当に心地よかったです。

CHERRSEEというKPOP系譜のダンスボーカルグループ所属だと知って一時納得したものの、お芝居経験も豊富なんだろうな~と思っていたらこれが初舞台だという事実に震えたのも良い思い出。




【棺の中の男の子】

女性陣が多い今回の座組において、ミュージカルと冠しただけある曲数を歌う今作の楽曲キーは女性メインで、狭い板の上に多人数が入り乱れる演出にも拘わらず長身キャストが多く、そもそも男女の人数差があるということにも起因して、男性陣は諸々大変そうだったなぁというのがまず最初に抱いた印象です。では男性陣について不満だったかというとそういうことでもなくて。男の子がどこか頼りなくて、女の子がたくましく美しいのはまさしくウテナの世界観だなぁと感じました。少女革命ウテナはお話の主軸が女の子たちなので。おたくという生き物は本当にちょろい。殺陣が得意なキャストもいた中、それを活かしきれなかった一因は間違いなく箱の大きさなのでシブゲキは恨まれても仕方ない。

シュールテイストのギャグパートがほとんど日替わりだったこと、その大部分を男性陣が担っていたり、本人が関連していなくても裏で相談を受けていたというエピソードが挙がることなど、2.5次元舞台の中でも大きなタイトル経験のあるキャストが揃っていたことは、座組にとって大きな力になっていました。女性キャスト項で触れたような、男性キャストが大多数を占める2.5次元舞台で主流のパワーバランス内で女性キャストが担ってきた『彩り』の役割を、経験も力量もある役者が作品のパワーバランスに従って担ってくれたことは、この舞台の成功のために絶対的に必要なことでした。

また、作品そのものが持つテーマや表現技法によって一種カルト的な支持を受けるウテナという作品の舞台に、あれだけ日頃から舞台を観る層を呼べたのは間違いなく男性キャストのおかげだったと思います。
2.5次元舞台が作品そのものの評価を離れて、単体で評価を受けるためにはキャストファンの支持が必要不可欠です。私は今作が舞台作品単体としてもすごくいいものだと感じたから、原作ファンだけの閉じた世界のもので終わってほしくなくて。そういう不安が予想よりもずっとずっと杞憂になったのは、男性陣がお芝居を評価されている人たちで、共演者や作品に対しても同じようにお芝居としての目線を向けてくれるファンを持っているからこそだと本気で感じています。それもまた、誰もが持っているわけではない力量の一つで、そういった点から見ても男性陣のキャスティングは非常に巧みでした。



西園寺莢一 as 横井翔二郎くん

ウテナ・アンシー・若葉と、生徒会で誰より多重に関係性を抱える西園寺が今作において最も比重を置いていたのは、間違いなく冬芽です。物語の序盤である今作でそこに焦点を当てたことにより、横井くんの西園寺は終始道化と呼ばれながらもアンシーへの執着を叫び、遠い日の敗北を噛み締め、冬芽へのコンプレックスを露わにする。西園寺が各々の関係性において決して除外することのできない存在であることを描いていました。

冬芽との再戦に向かうラストシーン中、ウテナにその術を渡す樹璃、勝利の暁にはその姿勢を追うと誓う幹、そして登場時からの自身の望みを手放さないことを宣言する西園寺の構図は、映画のラストシーンにおける三者そのものです。アニメにおける同時点ではアンシーに置かれていた比重を変え、全ての行動起因が冬芽に続く構図になったことで、彼のアンシーに対する執着がただの支配欲でも冬芽への対抗心でもないことを示し、あらゆる世界で不変であった西園寺の在りようはやはり不変であることを彼は証明していました。

そして私には天然でボケを炸裂させるタイプの役でしか観たことのなかった横井くんが、あんなにも全力でギャグかまし続けるところは想像できなかった。ほぼ全公演別パターンで構成してくるところに本人のストイックさと真面目さを感じると共に、今作一つで男性の観客から大変な人気を獲得していたのもさすが西園寺と言わざるを得なかったです。



薫幹 as 大崎捺希くん

本人の意思に関わらず、その愛らしいビジュアルによって巧みに煙に巻かれていた幹のエゴイスティックな感情が白日の下に晒された、今作だけが持つある種のカタルシスウテナのテーマの一つである『王子様』への批判に最も肉薄していたのは、やはり生徒会最年少の彼でした。

「どうして誰も輝くものになってくれないんだ」という言葉には、幼い彼の中に存在するエゴの全てがつまっています。たった一言で表現しきれてしまう、けれど彼自身にとっては悲痛な叫び。大崎くんの幹から零れる叫びはあまりに悲壮で、2.5次元舞台となった今作において、一番生を受けたキャラクターであったのは幹だと感じました。けれど同時に、ウテナに諭されたことでその考えをすぐに改められるのもまた、幼い彼の良さだということを再確認させてくれる、後腐れのない賑やかな日常への切り替え方は絶妙でした。

今作は『絶対運命黙示録』以外の全楽曲がオリジナルのため、当然幹が弾く思い出の曲もオリジナルなのですが、大崎くんは稽古場でアニメの『光さす庭』を練習していたそうです。日替わりシーン以外には遊びのような変化を挟まない、真面目さにどことなく幼さを感じる彼は、幹と共に梢に翻弄される姿がもっと見たくなるような、こちらの悪戯心をくすぐる存在でした。



冬芽・幼少期 as 池田謙信くん

幼少期の冬芽は、現在の冬芽とは異なる存在であり、ウテナの記憶に残る王子様とも似ているようで異なっていなくてはいけない。ウテナから、西園寺から、そして観客から様々な役割を求められてもなお、彼はその気高さを失わなかった。

育ちが良くて、聡明で、勇敢で、けれど自分の無力さを自覚していて、少し見栄っ張りで。池田くんの冬芽は、西園寺のコンプレックスを刺激するのに十分すぎるほど冬芽のパーソナルを網羅した存在でした。一方で、今作の『理想の王子様』を同時に表現してみせる器用さがあり、非常に目を引かれるキャストでもありました。

現在の冬芽よりも幼少期の冬芽の方が正統派の王子様に見えることは至極当たり前のことで、それは求められる役割でもあるけれど、それでも「たった一人で深い哀しみに暮れる小さな君」とソロで語りかける池田くんの声はどこまでも穏やかで優しくて甘くて、ああ王子様だなぁ、と心から思えた存在でした。ディオスが視覚的に必要な場面は今作になかったけれど、もしそれを演じるとしたら間違いなく彼だと思います。



西園寺・幼少期役 as 山内涼平くん

幼い西園寺の心に生まれた小さな劣等感は、その時点ではまさしく『つぼみ』のまま。どことなく弟を思わせる冬芽との対比の中でも、自身の思い描く王子様像の模索を思わせるあどけなさが、山内くんの西園寺にはありました。

幼少期の時間軸を演じるときだけ、山内くんと池田くんはそれぞれキャラクターカラーのメッシュをいれています。その視覚的効果により切り替えられた役割を表現する彼の西園寺はどこまでも幼く、邪気がありませんでした。貼り出された若葉のラブレターを笑っていた生徒の面影を忘れ去るほどに、所在なさげにさえ思える佇まいで板の上に存在する彼。ある時は七実に足蹴にされ、またある時は影絵少女たちのUFOになり。吉谷さん演出作品でアンサンブルがいかにありとあらゆることが出来ることを求められているのか、改めて実感することとなりました。




【桐生冬芽という男】

別枠で 切り出すくらい 冬芽が好き(全力字余り)


桐生冬芽 as 戸谷公人くん

ウテナにとって奇跡かもしれなくて、輝くものかもしれなくて、それでも『日常』へと戻るために越えなければいけない王子様。観客にとってはハリボテの、虚構の、ウテナの遠い日の記憶とはかけ離れた王子様。良くも悪くも冬芽はウテナという作品のキーワードである『王子様』として存在する天命を持つ男です。今作でそれを改めて歯がゆく、愛おしく感じることになりました。

プレイボーイな振る舞いが骨の髄まで染みついているアニメ冬芽より、ウテナの夢の形を限りなくそのまま持っている映画冬芽に近くて、けれど芝居の精度が真骨頂に至るのはそのどちらの顔でもなく、自身の欲に突き動かされる瞬間であった戸谷くんの冬芽。元々桐生冬芽という男が作中で持つジレンマもひっくるめて大好きで愛おしくて仕方がない私にとって、彼の冬芽はそのジレンマからの逸脱ギリギリのところに存在してくれる、永遠に訪れるはずのない『桐生冬芽の解放』に誰よりも近付いた冬芽でした。

作中年齢高校生の冬芽がスマートなエスコートで女の子を優しく夢のような世界に連れて行ってくれる王子様であるのは、特段無理をしているからということはなく、彼が『作品のキャラクターとしてそういう存在であり』『悪の力を使ってでも、手に入れたいものがある(2018年10月7日のオールナイト上映時トークショーの幾原監督の冬芽評)からです。王子様でありながら、悪に手を染めてもいるという、相反する側面を持つ冬芽。アニメ冬芽・映画冬芽と区別することになる大きな要因は、この二つ目の姿勢に関する表現が大分異なるためですが、戸谷くんの冬芽はこの姿勢を表現する瞬間、とてつもなく生を露わにしてきます。それまでの気だるげで、かといってプレイボーイが板についているわけでもない、どことなくふわふわとした存在であった冬芽の目に明確な意志が宿り、声が雄弁に感情を紡ぎ、ウテナを阻む壁として高くそびえ立つ。キャラクターとして、自身の欲の実現のための手段として、絶対に王子様であり続けなければいけない桐生冬芽が僅かにその『王子様』から逸脱するその瞬間。ああ、冬芽が生きてる。戸谷くんならもしかしたら、『王子様』で『フェミニスト』であるが故に、どんなに傷付いてもウテナの前では決して自身の弱い部分をさらけ出すことのできない桐生冬芽を、そのジレンマから解放できるかもしれない。そう思っちゃったんですよね。このキャラクターに思い入れまくってるおたくだから。

プレイボーイ時の冬芽が良くなかった、という話ではなくて、たぶん戸谷くんの中でのプレイボーイ像とか王子様像はもっと女の子を心から尊重できるような優しい人だったんだと思います。後からドリフェス!でも王子様キャラやってたと聞いたので、もしかしたらそのイメージが彼の中には強くあったのかも。冬芽は複数の女の子と付き合ったりできるクズだけど許されちゃってたりもした男なので、そういう部分の乖離はウテナが20年前のアニメだということも起因しているのかもしれない。ウテナという作品のテーマを想うと、それはとても良い意味で生まれた乖離だなぁと思います。

冬芽の手に入れたいものの話は、今作で描かれることはありません。だから観客にとって、今作の冬芽がラスボス的立ち位置であり、虚構で虚像の王子様として終わることは正しいことです。でも、そんな冬芽にとっての奇跡、輝くもの、手に入れたいものとはなんなのか。そこにこそ桐生冬芽という男のややこしくて面倒でたまらなく愛おしい性質があると私は思っていて、それこそがなんだかんだでこいつ西園寺と類友なんだよなぁと感じられる部分でもあるんです。そういう冬芽を、「冬のころ芽生えた愛」(アニメ35話)を、どうにかしてあれだけ『桐生冬芽の解放』に近かった戸谷くんにやってほしい。吉谷さんの技量をもってすれば、脚本には無理でも演出でどうにかそれを表現できると思う。大好きで愛おしくて仕方ない桐生冬芽という男への執着が、私に彼を諦めさせてはくれないんだよなぁ。




【革命前夜の二人】

姫宮アンシー as 山内優花さん

彼女は変わらない。この時点では、まだ。それでもあの棺の蓋が、本来開くはずのないあの瞬間、僅かに動いた。確証はなく、けれど錯覚でもなく、今作の二人が築いた絆の片鱗をそこに見た。

こんなにも繊細なお芝居のバランス感覚が鋭い人が、この番手で名前をクレジットされた舞台経験がないというのだから役者は怖い。声や口調をアニメに寄せながら、けれど決してそれで終わるわけではなく、役者としての山内さんがそこに乗って感情を届けてくる。特にチュチュの存在がない分を補うように、ウテナ・若葉との日常を描き、歌い踊る時の彼女は少し変わっているけど『普通の女の子』で、後に生まれるウテナとの断絶がより説得力を増していました。2.5次元舞台というジャンルの中でも個を殺しきらず技量を発揮するその姿勢が、観劇おたくとして好きだなぁと思いました。

アニメ12話という終わりは、アンシーの立ち位置としては実に微妙なところで。今作の終わり方が大団円に見えるのは少し違うんだよなぁ、という面倒なおたくの心さえも、彼女の瞳は見透かしているようでした。客席から見える範疇での彼女の本質は、最初と変わってはいなくて。ただ、冬芽戦で負けたウテナがアンシーに語りかける演出は彼女の棺を表していたと感じたし、今作ではその時は訪れていないけれど、あの蓋がほんの少しだけ動いたことを、山内さんは表情や声の些細なニュアンスで教えてくれた。

『漆黒の闇をあなたの手のぬくもり感じ前に進む
光の庭に辿り着く日がきっと来る
その時にあなたが手を離して去って行っても構わない
ぬくもり忘れない きっと永久に』

彼女たちはきっと、10年後も一緒に笑ってお茶を飲む。



天上ウテナ as 能條愛未さん

そこらの男の子よりカッコよくて、真っ直ぐで、でもその幼さゆえにどことなく無神経で、王子様という憧れの前では信念さえ揺らいでしまって。人間として良い部分も悪い部分も含めてウテナというキャラクターが好きで、何度見ても同じように好きだなぁと思う。だから、アニメと映画があればいつでも会える。そう思っていたからこそ、あの日歌いだした瞬間から、彼女は『天上ウテナ』だった。

少女革命ウテナ』という作品から始まり、幾原監督の関わる作品は片っ端からチェックするようになった。『輪るピングドラム』が発表された時は、あまりにも久しぶりの仕事すぎて「これを見始めたら終わっちゃうんだ…!」という気持ちが強すぎて3話放送辺りまで見始めることすら渋ったほどに好きになった監督。『ユリ熊嵐』の発表出た時は「コンスタントに仕事するんですね!?」と驚いた。そうやって、幾原監督の好む声質やお芝居のスタンスをなんとなく把握していたからこそ、瞬間的に感じた。能條さんを選んだのは幾原監督なのではないかと。直接オファー、ということ以上のことは分からないため真偽は定かではないけれど、そう思わせるだけのウテナらしさが、彼女にはあった。

能條さんが様々なインタビューで『20年前のアニメ』と言うたびに、それは事実でありながらも僅かに私の心に居心地の悪さを感じさせていました。たぶん、昔のものだと言われているような錯覚が怖かったんだと思う。けれどこの20年という数字が一番怖かったのは、きっと能條さんだ。外部舞台で初めての単独主演作品という大きなプレッシャーの象徴として、彼女はこの数字を口にしていたのではないかと、今にして思えばそう感じます。だって初日の私が抱えていた様々な不安を、真っ先に吹き飛ばしてくれたのは彼女だったから。

男性陣も含めた複数のキャストが使う構成だったディオスの剣は、彼女には不釣り合いな大きさで、板の上が狭いことや殺陣の経験が浅いこともあって非常に扱いづらそうな印象を受けた。彼女の殺陣は公演を重ねるごとに速度を上げ、その成長に目を瞠りながら、それでもその扱いが手馴れたものになることはなかった。千穐楽公演になっても。それもまた、ウテナだと思った。
山内さんのアンシーが僅かに物語終盤の気配を漂わせていたのとは対照的に、彼女のウテナはこの先黒薔薇編を経て、暁生と出会って、そして最終回へと至るウテナだ。だから今はまだ、不釣り合いな剣を手に、たぶん友情のために戦う彼女でいい。諦めや妥協ではなく、途上にあるウテナと結末を見通すアンシーが揃って、舞台作品としての今作は形づくられているのだ。

能條さん自身はおそらく、役を憑依させるタイプの役者ではなく、役と向き合って自分の中に構築していくタイプの役者で。川上とも子さん演じるアニメのウテナに寄せつつも、彼女のお芝居は彼女自身のものだったから、「世界を革命する力を」と高らかに叫ぶ彼女は決して川上さんのウテナではなかった。だから、声や仕草をもって彼女がウテナだった、と説明するのは正確ではない。こんなにもウテナという作品に、ウテナというキャラクターに思い入れている私が、彼女の魂の形がウテナだと思った。理由はそれだけだ。




【つぼみは咲かなくては、散れない】

少女革命ウテナという作品は、選り好みしまくるタイプの私にとって嫌いなキャラクターがいないという、奇跡のような作品です。だからこそ、ミュージカル化された今作においても、嫌いだなぁ、まではいかなくても、良くなかったなぁ、と感じるキャストがいなかったことは本当に幸せでした。ということが言いたくて全キャストに言及してたらこんな長さになってしまった。
けれど、言葉では到底表現できないものが舞台というジャンルには存在しており、おたくは感極まりすぎるとしばしば語彙力を喪失し、ポエムを語り始めます。1万字超書いても、書ききれないことがまだまだたくさんあるのです。
というわけで配信のご紹介。私はこの作品が続いていき、いつの日か黒薔薇編で御影草時に出会う未来を切望しているんだ。
現状、各種配信サイトで見られるのは千穐楽公演のライビュ映像のため、カメラワークや音質が少々……少々アレです。お安く見られるのはよいことだなぁと思います。


dアニメストア
少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~ | アニメ動画見放題 | dアニメストア

VideoMarket
アニメ『少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~』の動画|ネット動画配信サービスのビデオマーケット

GYAO!ストア
ミュージカル「少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~」 - 動画|GYAO!ストア|アニメ

DMM.COM
少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~ - 舞台・ミュージカル動画 - DMM.com




円盤は特典として各楽曲の全景映像も入ってるのでその点に関してもおすすめです。25曲分入ってるので、ほぼほぼストーリーを追えるんじゃないかくらいの密度で歌ってることが分かります。狭い板の上に人がいっぱいで、それぞれがそれぞれのお話を紡いでることが確認できて、映像特典としてはかなり質がいいなぁという印象です。
特にオープニングの『漆黒の闇、薔薇の園』はほぼ最後列から観ていた初日の私の目に映ったものに限りなく近くて。溢れる照明と、入り乱れるキャストと、響き渡る歌声と。ウテナ好きだなぁって気持ちで胸がいっぱいになったあの瞬間のことを鮮明に思い出せるので、この特典のためだけに円盤買っても惜しくないな、という気持ちです。



Amazon


楽天ブックス




(190515追記)

黒薔薇編やるってよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミュージカル「少女革命ウテナ ~深く綻ぶ黒薔薇の~」公式サイト

別現場の幕間で公式ツイート見たので誰よりもテンパってた自信があるよ!!!!!!!!!
男性陣総入れ替えなのすっごく寂しいんですけど、黒薔薇編は西園寺も幹もだいぶ立ち位置の変わるエピソードになるし、冬芽は心神喪失状態で車椅子姿が遠目に描かれてるだけなので、新キャストさんが見せてくれる新しいウテナを楽しみにしたいです。
一言だけいい?アンケートの好きなキャラクター欄に力強く御影草時って書いてよかったーーーーーーーーー!!!!!!!!

『乃木坂46版 ミュージカル美少女戦士セーラームーン』感想まとめ

ウテナだいすき観劇おたくが『ミュージカル少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~』で乃木坂46能條愛未さんに心射抜かれ、あれよあれよというまに好きをつもらせていく過程ことセラミュまとめです。バンダイ版もネルケ版も未履修だけどアニメと漫画見てた感じです。乃木坂さんはハンパ履修だよ!ウテナまとめは愛がこじれすぎて無理そう。





【6/8 ソワレ】

一幕終わった時点での感想としては『超超忙しい人のためのセーラームーンなんですけど、これはアニメ無印を見たことがない人には伝わってるんですかね!?ド直球セラムン世代としては変身シーンが初代アニメのエフェクトで凄いテンション上がってしまい、レイちゃん辺りになってくるともうエモさで泣きそうになってきました。銀劇の一階席後方まできらめきの光沢が届く、という点においてあの衣装のきらきら女児おもちゃ感はやっぱり最高です!

公演期間が結構長いし、特に乃木坂の子たちは歌もお芝居もこれからどんどん伸びていくんだろうなぁっていう気配をひしひしと感じる、良くも悪くも初日!って感じの公演だったかなぁという印象。音響さんと特効さんもがんばりましょうね笑

ちょうど観劇リハビリ真っ最中だったのでオペラを忘れていっちゃったんだけど、山内さんのなるちゃんほんと可愛かったな~!踊ってる山内さんすごい好きだったので、役のわりにしっかり踊るところも見られて嬉しかった。アンシーもそうだったんですけど、アニメに寄せつつちゃんと役者としての山内さんを感じられるバランス感がすごく好きだなって思います。

能條さんのまこちゃん、アニメでのまこちゃん+レイちゃん要素があるように見えたのはレイちゃんが漫画初期寄りだったために5人トータルで見た時のバランス合わせるためかな?ウテナの時にもあった『王子様』ってセリフはまこちゃんが発すると全然意味合いが違うので、そこの濃淡の付け方が顕著に見られるようになるのはもう少し先かなって思いました。

これは脚本の問題なんだけど、まこちゃんは元々背が高くて力がある子で変身するとさらに怪力になるというのはセラムン未視聴の層にも伝わってたのかな……落下してきたシャンデリア支えてる姿カッコよかったので、あそこに力強さが出るともっと良いなぁ。

レイちゃんまでは『お仕置きよ!』で歌詞が揃ってたんだけど、まこちゃんだけ『ヤキ入れてやるよ!』だったのが個人的に一番サイコーだと思ったポイントです。これ『月にかわって~』シリーズの決め台詞の中でも、まこちゃんがほとんど発したことないやつですよね????ヤキ入れてくれる能條さんは超イケメン。

亜美ちゃんは衣装トラブル多くて大変そうでしたね。初変身の時に右襟ちょこっと外れちゃってたり、ペン出す時にスカートに引っかかっちゃってたり。他の子にもありえそうなことだけに、回避方法見つかるといいなぁ。マイク使ってるとはいえ、赤ちゃんみたいな顔だちからは想像つかないほど声量があって歌パートになると強い亜美ちゃんだったのが意外でした!うさぎちゃんとのエピソードをちゃんと書いてもらえてたのはやっぱり一番はじめの戦士の特権ですね。

レイちゃん、脚が細くて長くてびっくりした…!ハイヒールはちょっと低めだったんだけど、衣装の切り替え位置で上手く調整してるみたいで、脚の印象ばっちりでした。アニメのうさぎちゃんのお姉ちゃん要素がまこちゃんにいってて、漫画初期のお嬢様寄りにキャラ設定されてたのが見慣れなくてびっくり。でも美しいんですよ。

美奈子ちゃんはセーラーVの格好もしてほしかった~!!って惜しい気持ちが先立つくらい、顔のサイズから手足の長さまでバランスが良くてあの衣装似合ってたなぁ。ヴィーナスラブミーチェーンが物理チェーンだったの、本編で東京タワーの一部に見立ててた骨組み階段セットに乗ってセーラームンとタキシード仮面が登場するライブラストの演出と同じくらい、ああこの舞台ウォーリーさん演出だったなって思い出す瞬間トップでした笑

WSで流れたゲネ?かなにかの映像が結構アレだったらしい、と聞いてたうさぎちゃんだけど、想像していた以上にうさぎちゃんとして完成していていい意味で前評判を裏切ったんじゃないかなぁと思いました。手足の細さがセラムンでの14才という年齢設定に違和感を抱かせない。ほんとに無印の泣き虫でだめだめで4人とまもちゃんに支えられて立ち上がるヒーロー像の説得力があった。あと単純にここから凄い伸びそうな気配。完全に経験則による勘です笑

舞踏会シーンのドレス、90年代アニメをしっかり遵守してめちゃくちゃにダサかったのがいっそエモかったですね。着てる子たちの現代的可愛さをもってしてもどうにもならない時間の流れ………それに比べて私服はみんな似合ってたし違和感がなかったので、流行は巡るんだよなぁって改めて感じたりしました。

クインベリル役のなみちゃん、四天王との殺陣がスタートして即小道具が折れたのすごいどきどきしたんですけど、さすがの判断力で二刀流→セット裏に下半分投げてたの安心しました。遠隔攻撃できる武器だったのも不幸中の幸いでしたね。とはいえ、あれが折れなければお市以来のなみちゃんの殺陣が見れたのに…と思うと惜しい気持ちも大きかったなぁ。

ライブで歌ってたのってムーンライト伝説と劇中歌以外は歴代セラミュの曲ですかね?今回の和田さん、てらりすとの『チタニウムコネクト』みたいなぴこぴこ曲多めでめちゃくちゃテンション上がりました。ちなみにライブラスト演出を見た私エリザベート……………いや、ベルばら……!!!!!!!」つまりそういうことです笑

いやしかし脚本もうちょっとどうにかならなかったのかなって!!!事前にフラグ立てとくとか、他の子のセリフで補足してあげるとか、そういうのもないままセラムンの専門用語が出てきたりしてて、完全初見はいないものとしてるのかなぁ……って印象でしたね。今回のメイン客層には優しくないんじゃないかなぁと。一方で、各々のシーンの演出にはグッとくるポイントが多かったのに完全初見じゃない人間から見ても、その話いつしたっけ??みたいな脚本の粗が見えるのは良くない。演者が真剣にやってるからこそ、本人たちの責任じゃないところでうーん…ってなっちゃって、今回のメイン客層にもセラムンファンにも刺さりきらない節があるのでは?と思ったり。9月公演は演出変わるらしいけどこの辺り改善されるといいなぁ。

セラムン無印、キャラはしっかり覚えててもストーリーの仔細を意外に忘れてたので今回の脚本が要因なのか判断がつかないんですけど、こんなにも分かりやすく『女の子はお姫様か魔女になるしかない』話だったっけ…………ってちょっと衝撃でした。なみちゃんのベリルが良かったからかなぁ。これからどんどんお芝居が伸びていくであろう乃木坂の子たちが最終的に力押ししてくれるのをつい期待してしまうんだけど、この手ごたえだと期待していいと思えました。

(翌日、はじめての握手会で能條さんのかわいさに打ちのめされました)





【6/19 ソワレ】

予定してなかった2回目~チケットは増えるもの~

能條さんのお芝居のセンスというか、嗅覚は本当に推せるところしかない。初日に気になっていた『王子様』ってセリフ、しっかりまこちゃんの色がついてて軽率に天才!!!!!!!ってなりました。お隣が元乃木坂ファンのお友達だったので前方列でも躊躇せずオペラで注視できた笑

ウテナとまこちゃんの『王子様』のニュアンスの違いって、前者は憧れへの純粋な執着かつ無自覚な透明の呪いである一方、後者はちょっと背伸びしたブランド物へのミーハー心みたいなものであるところで、キラキラの種類が違うんですよね。今日のまこちゃんの『王子様』はまさしく中学生の女の子特有のキラキラだったのが見られて嬉しくなりました。

セラムンウテナって双方中学生世代の女の子の話なんだけど、漫画連載もなかよし/ちゃおっていう毛色の違いがあったようにそもそも楽しむ視点が違っていて、後者が好きな人間ではあるけれど、それでも今の私がセラムンを楽しめていないというのはセラムンに夢中になっていた小さい頃の私が可哀想で。初日にすごいもにょもにょしてた気持ちを今日の能條さんは救ってくれたんですよ。構成が極端に『お姫さまになれなかった女の子は魔女になるしかない』という世界観に寄っていると感じたからこそ、セラムンが本来持っているのはそういう呪いの話ではないというところを見せてほしいという気持ちがあって、そういう世界観を打ち砕く話であるウテナを演じた能條さんがその要になってたことに観劇おたくはかすかに震えてしまったけれど、文句無しに願いを叶えてもらえたことが本当に嬉しかった。

私はお芝居をしている能條さんと握手会での能條さんしか見たことがないので、いわゆるバラエティ班のお仕事をしているのを見たことがないんだけど、多分映像というか視覚情報の処理能力に長けている形で才能を開花させてる人なんじゃないかなぁと思ったりしました。ソースはあずみ新年会のりっちゃん。

バス停で亜美ちゃんに飴ちゃんをあげているうさぎちゃんが可愛すぎたんですけど、初日はやってなかったですよね?もしくは最後列まで届くほどしっかりセリフが言えてなかったのかも。こういうアドリブ入ると日常でも仲がいい友達という関係性がよく見えていいですね。やっぱり構成には原作とかアニメを知ってないと厳しい部分がありますよね、という話を改めてしてたんですけど、同時に美月ちゃんのあの発展途上感をうさぎちゃんに重ねて見ることは全然許容されるものだねって話をしました。亜美ちゃんレイちゃんが早々に初日とは別物の出来になっていたからこそ、その道を今一生懸命走って追っている姿は愛しいなぁって。

まもちゃんがたこやきマントマン歌ってきたのすごいツボにハマってしまってゲラは大変でした。袖からめっちゃいい声で聞こえてくる「たこたこた~こ♪」みかこさんのまもちゃん、超ガチ恋枠すぎるんですけど、それでも美月ちゃんのうさぎちゃん相手なら星野にもチャンスがあるのでは……………とついつい思ってしまったわけで。美月ちゃんのうさぎちゃんで星うさ見たいな~





【9/23 赤坂初日】

>>>渋み<<<
「甘いドリンクです」を真正面からぶっ飛ばすまこちゃんの一言。思わず笑っちゃったんですけど、あれは毎回変わるのでしょうか……笑

9月公演初日のジュピターは、6月公演よりずーっと普通の女の子のままで存在してた。自らに剣を刺したセーラームーンを直視できずに一人背を向けてしまうところが個人的には一番衝撃的で、彼女はそれを咄嗟に受け止めきれない中学生の女の子なんだよなぁって改めて再確認した心地でした。目を逸らせないリーダーのヴィーナスとの対比が多く生まれているな、とも感じた。アイドル然としてるけど一番戦士歴の長いヴィーナスと、大きな体格に反比例して流されがちな乙女の顔がすぐ出てくるジュピターの対比。変身ペンを投げ出すくだりでもまこちゃんの表情には少しの迷いがあって、皆の決断に鼓舞されるように自らも決意をするんだけど、それは戦士としてというよりうさぎちゃんの友達としての決意だなぁって。それまでの、いい意味で能天気に戦士として立っていた印象はアクションのキレの良さや、キメがしっかりしてる割に細かい部分が甘かったりするダンスによく出てて。この辺りは指先までしなかやな動きのマーズと並ぶことが多かったので全体的にキャラクター差分がはっきり出てきた感じ。

なんか改めて見ると『王子様』とか『友達のために』ってワードが多いんだなぁジュピターは、って感じたんですけど、だからってそこにウテナの影を見たりはしないんですよ。なんとなく、明確に演じ分けている感じもしないので受け取る側も上手く言語化できないんだけど、ちゃんと違ってる。前方列で他の子たちのお芝居もよく見えたのでなおさら、この規模感の箱でもしっかり表情込みでお芝居ができるのは経験値あってこそだなぁって頼もしく感じました。

あとこっそり言うんですけど、ジュピターのスカート、後ろがほんの少し短いんだと思うんですよね。皆リボンと同じ色のスコート着てるんですけど、能條さんだけあのピンクがちらってする瞬間が多いんです。見ちゃう。分かっててもドキドキしちゃう。高山さんとか樋口さんはイマドキ女子って感じの上から下まですらっと細い脚なんだけど、能條さんは動ける人の脚だなぁって。アクションやる時に特に映える形。なんですけど、私服の姿のスニーカー合わせた足首はびっくりするくらい細くて、最高に女の子だなぁって思っちゃう。

見切れ席、なにが見切れるってセット段上が見切れるのでライブパートでのネフライトとのいちゃいちゃが全然見えなかったんですけどなんか6月以上にいちゃいちゃしている気配だけ察知しました。手前で迎えに来たクンツァイトぷい!って背中向けるヴィーナスがすっごい可愛いのは見えてた。えぇ!?ってなってるクンツァイトと同時に私もえぇ!?ってなってたんですけど、すぐにパッと振り返って嘘だよ~って感じで手を繋ぎにいくヴィーナス、小悪魔でかわいい………かわいい……

6月後半頃からアドリブ入れてたところが明確にセリフとして足されたと思わしき箇所がいくつかあって、その一つがバス停で30点の話を誤魔化すうさぎちゃんだったんですけど「亜美ちゃん可愛いでちゅねばぶばぶ~」って言ってたのがあまりに聞き覚えありすぎてw美月ちゃんは全体通してああいう細かいお芝居が上手になってたなぁと感じたし、みんなに支えられるうさぎちゃんが唯一亜美ちゃんだけ年下みたいに可愛がってるのなんとなくほっこりしました。

確かヴィーナス登場の時だったかな?「ハイヒールで~」のところのマーズが右足かかとを少し浮かせて伸ばしてるのを観て、高山さんのこだわりを感じました。演出変更で一番セリフが増えたのはたぶんレイちゃん。最期の日常パートに戻ったところが長くなってて、ずっと「今日、わたくしが見た夢の話を…(毎回誰かが登場して言えない)」を繰り返し、学校サボってアイスクリーム食べに行こう!って話してる時も「待って、もう少しで思い出せそうなの…」って悩み、空からなにか落ちてくる!ってなった瞬間に「これだわ!夢で見た!」っていうレイちゃんの能力の一つである予知夢について触れられてて、髙山さんすごく生き生きしてるなぁって感じました。

ヴィーナスが聖剣でベリルを斬るくだり、完全にスタッフ側のミスでなかなか剣が下りてこないというアクシデントがあって、それでもしっかり待てる樋口さんさすがだなぁ。舞台帝一の美々子ちゃん演じてた時は一度も担当回に当たらなかったんですけど、経験に裏付けられた安定感がまさに美奈子ちゃんで。物理チェーンだった四天王との殺陣のシーンが登場時に使ってたライトに変更されてたんですけど、たぶん手数は断然増えてたはずで、でもそういうのを任せられる存在なのは観ていても感じることなので純粋にすごい人だと思いました。

うさぎちゃんが切っちゃった髪を、皆でちょっと困ったように渡し回った結果、ルナの首にかけてたの6月もやってましたっけ…?wこういう細かい遊びが増えてたことで5人が戦士としてではなく、友達としての仲が良いっていうことが描かれるようになってたので断然9月公演の方が良いなぁという印象でした。





【9/30 ソワレ 大千穐楽

>>>とても!すっぱい!<<<
『甘いドリンク』否定シリーズwこの絶妙な間の取り方がすごく好きだったんですけど、文字にすると全然伝わらないので円盤かWOWOWTBSチャンネルの放送見てください!

ちょうどWOWOWTBSチャンネルで放送されたSTARの千穐楽公演を一幕だけ見てた時も思ったんですけど、やっぱりみんなアイドルなので歌い上げるのはすごく上手いんですよ。でもミュージカルの歌って音符に乗せたセリフだからお芝居で、その観点から見て今日の能條さんのジュピターソロは6月からの公演通しても過去最高のお芝居でした。音符の一つ一つがまこちゃんでありジュピターの言葉で、そこには強さと可憐さがあって、こんなにも繊細なお芝居を歌でもできる能條さんは天才!!!!!!!!!ってオペラ構えながら泣いてしまった。

ソロ最初の「雷と勇気のセーラー戦士セーラージュピターから全然違ってたんです。言葉尻までしっかりセリフとして発せられている音に鳥肌が止まらなくて。いつもの能條さんより低めの声を標準の高さにしてるまこちゃんは、躊躇いつつも乙女な部分が顔を出すとほのかに声が弾むので、このソロの時はしっかり低音でいるのが戦士としてのジュピター感を表現してるなぁとは思ってたんですけど、今日は完全にセリフとしてのミュージカルの歌でした。女優を目指す能條さんはどういうジャンルの舞台を主軸に目指すのかな、っていうのはウテナ以降の舞台出演見ながらいい意味で未知数だと感じてたんですけど、ああこの人はミュージカルの世界で女優になっていく人なんだって頭より先に肌で感じました。

セーラームーンを復活させるところでのうさぎちゃんとのイメージシーン。本当に最初の出会いのシーンでは、能條さんのまこちゃんの場合はうさぎちゃんの手に触れる前に遠ざけられちゃうんですよ。だからあのイメージシーンは厳密な回想ではなく、まこちゃんの心象風景として心に触れてくれたうさぎちゃんを描いてる。そういうお芝居の細かさが!観劇おたくの!心に刺さる!

お化粧班と言われがちなタイプなのでうっかりチェックしちゃったんですけど、ちょっと眉尻長め&下げめで描いてたのが印象的でした。あんまり2.5っぽくないというか、全体的にもう少しお化粧濃いめでもいいのではないかと個人的な趣味も含めて思いつつ、あのお化粧にはまこちゃんの優しさがよく出ていて、特に困ったような表情をした時がすごく分かりやすいんです。こういうところにも工夫施してるんだなぁって感じられて嬉しかったです。

今日のいちゃいちゃパート、みんなちゅーしてた!!!!ずるい!!!!相変わらず上手にいたのですが、ネフライトがおねだりするみたいに軽くちゅってしたらジュピターが目閉じてくれたからちゅーってしてた感じですかね。手前のクンツァイトとヴィーナスが完全に結婚式のちゅーだったり、色々と目が足りないシーンすぎる。それぞれ戦士→四天王でなにか渡してる感じだったんですけど、戦士を守った時に変わってしまった石とかだったのかな?うさぎちゃんからまもちゃんへも同じ素ぶりがあった気がするので気になるポイント。放送に映ってるといいなぁ。

あとやっぱり高山さんすごい。高山さんのレイちゃんって徹頭徹尾レイちゃんで、STAR公演見て気付いたんですけど、この脚本だけではあのレイちゃんに到達しないはずなんですよ。高山さん、ほんとセーラームーン大好きなんだなぁということを改めて感じてました。レイちゃんの凛としたカッコよさに憧れてたのでなおさら、その姿がここにあるなって感じた。

美月ちゃんはカテコでああ言ってたんですけど、公演を重ねるごとに成長していく姿を客席の私たちは知っているし、その様こそがうさぎちゃんだなぁって思わせてくれた要因の一つだったと思います。特に今日のvsタキシード仮面で変身するうさぎちゃんの怒り、凄かったんですよ。その決断に至るまでの恋心が深くて大きいからこそ、想い人を損なわれた乙女の怒りは大きくて強い。あの感情の爆発の仕方はうさぎちゃんだからこそ露わにするものであって、6月公演で細くて可愛くて支えてあげないといけないうさぎちゃんだなぁと感じた彼女から、そういうパワーを感じられたことがすごく心に響きました。

亜美ちゃんは顔立ちの割に歌もお芝居もすごくしっかりしていて、うさぎちゃんが可愛い子扱いするの面白いなぁって思ってたんですけど、あの、リアルに15才なんですね…?STAR公演見て、どちらのチームもすごくうさぎちゃんと亜美ちゃんのシンメ感を大事にしているというか、年齢が同じくらいに見えるようにキャスティングしてるなって感じたんですけど、なおさらすごいバランスで構成された二人だったんだなってしみじみしました。ライブパートのソロでうっかり間違えちゃってみるみる声が小さくなっていっちゃうの、かわいいなぁって思って暖かく見てたんですがなおさら可愛い……ってなりますね。大きくなあれ。

ライブパート前のカテコで真ん中の扉にはけていく四天王が\走りきったぞー!/って感じでみんなでわちゃわちゃ団子になりながら退場していくのめちゃくちゃ可愛かったですよね!私はゾイサイト大好きなので、客席みんなで\ゾイッ!/出来て嬉しかったです💚四天王みんなすごくセラミュ愛が深くて、自分たちの挨拶でもまたわちゃわちゃ団子になるし戦士の子たちの挨拶で泣いちゃうしだったんですけど、みかこさんはまさしくそんな4人のマスターだなぁって。カテコ挨拶、ほんとに愛がすごくてすごくて、ああこの人もセーラームーンのファンなんだなぁ………って改めて感じました。あと帰宅後に見たライブいちゃいちゃパートでのちゅーが熱烈すぎて、もうこの時点で愛がダダ漏れてたんだなって愛しさが増しました笑

能條さん・高山さんが揃ったMOON公演ばかり観てたので、放送されたSTAR公演見るまで気付かなかったんですけど、今作で各戦士のパーソナルを1から伝えられる時間って多少の差はあっても皆そう長くはなくて。どんなに原作に沿った脚本だったといってもキャラクター観に齟齬が出るのは仕方ないことだったはずなのに、そういう印象を抱いた瞬間は一度もなくて、それはやっぱりキャストにセラムン愛があったからこそなんだよなぁって実感しました。自分の中に持ってるキャラクター像が演じている彼女たちとイコールだったからこそ、その違和感が生じる隙はなくて、それが実はとんでもなく凄いことなんだよ!っていう事実に大千穐楽迎えるまで気付かなかった。そう思うとやっぱり2.5やる上での原作リスペクトって大事なんだなぁって改めて感じた公演でした。

『髑髏城の七人season月 上弦の月』千穐楽

皆が卒論とか作文してるのを読みながら、どうしてもどうしても終わりたくない未練で駄々っ子になってるんだけど、それはそれとして千秋楽のめもは残すべきなのでとりあえず書きます。卒業文集は気が向いたら、というか修羅天魔始まったら腹くくって追記すると思う。今はまだいやだ。→腹くくってポエムかいたよ!(3/9)

 

 

 

 

 

荒武者隊歌「サライ
途中から歌わず
「楽しかったー!」\荒武者隊!/
「みんなで遊んだー!」\関東荒野!/
「ぼくらの癒やしー!」\無界の里!/
「すきだー!太夫ー!」
ほんとに卒業式だったよ、上弦。

「話が違う!」って兵庫を指差すきりちゃんと、その指をぎゅっと握り込む兵庫のちっちゃいものクラブ。かわいかったなぁ。指を二本立てて、二千じゃないのかよ!って感じで訴えるきりちゃんが兵庫の「まだ終わったわけじゃねぇ!」にもう片方の手も指を二本立てて、二千じゃなくて!?四千!?みたいな反応してた。圧倒的かわいい。

「渡京まってよ~はやいよ~……きたー!!!きりちゃんかわいいが大爆発です。多分追いかけてくる髑髏党のこと言ってるんだと思うけど、かわいすぎて顔覆いそうになった。

「俺が赤針斎なんだ。熊木衆の長は俺だ」語尾が入れ替わるだけで強さが際立つきりちゃんだった。もう上弦きりちゃんは泣いたりしないんだよ。捨を助けるために真っ直ぐ走り出すんだよ。

「君はできる子だー!」「うん!」18マチネあたりからやり始めたこの太夫と兵庫のやりとりがすっごいすっごいかわいくて好き。

「しっかりしろ!お前俺に言ったよな、地の男だって!」最後まで捨に喝を入れてくれるのはきりちゃんでした。

「捨之介が天魔王ではないことは、お殿様だってご存じのはずだ!」たぶん顔つきが変わったきりちゃんが唯一感情に身を任せた瞬間じゃなかったかなって。本当に必死で、死に物狂いで半蔵を振りほどいて家康に噛み付こうとするきりちゃん。かっこよかったなぁきりちゃん。大好きだよきりちゃん。


「殿が貴様に!?」って言い方がすごく強くて、天魔の言葉を全然信じてない蘭だった。真名呼びはかくん、って項垂れてしまったけど、右手で数珠握って、それを見つめながら左手でも握る仕草と表情にはちゃんと無界屋蘭兵衛としての意志があって、ああ今日の蘭はそれくらいじゃ動じないなんだなって感じた。あの数珠には殿を弔う気持ちがあるからこそ縋っていたもので、遺骨とかではないけど大事なものなんだなぁ。

どこかでピンマイクがぶつかったか何かしたのかな?右側の顔周りの髪上げてるヘアピン触ってたら外しちゃったみたいで、顔周りに髪落ちてきちゃってた。無界に戻ってきた時には直してもらえてました。鬘、最終日までよくがんばったね……

じん平さんダンス、あられもない箇所を見せていたそうな。ガールズがぎゃー!ってなってる中で天を仰ぐ蘭はやっぱり何度見ても美しいし、足組んでおももに『五百枚』って言ってる時といい、顎のラインがいいんだよなぁ。

須賀大明神、本当にありがとうございますお疲れ様でした映画全部見に行きます!!!って幕間一番に言うくらい、今までで一番に最高なヤクザビンタだった。すっごい良い音した。ビンタかました後の蘭、太夫にやめなって、と諫められてるのにガールズとビンタモーションしながらやってやったぞ、みたいな感じで話してて本当に子どもでした。

兵庫のぺ?にガールズや太夫ぺ?って返してたんだけどそこに蘭も入ってたの感動したよ。さらにそれを真似するみたいに捨も低音でぺ?って返しててもう無界屋仲良すぎ問題。

捨に「天魔王を止める」っていわれて目を見開いて驚くのに「殺すんじゃねぇ、止めるんだ」って言葉を耳にしてそっと目を伏せてうつむき、顔上げて決意の顔を見せた蘭がね、太夫「昔には戻れない、戻っちゃいけない」って言葉聞きながらみるみるうちに目が潤んできてたんだよ。こんなにすぐ態度と表情に出ちゃう人だから、あの決意の表情に太夫が気付かないはずがないんだよ。

裏手に出て、無界屋を振り返りながら数珠を握って太夫って言ってた……よね…?上弦の蘭と太夫はこれまでと関係性が違う、姉弟のような親子のような結びつきがあるからこういう仕草の一つ一つから蘭の無界屋への感情が読み取れる箇所が多くて、それがすごく好きだなって思った。

「現れやがったな、ぞろぞろと」肉眼でも分かるくらいにやりと口端上げて笑った蘭の跳躍がしっかり2回あった時点でもう涙腺が決壊してたし、今日の蘭はあまりにも無界のために髑髏城に向かう蘭すぎて絶対勝てない、って思ってしまったことがすごくすごく100点満点の蘭だなって思った。二幕冒頭の「蘭兵衛だ。無界屋、蘭兵衛」もちゃんと蘭兵衛さんの声で、この人ちゃんと大商いしに来てるよって思った。

「自分ならもっとうまくやる、そうも思っている」「そんなことはない」の前にハハッて笑ったんですよ。蘭が。ちゃんと対等な大商いできてる。「商売の話だ」も無界で見た蘭と同じように喋ってるし、とにかく二幕なのにまだまだ無界屋蘭兵衛だった。餅ドンは左足でした。全部盛り蘭兵衛さん。

「お前を斬るのはこの私だ」ここの二人称って今まで『貴様』だったよね?前楽も『お前』だったので一瞬震えた。

「殿は『生きろ』と言ったのだ!この俺にどこまでも生き延びろと!」両手で頭を抱えてかぶりを振る瞬間が多くて、「殿が最も愛したお前と共に」の前の「やめろ!」って叫ぶ時もぎゅっと目を瞑って蹲ってしまったのがもう、もう、さっきまであんなに強かった人がこどもになってしまっていて、本当にすごかった。

今日もよく夢見酒がキマってる蘭。ニヤァっと嗤ってる時がすごい多かったんだけど、時折数珠というか心臓のあたりをぎゅっと握って抑え込むことも多かったし、「奥の間で軍議を」って声かけられる前は数珠を握って唇を寄せるように口元で握りこんでたのが今日の夢見酒のタチの悪さを垣間見た気分だった。アッパーとダウナーのふり幅が広すぎるし、すぐに効果が切れる。

ボウガン持って無界屋入ってくるとき、黄平次たちのことを見ずに真っ直ぐ前じゃなく、少し俯いてる蘭。全然太夫の知らない蘭になれてない蘭。ガールズ斬ってる時、一太刀一太刀の重さに覚悟を込めてるようだった。「蘭兵衛ではない、蘭丸だ」のダウナーっぷりがすごくて、見た目がどれほど鮮烈に変わっていてもどう見たって蘭兵衛だった。天と共に生きること、それたった一つだけを選んでそれ以外のすべてを今から捨てようとしている蘭兵衛だった。天魔と、ではなく天という存在を選ぶということ。蘭丸修羅道

「たのしいなぁ、てんまおう」声が震えていて「こんなにも楽しいことを、何故俺は忘れていた」全然笑えてないどころか完全に泣いてたんだよ。それ本当に楽しいのかな。それが楽しいと思っていることが、天と共に生きる森蘭丸であるという事実を自分に刻み付けているようだった。千秋楽で「くだらぬ意地を」張らなければ、死ぬこともなかったのに』ってことなのかなって初めて思った。殺さなくてすむなら殺したくなかった。蘭がずっと苦しそうに泣き出しそうで、呼吸が浅かったのが見ていてしんどかった。首を倒す、とか半身だけ引く、という形で避けてた太夫の弾をこの日はマントで庇うように避けてて、一瞬、ああここで死んでもそれはそれで天と共に生きることを全うしたことになるのかな、って思ってしまって、それを蘭も思っていたらしんどいなぁって感じた。

天蘭ラスト。「なんだと」って言った時点でうなだれてしまっていて、目の前の天魔が完全に見えなくなってる蘭「お前もまた私の駒だ」って言われた時に「貴様!」って叫ぶ前の慟哭が本当につらくて、でもだいすきなんですよ。無界にいた時には絶対に見せなかった、獣の慟哭。

死に方が好きすぎる上弦蘭。一度目の「来い」瀕死で、二度目の「来い」掠れて力の入らない涙声で、それでも最後に「来い、太夫!」って叫んだ時、蘭はちゃんと自分の行いが外道であることも、それを太夫に止めさせることの非道さも飲み込んでるんだなって思って、ああやっぱりこれはどの蘭にもできない蘭の姿だなって思ったなぁ。そして目を見開いたまま死ぬ蘭、たぶん初日とライビュでしか見れてなかったのですごいありがとうだった。あの大きな目が太夫を見つめたまま死んでいく。

上弦蘭は自分が加害者なのに、加害者になりきれない弱さがどこまでも人間らしくて愛おしい。超自分勝手なやつで一切同情の余地もない無界屋蘭兵衛というキャラクターの中で、多分唯一その自分勝手さも含めて愛せる蘭だったよ、上弦蘭。


「今の私に天魔の鎧はない」「そんな剣でそんな覚悟で」もう対等にこどもの喧嘩に見えてきてしまう不思議。多分今日の天魔には自分が蘭の上位に立って事を運ぼうという気がないからだと思う。一切の理論性がない、感情論だけでの揺さぶりだからこそ、一族の長として一番前に立ってたきりちゃんから見ても支離滅裂なこどものやりとりだったんだろうなぁ、この二人。

ぎゅっと押し潰すようにしてる天魔多かった。蘭が天魔の腰に腕を回したところで「この杯で飲み干せ」って言いながら上半身を前に倒して蘭押し潰してる感じ。髪を掴んで顔を上げさせた時の高低差が出ていい感じ。もう一か所は「待て、天魔王」と蘭に声かけられてから次の言葉まで少し間があったので、おもちゃを隠すこどものように既に落ちてるきりちゃんの頭をぎゅっと抱きかかえてた。観客の情緒を思いっきり破壊しにくるのやめてほしい。

「収まる必要がどこにある」の収めの芝居すごかったなぁ。捨蘭の感情がめちゃくちゃに爆発しているくだりの中で、二人とも各々の方向で泣いているのに一人だけ穏やかな水面みたいに静かな天の佇まい。天魔としての在り方であって、役者として板の上のバランスを見てるときの太一さんの姿だった。だいすき。

蘭に庇われて「蘭丸!?」って驚いたあとに一瞬うっすらと笑ったんだよ。嘲笑だったんだと思うけど、蘭の言葉を借りるなら天魔はあの時なにを勘違いしたのかな、って考えてしまった。前々楽あたりからかな。蘭が両手で天魔にしがみつくと、蘭を支えていた手を離して両手を挙げて、自分から蘭に触れないようにしていたんだけど、あれは怖れなのかなぁ。

「俺は、俺は、私は、天だ」って言うときの声がもう全然天魔王じゃないし、「だったらその仲間も道連れだ」ぐちゃぐちゃの内臓の中を這いまわるような声だった。それでも最期に「捨之介」って呼ぶ声は口説きで蘭に見せていたようなあの声で、やっぱりあれが人の男なのかなって。


「マジで福士捨のテンションめっちゃ不安だからみうらんビンタ一発食らってから六天斬り挑んでほしい(幕間のツイート)いや、ほんとに無界屋ララランドの後に狸穴さんを見てにっかり笑顔だった福士捨を見て、あっ今日もだめかもしれない……って思ったよ笑

捨、武器庫のところで過去回想する辺りからもう泣いてて、「俺はそのためにここへ来た」ってきりちゃんに言ってる辺りもまだちょっとだめで、福士捨の場合は完全に計算とか意図したお芝居じゃなく、なかのひとの感情の昂りからきてる涙なのが伝わりすぎてエモ死の嵐だった。一幕ふにゃんふにゃんで今日もだめかもしれないと思っててごめんなさい。

百人斬りの開幕の捨が吠えるの、最後に見られてよかったなぁ。あれすごい好き。殺陣のシーンやればやるほどエンジンかかっていく福士捨にとっては六天斬りに向けての準備とすら思えるんだけど、「天魔王!天魔王はどこだ!」って言ってる時点で声が震えていて、たぶん今日の百人斬りはここまでのカウントダウンなのかなぁって。

六天斬りずっと泣いてた捨、人を殺した経験があっても曇ることのない純粋を持っているように見えたよ。上弦捨は捨之介であり、福士くんだったから、千秋楽で芝居中に泣いちゃった、とはちょっと違うんじゃないかなって思った。あれはちゃんと役としての涙でもあって、そこにめちゃくちゃ感情を乗せていたのが福士くんだったという構図。「お前も!蘭兵衛も!」って泣いてたのが観客としてもキツすぎた。天魔に喋ってるときずっと泣いてて、天魔も泣いてて、天蘭の口説きもそうだったんだけど、殺陣以上に感情のぶつかり合いだったのがすごく上弦の捨天蘭を表しているなぁって思った。

化楽天兜率天になっちゃったの、私は全然気づかなくてw やっぱり音の記憶弱いなぁ。そんな幻の化楽天の後の捨と天魔が組み合うところ、公演序盤の頃はここが噛み合ったらすごい気持ちいいんだろうなぁって思ってて、あの時の期待以上のものが見られたよ。すごかった。こちらがエモ泣きするより先に本人が泣いてたけど。

天魔が斬鎧剣で腹を刺した時、一瞬捨は引かなかった。「馬鹿野郎!」って言って止めようとして、それを天魔が笑って押し退けたのが月髑髏における捨と天が、今までよりずっとずっと距離感の近い存在なのに絶対に交わらない隔絶の象徴だった。転がり落ちて追いかけそうだった捨は文句なしで今日が一番やばかったし、きりちゃんが止めてるのにまだそのまま進もうとしていて、本当に今目の前で起きた光景以外なにも見えてないんだなって感じた。

開演前も幕間もバタバタで、全然千穐楽の心構えができなくて、シーンが進むごとにうわっ終わっちゃうやだ………ってなってたのに、福士捨がぼろぼろに泣きながら零すように「この髑髏城、みんなで生きて抜け出して、また会うぞ」って言ってくれたから、また会うために終わろうって思えたよ。このエモさ、5年くらいさかのぼったところでしか経験してない。福士くんって天性の0番の人だから、そもそも真ん中に立っていることは呼吸をすることと同じくらい自然なことで、だからこそ千穐楽の髑髏城を抜け出していく姿を見ながら、この人が私のだいすきな上弦の座長なんだなぁって気持ちでいっぱいになった。それと同時にこんなにも自分の気持ちに正直で自由な捨之介を生んでしまったのはカンパニーと客席の責任なので全力で愛していこうって思ったよ………あのシルエットのシーンで刀掲げちゃう捨、間違いなく後にも先にも福士捨だけでしょ……笑


ぐるぐるカテコ。捨天蘭出てくる前に捨が出てくるときのカン!カン!カカン!っていう拍子木SEが鳴っちゃって、きりちゃんはなに???ってきょろきょろしてるし、兵庫は狸穴さんとなんだろ?これ?って拍子木打つ真似してたり、最後までちっちゃいものクラブはかわいいがいっぱいだった。煎餅撒きで一緒に曲にノッてる天蘭が見られたり、福士捨が煎餅届けに最前列より近い距離っていうかほぼ真横まできたこと、とてもいい思い出でした。

 

 

 

 

 

3/9ですね!流れる季節の真ん中で、ふと日の長さを感じる今日この頃!ここからは上弦総括なんですけど、ただのポエムだしただの自分語りなので、各役の話が知りたい人は過去の感想まとめをご覧ください。

 

 

 【公演前に考えてたあれこれとしょへさん】
キャスト発表された日は、たぶん太一さんのことしか考えてなかった。鳥天に見事一矢報いられて、どんなに捨が祈っても絶対に殿の下には行けなくなった蘭が、案の定地獄に落ちることさえできずに輪廻に則って天魔として戻ってくる。やっぱり地獄も極楽もすべては生の内にあるんですよ。御愁傷様でした、という気持ち。(私は鳥蘭すっごい好きです)

鳥が終わって、次に考えたのは殺陣のこと。福士くんは殺陣というかアクション経験はあった気がするし、ライダー主演がすごく気力・体力を使うもので超例外を除けば運動神経の良さが担保されてることを知ってるので、まぁ最後の捨天戦はどうにかなるだろうと思ってた。

翔平くんは、どうなんだろう。友達の友達が昔好きだったことくらいしか、私は彼を知らない。スポーツとかは得意そうだけど、殺陣はどうなんだろ。蘭個人が殺陣できないのは、私は別にアリだと思ってるけど、それで天魔というか太一さんの殺陣が控えめになるのはちょっとなぁ。なんて思ってた。

下弦の方も一通り同じようにいろいろ考える。こちらは個人的に演者としてすごく信頼している人たちが捨天だし、兵庫もクオリティ担保されてるし、周りから聞こえる不安視の声は多いけど、全然大丈夫ですよ、って話してた。

上弦だよ、やばいのは。正直、一番未知数というか、知らないことが多すぎる翔平くんが一番不安。お芝居どうなんだろ。たぶん出演作いくつか見たことあるけど、パッと浮かんでくる役とか良かったシーンとか全然出てこない。なんでもソツなくこなせるけど、器用貧乏っていうか、印象に残るようなお芝居するタイプじゃないのかもなぁ。

顔は世間一般でいうところのイケメンだとは思うけど、私は全然タイプじゃないんだよな~これ蘭大丈夫かな~いくらなんでも相手役がダメだったら太一さんもMAXの力は出せないだろうし、上弦で確実に安心できるのは兵庫と太夫と霧丸くらいだよ~


って思ってましたすいませんでした。

結果はみなさんご存知の通りです。三浦翔平、圧倒的に顔がいい。芝居がいい。最高だった。公演開始前の私の心境を吐露することで浅はかな自分への戒めとします。

超自分勝手に生きて、超自分勝手に死んでいく、一切同情の余地のない無界屋蘭兵衛、というキャラクター像は誰が演じようと、たとえそれが太一さんであろうとも私の中で揺らぐことはなくて、それを度外視して好きだなぁってちょっとでも思えたのはこれまで兄者こと花蘭だけで、そんな私が大声で無界屋蘭兵衛が一番好きです!って言える唯一の蘭が上弦蘭だった。最早年明け以降は翔平くんの蘭を見るために豊洲へ通っていたと言っても過言ではない。日に日に増える蘭レポを見ればお分かりいただけるでしょう。

殺陣もお芝居も心配してた時間は完全に無駄だった。そんなことを心配している暇があったらチケットを探しててほしかった。太一さんの殺陣や所作の癖が移っているのは初日に感じたけど、それがただ真似しているだけじゃない、と見てわかることがすごいと思った。本人は言葉にしないし、もしかしたら意識していないのかもしれないけど、その仕草や動きをなぜやる必要があるのかを自分で考えた上で取り入れているように見えた。ただ綺麗だからやる、とかじゃない。たぶんこれは師匠である(と勝手に呼んでる)太一さんの所作を見慣れてるからこそ感じられることだったと思うけど、翔平くんの動きが単純な真似かそうじゃないかは一目瞭然だった。

太一さんの殺陣や所作は、今どきの漫画で新キャラ設定です!ってこの半生を出してこられたらリアリティに欠けるからボツ、って言われても致し方ないような、すごく稀有な時間の積み重ねの中で培われたもので、それをこんなに正面から『技術』として習得しようとする人が現れるんだなぁって、いっそ新鮮なほどだった。

翔平くんがキャスト解禁時から口にしていた太一さんへのリスペクト、正直リップサービスだろうと思っていたし、映像畑で活躍してる役者はそういうことは出来て然るべきだと思っていたからあまり気にしていなかったんだけど、本当だったんだなっていうのを板の上で見せられてしまったのでもう黙るしかない。これを計算でやっていても無意識でも、やはり頭がいい人なんだと思う。

あと、よくよく振り返ってみたら翔平くんの出演作でも好きだなぁって思う役は結構あって、単純に私がそれを=三浦翔平と認識できてないだけだった。ばーかばーか!1ヶ月足らずで手のひら返しやがって!とうとうFCにまで入ってるこの展開を笑うための前振りだと思って、一連の失礼な発言をお許しください!

映像畑の人ってすごいですよね。太一さんが役作りの話を聞かれるときに『板の上でのやりとりで生まれるものがある』という趣旨のことを言うことがあるんだけど、映像畑の人たちはそのやりとりが日常的なんだなって感じた。上弦は、意図的であれコンディション由来であれ、誰かのお芝居が変われば相手が応える、っていう現象がそこかしこで起きてた。

蘭は能動的に動く要素が少ないから、翔平くんはその中でも誰かの変化に応える側が多かった人だった。最終ブロック、もちろん太一さんが変えてきた部分はあったけど、それは誰かとのやりとりよりも単独の見得切り部分に多かったと思っていて、それなのに蘭があれだけお芝居を変えてきたのはすごく能動的な変化に見えた。今まで応える側が多かった翔平くんがそれを出してきたことにすごく興奮したし、本当に最初から最後までわくわくだらけの公演だった。毎週ぶった切り連発するラジオ楽しすぎるのでまた一つ人生が豊かになるエンタメを手に入れた気分です。

 

 

【やっぱりたいちさんはすごい】
歴代最年少天魔王、って言われてそうか、と思った。初日が始まるまで、なんにも心配することなんてなかった。だって太一さんだから。むしろ周りに対しての心配ばかりがあった。(しょへさん項参照)それなのに、正直に言うと初日の天魔王はあまりにも未來さんの鳥天魔が顔を出す瞬間が多すぎて震えた。二度、蘭としての生を受けた太一さんにとっての天魔は確かに未來さんで、でもだからってこんなことあるのかと思った。

次の公演、絶対にこれが修正されるという確信があった。完全に経験則です。案の定そこから先の公演には一度も未來さんの影はなくて、本当に初日だけの幻だったんだなって胸を撫で下ろしたことを覚えてる。以降の公演で未來さんっぽい、と言われてるのを何度も見かけたけど、初日のあれに匹敵するものは一つもなかったと思う。それくらい、すごいことになってた。太一さんでも、あんな風になるんだなって思った。上弦、本当になにが起こるか分からない公演が始まったんだな、って思った瞬間だった。

出番が少ないからラクだと思う、と言ってた天魔王。たぶん全然ラクじゃなかったと思う。単独でいるシーンはほぼ存在しないので、観に行った回でアクシンデントが起きた時、いつも板の上には天魔王がいた。

アクシデントなんてない方がいいに決まってる。それを前提とした上で、そのリカバリーをする太一さんの姿は結構レアだったと思う。慣れた相手なら太一さんが方向を決めればテレパシーめいたもので一緒にリカバリーしてくれるけど、上弦はそういう場じゃなかった。準劇団員、俺たちの太一、と呼ばれる新感線だけど、決してホームではない状況にあった太一さんが、カーテンコールで笑ってるのを見られると嬉しかった。人里に下りてきて、人慣れした太一さんを見られる現場はまだまだ多くないから、これはひとえに須賀くんがいっぱい遊んでくれて、遊ばれてくれたおかげだと思う。

長期間公演に慣れている須賀くんには、公演がない日も目一杯お仕事があるのに、太一さんとわいわいできるだけの余裕があって、だからこそ太一さんもあんなにくっついていったんじゃないかなって。須賀くんありがとう。毎公演、最後の太夫と兵庫のやりとりを飽きもせず見ていられたのは上弦だけで、それはやっぱり須賀くんのお芝居の説得力がケタ違いだったからだと思う。

最初から最期まで、須賀くんは兵庫としてのアイデンティティを確立し続けるだけに留まらず、太一さんの2017年MVPまでとってしまった。本当に、須賀くんがいてくれてよかったな、ってカーテンコールでわちゃわちゃしてる太一さんを見るたびに思った。あのお化粧で笑ってる顔、すごく好きだ。


太一さんって、独自の役解釈方法論がある人だと思う。私はそのメソッドにすっかり慣れてしまっているから、上弦天の芯というか軸を見失うことは一度もなかった。というかむしろ、このメソッドを通すことで初めて『天魔王の見方』を知ってしまって、周回遅れでワカを被弾する羽目になった。

ワカドクロはWOWOW放送で一回、ゲキシネで一回見たことがあったけど、正直あまりピンと来るものがなくて、蘭がもののふとして死にたがっていたこととその願いが成就したことが、私が蘭を好きだと思える唯一の要素だな、と思った。私は初志貫徹の人が好きだから。

そんな久しぶりのワカゲキシネで、ワカクラスタの人たちが言っていた「ワカ天魔は誰より三人でいた過去を尊んでいる」ということがすとん、と腑に落ちてしまった。これはどう考えたって太一さんが天魔王を演じたからだ。太一さんのメソッドを通して演じられる天魔王をどう読み解けばいいのか知った私は、過去あんなにも未知の恐怖としてしか捉えられなかったワカ天魔を、すっかり一人の人間として見られるようになっていた。

未來さんのお芝居は圧倒的過ぎたからかもしれない。鳥天魔も表現方法こそ違えど、ずっと圧倒的存在だった。だから、太一さんが天魔王を演じていなかったら、私はずっと圧倒されたままでいたんだと思う。おかげでワカはすっかり恐ろしいものになってしまった。情報量が多すぎる。やっぱり太一さんはすごい人だ。

 

 

【おもちゃ箱と福士くん】
12/10の公演をマチソワ通したのは偶然だった。直前で譲ってもらったチケットで入ったソワレ。そんな巡り合わせの中で見た福士捨の覚醒は、予想よりずっと早いタイミングで、予想よりずっとすごかった。

上弦を役者の年齢層ではなく、物語としての『超ワカドクロ』にしたのは間違いなく福士捨だった。過去から解放される、あるいは解放されないまま、捨之介という名前さえも捨てた歴代の捨とは異なり、福士捨は喪失の痛みと理想論の敗北を目の前にして、なにも捨てられない青年として物語を終える。けれどその未来には、決して大きくはないけれど小さな希望の光が灯っている。この先、どんなにもがき苦しんだとしても、その刃は必ず明日へと向かっている。上弦は、捨之介が若さゆえに傷ついて、若さゆえに明るい方へ向かっていける物語だった。

少し平間くんの話をします。初めて観たのはやっぱり舞台の上で、お芝居も殺陣もとにかく完成度というか、レベルが高くて、さすがアミューズだなって思った。私はアミューズの俳優さんを通ったことがないけど、どの界隈に行ってもここにハマっている人たちがいて、そういう意味でアミューズの人ってすごく信頼できるブランドみたいなものだと思ってた。

だから平間くんが演じる霧丸のことは心配してなくて、だけどこれまで女の子だった沙霧から男の子になった理由は、初日が開けてもどうしても分からなかった。これを示してくれたのも、やっぱり福士捨だった。上弦が持つ捨之介と天魔王と蘭兵衛の物語と、捨之介と霧丸の物語はどちらもこれまでの髑髏城にはなかったものだから、どんなに各々が良くても物語として成立するためには捨之介が必要不可欠だった。それほどまでに、捨之介という男が背負うものは大きかった。

それなのに福士くんときたら。なんというか、すごい生き物だった。板の上も客席も、みんな振り回されてばかりだった。物語の筋書き通りに動いていた公演前半でも時折突拍子もない姿を見せていたし、アドリブが解禁された後半は髑髏イヤー初の『贋鉄斎を振り回す捨之介』が生まれてた。しんぺーさんは物凄く回収がんばっていたけど、あれはどんなにアドリブ上手い人だって拾いきれない。それこそ暗闇から殴られるようなものだ。お芝居全体として小休止になるシーンではあるけど、あんなに力が抜けるシーンになると思わなかった。

でもそれも私は何故だか嫌な感じはしなくて、おまけに振り回してる本人はけろっとした顔して笑ってるから、なんかいいかなぁって気持ちになる。0番の力だ、としか言いようがない。天性の才能には勝てない。そんな福士くんに、時には客席にまで喝を入れてくれる平間くんがいてくれてよかったと本気で思った。捨之介に霧丸が必要不可欠だったように、福士くんと上弦には平間くんが不可欠だった。平間くんあってこそ自由を謳歌し続けられた問題児チームの上弦の顔は、誰よりも自然体で自由だった福士くんだ。


私は怠惰な人間なので、気持ちがいいことが好きだ。頭を使うのは気持ちがいい。その快感を求めて今日も今日とて劇場に通う。それが3ヶ月間、ちょっとバカみたいな頻度で通った豊洲への道のりだった。

一つとして同じものがない。舞台というジャンルにおける必然であり、まま未成熟である様を指される。後者の意図を含む指摘は正直どうでもいい。私にとっては毎回すべてが13324円払っても構わないと思えるものだったし、同じでないということは絶えず頭を使うということで、つまり上弦を観ている私は毎回バカみたいに気持ちがよかった。

視覚で得た情報から読み取って、あるいは過去の記憶と照らし合わせて、あるいは誰かの思考から生まれる世界と組み合わせて。来る日も来る日も板の上に生きる人間の心を紐解こうと躍起になった。それが正解かどうかなんて関係なくて、自分の中でそうなのだと自分を論破して納得させられればそれでいい。

板の上にいるのは、役であって役者だ。だから紐解きたいものは役の心も役者の心も全部一緒。どうして今日はそんな風に言ったの。どうして今日はその色を唇へ塗ったの。頭を使って考えられるものは無限にあった。あの世界は私にとっておもちゃ箱だ。気持ちがいいことの溢れたおもちゃ箱。とにかく遊びで溢れていて、目についたものは片っ端からひっくり返していった。毎回ぐっちゃぐちゃ。だから最後は、片付けないといけない。

まだまだ遊びたい。遊べてないおもちゃも沢山ある。なんで片付けないといけないんだろう。楽しいことに水を差されるのはいつだって嫌なきもちだ。でもあの日、いやだなぁって思う私の目が、少しずつ覚めていく時間があった。
「この髑髏城、みんなで生きて抜け出して、また会うぞ」
もしかしたら言えないんじゃないか。そう思った。あまりにも長すぎる間に、それまで自分と役との感情を爆発させていた彼には、終わりを示すその言葉が言えないんじゃないかって。プロとしてありえないことだけど、彼ならもしかしたらと思ってしまったのは、彼が未熟だとかいうことではなく、そう思わせるような役であり役者であると、私は3ヶ月の間に何度も何度も『彼ら』の心をそう紐解いていたからだ。だから絞り出すようなその言葉は台詞だけど台詞じゃなくて、同じように彼もいやだなぁって思ってるのかもしれないな、と考えた。私は自分が導き出したその回答に、そうかまたこの人たちに会うために終わらなきゃいけないんだな、と納得させられた。今までがそうであったように、今日も頭を使って着地点を見つけられたから、これでおしまい。

おしまいが見えたら、途端に今まで一度も考えたことのなかった『座長』という言葉が頭に浮かんだ。そうか、この人座長だったんだ。私のだいすきなおもちゃ箱の、真ん中にいる人。そんな人が言うんだもん、それは正解だよなぁ。また一つ納得。

楽しかったなぁ。次はなにで遊ぼうかなぁ。私のおもちゃ箱は私だけのものなので、気が向いたらいつでもひっくり返す。とりあえず今日のところは、全部片付けておしまい。ばいばい、またね。